面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

「D-WARS」

2009年01月15日 | 映画
ロス郊外の広範囲な地面陥没事件を取材していたTVリポーターのイーサン(ジェイソン・ベア)は、現場で鱗状の化石を目撃する。
それは少年時代、父親と訪れた骨董屋で店主ジャック(ロバート・フォスター)から聞かされた、世界に訪れる危機の話を裏付けるものだった。
その時イーサンはジャックから、世界の危機から人類を救う鍵となる“運命の女性”を守るのが自分に与えられた使命であると言い聞かされていた。
いよいよその時が来たと確信したイーサンは、“運命の女性”を探して奔走、ようやくにしてその女性・サラ(アマンダ・ブルックス)を見つける。
しかし時を同じくして、彼女を追っていた巨大なモンスターとその一味がLAに出現、街を破壊しながらイーサンとサラに襲いかかってきた…

韓国のシム・ヒョンレ監督による、伝奇モンスターアクション作品(そんなジャンルがあったか?)。
韓国に伝わるという“ドラゴン伝説”の末裔として、巨大な竜に追われることになるサラと同じく伝説の末裔でサラを守るイーサンと、彼らに襲いかかるモンスター軍団を、最先端CG映像を駆使して描く。
悪玉の竜とその手下のモンスター達や善玉の竜の造型は見事。
ロスの街を破壊しながら突き進むモンスター軍団と、それに対抗する米軍の戦闘シーンも圧巻!
特に飛龍と戦闘ヘリとの“ドッグファイト”は迫力満点で楽しめる。

しかし…
ロサンゼルスを舞台にする必要があっただろうか。
アジア的な「輪廻」の話に巻き込まれる白人の男女という設定に、最後まで違和感を拭えなかった。
韓国のままでよかったんじゃないのか?

着ぐるみ怪獣が壮絶なバトルを繰り広げるシーンも今は昔。
21世紀の怪獣映画は、こういうもんなんだろうなと認識を新たにした娯楽伝奇ファンタジー。


D-WARS
2007年/韓国  監督:シム・ヒョンレ
出演:ジェイソン・ベア、アマンダ・ブルックス、ロバート・フォスター、エイミー・ガルシア、クレイグ・ロビンソン

カンゴロンゴ

2009年01月14日 | よもやま
最近のNHKは、大阪弁で言うところの「けったいな」バラエティ番組をよく作っている。
「サラリーマンNEO」も結構喜んで見ているのだが、先日初めて「カンゴロンゴ」を見た。
新聞の番組欄で、「パラサイトミドル」というテーマに惹かれたからであるが、中々どうして、けっこう面白い番組やん♪

で、今回、「あ!」と思ったことがひとつ。

「仕事の王道とは、人に喜ばれること」

これまで言葉にすることはなかったが、自分が仕事をするうえで、確かに意識下にあったこと。
特に担当する顧客の笑顔は、営業という仕事を麻薬に変える。
またこの言葉は、営業に限ったことではなく、あらゆる仕事においてベースとなるものであり、その点から「仕事の王道」とはよく言ったものである。
そして「仕事の王道」を違う言葉に置き換えれば、それは自分のモチベーションの源泉

初めて見た番組で改めて感じた。
「人生は全て必然」

氷山の一角、あるいは前兆

2009年01月13日 | ニュースから
電気止められ、ろうそく 71歳女性宅全焼、埼玉・熊谷(共同通信) - goo ニュース


同様の事件は、実は全国的にあちこちで起きているのではないだろうか。
そうではなかったなら、これから増えていくことになるだろう。
出火前日に役所へ生活保護費の支給について相談に行ったとのことだが、まず生活保護申請自体に後ろめたさを感じて申請しない人もまだまだ多いだろうし、昨今の役所は申請したらしたで何やかんやと申請を取り下げさせようとするし、この事件が決して特殊なケースではない。

昔、生活保護を受けながら外車を何台も所有する“自由業”の方々の話はよく聞いたが、今も状況に大差ないのではないだろうか。
申請の窓口では、決してガラが良いとは言えない男が大声あげて文句を並べれば申請が通りやすいだろうし、口下手なおとなしい申請者ならけんもほろろに却下されやすいだろう。
生活保護の受給にも“格差”が顕著になってきてやしないか心配になるのは、マイナス発想に過ぎるのだろうか?


ネット社会の落とし穴

2009年01月12日 | ニュースから
ネット料金、予告なく課金…2万人から計2億円で苦情多発(読売新聞) - goo ニュース


サーバー貸し出しなどを提供しているネット関連企業が、「情報管理などを強化するシステム費に充てる」として、ユーザーへの事前連絡不十分なまま、利用者約2万人の口座からそれぞれ1万円を引き落したとして問題になっている。
利用規約に、「臨時の料金を予告なく課金する場合がある」と定められているところがミソ。
総務省が事情を聞くと言うが、これを盾にして対抗することになるのだろう。

今や、行政指導云々で解決するものでもないのではないだろうか。
この規約が、消費者に費用負担を求める時には事前の説明が必要としている電気通信事業法に違反するかどうか、司法判断に任せるしかないだろう。

この問題の決着がつくまでは時間がかかりそうだ。
これを電気通信事業界における問題ととらえるなら、規制緩和のラッシュで“何でもアリ”を助長し続けてきた所轄官庁の責任ではないか。
電気通信は国家安全保障の要であることに対する認識が、これまでの政策に無さ過ぎたことへのツケだと考えるのは自分だけか?


「延陽伯」 in落語Kタイム by紫亭京太郎

2009年01月12日 | 落語
1月12日(月)22時 (翌20日(火)10時再放送)
インターネットテレビ net channel KYO
「落語Kタイム」

寄席などでは比較的ポピュラーなネタである「延陽伯」。

家主の甚兵衛さんの仲人で嫁をもらうことになったヤモメの男。
お相手はたいそうな別嬪さんで年のころは22歳とか。
誠に良縁でございましたが、このお嬢さんにひとつだけキズがある。
それは、長らくお公家さんの家に奉公していたために、言うてはることが難しい。
それだけならまだしも、いざお嬢さんが来てみるとなんとそのお名前が…

まずはいつものように、「ほほぉ、こんな噺もあるんや」と興味をもっていただき、プロの話芸へ手を伸ばしていただければ幸いです。

まずはごゆるりとお付き合いくださいますよう、よろしくお願い申しあげます♪

アクセスはこちらまで

http://www.nc-kyo.com/

☆ ご覧の際に ☆
アクセスしてしばらく、何も映らない黒い画面が表示されることがありますが、しばらくすると音声と映像が流れますので、そのままお待ちください。

チャゲ&飛鳥

2009年01月11日 | music
チャゲ&飛鳥1・31解散、ソロ活動に専念(日刊スポーツ) - goo ニュース


適度にお互いソロ活動もしていたし、何も解散しなくても…とも思うが、当の本人達の決めたことにとやかく言えるものでもなく。
かつて「万里の河」をフォークギターで練習し、「SAY YES」と「YAH YHA YHA!」でカラオケで盛り上がった身としては、残念というよりは寂しい。


Bのマークの野球帽

2009年01月10日 | よもやま
紺色地でひさしが赤い、同じく赤いBのマークがついた野球帽をかぶった男性とすれ違った。
「うわ!近鉄の帽子や!」
近鉄バファローズの最後は、岡本太郎作の猛牛マークで、その前は猛牛マークをローマ字のチーム名が囲むように配置された通称“三色帽”だっ
たが、更にその前に使用されていた防止である。
懐かしいにもほどがある、30年以上前の野球帽だ。

何だか嬉しかったのだが、少ししてふと気がついた。
あれはボストン・レッドソックスの帽子ではないか?
いまどき、近鉄バファローズの帽子をかぶっている人は、まずいないだろう。
レッドソックスの帽子をかぶっている人なら、たくさん見かけるので、そう考えるのが自然というものだ。

それで改めて気づいたのは、あのバファローズ帽のBマークは、レッドソックスのマークの字体を模したものだったのではないか?ということ。
どうだったのだろう…?

必要なのは謝罪ではなく

2009年01月09日 | ニュースから
製造業派遣解禁「止められず申し訳ない」 広島労働局長(朝日新聞) - goo ニュース

そんなことを今さら言われても。
当時、できなかったのだったなら、今さらごちゃごちゃ言うべきではない。
しかも当時、自身が直接担当・関与していなかったのなら尚更だ。

こんなとこで謝られても、バッサリ斬り捨てられた派遣社員の皆さんのシヤワセには直結しない。
それよりも、今の自分にできる最大限の支援策を具体的に示し、速やかに実行してもらいたい。
あなたの謝罪で腹は膨れないし、雨露もしのげないのだから。

下々のことなど

2009年01月08日 | ニュースから
派遣村、まじめに働こうという人なのか?と坂本総務政務官(読売新聞) - goo ニュース


気のおけない友人達と一杯のみながらのヨタ話ならともかく、公人としての発言として、あまりにも不穏当過ぎる。
物見遊山でハローワークへやってきて、相談員を押しのけて職探しに来た人を相手にして、けしゃあしゃあと「何がしたいのかはっきりしてもらわないと雇う方が困る」などと言い放つ御仁といい、人の気持ちに対する思慮に欠ける政治家が多すぎないか。

マリー・アントワネットが言ったとされている「パンが無ければケーキを食べればいいじゃない」というセリフは、出来すぎたウソだと言われて真偽のほどはわからないが、昨今の政治家達の発言は、彼らが我々“下々”を慮ることがないという事実の証左だろう。
明日の米を心配することなどありえない方々には、派遣社員がどうなろうと知ったことではなく、貧しい高齢者が野垂れ死のうと構わないのだから。

言い過ぎですかね?(誰に尋ねてんねん!?)


世相の反映

2009年01月07日 | ニュースから
自殺?線路に遺体 仕事始めの朝、JR神戸線乱れる(朝日新聞) - goo ニュース


5日の朝。
職場で何人かが始業時間後に出社した。
皆、電車の中から携帯で会社に連絡を入れてきたが、世間一般にも仕事始めのこの日にいきなり通勤電車のダイヤが乱れるとは、先行きを暗示するようで幸先が悪い…というもの。

詳細を知らなかったが、82歳の男性の自殺の可能性とか。
しかし年齢からみたとき、果たして本当に自殺だったのか?
線路に横たわり、既に死亡(轢死の模様)していたところを発見されたとのこと。
独居老人の悲哀か、はたまた痴呆症から来る徘徊の末による事故か。
どちらであっても、暗く、救いの無い弱者に冷酷な最近の世相を反映するかのような事件だ。