「東京の桜は満開」の報を聞いて、鎌倉はどうかと思い出かけました。やはり、さくらは青空の下で見たい。明後日からは曇り空になるという予報なので、あせってでかけたのです。が、しかし‥‥
段蔓の桜はほとんどが蕾のままです。鎌倉は東京より桜の開きがかなり遅いようです。
桜はいまいちだけれど、人の賑わいの方はご覧の通り、平日にもかかわらず小町通は人でごった返しています。
気を取り直して、妙本寺の方へ向かいます。
綺麗な着物を着ている娘さんがいたので、許可を得て写真を撮らせてもらいました。妙本寺はもともと観光寺院ではなく、4,5年前までは小林秀雄や中原中也ファンが訪れる程度でしたが、近年は穴場としてだんだん知られるようになってきたようです。花の季節になると人力車の観光コースにも組み入れられているみたいで、貸衣装の着物を着て人力車で訪れる若い人も多いようです。
海棠の花は3分か4分というところでしょうか。週末か来週にかけてが見ごろでしょう。
海棠はまだですが、さくらは既に八分咲きで満開間近です。他の地域よりここだけなぜか早い。
今度は長谷寺の方へ足を伸ばすことにします。
海街diaryのポスターにもなった景色です。今日は少し風が強く、波が立っています。長谷寺は素晴らしい観音像があることで有名ですが、花の寺としても知られています。外国人観光客もとても多い寺です。
ミツマタの花は黄色が多いけれど、ここのは赤花でとてもきれいです。
ミツバツツジの鮮やかな赤紫が強い日差しの中で映えます。
緑の苔の中のすみれが可憐です。
小さなシャクナゲ? と思ったら、「吉野つつじ」と書いてありました。ツツジとシャクナゲが近縁種であることを実感しました。
こんなに綺麗なのに「ボケ」と呼ばれるのは気の毒な気がする。