中学受験で疲弊しないために、親子で楽しむ受験になるヒントを綴っていきたいと思います。
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法
数の問題
ここのところ、数の問題の出題が増えています。
例えば下は2010年の麻布の問題
長さ1mの紙テープがあります。このテープを3等分、5等分、7等分した箇所に印をつけ、印をつけた箇所を切断します。このとき、できたテープの長さの種類をすべて書きなさい。答えは分母がもっとも小さい分数で書きなさい。ただし、答えのらんを全部使うとは限りません。
(解説と解答)
3と5と7の最小公倍数は105です。全体の長さを105として考えると
3等分は左から 35 70
5等分は左から 21 42 63 84
7等分は左から 15 30 45 60 75 90
これを小さい順に並べると
15 21 30 35 42 45 60 63 70 75 84 90 105
この間は
15 6 9 5 7 3 15 3 7 5 9 6 15
から種類は
3 5 6 7 9 15
したがって小さい順に
3/105=1/35 5/105=1/21 6/105=2/35 7/105=1/15 9/105=3/35 15/105=1/7
ということになります。
(答え)
1/7 1/15 1/21 1/35 2/35 3/35
最初の問題文の印象からすると、あ、面倒だ、という感じがしますが、全体の長さの考え方を変えればやりやすさが増すでしょう。
これらの問題の特徴として、いくつかの作業をていねいにやるということが必要になります。整理力というのもひとつの大事な要素になっているので、日頃からていねいに解くことが大事でしょう。
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3等分は左から 35 70
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7等分は左から 15 30 45 60 75 90
これを小さい順に並べると
15 21 30 35 42 45 60 63 70 75 84 90 105
この間は
15 6 9 5 7 3 15 3 7 5 9 6 15
から種類は
3 5 6 7 9 15
したがって小さい順に
3/105=1/35 5/105=1/21 6/105=2/35 7/105=1/15 9/105=3/35 15/105=1/7
ということになります。
(答え)
1/7 1/15 1/21 1/35 2/35 3/35
最初の問題文の印象からすると、あ、面倒だ、という感じがしますが、全体の長さの考え方を変えればやりやすさが増すでしょう。
これらの問題の特徴として、いくつかの作業をていねいにやるということが必要になります。整理力というのもひとつの大事な要素になっているので、日頃からていねいに解くことが大事でしょう。
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