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進学する学校をベストにする

今日の慶應中等部の二次合格発表で、今年の東京、神奈川の受験は一段落するでしょう。

これから重複して合格していた子の入学手続きが進み、補欠の繰り上がりが始まります。

最終的にどの学校にするか、ということについては考えられている方も多いと思いますが、そろそろ決めて手続きを済ませていきましょう。

行く学校を決める

で、いったん行く学校を決めたからにはその学校に行くことが、子どもの成長にとってベストだという気概を親は持つべきだと思います。

入試ですから、いろいろあったでしょう。

ただ、子どもたちは頑張ったし、しかし、まだ力の不足もあり、あるいは今後不足することもあり、だからこの環境をベストにする、と親が考え、これからの行動を決めれば良いと私は思うのです。

もっと違う学校があったはずなのに、と思う気持ちも確かにあるでしょうが、しかしこれからのことを考えていかなければいけません。

中学になれば英語もあるし、学習内容は広範囲になります。

私学はシラバスが本当に学校それぞれなので、もはや対応してくれるような塾はありません。私もいろいろな学校の子どもたちに相談されましたが、例えば生物ひとつをとっても本当にいろいろで、良い勉強をさせているなあ、と感心されられる一方、子どもたちのレポートづくりや試験対策はなかなか大変でした。

これから子どもたちはさらに成長していきます。その成長にプラスになる環境を作るために中学受験をしたのだから、その結果もまたベストにするやり方を考えていかなければなりません。

大学入学後、私は良く子どもたちと飲みに行きました。

「いや、あのとき、落ちたのだがよかったんです」

という子がいて、

「あそこで合格しなきゃ、また違ったんですけど」

という子がいました。

合格して失敗する子、不合格でも成功する子、というのはそこから生まれたのですが、しかし思うに

「あのとき、落ちたのがよかったんです」といえるようになったというのは、それだけがんばったわけだし、自分にも自信が出ている、つまり結局はどこへ行っても気持ちが積極的になっていれば流れは変わっていく、ということなのです。

その力を信じていくことが大事だし、応援してあげることが大事ではないでしょうか。

だからこそ

進学する学校をベストにする

という気概をお父さん、お母さんにぜひ持って頂ければと思います。


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