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本当に考えているか?

たとえば国語の問題を、本文も読まずにただ答える、ということは実はできるのです。

要は、答えを書けばいいわけだから、記述は空いているかもしれないが、記号式とか、5字で書き抜く、などということはただ空欄を埋めるという作業として考えればできるのです。

で、それはもちろん子どもの勉強にとって何の役にも立ちません。

しかし、終わる、という格好をつけるのには有効です。小説でもお母さんと息子がたまった夏休みの宿題を何も考えずにただ、終わらせるというシーンがありましたが、こと終わるという格好をつけることが重要である、と考えられたならば、子どもたちはすぐにこの方法を選択するでしょう。

したがって、勉強はしているように見えて、実は勉強はしていない、ということがここに現実化するわけです。

つまり管理するといっても、ただ終わらせていることを管理したところで、何の意味もない。

子どもが本当にできるようになっているかは、テストをすればわかることである。だから、普段の勉強は管理しない、という塾もあるくらいです。

で、管理の手法はともかくも、やはり子どもが自分で考えるということの重要性を理解していることがもっとも必要なことです。

ただ終わらせるということは何の意味もないことだ、それなら、まだ一問だけでも自分で考えたほうがましだ、ということがわかっていて、本人がその通り実行できれば、実は管理など、必要のないことなのです。


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