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ごまかしていたツケ

中学受験の準備は今、3年に及びます。スタートは3年生の3学期。

そのとき、中学受験が何なのか、どんなに大変なことなのかを理解している子はそう多くはないでしょう。しかし、毎週、毎週新しいことを勉強し、組み分けテストがあり、という中で、一生懸命やっていた子もいるでしょうが、一方で、うまくごまかしていた子も少なくはないのです。

でも、それはある意味仕方のないことかもしれない。

だって、本当にがんばらないといけないんだ、ということがわかるような学齢ではないから。宿題は答えを見て書いたり、あるいは、もう適当に数字を書き込んだり、ということもあったかもしれない。

本当は、どこかで気がつけばいいのです。これではまずい、と。

自分に力がつかない以上、時間をかけている意味がないと。

しかし、小学生だから、まだ気がついていない子がいるものです。

で、この時期になってもまだごまかす。

「復習したの?」

「した!」

って返事は元気だが、よくわかっていない、ということがあるかもしれない。

でも、その結果はやがて入試に出てくるのです。そこでわかるかもしれない。

それでは遅い? 確かに遅いかもしれないが、一般的にはそれで本当に気がついたなら、早い方かもしれません。

だって中学受験だから。

本当はそういうことはない方が望ましいが、しかし、幼い子どもたちがやることだから、案外まだその域を出ていないこともあるかもしれません。

でも、子どもたちにはまだまだ先がある。

だから、残り時間だけでも、そうならないようにしてもらえるようにしましょう。

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番狂わせが起きる場合
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「映像教材、これでわかる比と速さ」(田中貴)
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決めたら迷わない

出願の時期が迫ってきたので、塾の先生と相談しながら、受験スケジュールが大分絞られてきたのではないかと思います。

例えばダブル出願をして、合格した場合はこう、不合格だった場合はこう、という流れを考えていくと、だんだん不安になってきたりします。

もし、ここで止まらなかったら? やはりもう少しやさしい学校にする? いや、大丈夫じゃないの?

まあ、いろいろ考えることは多いと思います。で、大いに考えてください。ここは本当に良く考えるべきだと思うのです。

ただし・・・。

考えて、こうしようと決めたら、もう迷わないことです。

例えば受験するのはこのライン、と決めたらもうそれで我が家として決めたのだからそれでいく。決めるまでは大いに迷って好いが、決めたら迷わないことです。

出願手続きもあり、過去問の対策もあり、と決めれば決めたなりにやることがある。

それを途中でひっくり返すと、またやることが増えて最後、収拾がつかなくなったりします。

だから、これで行こう、と決めたらもう迷わない。あとはしっかり狙っていきましょう。


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第214回 親は動じない
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11月18日の問題
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しっかり勉強しなさい、ただし疲れてはいけない

この時期、がんばっているなあ、という充実感はぜひ感じてもらいたいと思うのです。

ある目標に対してしっかり準備をする経験、というのは、これからの子どもたちの人生にとっても大事な経験になります。別に受験だけではなく、スポーツでも、音楽でも、何でもそう。

で、目標を達成してもらいたいと思うのです。

ただし、当日には万全の状態でいないといけない。風邪をひいていたり、体調がすぐれない、ではいけない。ところががんばりすぎると体力を消耗する。あるいはムダに睡眠時間を削ってしまうとその疲れがだんだんたまって病気になってしまう可能性もあるわけです。

ですから、子どもたちにはよく「しっかり勉強しなさい、ただし疲れてはいけない」という話をしていました。

睡眠時間はしっかり確保する。

勉強するときは集中する。だらだら勉強しない。

そういうことをしっかり経験させることも大事なことです。体力がつけばまた違うこともできるでしょうが、今のところ小学生なのだから、小学生が十分にできる範囲にとどめてもらって、しかし、しっかり勉強して欲しいと思います。

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比と割合に関する問題
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先のことはわからない
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塾に行かなくなる子

別にいじめがあったとか、塾の先生と折り合いが悪い、というわけではないのです。

ただ、家で自分で勉強した方が良くわかるし、できるようになる感じがする。

土台、もう知識を覚えたり、過去問をやったりする時期だから、自分のペースでやれる方がよい、と感じる子はいるので、そういう場合はあまり無理して塾に行く必要はないと思うのです。

こんな例もありました。これは中学受験ではないが、医者になりたいので付属の大学には行かないと決めて、予備校に通い始めた子がいます。

しかし、よくわからない。浪人ですから、一応みんなそれなりに勉強が終わっている。しかし、自分は高校を卒業してから受験勉強を始めるようなものだから、予備校の授業がよくわからない。

で、予備校に行くのをやめて自分で勉強してみた。もちろん参考書や問題集はあるわけで、それでとにかくやってみた。中盤からだいぶわかるようになって、その後は模擬試験とか受けたが、基本的には宅浪で見事医学部に合格したそうです。

自分が納得がいくやり方で勉強する方が、遠回りになるように見えてもやはりプラスにはなるもの。山の登り方はいろいろありますから、子どもがこうしたいと思うことをやっても良いのではないかと思います。

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それって勉強してたんじゃないの?
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11月16日の問題
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漢字の出題範囲


当然のことながら、漢字の書き取りの出題範囲は小学校6年生までに習う漢字に限られます。しかし、それは漢字の問題なのであって、例えば熟語とか、ことわざ、慣用句で中学生で習うようなものであったとしても、漢字が小学生の範囲に収まるのなら当然、出題される。

慣用句の問題や故事成語に関わる問題などは、大人がやっても???と思う問題が出る場合もあるでしょう。これは学校別の傾向で明白に出てくる部分です。かなり細かい言葉の知識を問う学校もあれば、それほど出題しない学校もあります。

過去問を見ていて、細かい問題が出ると思われる学校の場合は、それなりに対策をした方が良いわけですから、しかし、だからといってあまり細かいことを気にしていくと、やらなければいけない範囲がどんどん広がっていて、きりがなくなってしまうことがあります。

なので、ある程度そういうところは切り捨ててしまった方が良い。これは文学史などの問題がでる学校も同じでしょう。

このことは漢字にとどまることではない。例えば、歴史の知識も細かく考えれば、大学受験レベルまで考えられないことではないわけですが、当然そんなことを気にしても仕方がないし、できなかったからといってそんなに差がつくわけではないのです。

なので、塾の暗記テキストをやればいいのだ、と思ってください。それ以上に細かくやることはない。それ以上はもう趣味の世界、ぐらいに考えていた方が良いでしょう。

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特別扱いはしない
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忙しい試験に対して
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これが最後かもしれないから


入試まで大分押し迫ってきました。

なので、今日解いた問題は、もう入試までやらないかもしれません。そして突然入試で出たりする。

これまでは、またお目にかかる可能性があったかもしれませんが、これからはむしろもう入試まで見ないということがありえるのです。

だから、しっかり復習しておく。

でも忘れるかもしれない。しかし、そのことに不安や恐怖感を持っていては何も進まない。

今のところ、わかればそれでよいので、よし、これは次もできるぞ、という気持ちが持てるように勉強してください。

つまり一問一問、大切に解く。大切に覚える。ていねいに解く。ていねいに覚える。

そうすることで、自信が少しずつ出てきます。

ただ、たくさんの問題をやることよりも、しっかり考えられた問題を増やすようにしてください。


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溶解度に関する問題
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11月14日の問題
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科目バランス


中学受験では、科目の足きりがある学校はほとんどありません。

例えば総合点が合格点を超えていても、算数が基準点を超えていないとだめ、というようなことはない。とにかく総合点が合格点を超えればいいわけですが、しかし、やはり科目バランスが悪い子が入りにくいのは事実でしょう。

例えば合格点が5割ぐらいの学校であれば、算数が3割しかできなくても合格することはあるかもしれません。もちろん他の教科が良いから合格点がとれるわけですが、しかし、合格点が7割ぐらいになると、まずどれか大きく失点してしまうとうまくいかない。まずそこまでに達しないのです。

したがって現状で科目バランスが悪く、どうしても足を引っ張るという科目があるのであれば、その科目を集中的に学習する必要があります。

これをほっといてはいけない。

嫌いだから、やらない、やらないからできない、みたいなことになっている子がいますが、もうそういうことは言ってられないのです。とにかく勉強する。

少なくともなんとか5~6割ぐらいは取れるようにしておかないと、総合点で合格点に達しない可能性が強くなります。

確かに算数ができるが、国語はだめ、とか、理科がだめだが社会はできる、みたいなアンバランスな子は少なくないのですが、これから入試までなんとかバランスが取れるようにしておいた方が良いでしょう。

そうすると合格する可能性は高くなると思います。

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世界地理の対策
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安全校にリスクはいらない

合格可能性50%というのは、五分五分ということです。受かってもおかしくないし、落ちてもおかしくはない。

ただ2回受けたら1回は受かるだろう、というのはやはりちょっと違うような感じがします。経験的にいえば、落ちる分の方が多いだろう。つまり五分五分というのは、相当本番でうまくやらないと合格しない、ということです。

でもだからといって、うまくやらないことがないわけではない。だからどうしても受けたいと思うのであれば、当然受けるべきでしょう。一方でだからこそ、こういう学校は安全校にはならない。

安全校というのは、多少間違ったとしても合格する、ということなのです。もちろんあまりに破壊的なミスを連続すれば、それは結果として合格しないだろうが、しかし、それもあまり起きないだろうと思われるから、安全校になりうる。

安全校はやはりあった方が良いというのが一般的な考え方です。これがあることによって、子どもたちが安心して力を発揮することができるという面があるからです。

だから安全校にリスクを冒すべきではない。こっちの方が良いな、と思うことは多々あるでしょうが、安全校はあくまで安全でなければいけないのです。

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ヤマを張る先生
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まだまだ


中学受験の準備を始めてもう3年近くになる子どもたちがたくさんいるでしょう。

これまでにずいぶん時間があって、勉強させてきたわけで、それでも伸びなかったのだから、この先あとわずかな時間で伸びるはずがない、と思われる方も少なくないかもしれません。

しかし、その準備期間の間に、子どもたちの志望校が決まっていたわけでもなく、また本人が受験の大変さを知っていたわけでもなく、そして本当に合格したいと思っていなかったのではないでしょうか。

今は違うはずです。

あと残り2か月か、3か月。

本当はここからが勝負なのです。でも、今までの準備期間が長かったために、もう疲れてしまっている、というところはあるかもしれない。

しかし、気持ちを切り替えてみれば、まだまだ伸びます。

むしろ受験というものがだんだん身近になるというか、現実的な体験になってきつつあるので、それに対するプレッシャーもあるが、真剣味みかなり増しているわけです。

だからそう簡単に「この辺りだろう」ぐらいに考えてはいけません。

あまりに過酷な勉強になってもいけないが、しかし、ここから伸びる子はたくさんいます。

なので、やるべきことをやって、データが悪くても心を折ることなく、合格を目指しましょう。

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自習室

最近は中学受験の塾でも自習室があるところが増えました。

とにかく授業のない日も塾に来て勉強している。たまにのぞくと、ちゃんとやっている。ちゃんとやれるのだから、家でやれば往復の時間がもったいない、と思うのだけれど、本人はこの方が集中できるのだ、というのです。

多分に小さな弟や妹がいるから、というのもあるのかもしれない。あるいはお母さんの小言を聞きたくないのかもしれないが、しかし、塾でさぼっているわけではないので、まあ、いいか、ということになっている。こういう子は中学生になると増えます。

「家じゃだめなんだよ」と言っているのは、出てくる言い訳ではないか、と思われるが、やはり自習室で勉強している。自習室にはマンガもゲームもテレビもない。携帯はあるから、時々ラインに反応しているのかもしれませんが、しかし、電源自体を切っている子もいます。

大学受験の塾や予備校では自習室は必須だそうです。これがないと生徒が集まらない。生徒は授業も大事だが自習室も大事だと思っているところがある。多分、そこで勉強することで自分を追い込もうとしているところがあるようです。

最初は家でやった方が良いのではないか、と思っていたのだけれど、まあ勉強しているんだから、それはそれでもいいのかもしれない、と思うようになりました。本当は小学生が夜往復するのはあまり良いことではない、と思うのだけれど、お母さんが迎えに来たりして、まあ、そういうデメリットは埋められているし、「勉強してるの?」と言わないで済む分、家庭の平和は守られているのかもしれません。

自習室を使って勉強する子はこれから増えると思いますが、だからといってやはり様子はしっかり見ておきましょう。

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点の移動に関する問題
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11月10日の問題
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