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すべての学校に学校別特訓は作れない

大手塾にいたころ、各教室から学校別特訓の新設の申請が上がってきます。

地域には地域の一番校があり、それが東京の御三家とは違ってくる。特に神奈川の栄光、聖光や横浜女子御三家に対するニーズがあるから、新たな学校別特訓を作りたいというのは教室を預かる責任者からすれば当然のことなのですが、これがなかなか認められない。

学校別特訓を作る以上、それなりに教材の開発をしないといけないわけですが、それに見合う人数が集まるかどうかわからない、というのが建前の理由でしたが、多分、本当の理由はそうではない。それを認めると歯止めが利かなくなる可能性がある。あれを認めて、どうしてこちらが認められないのか。

結局の所で言えば、すべての学校の学校別特訓は作れないのです。したがって、それぞれのご家庭が対策を考えていかないといけない。

で、そのニーズは6年生の夏休みから個別指導や家庭教師に移ります。すでに、人気のある先生の時間は予約が満員になるようです。で、この頃から家庭教師に対するニーズが大きく変化します。

それまでは組み分けの成績を上げて欲しいというのがほとんどだったのが、過去問の対応や特にできない分野へのフォローになってくる。つまり、まあ、そういうフォローがないとなかなか対策が難しいということなのでしょうか。

だから、塾に頼ってばかりいてはいけない。

先日組み分け試験で落ちて塾を辞めた子のお話をしましたが、あの子の場合、そこで踏ん切りがついて、志望校に気持ちが向いたことがプラスになったところがあるのです。

これから先は、それぞれの志望校に向けて、何をどう勉強するのか、しっかり絞り込んでいく必要がある。集合授業をやめて、個別や家庭教師に移るのもそのひとつでしょうし、家でじっくり過去問に取り組むというのも悪くはない。

特にこの夏は異状に暑いので、家でがんばった方が良いかもしれません。



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酸化に関する問題

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その日の計画が終わらなかったら

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手応えがある学習法を選ぶ


子どもは、褒められればやる気になります。

問題はその褒められ方であって、それをテストの成績で捉えてしまうと、実は多くの子どもたちが褒められないことになる。

どのくらいの偏差値なら満足なのか、どのくらいの点数なら満足なのか、という基準が特にないから、上を向く分だけ「まだまだ」となりやすい。

では下を向いても仕方がない。まだ「あと下に2クラスあるから」ではなかなか褒められた気にならないでしょう。

子どもがやる気になるのは、自分の成長に手応えを感じるときなのです。

問題を自分で考えて解けた、できなかった問題がようやくできるようになった。

そういうことが感じられると、自信が出てくる。しかし、それは子どもたちを良く見て、声をかけていかないとうまくいかない。

近年「個別コーチ」の役割がクローズアップされてきていますが、コーチの一番の役割はその手応えを感じさせてあげることにあります。

スタディールームもそのひとつですが、常にその手応えを見つけて注目させるから、もう少しがんばってみようという気になるのです。

テストの成績ばかりに目を向けるのではなく、子どもたちが手応えを感じることができる学習法を実践してください。

特に6年生のこの夏は、その手応えを感じられるかどうかで、大きく差が出てきます。


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ストレスをどう発散させるか

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組み分けで落ちて塾をやめる

6年生の後半のある組み分けで大失敗をして、クラス落ちをした子がいました。

まだあと1回組み分けはあるので、そこでがんばれば、とお母さんは話をしたのですが、本人は下のクラスには絶対に行かない、と言い張り、その月で塾をやめてしまいました。

で、家で勉強したり、家庭教師の先生に教わったり。お母さんはその準備で飛び回ったそうですが、結局最後まで塾には戻らず。

しかし、まあ、無事第一志望に合格したそうです。

なぜ、その子は下のクラスに行かなかったのか。後で話を聞いてみると、本人は「そこで勉強しても絶対に上に上がって来れない」と感じていたからだそうです。

子どもたちには子どもたちなりの情報網があるのでしょうが、ある意味その考えは正しかった。

もう組み分けから離れて志望校に向けての勉強だけをがんばる。そのための勉強として自分が納得のいかないクラスには行かない。

自分が可能性を感じられるところで勉強したい、ということだったのでしょう。

6年生になると、いろいろ子どもなりに考えてくるところがある。それがすべて正しいというわけではないでしょうが、受験するのは子どもたちなので、やはり子どもが納得できる方法を考えていった方が良いでしょう。



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外にいるのは危険

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暗記用のテキストは1冊で良い

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子どもたちは疲弊している


子どもの目標や状態によって、当然やるべき内容は違わなければなりません。

ところが、ひとつの組み分けテストで1列に並ばされると、自分のやるべきことが矮小化されることになりがちです。

例えば自分の志望校が決まっていても、「偏差値幾つなの?」みたいなことを聞かれて、それ以上のことが言えなくなる。

その結果として、自分の目標に対して意欲的になれなくなってしまったりする。

競争をさせる側にはそういう意図がなくても、競争することによってそういう影響が出てしまうのです。

多様な目標に対して、多様なやり方があるべきであり、それがあるから勉強が効率的になる。

何も小学校の3年生から習い事やスポーツを切り上げて、受験勉強をせずとも十分に準備ができるのです。なぜ、そこを敢えて子どもたちを疲弊させてまで、やらせる必要があるのか。

もっといろいろな資質を伸ばせるチャンスがあったにもかかわらず、それがなくなってしまっているのはとても残念なことです。

最初のお子さんの受験が終わって、下の子の受験のときに塾を変える方が多いのはそのため。

小学生は成長途中ですから、本来やるべきときに勉強をフィットさせてやれるようにすればいいのであって、何でもかんでも急がせる必要はありません。



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自分で勉強することを簡単にしたい

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組み分けテストは不公平?

どの塾でも組み分けテストは1種類でしょう。

グレード別にテストが分かれるというのはあまりない。全員を入れ替えるのであれば、全員が同じテストでなければ不公平、と言われるからまあ、そうなるわけでしょうが、しかし、実はそれが公平ではないところもある。

テストは基本的なところから難しいところまで用意されているわけですが、下位クラスでは基本的なことをやるのが精一杯で、標準や応用問題にまて手が及ぶことはなかなかない。

一方、上位クラスはまあ基本はそこそこに、応用問題までしっかり練習している。当たり前のことではあるものの、だから下位クラスから上位クラスに上がるのはなかなか難しい。上位クラスから下位クラスに落ちるのは、まあ、勉強しなければそういうことになるわけですが、一旦落ちてしまうとなかなか上がれないというのは、そういう面があるからです。つまり下位クラスでやらないことが組み分けテストに出る。

その弊害を防ぐために、テキストは全部の問題を載せている、ということになるわけですが、だからといってやれるわけではないから、まあ、ないのと同じ事。

それでずっと同じクラスだから、と言っても、それは子どもたちにとっては無理難題を言われているようなもの。本当にそのシステムが、子どもたちのやる気を引き出しているか、と言えばあまりそういうことはない。

むしろ自信をなくしている子どもたちの方が多いでしょう。だって上がれない子が多いのだから。



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テレビ会議による面談

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量にこだわらない

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急がされる子

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算数の授業中、とにかく急いで答えなければいけないという雰囲気になる塾があるようです。

その結果として、問題文をあまりよく考えずに、答えてしまう。

瞬間にそいう判断ができなければいけないということなのかもしれませんが、しかし、ただ急がされているとかえってミスをする子が増えるのです。

とにかく何か答えなければいけない。じゃないと先生に叱責される、というので、子どもたちがあまり何も考えずに答えてしまう。

このくせは何としてでも排除した方が良い。

瞬間的な判断を要求されることは、試験中はほぼないのです。ただ、初見でじっくり理解できればいいだけですから、とにかく慎重に解くくせをつけた方が良いでしょう。


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お父さんが子どもの学習を管理する

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力をつけていくイメージを持つ

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計画とともに

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合格手帳で、夏休みの計画を立てることをお勧めしていますが、もうひとつ大事なポイントがあります。

それは具体的な目標を作ること。

例えば毎日計算練習を5題やろう、と決めたとします。5題やる、ということだけでは、あまり面白くない。だらだらやればそれこそ10分とか20分とかかかってしまい、しかも正解は1問なんてことも当然ありえる。それで勉強した、と言っても効果はあまりないでしょう。

だから例えばこの5題の計算は5分以内にやり、正解率は常に100%にするというような目標を立てることが大事なのです。

算数の問題を解くときも、じっくりやった方が良いけれど、さりとて無限に時間を使うわけにもいきませんから、1問10分とか15分に制限時間をつくる。

それで解けなければ解説を読んで、次にやるときの正解率を80%にする、などというような目標をしっかり立てていくことが大事なのです。

合格手帳には記録のページがありますが、これはいろいろな記録をつけて、目標を達成し、自信をつけてもらうためのものです。

ぜひ細かい目標を立てて、それを達成していってください。それが自信を培うきっかけになります。



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もう少し科学的にならないのか

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本気を出せば逆転は可能

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受験勉強はきりがないから

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受験勉強は不安との戦いです。

入試が終わるまで結果は当然わからないわけですから、それまでの間、とにかく受験勉強は続けることになります。したがっていくらでもやることがある。

あれも、これもと考えていくときりがない。実際に書店に売られている参考書や問題集もたくさんありますから、やろうと思えばいくらでもできるところがあるわけですが、しかし、当然子どもたちの体力も時間も有限ですから、上手に切り分けていかないといけないのです。

で、子どもたちにその切り分けはなかなか難しいが、塾もまたどんどん出すことが仕事みたいになりがちで、これでもかと教材をくれるので、全部やろうとして大変苦しいことになりがちです。

それでも上のお子さんが受験を経験していると、「まあ、ここはこのくらいに」と親の方が適宜切り分けをしてあげられるのですが、そうでないと本当に困ってしまうことになるでしょう。

ですから、やはりお父さん、お母さんが上手に関わっていく方が良いのです。

「親は何もしなくていい」という塾もありますが、それでうまくいかなかったとき、手遅れになりがちですから、なるべく子どもの勉強状況はつかんでおいて、適宜いろいろな修正をしてあげる必要があるでしょう。


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夏休みは朝の時間を有効に使う

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基本ができていない?

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この時期、算数の先生と面談をしたとき、「基本ができていない」と言われることがあるかもしれません。

しかし、これには2つの面があります。

6年生はすでに大方カリキュラムをほぼ習っているわけですが、しかし、当然のことながらまだ不十分な範囲が残っている。基本的な解き方がまだわかっていない。例えば時計算の解き方、通過算の解き方、立体の切断の仕方。確かに考えてみればいろいろな分野があるので、完全にマスターし切れていないところがあるでしょう。これはさっさと見つけて確認すれば良いのです。

もうひとつは「応用問題ができないから基本ができていない」という指摘を受ける場合。

でも、この指摘は当たらないことが多い。実際に基本問題をやらせてみるとできるからです。応用問題ができないのは、基本ができていないからではありません。

応用問題は複数の論理でできています。基本問題は1つの論理だけで終わることが多いが、応用問題はそれをいくつか組み合わせる。その組み合わせを分析する力がなければ、当然応用問題はできないが、しかしこれは基本ができていないのとは違います。

で、指摘を受けてまた基本問題に戻ってしまうが、これは全くムダ。だってできるからです。

特に自分で教えていない生徒の面談をするとき(そんなことが、まあ起こりうる塾もあるわけですが)、先生の言い分としてはすぐこの「基本ができていない」というフレーズが出てくることが多いのです。

それで慌てて、個別指導をとったり、家庭教師に来てもらったりするわけですが、「別にできますけど」なんて言われてしまう。

そういうムダを踏まないように、やはりお子さんの状況はしっかりつかんでおかないといけません。つい、そこで手間を惜しんでしまうと、余分な費用がかかるようになるから注意した方が良いでしょう。



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結局競争させられているだけ

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単身赴任のお父さんへ

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その場で見直すくせをつける

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算数の問題を解いているとき、計算間違いは良く起きます。

子どもが式を書いていると、どこで間違えたか、よくわかる。

だから、式を書いたら、そこでもう一度確認すると良いのです。

できる子もミスをします。

しかし、彼らは試験時間内に修正できる能力を持っているのです。

彼らはしょっちゅうチェックしています。問題の条件もつねに確認し、計算も確認して、ミスを出さないように進む。それでも多少のミスは出るものですが、その場で見直すだけで間違えたまま進むことを防ぐこともできるので、間違いにくくなるのです。

そんなことしたら時間がかかる、と思ってしまいがちですが、むしろ確認をすることでやり直しをしなくて済むことの効果の方が上回るものです。

その場で見直すくせをぜひつけてください。


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教えすぎ

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勉強する子にはかなわない

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