伊波塾長の気ままブログ

スタディの代表者の伊波勝也塾長が、日常の出来事や生徒の勉強について思いつくまま気ままに書き込んでいます。

心の中の鬼

2007-11-28 04:09:13 | Weblog
うっかりすると心のどこかからにょきにょきと出てくる不愉快な感情。怒り、腹立ち、意地の悪さ、頑なさ、われながら疲れてしまう。

しかし、意地の悪い自分もそのままの自分。うまく対処していくしかない。自分自身と向き合い居心地の悪い自分について考える。

不愉快な感情は広い意味の人間関係から来ている。しかし、自分と他者の関係は実際のところは自分と自分自身の関係である。自分自身と取り組めばよい。

香川の家族、北海道の女性と悲惨な事件が続いている。だれでも心の中に鬼を持っている。多かれ少なかれ持っている。鬼に身を任せてしまったのか。本人も周りの人も不幸になるだけなのに。

素直に、自分の中に鬼を感じないときが楽である。笑っていられる。他の人も嬉しそうである。それでよいではないか。やはり人の喜んでいる顔を見ていたい。

何を犠牲にしたか

2007-11-19 20:05:28 | Weblog
人の生活は選ぶことにともなう捨てる事と諦める事の連続である。たとえば、勉強に専念するために部活動を辞める、仕事をして家計を支えるために学校を辞める、子育てのために仕事を辞める、子供の自立を促すために子育てをやめる、などなど。

何かを選び取るということは何かを捨てることである。自分の大切な何かを獲得するために他の何かを手放す、放棄する、犠牲にする。生きるとは獲得であるとともに喪失である。喪失、喪失・・・。

公認会計士試験第2次試験の合格発表が昨日あった。知人女性の弟さんが合格した。聞いた話によると家族全員で弟さんの合格のために経済的な面を含めあらゆる協力をして上げたのだという。家族の目標のために両親・姉妹が自分のやりたいことを我慢して協力し合う家族関係。昨今ではあまり耳にすることは少ないのだが理想的な家族の有り様の一つなのだろう。

沖縄の学力問題を考えるとき、学力向上のためにひとり一人はどんな犠牲を払ってきただろうかと思う。自信をもって十分な犠牲を払ってきたといえるだろうか。失うことを恐れない。自ら積極的に捨てていく。学力向上の優先順位を上げれば他に捨てるものはたくさんあるはずだ。活路はそこから開けていく。いや、そこからしか開けない。