孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

読んではいけないブログなのに!

2022-07-16 08:53:09 | 1歳から

先日のこども病院。

聴力検査の結果がいつもより悪く、その後の診察で医師から遺伝子検査をすすめられました。

不安のなかで、ふたつの可能性が浮かんできました。

 

<可能性1> 難聴児だれにでも行うルーティーン検査である

<可能性2> 聴力結果が落ちてきた難聴児にのみ行う検査である

 

どうか1であってほしいが、それを確認するためには...。

比較的軽度の難聴児ブログを読むのがいいだろう。

 

というわけで、以前読み始めてすぐ敬遠したブログをさがしました。

50db伝音性(たぶん)難聴の男児をそだてるお母さんのブログです。

 

結論を言うと、このブログから、遺伝子検査の意味は上記1であることがわかってほっとひと安心。

そこでやめれば良かったのに、ほっとした油断で、そのブログを読みふけってしまいました。

もうもう、これが大まちがい!!

 

このお母さんは聡明でほがらかで愛情ぶかいひと。

うちの娘などたばになってかかっても、ぜんぜん太刀打ちできないほどのひと。

そんな優秀な母親が、難聴わが子のことば習得に全力で取り組んでいるのです。

お子さんの難聴もわりと軽度だし(マメにくらべて)、ことばの発達はとてもとても順調。

いまのマメと同じ月齢(1歳2~3ヶ月)で、健聴児とほぼかわらぬ発語があったとか。(その数じつに数十語。)

 

「ワンワン」が言えた!という高揚感が、プシュっとしぼんでいくのを感じました。

すごいぞマメちゃん! から、マメちゃんダメじゃん...への気持ちの変化。

マメちゃんこんなんで大丈夫? だいたいさー、こちらが言うことの半分もわかってないよねー。

はたしてこの先...、もし...、万が一...。

 

どんどんヤバイ精神状態になっていくのでした。

(次記事につづきます。)

 

 


遺伝子検査

2022-07-15 08:14:04 | 1歳から

月曜日はこども病院受診日でした。(5月以来2ヶ月ぶり。)

まず聴力検査を受け、その結果があまり良くなくてガッカリ。

「裸耳60db、補聴器使用40db」というのが通例なのですが、今回それぞれ「70db、50db」に近かったのです。

 

「赤ちゃんはその日の調子で検査結果にばらつきが出る」とは聞いていたものの、かなり気落ち。

補聴器は機器調整の問題だからいいとして、裸耳聴力が落ちているのはかなしい。

 

診察室では医師から『遺伝子検査』をすすめられたりして、これも心に刺さります。

「遺伝的な難聴かどうか、進行性の難聴かどうか、の2点がわかります」

「わかったからと言って、できることは特にないので、検査しないという選択肢はもちろんあります」

とのこと。

 

遺伝的うんぬんは気にならなかったけど、進行性という言葉が不安。

いつもより悪い今日の聴力結果を見て、医師は進行性をうたがっているのか?

いっきにパニック的恐怖が押し寄せてきました。

 

急いで家に帰ってネットでしらべたかったことは、

「難聴児の遺伝子検査とはいかなる意味のものか」

「全員がいちおうはすすめられる検査なのか、それとも...」

というものでした。

アレコレしらべているうちにドツボにはまってきて...。

(次記事につづきます。)


そら耳じゃない...はず

2022-07-11 20:07:39 | 1歳から

先週娘を訪問したとき、いつものようにマメちゃんを散歩に連れ出しました。

暑いので、「公園でハトにえさやり」などのメニューはあきらめて、近くの大型スーパーに直行。

1Fと2Fの店内をぐるぐる歩きまわり、フードコートでおやつを食べ、最後は2Fのペットショップへ。

ガラス越しに可愛い子犬たちを見て、うれしそうに笑うマメちゃん。

と、そのとき...。

 

聞こえた、たしかに聞こえた、「ワンワン」と。

えっ? えっ? 興奮するわたしです。

とても小さな遠慮がちな声だったけれど、もう一度ハッキリ聞こえました、「ワンワン」と。

 

胸のなかにひたひたと押し寄せる安堵感。

補聴器常時装用(5月中旬)から、まだわずか2ヶ月です。

発語まで半年はかかると思っていました。(11~12月)

「案ずるより産むが易し」だったわねえ、とホクホクしながら娘宅に帰ってこの感動を伝えると...。

 

「『ワンワン』なんてこの間から言ってるよ。『パパ』も言うよ」とあたりまえのような反応。

「難聴のマメちゃんに初めての発語があった!」という驚きや感動は感じていないらしく、やや肩すかし。

つまり、娘(たぶん婿さんも)がいかに事態を楽観視していたかということ。

わたしのクヨクヨ心配性を、あきれ半分で見ていたんだろう。

 

まあ、そんなことはどうでもいい。

マメちゃん最初の発語を、自分の心のなかで盛大に祝おう。

(夫は肝心の「ワンワン」を聞いていないので、いまいち乗れない感じらしい。)


マメちゃん1歳2ヶ月

2022-07-03 17:08:42 | 1歳から

マメちゃんは1歳2ヶ月を少し過ぎました。

このごろ、理解できることばがチラホラ出てきたような気がします。

 

<例1>

10日ほどまえ、夫に用事があって、わたしだけで訪問したことがあります。

部屋に入ってから「今日はじいじは来ないよ」と言うと、さっと玄関のほうをふり向くマメちゃん。

『じいじ』を理解しているんだなあと思いました。

 

<例2>

うちに泊まりにきたときの夜。

「おふろだよ」と言うと、パッと手を耳に持っていって補聴器を外そうとします。

『おふろ』の意味がわかっているようです。

 

このほかにも、『わんわん』『ブーブー』『じょうずじょうず』『おみみ』などはわかるらしい。

 

わずか数語であっても、ことばを理解し始めたことの意味は大きい。

「奇跡の人」のヘレン・ケラーが『w-a-t-e-r』で言葉にめざめた、あの有名な井戸の場面を思い返すまでもなく。

 

<こちらの言うことがある程度わかる>まではまだまだかかりそうだし、最初の発語もいつになるかわかりません。

でも、どんなにわずかでも「ことばに関する最初の一歩」が見られたことで、勇気がわいてくるのです。

マメちゃん、がんばろうね。

 

 

 


マメちゃんにへばりついた3日間

2022-07-02 15:55:57 | 1歳から

このすさまじい猛暑のなか、娘がマメちゃんをつれて2泊3日で泊まりにきました。

覚悟はしていたけれど、疲れ果てた3日間でした。

 

実家ではタテのものをヨコにもしない娘です。

マメちゃんのお世話がぜんぶこちらにまわってきますが、いまはさらにその上、大切なミッションがあります。

マメちゃんの聴覚訓練です。

2泊3日つききりでマメちゃんと関われるこのチャンス!

私設言語聴覚士としては、最大限に有効活用しなくては。

 

一日中、文字通りマメちゃんにへばりつきます。

アレコレ話しかけて、濃厚に遊びの相手をして、オーバーなジェスチャーをして、ハグして抱っこして...。

娘と夫の「やりすぎだよね」の目くばせがチラと見えますが、気になどしていられません。

 

マメちゃんのお昼寝タイムがつかの間の休憩時間です。

はあ~やれやれ、もうへとへとだよ~。

 

ここに3度の食事のしたく(マメちゃんの離乳食も)が加わって、そろそろ体力・気力が限界に近づいたころ...。

めでたくきのう、帰る日がやってきました。

ふたりを送って(運転免許をもたない娘の実家帰りは、つねに両親の送り迎えつきなのです)、帰り道の解放感!

 

今日は朝から星乃珈琲でまったりとすごし、午後は図書館に行くなど、自分ペースの楽しい一日でした。

わたしは喫茶店ヘビーユーザーで、お気に入りの喫茶店(星乃珈琲のほか何店かある)なら、何時間でもすごせます。

パズルをしたり、日記を書いたり、マメちゃんの育児日記をつけたり、などなど...。