孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

赤ちゃんの退院

2021-05-29 12:00:40 | 新生児期

生後11日目に赤ちゃんが退院してきました。

その日は朝からお祭り気分です。

ちょうどゴールデンウィークの長期休暇でうちに滞在中の娘婿、娘、わたしたち両親、の4人で迎えに行きました。

 

退院時に小児科医から、「じつはごく小さい心中隔欠損も見つかった。1~2ミリなので自然閉鎖しそうである」との説明がありました。

何それ。聞いてないよー。

小耳症だけじゃないの?

こうやってアレコレ障害が増えていくの?

かんべんしてよー。

 

でも、とにかく赤ちゃんをつれて帰れることがうれしくて、1~2ミリの穴のことはあまり気にせず、ワクワクと帰宅したのでした。

(この穴は、半年後くらいに「ほとんど心配しなくていい」と、こども病院の医師から太鼓判を押されました。)


小耳症ブログ

2021-05-29 11:15:30 | 新生児期

夢中のネット検索。

 

よくわからないながら、小耳症についてひととおりの情報を得たので、

つぎに取りかかったのはブログです。

小耳症の子どもを持つお母さんのブログを3つほど読みました。

 

ガーン。

どのお母さんも、聡明でたくましい。

わたしの娘とはぜんぜんちがう。

 

娘にはこんなふうな子育てはできない。

障害のある子の前面に立って、子どもを守りながら道を切りひらいていくなんて芸当はできない。

 

それじゃあ、それじゃあ、娘と孫はこの先どうなっていくのか。

暗澹たる思いが胸に広がっていくのでした。


障害の告知

2021-05-29 10:58:07 | 新生児期

出産当日の一瞬の「お目見え」のあとは、コロナのため、赤ん坊とは一切面会が許されませんでした。

でもわたしたちはもう大安心。

ルンルンと大船に乗った気持ちです。

 

赤ちゃんの体重がもう少しふえるまでとのことで、出産5日目に娘だけ一足先に退院することになりました。

退院時に小児科医から説明がありました。「赤ちゃんは小耳症で、左耳が小さいです」と。

 

「??」と思うわたしたちでした。

「形態については形成手術で直すことができます。聴力について危惧されるので、今後検査していきます」

 

娘は授乳で毎日赤ちゃんと会っていたはずなのに、左耳が小さいことにまったく気づかなかったようです。

写真を見ると、小さいなりにかたちがととのっていて、指摘されなければわからない感じがありました。

 

医師の説明がさりげなく淡々としていたので、「ああそうですか」的にスルッと聞いていましたが、事情がのみ込めるにつれてショックがわき起こってきました。

「赤ちゃんに障害があった?」

「娘が障害児を育てる?」

「そんなこと、そんなこと...」

 

わたしたち両親と娘夫婦、不安な思いで帰宅しました。

婿さんはその日のうちに他県の自宅にもどる予定でしたが、もう一泊することに。

「**ちゃんが泣くので今夜は一緒にいようと思います、あす早朝に出ます」とのこと。

 

 

 


出産当日

2021-05-29 10:47:52 | 新生児期

予定日より10日ほど早く、帝王切開での出産となりました。

 

生まれた赤ちゃんはすぐに控え室で待つ家族のもとに運ばれてきました。

「あの、五体満足ですか?手足や指や、全部そろっていますか?」とわたし。

「はい大丈夫です。全部確認済みですよ」とベテラン風の助産師さん。

 

舞い上がって写真を撮りまくるわたしたちです。

「良かった良かった! 無事に生まれて良かった!」

みんなで喜び合いました。

 

少し遅れてストレッチャーで運ばれてきた娘も、青白い顔ながらうれしそうにニッコリ。

もう夜の10時過ぎだったのでバイバイと笑顔で別れ、みな安心して眠りについたのでした。

 

ちなみに、2442グラムという、わりと小さめの赤ちゃんでした。