孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

英才教育(?)その2 <ていねいな会話>

2025-03-12 14:50:13 | 3歳半から

今から40年まえ、

わたしは3人の幼い子どもの母親でした。

小さい子特有の「わけのわからなさ」が苦手だったわたしにとって、子育てはけっこうしんどいものでした。

 

あるとき、(テレビか本で)、こんなことを主張する母親に遭遇しました。

「子どもって好奇心のかたまりですよね」

「なぜ、どうして、が無限に出てきます」

「その発想に、おとなが驚かされることもあります」

「ひとつひとつの疑問にていねいに答えると、子どもの顔が輝きます」

「子どものせっかくの知的好奇心をつぶさないよう、いつも心がけています」

とか何とか。

 

「ウッ」となりました。

世の中の「良いお母さん」て、そんなことやってんの?

ムリムリ、わたしにはムリ。

フルタイムで仕事してるから、という言い訳がスっと浮かびましたが、自分ではよくわかっていました。

仕事してなくとも、わたしにはできない。

「小さい子どもの疑問にいちいちていねいに答える」なんてこと。

 

だって、めんどくさいじゃん。

 

ところがところが、いまのわたし。

マメの「なぜ、どうして」に、じつにていねいに答えているんです。

少しもめんどくさくない。

 

ていねいな質疑応答を通じて、

*マメの言語発達がすすむだろう

*周囲の事象への理解も増すだろう

と予測がつきます。

そういうことのためなら、一日中だってマメの質問に答えられます。

 

たとえば、高速走行中。

「何でまわりに壁があるの?」

「車がスピード出すと大きな音がしてうるさいからね、まわりに住んでいる人が困らないように壁作ってるんだよ」

「じゃあ、何であそこは壁がないの?」

「あのへんはまわりが畑で、あんまり人が住んでいないからだよ」

「ふーん」

 

3歳の幼児と(子・孫を問わず)これほどていねいに会話するのは、わたしの人生で初体験。

「わたしにもこんなことができるんだ」と驚いています。