孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

スーツケースで図書館へ

2025-01-10 10:44:14 | 3歳半から

音楽会のあと、「本を借りる」という長男一家にくっついて、となりの図書館に。

 

こども本コーナーの奥が、ちょっとした「くつろぎスペース」になっています。

くつを脱いで上がり、寝転がったり、親子で絵本の読み聞かせをしたりできます。

3人の孫たちと、そのスペースで楽しく過ごしました。

 

小2孫が椅子にすわり、「絵本を読んでほしいひと?」

「はーい」とうれしそうに手をあげる小さいふたり。

 

そのうちにマメもまわりの絵本を手に取り、たどたどしく読み始めます。

「い・い・な・い・い・な・ぼ・く・も・ほ・し・い・な」

すると年中孫が

「マメちゃんちがうよ。いいな、いいな、ぼくもほしいな、って区切って読むんだよ」

と指導を入れてきます。

 

微笑ましく孫守りをしていると、息子と嫁さんが忙しそうに動き回っているのが目に入りました。

棚から棚へ移動しながら、何冊もの本を抜き取っています。

手にかかえきれなくなると、持参の小型スーツケースにどんどん放り込んでいます。

「やっと35冊か。あと7冊だな」などと言っています。

 

ははーんこれか。

上の子がほんの赤ちゃんのころから、「絵本読み聞かせ」にリキを入れていた長男。

「毎晩3冊ずつ読むから1週間で21冊必要。それを週末にまとめ借りするんだ」

と豪語していたっけ。

 

まだ続けてるんだ。

すごいな、えらいな。

今は下の子の分もあるから、毎週42冊必要なのね。

 

負けてはいられない。

負けたくない。

でも、「毎週20冊もの(ちがう)絵本を読み聞かせる」なんて、同居してないわたしにはとうてい無理。

 

ここで、「量より質」という(いつもの)魔法の言葉を呼び起こして、心を落ち着かせます。

冊数は圧倒的に少ないかもしれないけど、本選びにかける手間ひまは圧倒的に多いもんね。

厳選したものだけを与えてるもんね。

ふう...。

 

それはともかく、小2孫の本好きぶりを目の当たりにしたのは印象的でした。

小さい子たちの相手に飽きると、自分でも何冊か本を選んできました。

そして一心に読みふけり始め、その没入ぶりが「まさに本好きにんげん」だったのです。

 

あの域に達したのならば、もう親が「選んで与える」必要はないのにね。

自分で学校図書館で好きな本をさがすのにね。