いつまでも、一極集中。
東京圏は19年連続で「転入超過」、"一極集中"続く - 大阪圏は「転出超過」
転入超過数は3年連続で増え、東京圏への一極集中が続いていることが明らかになった。
それに対して、大阪圏(大阪府・兵庫県・京都府・奈良県)では転出者が転入者を上回る「転出超過」が1万1,722人、名古屋圏(愛知県・岐阜県・三重県)でも転出超過が803人となり、ともに2年連続の転出超過となった。
都道府県別に見ると、転入超過数が最も多かったのは東京都の7万3,280人で、以下、埼玉県の1万4,909人、神奈川県の1万2,885人と続き、7都県で転入超過。このうち、東京都の転入超過数は3年連続の増加、千葉県は2年連続の増加となった。
一方、転出超過数は北海道の8,942人が最も多く、次いで静岡県の7,240人、兵庫県の7,092人と続き、40道府県で転出超過。このうち、大阪府は4年ぶり、沖縄県は6年ぶりの転出超過となった。
また、全国の1,718市町村のうち、転出超過は1,311市町村で全体の76.3%に上った。
【徳島震度5強】「2、3日は震度5弱の余震の可能性」気象庁、崖崩れなどへの警戒呼びかけ
徳島県牟岐町で震度5強を記録した6日の地震を受け、気象庁は臨時会見を開き、「今後、2、3日程度は最大震度5弱程度の余震が起こる可能性がある」として、崖崩れや落石などへの警戒を呼びかけた。
気象庁によると、今回の地震は、東西方向から圧力が働いたことで発生した横ずれ断層型の地震とみられる。地震の規模を示すマグニチュード(M)は推定5・0と中規模だったが「震源の深さが約10キロと浅く、河川の近くなど比較的、地盤が柔らかい場所で発生したことから、大きな揺れとなった」と分析している。
午前11時10分現在、震度1以上を観測した余震は発生しておらず、余震活動は低調だが、今後、2、3日程度は余震に注意するよう求めている。
また、今回の地震は、南海トラフ巨大地震が想定される太平洋プレート(岩板)と陸側のプレートの境界付近で発生したものではないが、気象庁は関連について「今のところよく分からない」としている。
徳島南部で震度5強 津波の心配なし
2015年2月6日13時14分
6日午前10時25分ごろ、徳島県南部を震源とする地震があり、同県の牟岐(むぎ)町で震度5強、海陽町で震度5弱、美波町、那賀町、阿南市、高知県の馬路村、東洋町で震度4を観測した。津波は発生しなかった。午後1時現在、けが人の情報も入っていないが、気象庁は、2、3日のうちに最大震度5弱の余震の可能性があるとして警戒を求めている。
気象庁の推定では、震源の深さは約10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5・0。記者会見で担当者は、太平洋プレートなどの境界で起きる想定がある南海トラフ巨大地震との関係について、「よく分からないが、今回の地震はプレートの境界で発生したわけでない」と説明した。
徳島県は、海陽町と那賀町の小中学校でガラスが割れたり、校舎の壁にひびが入ったりする被害を確認。海陽町平井大比の町道でがけ崩れがあった。安全確認などのため、JR四国は徳島線と牟岐線の運転を見合わせた。
牟岐町役場の総務課の男性職員は「突き上げるような揺れの後、横揺れが10秒近く続いた」と話した。牟岐港に面するJAかいふ本所の事務所では約20人の職員が机の下に身を隠すなどしたという。牟岐中学校の小島唯男校長は津波を警戒し、教員の指示で全校生徒103人を裏山に一時避難させた。四国電力の伊方原発(愛媛県)では異常は確認されなかった。