すばらしい、標語!
<京都・仏光寺>真理つく標語、ネットで拡散
2015年02月14日 23:00
写真 仏光寺に掲げられた「今月の標語」。思わず立ち止まる人の姿も=京都市下京区で2015年2月13日 |
ひと月待てた/手紙の返事/メールになって/一週間/LINE(ライン)になって/一時間?/待てなくなってる/せわしないね
真宗仏光寺派の本山・仏光寺(京都市下京区)門前の掲示板に掲げられている「今月の標語」が、ネットのツイッター上で取り上げられ、話題になっている。冒頭の昨年9月の標語が「真理をついた名言」と注目され、2万回以上、拡散した。思いがけない反響の大きさに、宗派側も「今後も良いものを」と気を引き締めている。
仏光寺派によると、1968年ごろから標語の掲示を始めた。現在は境内南側の壁に設置した8枚の黒板に月替わりで掲げ、宗派のホームページにも掲載している。
担当するのは、宗派の機関誌「ともしび」の執筆委員で30代から60代の男女の僧8人。1人がたたき台を示し、全員で意見を出し合って決める。
「ありのままの/姿見せるのよ」/と言うけれど/見られちゃ困る/私のすがた/それでもあるまま/見ていてくださる/阿弥陀(あみだ)さま(今年1月)
大ヒットしたディズニー映画「アナと雪の女王」の主題歌の歌詞を取り入れ、飾らないでいることの大切さを説く。
知って/やる罪/重い罪/知らずに/やる罪/深い罪/いずれの罪も/縁次第(今年2月)
最後の1行を「ダメよ~ダメダメ」にする案もあったが、「軽すぎる」との指摘でボツになった。
サビは/鉄から/生まれて/鉄を腐らせる/愚痴は/人から/生まれて/人を腐らせる(13年12月)
鉄の劣化に重ね合わせ、日々の愚痴がもたらす怖さをさりげなく。
四年に/一度の/祭典が/延々と続く/悲しみを/覆い/隠していく/怖さ(2013年10月)
20年の東京五輪開催決定を受け、東日本大震災の被災地を思い続けることを改めて確認した。
宗派の教学を担当する吉田譲(ゆずる)宗務部長(46)は「できるだけ印象に残るものを、と最新の流行も取り入れて工夫している。今後も世間にアンテナを張り、日常に溶け込んでいくような教えを発信し続けていきたい」と話す。【
原発200基老朽化、廃炉費用11兆円 2040年時点 IEA試算
2014年11月13日05時00分
国際エネルギー機関(IEA)は12日、2014年の「世界エネルギー見通し」を発表した。世界の原子力発電所のうち、老朽化によって2040年までに約200基が閉鎖され、その費用に1千億ドル(約11兆5千億円)以上かかるという見通しを示した。
IEAは13年末に稼働していた世界の原子炉434の半数弱が廃炉になると予測。廃炉費用が巨額にのぼることから、「規制当局や電力会社は、十分な基金を用意する必要がある」と指摘した。世界の40年時点の原発の発電量は、13年に比べて中国で45%、インドや韓国、ロシアで30%以上増えるとみている。エネルギー全体に占める原発の割合は1%幅上昇の12%にとどまるとした。
100歳まで生きなくてもいいが、ボケない対策はしたい。
100歳までボケない最新の認知症対策とは
強く美しく生きるための全課題
PRESIDENT 2013年1月14日号
4つの習慣で長寿遺伝子をオンに!
ボケの兆候は40代後半から見られることが最近わかってきた。図は45歳から70歳のイギリス人公務員(男性5198例、女性2192例)を10年間観察した結果だ。この研究で調べた認知機能は、(1)推論能力、(2)記憶力、(3)音声の流暢性(Sではじまる単語をできるだけ書き出す)、(4)語義の流暢性(例えば動物の名前をできるだけ書き出す)、(5)ボキャブラリーの5項目。10年後、各年齢層でボキャブラリーを除くすべての認知機能スコアが低下していることが確認された。
ボケの主な原因は加齢。裏返せば、老化の進み方をできるだけ遅くすればボケは起こらない。それを可能にするのが長寿遺伝子だ。
長寿遺伝子は誰でも細胞内に持っているが、常に活性化しているわけではない。長寿遺伝子のスイッチをオンにするには食事、運動、睡眠、ストレス対策の4つから生活改善を図る必要がある。
食事はまずカロリー摂取を抑える「腹七分目」が基本。特に血糖値を急上昇させる糖質を減らすことを心がける。血糖値が安定しないと空腹を感じて食べすぎてしまうからだ。
理想的な1日の食事を紹介すると、朝は食事代わりにミックス野菜ジュースを飲む。アメリカの調査では、週に3回以上ジュースを飲む人はアルツハイマー病の発症率が76%も低下するという結果が出た。私自身も毎朝、自家製のミックス野菜ジュースを飲んでいる。複数の野菜をなるべく皮ごとミキサーにかけ、10分程度でつくる。市販の野菜ジュースを飲む場合は、コーンシロップなどの糖分が入っていないことを成分表でチェックしよう。
ランチは麺類、カレーライス、丼ものは避け、豆腐や卵料理などお惣菜中心の定食を選ぶようにする。夜はステーキや魚料理で良質のタンパク質を摂り、お酒を飲むなら赤ワインにする。赤ワインに含まれるレスベラトロールは、長寿遺伝子をオンにする効果があるからだ。
このような炭水化物を制限した食生活を8人のモニターに3週間続けてもらったところ、全員の体重が減り、血液中のケトン体が増加した。ケトン体は長寿遺伝子のSIRT3がオンになると分泌され、これが増えるほど“糖質依存”から脱け出せたことになる。
運動は1日15分を目安にする。私がよく指導するのは、電車の乗り換え時間。できるだけ速く歩き、階段を上り下りする。社内での移動も階段を使いたい。
デスクに座りっぱなしの人は、イスの上に置く小さなバランスボールがおすすめだ。その上に座るだけで腹筋や背筋、インナーマッスルが鍛えられ、正しい姿勢が保たれる。
睡眠は、時間だけでなく「眠りの質」を意識する。深い眠りの「ノンレム睡眠」で活発に分泌される成長ホルモンは、傷ついた細胞を修復し、炭水化物やタンパク質、脂質の代謝を促す働きがある。
昼寝も効果的で、30分以内の昼寝をする人は、アルツハイマー病の発症率が昼寝の習慣がない人の6分の1という研究結果もある。
仕事でストレスを感じたときは、思いきり笑おう。よく笑う人はストレスを溜め込まないというのは医学的にも説明できる。
長く走っているとランナーズ・ハイになるのはよく知られるが、それは肉体的な苦痛をやわらげ、楽しさが増すβエンドルフィンが脳内で分泌されるから。笑ったときも脳内でβエンドルフィンが分泌される。しかも「つくり笑い」でも同じ効果が得られるのだ。
「仕事か、健康管理か」と考えると、仕事で忙しいときに健康管理がおろそかになる。健康管理、体重管理は仕事や生活の一部だと思って継続してほしい。