料理の素材を科学する!ってほどでもないけれど

食材や料理についてまとめてみました。
クイズや脳トレもありますよ。

姥貝

2022年01月27日 | グルメ
【1月28日は何の日】
1881年 『罪と罰』の著者ドストエフスキー、亡くなる

【前の答】切山椒
Q1,山梨の他で広くつくられているのはどこでしょうか?
    a,大分  b,広島  c,奈良  d,山形
     →d,山形県の鶴岡市を中心に、庄内地方で多くつくられています。

Q2,江戸時代初期、切山椒を好んだと言われている茶人は誰でしょうか?
    a,小堀遠州  b,織田有楽  c,古田織部  d,本阿弥光悦
     →a,

Q3,東京で売られているのはどこでしょうか?
    a,上野  b,向島  c,浅草  d,柴又
     →c,とうぜん、酉の市が開かれている所でも売っています。

Q4,神奈川で売られているのはどこでしょうか?
    a,小田原  b,鎌倉  c,川崎  d,横須賀
     →b,伊勢佐木町でも売っています。

Q5,長野で売られているのはどこでしょうか?
    a,諏訪  b,上田  c,松本  d,長野
     →a,

Q6,明治42年4月25日の日記に、
  「遠くの染物屋に紅白の布が長く干してあった。大きな切り山椒の様であった。」と
  記しているのは誰でしょうか?
    a,夏目漱石  b,芥川龍之介  c,島崎藤村  d,森鴎外
     →a,漱石は意外とお菓子好きで、いろいろなものを食べています。

Q7,「熊手の代りに笹枝に芋を貫いたのと切山椒を買って美佐子のお土産にし、
   熊手は(  )神社でそれぞれが買った。」に入る神社はどこでしょうか?
    a,鷲神社  b,大鷲神社  c,大國魂神社  d,鷲宮神社
     →a,日本最大の酉の市が行われています。
      文は高見順の『如何なる星の下に』です。


【脳トレの答】塩もみ


【今日の話】
ボクは成長が遅く寿命が長いため
姥貝と名づけられたとも言われているんだ。
採れる場所が北の冷たい海なので、
北寄りの海で獲れる貝から北寄貝という通称がついたのさ。
ボクは貝類の中で鉄が3位、カルシウムは5位と多く、
タウリンやミネラルも豊富で、非常に栄養価が高いんだよ。
タウリンは身体や細胞を正常な状態に戻そうとする作用があり、
血圧が高いと下げ、
肝臓の働きが鈍っていると高めるというような働きをするのさ。
鉄やカルシウムは骨や歯を丈夫にしたり、
赤血球のヘモグロビンや筋肉中のタンパク質の構成成分になるんだよ。
また、正常な赤血球の産生、脳神経および血液細胞など、
多数の体内組織の機能や発達を正常に維持するために必要な
ビタミンB12も貝類のトップクラスの含有量なんだ。
ボクの名前を聞くと、特徴的な赤い部分を思い出すと思うんだけど、
生きている時は別の色なんだ。

Q1,ボクはバカガイ科の貝である。〇or✖?

Q2,ボクの特徴的な赤、生きている時は何色でしょうか?
    a,白  b,黒  c,黄  d,赤

Q3,ボクの寿命はどれくらいでしょうか?
    a,10年  b,20年  c,30年  d,40年

Q4,ボクの漁獲量が20年連続日本一はどこでしょうか?
    a,別海町  b,苫小牧市  c,根室市 d,三沢市

Q5,ゆるキャラ「ずーしーほっきー」がマスコットとなっているのはどこでしょうか?
    a,小樽  b,釧路  c,伊達  d,北斗


【今日のひと言】目標を達成する人は、目標を見えるようにしている

【今日の脳トレ】


【今週の話】ど力のつぼ
「お母さん、ど力のツボのはなし、またして」
「ウンいいよ。こんどは、なあに」
「さかあがり」
「あらあら、まだいっぱいになっていなかったのね。ずいぶん大きいね。」といいながら、
お母さんはイスをひいてわたしの前にすわりました。
そして、もうなん回もしてくれた「ど力のツボ」のはなしを
また、ゆっくりとはじめました。それはこんなはなしです。

人がなにかはじめようとか、
いままでできなかったことをやろうと思ったとき、
かみさまから「ど力のツボ」をもらいます。
そのツボには、いろいろな大きさがあって、
人によって、ときには大きいのやら、小さいのやらいろいろあります。
そしてそのツボは、その人には見えないのです。
でも、その人がツボの中にいっしょうけんめい「ど力」をいれていくと、
それがすこしずつたまって、いつか「ど力」があふれるとき、
ツボの大きさがわかる、というのです。
だから、やすまずにツボの中にど力を入れていけば、
いつか、かならずできるときがくるのです。

わたしは、このはなしが大すきです。
ようちえんのときはじめてお母さんからききました。
そのときは、「よこばしご」のれんしゅうをしているときでした。
それからも、「一りん車」「てつぼうのまえまわり」「とびばこ」「竹うま」。
なんでもがんばってやっているとき、
お母さんにたのんで、このおはなしをしてもらいます。
くじけそうになるときでも、このはなしをきいていると、
心の中に大きなツボが見えてくるような気がします。
そして、わたしの「ど力」がもうすこしであふれそうに見えるのです。
だから、またがんばるきもちになれます。

お母さんのいうとおり、この「さかあがり」のツボは、ずい分大きいみたいです。
「さかあがり」をはじめてから、もう二回もこのはなしをしてもらいました。
でも、こんどこそ、あとすこしで、あふれそうな気がします。
だから、あしたからまたがんばろうろうと思います。
お母さんは、「ツボが大きいとたいへんだけど、中みがいっぱいあるから、あなたのためになるのよ」といってくれるけど、
こんど、かみさまにもらうときには、もうすこし小さいツボがいいなあと思います。


小学校1年生の『ど力のつぼ』という作文です。
私はいい話だなぁ、って思います。
頑張ろう!っていう気になりますから。
出典は、『朝日作文コンクール 子どもを変えた親の一言 作文 25 選』です。
コメント (2)
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