履修不足問題と教育の精神

2006-11-03 16:42:41 | 時事報道放談
履修不足の問題で、いろいろなものが見えてきましたね。

中学校のゆとり教育や、週休二日制で授業時間の絶対数が不足していたこと。
そもそも大学入試科目が一律でないので、志望先の選択で受験勉強に不要な科目があることが問題であるとする意見に代表される、教育の目的が大学合格のみに置かれていること。
文部科学省は、ルールを作って時代の変化に対応した変更を行っていなかったこと
文部科学省は、ルールを作っただけで、その検証を行っていないこと
教育委員会は、その役割があまりにも役所的なメッセンジャーであったこと
教育委員会は、現場に適合するルールの改善に鈍感であったこと
学校は、国の重要政策規則を、嘘をついて変更したこと(できたことに驚き!)
学校は、変更が必要となっている規則を放置していたこと
規則の変更に適応力がない全体組織であったこと
ついでに
PTAの役割が見えないこと
・・・など

歴史や倫理などに限らず、法律や健康、福祉、海外事情など追加すべき今日的教科があるだろうにと思いつつ、そもそもは、教育の精神を練り直す必要も。

何のために学校行くの?・・・ということが問いかけられる前に、
何のために学校教育やってるの?

などということに思いをはせる昨今の報道でした。