季節の移ろいin絵手紙 Ⅱ

 絵手紙&水切り絵&パステルアートに日々の出来事を添えて・・・

(トルコと日本の友情)語り

2017-09-22 18:31:07 | お出かけ、旅行
 上方落語は好きで夫と時々足を運びます。
中でも、三代目桂春蝶さんが大好きです。
動きが、今は亡き枝雀さんを想わす滑稽さ、所作の面白さ、美しさ、華のある落語家さんです。
 特に凄い!と思われるのが、従来の古典に加えて
(落語で伝えたい想い)シリーズで歴史に基づいた逸話を語られるのです。

 今回は、おなじみの(時うどん)の出し物に続き(エルトゥールル号遭難)を語られました。

 1890年、エルトゥールル号に乗っていたオスマントルコ帝国の使者が、
和歌山沖で座礁し、581名が死亡。
村人たちが必死の救助にあたり、69名を救出しました。
 その日の食べる物にも事欠いていたにも関わらず村人たちは、自分たちの食べ物を差出し
懸命の看病に当たりました。
 その後、回復したトルコの人たちは、日本海軍の軍艦で自国に無事送り届けられました。

 これらの話は、トルコ全土に広がり、子どもたちの教科書にも載り代々伝えられてきました。

 時は流れて、イラン・イラク戦争の時のことです。
テヘラン空爆が始まろうとしていました。
当時テヘランには250名の日本人が住んでいました。
日本政府も手を出しあぐねていたとき、
 「今こそ、エルトゥールル号の恩返しだ!」と、
トルコ航空を使って無事救出されたという事実に基づいた語りでした。


 恥かしいことに、私はこの話の前半は本で読み知っていましたが、
テヘランでの救出の事は、うっすらとしか知りませんでした。

 あやうい今の世界中、このような二国間の友情の話に感動し気持ちが和らぎました。

 話は全く違いますが、(歌の会)で今月からのテーマ曲が、
朝ドラのテーマソング(若い広場)です。
 熱心に観てないことも相まってか、桑田佳祐さんが何を歌ってらっしゃるのか意味不明でした(゜_゜>)
 楽譜が配られ、歌詞を見てやっと・・・^^
新しいのに何かしら懐かしい曲と歌詞、好きになれそうな予感(笑)

 今月のパステル
 

 いつものように、はがきに応用して・・・