季節の移ろいin絵手紙 Ⅱ

 絵手紙&水切り絵&パステルアートに日々の出来事を添えて・・・

ツクツクボウシの鳴くころ

2018-08-16 07:05:11 | 思い出
 ゆるやかな山道を少し登り、数十段の石段を登りきると、そこには小さなお寺がありました。
こじんまりとした境内、そこが子どもたちの遊び場の一つでした。

 近所の友10人近くが集まり、
かくれんぼ、鬼ごっこ、石蹴り、縄跳び、ゴムとび等々 走り回っていました。

 そこには、小柄な尼僧さんがおられて、
時々顔を出して声をかけてくださったり、笑顔で私たちがすることを見てくださっていたりしました。

 これらの遊びに飽きると、お寺の縁の下にもぐりこみ、(アリジゴク)探しが始まります、
さらさらの砂地に作られたすり鉢状の巣。。。
(ウスバカゲロウの幼虫の巣であったことは大人になって初めて知った事でしたが)
この巣近くに蟻が来ると、足をとられて巣穴に落ちるのを、根気強く待ち、飽きずに見入っていました、残酷ですね^^

 残酷と言えば、もうひとつ好きだったのが、(地蜘蛛)探しです。
壁に沿って地中から地上に張られた袋状の蜘蛛の巣(幅1㎝弱、長さは6~7㎝くらいだったでしょうか~ 記憶があいまいですが)
それを見つけると、そぉーっと巣の端をもち、ゆるゆると引っ張り上げ、中の蜘蛛を見ると喜んでいました。

 そんなことを事をして遊んでいた遠い昔のあの頃。。。

 ツクツクボウシが鳴きはじめると、子ども心にも(夏が終わる)と何とも悲しい思いに駆られたものです。

 今頃 あのお寺の境内でツクツクボウシが鳴いているでしょうか。

 遠いあの頃に想いを馳せます。

 
    今日の絵手紙です
 磁器で作られたお地蔵様。。。
パステルで描いてみたいと描いてはみましたが・・・(゜_゜>)
またそのうちに、再度リベンジですね~^^