リンディス・パスは、クイーンズタウンとレイク・テカポ、マウント・クックを結ぶ動線上にあり、初めてニュージーランド南島を旅する旅行者は必ず通過する主要国道の峠である。
なかなかでっかい峠なので、チャリダーのなかにはなんとか回避したいと考える御仁もいることと思うが、心配はいらない。この路線を通るほとんどのバス会社はちゃんと自転車を積んでくれる。(プラス10ドル)
ただ、前後車輪を外して輪行状態にする必要があるので、輪行には慣れておこう。
さて。
お待たせした。
自力で越えたい同志諸君のために、ちゃんと峠越え諸々をレポートさせていただこう。
クロムウェルから、峠の向こうのオマラマを目指す場合。
クロムウェルの標高は180m。
435m、965mのふたつの峠越え、走行距離110kmを超えることを考慮して、8時までには出発したほうがいいだろう。
タラス村までの30kmは単調だ。
人造湖の湖畔を走る。
タラス村にはカフェが一軒あるだけだ。
宿泊できるところはない。
一応、村の小学校の緑地に一晩限りでテントを張らせてもらえるというローカル・ルールはあるのだが、それはエマージェンシーと考えよう。
タラス村を過ぎると、徐々に登り始める。
まわりは相変わらず、牧場だ。
なんだなんだ?
怪しい人物発見!
ブリキ人間だ。アンドロイドかもしれないぞ。
こういう標識があるから、分かりやすい。
峠の山頂まではまだ、46kmもある。
山道に入る。
そこらへんじゅうに、ルピナスが咲いている。
綺麗だが、特定外来種だ。
1つ目の峠をクリア。
明るい峠だ。
いったん下って、また、ほぼ最初から登り直すのだ。
つぎはいよいよリンディス・パス。
もう、そこらへんじゅうが、ルピナスだ。
もう、どこもかしこも…
自転車は登っていく。
長い道のりだけど、そんなに急坂ではない。
またあの標識の続き。
峠の山頂が近づいてきた。
とは言っても17kmある。17kmずっと、ひたすら登り坂だ。
見上げると、でかい空、でかい雲。
ここを車やバスで通過するのは、なんとも勿体無い。
長いので、所々で小休憩をいれる。
こういう、ちょっとした空きスペースはあちこちにある。水を飲んだり、バナナを齧ったり。
どんどん登る。
遠くまで来た感、半端ない。
山頂直前は急坂だけど、1×1で十分登れる。
手前5キロがいちばん急。
山頂が近づいてきた。
予想に反して大したドラマもなく、
着いた。
でっかい峠だったなあ!
下り坂だけど、
ひたすら長い。
向かい風だったので、ノーブレーキでも時速50kmにも達せず。
むしろ、せっせとペダル漕いだ。(泣)
オマラマ遠い。
道、長い。
オマラマでは、ホリデーTOP10キャンプ場のキャビン(バンガローみたいなもの)に宿泊。
4スクエア・スーパーマーケットまで徒歩3分。
なかなか便利だった。
他に、ヘリテージリゾートホテルとモーテルがある。たぶん一泊150ドルくらいだろう。さほど高くはない。
値段は、2人でも1人利用でも変わらない。
ちなみに、
この先はあの有名な「テカポ湖」だが、
近年、星空の世界遺産だとかナントカでえらいことになっているので、宿泊予約が極めて取りにくい。
「テカポ湖」へは、予約もなく自転車旅で舞い込んだとしても、どこにも泊めてもらえず、右往左往することになりかねないから気をつけよう。
レイク・テカポはチャリダー危険地帯だ。一泊3万円の部屋ですら瞬殺で予約済みの海に消える。
行き先は、きょうたどり着いた町や村。
宿は、現地で決める。
そんな自由な自転車旅だが、年々やり辛くなってきた。
山小屋はずっと以前からテカポ湖とは相性が悪く、まともに泊まれた試しがない。
右往左往。
山小屋もまた、何度かそういう目に遭ったのだ。
今回もまたしても予約は取れず、仕方なくオマラマからルート変更したが、結果は正解だったと思う。
臨機応変に対応するのもまた、旅の醍醐味だろう。
なかなかでっかい峠なので、チャリダーのなかにはなんとか回避したいと考える御仁もいることと思うが、心配はいらない。この路線を通るほとんどのバス会社はちゃんと自転車を積んでくれる。(プラス10ドル)
ただ、前後車輪を外して輪行状態にする必要があるので、輪行には慣れておこう。
さて。
お待たせした。
自力で越えたい同志諸君のために、ちゃんと峠越え諸々をレポートさせていただこう。
クロムウェルから、峠の向こうのオマラマを目指す場合。
クロムウェルの標高は180m。
435m、965mのふたつの峠越え、走行距離110kmを超えることを考慮して、8時までには出発したほうがいいだろう。
タラス村までの30kmは単調だ。
人造湖の湖畔を走る。
タラス村にはカフェが一軒あるだけだ。
宿泊できるところはない。
一応、村の小学校の緑地に一晩限りでテントを張らせてもらえるというローカル・ルールはあるのだが、それはエマージェンシーと考えよう。
タラス村を過ぎると、徐々に登り始める。
まわりは相変わらず、牧場だ。
なんだなんだ?
怪しい人物発見!
ブリキ人間だ。アンドロイドかもしれないぞ。
こういう標識があるから、分かりやすい。
峠の山頂まではまだ、46kmもある。
山道に入る。
そこらへんじゅうに、ルピナスが咲いている。
綺麗だが、特定外来種だ。
1つ目の峠をクリア。
明るい峠だ。
いったん下って、また、ほぼ最初から登り直すのだ。
つぎはいよいよリンディス・パス。
もう、そこらへんじゅうが、ルピナスだ。
もう、どこもかしこも…
自転車は登っていく。
長い道のりだけど、そんなに急坂ではない。
またあの標識の続き。
峠の山頂が近づいてきた。
とは言っても17kmある。17kmずっと、ひたすら登り坂だ。
見上げると、でかい空、でかい雲。
ここを車やバスで通過するのは、なんとも勿体無い。
長いので、所々で小休憩をいれる。
こういう、ちょっとした空きスペースはあちこちにある。水を飲んだり、バナナを齧ったり。
どんどん登る。
遠くまで来た感、半端ない。
山頂直前は急坂だけど、1×1で十分登れる。
手前5キロがいちばん急。
山頂が近づいてきた。
予想に反して大したドラマもなく、
着いた。
でっかい峠だったなあ!
下り坂だけど、
ひたすら長い。
向かい風だったので、ノーブレーキでも時速50kmにも達せず。
むしろ、せっせとペダル漕いだ。(泣)
オマラマ遠い。
道、長い。
オマラマでは、ホリデーTOP10キャンプ場のキャビン(バンガローみたいなもの)に宿泊。
4スクエア・スーパーマーケットまで徒歩3分。
なかなか便利だった。
他に、ヘリテージリゾートホテルとモーテルがある。たぶん一泊150ドルくらいだろう。さほど高くはない。
値段は、2人でも1人利用でも変わらない。
ちなみに、
この先はあの有名な「テカポ湖」だが、
近年、星空の世界遺産だとかナントカでえらいことになっているので、宿泊予約が極めて取りにくい。
「テカポ湖」へは、予約もなく自転車旅で舞い込んだとしても、どこにも泊めてもらえず、右往左往することになりかねないから気をつけよう。
レイク・テカポはチャリダー危険地帯だ。一泊3万円の部屋ですら瞬殺で予約済みの海に消える。
行き先は、きょうたどり着いた町や村。
宿は、現地で決める。
そんな自由な自転車旅だが、年々やり辛くなってきた。
山小屋はずっと以前からテカポ湖とは相性が悪く、まともに泊まれた試しがない。
右往左往。
山小屋もまた、何度かそういう目に遭ったのだ。
今回もまたしても予約は取れず、仕方なくオマラマからルート変更したが、結果は正解だったと思う。
臨機応変に対応するのもまた、旅の醍醐味だろう。