JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

20年を越えたメッセージ

2005年08月12日 | d-f

ジャンボ機墜落から20年ですか、はやいですね。
友人のいとこが同事故でお亡くなりになり、たしか新宿か何処かだったと思いますが、合同慰霊祭か何かに友人が出かけていったことを思い出します。とてもショッキングな事故でした。
少女がヘリコプターで救出された姿、なんとも鮮明に覚えています。生命力の偉大さと、1人残された彼女のやるせなさを思ったりもしました。

当時、私はまだ神奈川に住んでおりましたが、仕事がら飛行機を利用する機会が多く、人ごとでは無い思いをしました。今年、相次ぐ航空機関連の事故を思うとき、20年の歳月を越え、ジャンボ機が何かを言いたげに感じるのは、私だけではないと思います。2度とあのような惨事が起きないよう、多くの方々の努力に期待して、犠牲者の方々に手を合わせましょう。

さて、今日の一枚ですけど「静かなるケニー」、この邦題は、まさに直訳ですけど、何故か「至上の愛」とも競える名邦題だと感じてしまいます。
けして、「ずば抜けた」テクニックも「ケニーだぁ」と強く感じさせるプレーヤーでもないケニー・ドーハム。このアルバムだって、「ジャズ史に燦然と輝く」っていうしろもんじゃないけど、ドーハムの暖かさが伝わってくるような、そんな優しさを感じてしまう。
印象的な邦題のせいもあるかもしれませんが、このアルバムも以前ジャズ喫茶で、とてもリクエストの多いアルバムでした。

ジャンボ機事故を想い、優しいドーハムを聴きながら、彼らの残した教訓をもう一度考えてみるのも、お盆を迎える私たちには、ちょっと良い時間ではないでしょうか。

OUIET KENNY / KENNY DORHAM
1959年11月13日録音
KENNY DORHAM(tp) TOMMY FLANAGAN(p) PAUL CHAMBERS(b) ART TAYLOR(ds)
1.LOTUS BLOSSOM
2.MY IDEAL
3.BLUE FRIDAY
4.ALONE TOGETHER
5.BLUE SPRING SHUFFLE
6.I HAD THE CRAZIEST DREAM
7.OLD FOLKS
8.MACK THE KNIFE

キス!

2005年08月12日 | j-l

来月そうそうに帰国予定の、とある女子の誕生日が今月16日であります。
16日に、誕生会を友人一同で行う予定ですが、あいにく私は、出席がかないません、そこで今宵、帰国土産にもなるようにと、ペアーのマグカップをわたして参りました。

先日、けいさんよりいただいたボストカードを(娘に進呈をしなかったものですが)使わせていただき、
「私が大好きな人の誕生日に、大好きな人が大切な人と、二人で使って欲しいマグカップを贈ります。」
とのメッセージをそえて、

すると、
「バブさんは、誕生会に来られないの? 仕事ならしょうがないけれど、バブさんに、わたしは来て欲しかった。」と彼女、さらに
「今、わたし、たいせつなひといない、でも、バブさんの気持ちいちばんたいせつ」と言ってキスをプレゼントしてくれました。

25才の誕生日に私は、あなたにお祝いが言えませんが、本当に大切な人と私が贈ったマグカップで、コーヒーを飲むあなたの笑顔をキスと共に、受け取りましたよ。
とてもチャーミングな彼女、帰国しても私のことを思い出してくれるでしょうか?

「いつまでも私の心の中にあなたがいるように、あなたの心の隅に私が思い出としてありますように」とおでこにキスを返しました。

なんか、ちょっと「ポッ」とする今宵です。

今日は、1人季節はずれですがこのアルバムを聴きましょう
独りよがりの「危険な関係のブルース」、今夜だけはそんな気分を味あわせてください。

FLIGHT TO DENMARK / DUKE JORDAN
1973年11月25日,1月22日録音
DUKE JORDAN(p) MADS VINDING(b) ED THIGPEN(ds)
1.NO PROBLEM
2.HERE'S THAT RAINY DAY
3.EVERYTHING HAPPENS TO ME
4.GLAD I MET PAT
5.HOW DEEP IS THE OCEAN
6.ON GREEN DOLPHIN STREET
7.IF I DID-WOULD YOU?
8.FLIGHT TO DENMARK