JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

「二日目酔い」

2005年08月16日 | a-c

いやぁ飲みました、「ペロペロ」という言葉は、何かをなめる音ではなくて、昨晩(正確には今朝)の私のためにある擬音だと痛感しました。あそこまで酔ったのは、いかに私でも久しぶりでありました。

あずきさんのブロクに刺激を受けた事もあり、寿司屋で旬の肴をいただきながら、ふと気が付けば日本酒を6合ほど、いい気分になりいつものバーで、バーボンを?ん?んん? マスターなにこれ?(ママの店は、昨日お休みでした)
出てきたのは、バーボンよりどう見ても薄い色の液体、もちろんストレート。香りは?(おお~、こっこれは、塩とライムかレモン無しでは、飲めぬあれではないか?)
「マスター、これひょっとしてテキーラ?」
「そう」
「えー?俺しばらく飲んでないし、ライムか何か出してよ」というと
「まぁ、いいから飲んでみなよ」

確かに香りはとてもいい、そうっと口に運んでみると、「あらま」強烈に強いけど、なんとまろやかな口当たり、
「何これ?むちゃくちゃ旨いジャン!!」
「だばしょ、だばしょ、このテキーラはね..........」
マスターの話を要約すると、アメリカ時代(マスターは、フロリダに6年ほど在住されていた)に知り合ったメキシコ人が、年に1度か2度送ってきてくれるテキーラで、日本はおろか何処でも買えない代物らしい。

「いやー こりゃぁライムも何にも無しに飲めるわぁ」と
バーボンのことはすっかり忘れ、このテキーラを飲み続けてまいりました。(何杯飲んだのだろう?)
結果、「二日目酔い」とあいなったのでした。

えっ?「二日酔い」だろうって? ブブー
私の場合、何故か頭痛や腹痛という「二日酔い」特有の症状は、過去ほとんど出たことがありません。それでは「二日目酔い」はというと、何て事はないまだ酔った状態ということ、その証拠にすぐにバーボンを飲めと言われれば「OK牧場」であります。えっへん?!(どう考えてもエバル事じゃない)

ともあれ、今日はお盆休み最終日、ダラダラともしていられないのでコルトレーンを聴いてシャキッと気合いを入れ直しましょ(いつもは朝から聴く曲じゃないけどね)
このアルバムを聴くたびに、一心不乱に吹き続けるコルトレーンとマイクをもって追いかけるルディ・ヴァン・ゲルダーの姿を想像し、彼に足を踏まれたという客に私はなりたかったと心から思ってしまいます。
椅子にもたれて頭をふりふり音楽に聴き入る、ヴィレッジ・ヴァンガード・オーナー、マックス・ゴードン、煙で姿が見えなくなってしまうほどパイプをふかし足を踏みならす、ボブ・シール。ゴードンなんかピークの時は、椅子から落ちてしまうのではないかというくらい体を揺すっていたそうですけど、この場に私が居られたら....とんでもない音楽は瞬間に生まれるんですね。

LIVE AT THE VILLAGE VANGUARD / JOHN COLTRANE
1961年11月2,3日録音
JOHN COLTRANE(ts,ss) ERIC DOLPHY(bcl) McCOY TYNER(p) REGGIE WORKMAN(b) ELVIN JONES(ds)
1.SPIRITUAL
2.SOFTLY, AS IN A MORNING SUNRISE
3.CHASIN' THE TRANE