昨日、あんな記事を書いたばかりだったのに、ジャルさんにはあきれて口があんぐりです。ともかくは大事故につながらなくて一安心ではありますが。
今日、墓参りを済ませ帰省中の友人に会うべく、待ち合わせの喫茶店に1人向かいました。車を駐車場に止め、歩き始めると
「バブさん」と呼ぶ声
ふと振り向くと浴衣姿の美女が私に話しかけてくるではありませんか。
紺の浴衣に合わせた茶の帯が素敵な、まさに「傾国傾城!」
(しかし待てよ、私に話しかける美女など、少なからずここ20年間心当たりもない、他人に話しかけたのを私が勘違いしているとしたら.....)
ところが、周りにそれらしき人はいません。
(間違いなく彼女は私に話しかけている....ドキドキ)
「忘れちゃった? ○×です。」
(○×?んーそういえば、何処かで見たような、まてよ何処かのスナックかなんかか?........あーーーーーー!!)
「ひょっとして、○×ユカちゃん?」
「はい、ユカです。」
ユカは、高校生の頃、私の所でアルバイトをしていた女の子です。それにしてもしばらく合わない間に、なんと美人に変貌したことか(失礼、高校生の頃から可愛い子でしたよ)
「あれから、10年以上たったか?」
「はい、私ももうすぐ30になります。」
(おうおう、これほどの美人になるのであれば、あの時もう少し優しくしておけばよかったのぅ)
話を聞けば、今は東京でOL暮らしだそうで、独身、今日は友達と盆踊りに出かけるとのこと、(私もむさい友人と会うよりあなたと盆踊りに行きたいわぁ~)と思いつつも、携帯の電話番号を交換し別れました。
それにしても、高校生の頃は子供だなぁと思っていた女の子が、こうして「傾国傾城」に変貌している、つくづく女性は恐ろしい。(失礼)
ああして、魅力的な大人の女性になっていくのですね。それを考えるとなんとなく男は、進歩無き生物に思えてくるのは、私だけでしょうか。
友人にその話をすると、「何故ここに連れてこなかった」と、まことにご立腹のご様子でした。
さて、今日もまた、進歩無くピアノ・トリオを一枚ご紹介します。
かの、「モーニン」の作曲者でもあるボビー・ティモンズの初リーダーアルバムであります。ティモンズというと、何とも黒人くさい雰囲気が、私は好きです。あか抜けてしまった「傾国傾城」よりも、くさいティモンズのトリオ演奏が、私にはお似合いでしょう。
THIS HERE IS BOBBY TIMMONS
1960年1月13,14日録音
BOBBY TIMMONS(p) SAM JONES(b) JIMMY COBB(ds)
1.THIS HERE
2.MOANIN'
3.LUSH LIFE
4.THE PARTY'S OVER
5.PRELUDE TO A KISS
6.DAT DERE
7.MY FUNNY VALENTINE
8.COME RAIN OR COME DHINE
9.JOY RIDE
おまけ
「傾国傾城」(けいこくけいせい)の意味を付け加えます。
字のごとく「国を傾け、城を傾ける」つまりは、一国の主が夢中になって、国も城も傾けてしまうほど美しい女性という意味です。