今日は、ビールとバーボン2杯程度ですまし、おとなしく我が家におります。(いい子、いい子)
さて、今日も古い話になってしまいますが、アーチー・シェップのお話しです。
私は、以前アーチー・シェップが曲調もさることながら、何となく金属っぽい音がするような気がしてあまり好きではありませんでした。
以前にもちょっと話を出しましたが、東京の自由ヶ丘にあった「アルフィー」というジャズ喫茶に、私は上京してからちょくちょく出没していました。ある日、いつものように本を何冊か持って居座っていると、
どうも音はシェップっぽいのですが雰囲気がちょっとちがうアルバムが、もちろん初めて聴くアルバムです。
「変にいい、俺これ好きかも」
ふと、ジャケットを見ると毛沢東が泳いでるイラスト
「え~~~?」
手に取ってみるとすべて英語(当たり前といえば、当たり前だけど、ようは日本語レビューが付いていないということです)
「パーソナル、パーソナル」
ドラム「マックス・ローチ」、テナー・サックス「アーチー・シェップ」
「やっぱり、シェップだぁ」と思いながらも、私の知っているシェップとは何処かちがう、この日本でまだ発売されていなかった「FORCE」というアルバムを発売と同時にすぐ買い求たのは当然です。
サックスとドラムのディオですから、けして聞きやすいメロディアスなアルバムではありません。ただ私はいまだに「このアルバム以前と以後のシェップは、間違いなく変わった」と思いこんでいます。
ジャズ喫茶の少なくなった今、こんな形でアルバムを買う事もなくなってしまいました、「ジャズ喫茶」それは、私にとってまさに情報の源だったのかも知れません。
今日紹介のアルバムは、「FORCE」ではなく、同じシェップのディオですが「DUET」をご紹介します。
ダラー・ブランドのピアノ、いいですよ。
DUET / ARCHIE SHEPP
1978年6月5日録音
ARCHIE SHEPP(ts) DOLLAR BRAND(p)
1.FORTUNATO
2.BAREFOOT BOY FROM QUEENS TOW
3.LEFT ALONE
4.THEME FROM "PROOF OF THE MAN"
5.UBU-SUKU