JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

踏ん張れ!!

2005年08月27日 | d-f

最近、年のせいか「最後の踏ん張り」がきかなくなってきたようなきがします。
というより、妥協が増えてきたのかもしれません。
ちょっと若い頃は、「まだまだ、もう少し頑張ろう」とか、「必ずやってみせる」とか、「今日中に何とかしないと」とか
がむしゃらに突き進む活力があったのですが、何処かに置き忘れてきたのか、「まぁ、こんなもんか」的な発想や行動が日々増えてきているような。

デューク・エリントンは
「ジャズに助成金を与えたら、その瞬間からジャズメンは偽物を作るようになる。ジャズは競争の産物としてスタートしたからだ。もし食べるために闘うという競争がなかったら、ジャズは別のものになってしまう」
といっていましたが
ジャズだけでなく闘争心が日々を活性化するのは確かだと思います。

日々衰える闘争心をもう一度かき立てましょうか。
でも、どうすればそれは出来るのでしょうか?

若者を見て、
「青いな」と思う心は、きっと「活気があっていいな」という気持ちの裏腹なのかもしれません。
「彼らの若さを吸血鬼のごとく吸い取り、我が活力に代えようか」
「いやいや、今こそジャズメンを見直そう、老いても尚、活力ある者がピックになっているではないか」
彼らの100分の1でもいいから、彼らの音楽からそれを感じ取って、私の活力につなげていきましょう。

さぁ自身に活を入れますよ、「カーーーーーーツ!!!」

この「THE MUSINGS MILES」のジャケット写真を見るだけで、若き日のマイルスがもっていた闘争心を感じることが出来ます。老いても彼の目からこの輝きは消えることがありませんでした、一点に向かって突き進む目、ここから力をいただきましょう。

THE MUSINGS OF MILES / MILES DAVIS
1955年6月7日録音
MILES DAVIS(tp) RED GARLAND(p) OSCAR PETTIFORD(b) PHILLY JOE JONES(ds)
1.WILL YOU STILL BE MINE?
2.I SEE YOUR FACE BEFORE ME
3.I DIDN'T
4.A GAL IN CALICO
5.A NIGHT IN TUNISIA
6.GREEN HAZE

脱力感が支配した一日でした。