図書館の新刊コーナーにあった本です。
表紙にはイマドキの生意気そうな高校生が描かれております。
本来ならばこの手の本は見向きもしないとばってん
貧乏人の悲しさと言うのじゃろか
タダなら何でもよかけんトニカク借りてしまうとです"(-""-)"
作者の名前は 全然知らんやったとです。
そりゃそうです 新人作家さんで
この本で第23回日本ミステリー文学大賞新人賞ば受賞されたとです。
お話は
ある日、高校3年生の椿太郎の姉ちゃんが十字架に磔ばされて殺されたとです。
姉ちゃんが遺したメモには「この家には悪魔がいる」・・・。
家族は両親と椿太郎の3人家族(兄は自殺している・・・)
椿太郎はメモの真意と犯人の正体ば探し始めたとです。
椿太郎の容赦なか言葉のジャブ
ああ言えばこう言う ひねくれた性格
見事につながる ウンチクのためのウンチク
やっぱ生意気なガキやったです(笑)
そいにしても
何度も文中に小説家の「伊坂 幸太郎」が登場するのは
伊坂 幸太郎さんに通じる筆の運びも意図的なものじゃろか?
まぁ そげな事はどげんでもよかけん
スピード感あふれる会話と話の展開に楽しませてもらいました。
お話は
アパートでひとり暮らすイズミは
夜店で出会った金魚の僕にユキと名付け部屋の中で飼っているとです。
毎日、僕はイズミば見つめているとです。
おとなしい性格のイズミには恋人が出来んとです。
淋しい日々ば暮らすイズミに僕はいつも語りかけているとです。
例え気づいてくれる事はなくても(当たり前ばってん)
僕は彼女の幸せば願う日々が過ぎて行ったとです。
そげな、ある日イズミに恋人が・・・・・
ばってん、その恋人は・・・・。
ハートウォーミング小説 て言うとらしかばってん
「あぁそうですか」と言う感想です!(^^)!。
だけんオイは金魚のユキが人間に生まれ変わるミラクルが起きて
ユキは自分の代わりにイズミの恋人ば金魚にして
金魚鉢に沈めた後、ユキとイズミは結ばれるとです。
ばってん藻の中でもがき苦しむ恋人だった男の怨念が
ユキとイズミに襲い掛かるとです・・・・・・・・。
そんで題名は「ぶくぶく」に変更したかとです・・・(笑)!。
スンマセン こげな事ば書いたら
作品に対してイカンとばってん
オイ 妄想するとがガバイ好いとるとです"(-""-)"。
表紙ば見てお分かりのように
決して純愛小説でもホラーでもサスペンスでもない
おふざけユーモア小説です"(-""-)"
お話は
ネットで知り合ったお互いに名前も知らない4人の男女が
車中で練炭自殺ばしようとしたその時
暗がりからカップルが乗る車がやってきたとです。
その後すぐにカップルば追いかけて来た男が
カップルの男ば射殺してイヤがる女ば連れ去ったとです。
殺人現場に残されたのは男の死体と
アルミケースに入った3千万の札束・・・・・・。
さぁ どげんするとかい?
どげんしたら よかとかい?
混乱する4人の顛末は!!
深刻な問題であるネットで募る集団自殺ば
こげな展開にもって行く藤崎 翔さんは こげなお人です(笑)
亡くなった人に一度だけ会わせてもらえる不思議な裁縫店のお話です。
評判になった川口俊和さんの「コーヒーが冷めないうちに」の舞台が
喫茶店から裁縫店になっただけのような・・・・・"(-""-)"。
最近、AIで亡くなった歌手の再現やらで感動する人、違和感ば感じる人やら
色々とあるごたるばってん、あの世で再会できるお話も溢れすぎると
悼む心とは少し離れて行くような気がしてくるとです。
まぁ 受け止め方はそれぞれやけんオイが要らん事ば言わんでもよかとばってん
そいにしてもあの世への紡ぎ料金が100万円は高すぎるばい!!
日々、幼稚園教諭の舞子は都会の幼稚園ならではの待機児童問題やら
近辺住民から園の騒音問題の苦情やらで頭ば抱えておった時
幼稚園で飼っておった動物が連続して殺される事件が発生するとです。
犯人の目的は・・・・・。
身勝手な大人たちから
園児たちば守る舞子の姿が良かったばってん
中山さんにしては犯人もスグに分ってしもうたし
いつものどんでん返しも無か中途半端な読後感やったですスンマセン"(-""-)"。
お話は
小学6年生の紫郎は両親がおらん淋しさば癒してくれる
海の景色の中でひとり日々ば過ごしておったとです。
ある日、見慣れた崖に不思議か人影ば見たその日から
何者かに狙われ身の危険ば感じるとです。
年の割には大人びとる紫郎は
持ち前の負けん気と正義感で
自分を狙う犯人と崖に隠された真相に迫るとです。
少年版インディジョーンズ!
次郎が描いた紫郎の冒険小説ばお楽しみください!
宮部さんの初期の頃の短編集です。
表題の「とり残されて」は
時空ば超えて少年が大人になった現代に戻ってきたのは何故?
その真実が分かった時に少年への愛おしさが胸に迫ってくるとです・・・。
異空間の世界であっても
切なく悲しく優しい人たちの物語が心に沁みる6編の本やったです。
読んだ本の紹介が7冊たまってしまったとです。
別に無理して紹介せんでもよかとばってん
今月2日の誕生日に大台ば迎えたオイの備忘録として
ボチボチばってんやっぱ書き留めておきます"(-""-)"。
内容紹介 読メより
関西某県の田舎町・獅子追の交番に異動した澤登耀司、30歳。
過疎化が進む人口わずか4万人の町から
耀司の同期で交番勤務していた長原信介が姿を消した。
県警本部が捜査に乗り出すも、長原の行方は見つからなかった。
突然の失踪。長原は事件に巻き込まれたのか。
耀司は先輩警官・晃光に振り回されながら長原失踪の真相を探っていく。
やがて、町のゴミ屋敷の住人だった毛利宅が放火され
家主・淳一郎の遺体が見つかった。
耀司は、長原が失踪直前に毛利淳一郎に会いに行っていたことを掴むが・・・・・・。
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何事に対しても優秀で耀司の憧れじゃった長原ば探す耀司は
何故か署内から疎まれてしまい
得体のしれない不穏な周りの空気の中に
真実ば隠そうとする何かば感じるとです・・・。
閉塞した地方での利権争いやらば絡めた警察小説やったばってん
そいにしても
最後はこれで終わりにしてよかとかい??で終わるお話やったです"(-""-)"。
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物語は放射能の影響で
100歳過ぎても元気で死ねない「義郎」と
生まれつき病弱な曾孫の「無名」が暮らす日本の変わり果てた未来の物語です。
こここまでの設定は よくあるお話で
作者の言葉遊びがユニークで笑ってしまったとばってん
笑った後にやりきれなさが余計にこみ上げて来たとです。
物語が言うような時代が来ないとは言い切れない自然災害や昨今の騒動に
曾孫の「無名」の姿が子供たちが迎える未来に重なる事が無い事ば
願うだけです。
内容紹介 読メより
昭和三十八年。北海道礼文島で暮らす漁師手伝いの青年、宇野寛治は
窃盗事件の捜査から逃れるために身ひとつで東京に向かう。
東京に行きさえすれば、明るい未来が待っていると信じていたのだ。
一方、警視庁捜査一課強行班係に所属する刑事・落合昌夫は
南千住で起きた強盗殺人事件の捜査中に、子供たちから
「莫迦」と呼ばれていた北国訛りの青年の噂を聞きつける―。
オリンピック開催に沸く世間に取り残された孤独な魂の彷徨を
緻密な心理描写と圧倒的なリアリティーで描く傑作ミステリ。
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奥田さんが描く昭和30年代の世相と人間像が
ミステリーとは違うお話に感じられたとです。
捜査網から巧みに逃げまわる寛治を匿う人々
落合刑事の執念
警察組織の軋轢による捜査の失態やらが
最後までグイグイ読ませてくれたばってん
作者が誰ば何ば語りたかったのかがオイには伝わらんやったとです。
寛治が幼い頃、義理の父親に当たり屋ば命じられ
脳に障害ば持ってしまう寛治の生い立ちに
本当の悪人が誰なのかば思う時
切なさしか残らん物語やったです。
写真は2月2日撮影"(-""-)"
久しぶりにコインランドリーのお話ばします。
今朝は雨やったけん
乾いた洗濯ものが濡れないように苦心するとです。
籠の上にジャンバーば被せるだけばってん・・・・・。
いつもは20分の200円で大丈夫とです。
量が多い時は30分の300円です。
今日はムチャクチャ少なかったけん
200円でも長すぎるばい!とカードば入れてボタンば2回押すつもりが
何故か3回押して30分の300円になったとです!!
よりによって
こげん量が少なか時にこげなミスばするとは
これが200円と300円の中間ぐらいで迷う局面ならば
アキラメもつくとばってん
よりによって・・・・・・とオイは何度もつぶやいたとです。
ばってん車で1分チョットの我が家に戻り
待ち時間30分の有効活用でオイの塞ぐ気分ば変える事にしたとです。
毎朝の伝票整理やら帳簿の計算ば物凄か速さでやり終えて
何とか自分の心が300円の呪縛から逃れたような気になったとです。
コインランドリーに戻り
籠の中のパリパリ乾いた洗濯物の少なさに
呪縛の余韻が少しばっかしよぎったオイは
やっぱこまか男です・・・・・・。
シリーズ作品最初の本です。
お話は
かつて日本中ば震撼させた半グレ集団のボスで死刑になった父ば持った
女子高校生の結衣が通う学校に首相が来訪したその日に
正体不明の武装したテロリスト集団が学校ば襲撃するとです。
政府は総理や生徒たちの人質ば救おうとするとばってん
テロリスト達の強力な軍事兵器の攻撃に何も出来んまま時間ばかりが経つとです。
そげな時、教室の片隅に潜んでいた結衣は
幼い時から父親に教え込まれた戦闘技術ば駆使して
武装集団にひとり立ち向かったとです。
か細い結衣がムチャクチャ暴れまわり屈強な男たちばねじ伏る姿は
ハリウッド映画そのものです(笑)
派手な殺戮場面やら生々しか場面が出てくるとばってん
それは恐怖と暴力で相手ば支配するテロの卑劣さそのものです。
だけん結衣がカッコよかったとです。
ラストは結衣がテロ軍団のリーダーの前で首謀者ば暴き
自らの手で闘いの幕ば降ろすとです・・・・。
女子ヒーローが好きな方にはおすすめしたい本でした"(-""-)"。
大人の恋愛小説と言う紹介で読んだ本です。
お話は
中学の同級生じゃった50歳ば過ぎとる独り身の男と女が
戻って来た故郷で偶然に出会い魅かれ合うとです。
ばってん
二人は何故か胸に秘めた想いば言葉ば吐き出せんとです。
素直になれないもどかしい日々が過ぎるとばってん
遂に女は男の思いの丈ば受け入れたとです。
ばってんその後、二人には過酷な運命が待っておったとです・・・。
女の強さがオイにはキツかったばってん
前に進めんでモヤモヤもしたばってん
それは大人だからの憶病さと愛がそげんさせたかもしれません。
分っておったばってんラストは不器用だった二人の純愛にやっぱ涙でした ・・・。
以上、不倫騒動でさらし者になってる芸能人の皆様へ贈る本でした"(-""-)"