熱愛 香納 諒一
読んでいたら佐賀県出身者が数名出てきて、その中にはオイの住んでる町の人物も
出てきたけん、ひょとしたら思い当たる人がいないかと真剣に考えてしもうたとです。
ばってん
この本を何で予約していたのか自分でも記憶が無い本やったけん
こげな事もあるとたいねぇ しみじみ思うたとです。
さて物語は刑事を辞めた男がミスターと呼ばれる謎の殺し屋を探し出すお話です。
いつもの香納 諒一らしか本でした。
団欒 乃南 アサ
オイは毎月第2日曜日、町内の有志数名で廃品回収しとるとです。
取り扱い内容は新聞紙、雑誌、ダンボール、古着等です。
今月は3月13日の日曜日、ダンボール箱の中に本が入っているとば見つけたとです。
良くみたら司馬遼太郎やら高杉良の本やら他にも色々あったとです。
しかもみんなまだ新しいとです。
そこでオイは思ったとです。
ひょっとして、この本はオイの町内に住む直木賞作家が
処分したのではないかと・・・・・・・・・・・・・・。
それは作家がオイにこの本ば読めと言っているのではないかと・・・・
そう思ってオイはそのままダンボール箱ごと我が家に持ち込んだとです。
そしてその中に入っていた本の一冊がこの「団欒」です。
前置きが長くなったばってんこの「団欒」は家族をテーマにした短編集です。
乃南 アサさんらしか人間描写の鋭さは読んでいて飽きんとです。
ちなみに、この本あくる日の14日月曜日に博多阪急で家内たちの買い物を
待つ間、アッと言う間に読み終えたとです。
それから待つ時間の長いこと長いこと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ばってん直木賞作家は、業務用洗剤ライオンソフターC、4L3本入りの
ダンボール箱などには、やっぱ入れんでしょうなぁ・・・・・・。
六月の輝き 乾 ルカ
この本はダンボールの中では無く予約しとった本です。
生まれた日も一緒の美奈子と美耶は隣同士に住む仲良しだった・・・・・
ある日、小学校の教室で美耶は誤って自分のカッターナイフで美奈子の指を切ってしまう
この日から二人の友情は大きく変わり始めて行くとです・・・・・・・・。
乾ルカさんの本は、これで三冊目です。
オイとしては今までのよりは少し弱い感じがしたとですが
それでも最終の頃は二人の想いがあふれ出て最後のページを終えたら
すぐに最初の序章を読み直してしまったとです。
美しすぎる心の持ち主の美耶・・・・・
本当は誰よりも美耶を大事に思っていた美奈子・・・・・・・・・・。
心に残る序章と最終章でした。