「夏光」 乾 ルカさん
最後の章で やっぱ こらえきれんで涙腺にグッと来たとです。
表紙は 何か不気味ばってん 時々グロテスクな描写もあるばってん
何か悲しくて不思議で切なか人間の情愛が じわ~とくるとです。
乾さんは「あの日にかえりたい」で 昨年の直木賞候補になったとばってん
オイは、まだそれは読んで無かったとですが、早よ読みたいと思うたとです。
「夏光」 乾 ルカさん
最後の章で やっぱ こらえきれんで涙腺にグッと来たとです。
表紙は 何か不気味ばってん 時々グロテスクな描写もあるばってん
何か悲しくて不思議で切なか人間の情愛が じわ~とくるとです。
乾さんは「あの日にかえりたい」で 昨年の直木賞候補になったとばってん
オイは、まだそれは読んで無かったとですが、早よ読みたいと思うたとです。
小暮写真館 宮部みゆきさん
その本の分厚さにものすごく期待して読みました。
高校一年生の花菱英一の家族は さびれた商店街に戦前からの建物である小暮写真館に越してきた。
両親の意向で写真館の外観は殆どそのままに残し、両親と弟との4人家族で暮らす花菱一家のお話・・・・。
ある日、見知らぬ女子高生が英一に小暮写真館の袋に入った不思議な写真を一枚手渡し去って行った。
その写真に映っていた 女の人は・・・・・・・・・・・・・。
家族の絆 友情 ・・・・・・さすがに予約待ちが続いておる いい本でした。
ばってん 主人公の英一は あまりにも出来すぎた高校生で大人過ぎるばい
オイの高校生時代に英一に話しかけられたらオイ何も しゃべりきらんで食べていたアンパンば
飲み込んで喉につかえ苦しがるような気がするとです・・・・・・・・(^_^;)。
死支度 勝目 梓さん
官能小説の大御所 勝目さんの作品が珍しく地元の新聞に紹介されていたけん予約したとです。
女性の体毛で作った枕と敷布団で静かに死を迎えたいと願う自称105歳の老人のお話ですばい。
やっぱ 高齢化社会への警鐘としては どうしても思えんで ただただ 笑うしかなかでした。
ばってん 余談ですが孫と佐世保の水族館に 遊びに行き家内は車に残り待っていると言うたとです。
その時、この本と下記で紹介する「タクシー」とこの二冊ば置いて行ったとです。
帰ってきたら「久しぶり本ば読んだらおもしろかった」と言うとです。
よく訊いたら「タクシー」のほうやったとです。
そりゃそうじゃろ「死支度」のほうやったら とんでもなかったとです。
「アンタこげな、いやらしか本ば読みよっとね!」て絶対怒られるとは間違いなかった本です(笑)
それで家内が読んでいた「タクシー」 森村 誠一さんです。
何者かに刺され追われながらタクシーに乗り込んできた若い女性
必死に哀願され仕方なく追っ手から逃げる運転手の蛭間・・・・・・・・・
彼女は自分の故郷まで乗せて行ってくれと頼み車中で息をひきとる・・・・・。
女の故郷は佐賀県北松浦郡相知町・・・・・(村田英雄先生の出身地)
そして彼女の実家からも頼まれた蛭間は遺体を乗せ追っ手の追及をかわしながら佐賀へと進む・・。
おもしろか本でした・・・・。
「災厄」 永嶋 恵美さん
4人の妊婦が殺された連続殺人事件の犯人は高校生だった。
その弁護を引き受けた弁護士 月隈尚彦の両親も彼が3歳の時、少年犯罪によって殺害されていた。
そして今、彼の妻月隈 美沙緒も妊婦であったのだ。
少年の犯した罪の重さに弁護士への風当たりは強く、その非難中傷は妊娠中である美沙緒にまでも・・・・
誰もが持つ 善意と悪意 久しぶりに じわ~~と考えさせられましたです。
「タクシー」とは 全然違う・・・・・・もちろん「死支度」とも・・・・・・・・。
「それでも警官は微笑う」 日明 恩さん (たちもり めぐみ)
がばい凄腕の刑事と、その上司である警視庁一のおぼっちゃま刑事の凸凹コンビのお話です。
たちもりさんの本は平成21年に読んだ救急車ジャックの「ロード&ゴー」が大変良かったです。
ところで直木賞候補に昨年読んだ本が2冊あったとば最近知ったとです。
そいけん、これからは候補作品ばかり読もうと思っておるとです。
そして選者の先生がたのおめがねの基準ば探ろうかなと思っているとばってん
まぁ そいもどうでももヨカことたいね やっぱ・・・・・・・・・。
オイの去年の本ベスト10選んでいたらいつの間にか20冊になっていた。
ほんで今度直木賞ばとった「月と蟹」の道尾秀介氏はオイは選ばんで何でか同じ
道尾氏の、これぞどんでん返しの「カラスの親指」やったとです(笑)
まぁ そげなことは どうでもよかとばってん受賞作品も発表前と後で読むとは
何か違うごたる気になるような気がするとです。
そいから選者の顔ぶれ見てて直木も芥川も
結局は何人かの あん人たちの お好みじゃろもんと思うとです・・・・・。
ばってん オイが好きやった本が受賞されたら、その時は、がばい嬉しくなるとです。
ほんなこて オイは 我がままな 読者ですばい(-_-;)。
そいにしても去年の直木賞候補作品 「天地明察」 冲方 丁さん
まぁ~だ 14人も待っておられるとです・・・・。
2010年 淋しくて思い出の本20
塩の街 有川 浩
製鉄天使 桜庭 一樹
テンペスト 池上 永一
八朔の雪 高田 郁
神のなせる技なり 森田 健
武士道シックスティーン 誉田 哲也
永遠の0 百田 尚樹
高く手を振る日 黒井 千次
モンスター 百田 尚樹
呪眼連鎖 桂 修司
D列車で行こう 阿川 大樹
お父やんとオジさん 伊集院 静
乱心タウン 山田 宗樹
カラスの親指 道尾 秀介
確信犯 大門 剛明
悪道 森村 誠一
爺爺ライダー 薄井 ゆうじ
数えずの井戸 京極 夏彦
通りゃんせ 宇江佐 真理
蛻 もぬけ 犬飼 六岐
今年から読み始めた本です。
「横道 世之介」 吉田 修一さん
九州から上京した18歳の世乃介の一年間のお話・・・・・。
むちゃくちゃ よか人間の世之介の生き方・・・・。
ばってん最後は やっぱ祥子と再会し結ばれてほしかったです。
ハイ、又、オイだけの勝手な思いでございます。
「死者の配達人」 森村 誠一さん
30余年前、密かに女を埋めた現場を再訪する旅に出た北尾。現場付近で新たに女子高生の死体が発見され…。連鎖する凶悪殺人事件と、人生の秋を迎えた男の心理が見事に絡み合う本格推理小説との本の紹介ばってん
あまりにも偶然が多かったばってん やっぱ森村さんの本は昔んとでもおもしろかです。
「消えた人達」 北原 亜以子さん
鰻屋「十三川」の入聟・爽太は十手持ち。ある日、幼馴染み弥惣吉の女房おせんが、「探さないで」と置き手紙を残し忽然と消える。中山道へ行方を追う爽太たちが出合ったものは…。あふれる情感で綴る、長篇時代小説。
死ぬほど好きだったのに裏切られた男と女の復習の結末は・・・・。
「タイニーストーリーズ」 山田 詠美さん
こりゃまた 北原さんとは まるで 時代も内容も違うとですが
意外と 男と女 昔も今も通じるとこがあるごたるとです。
短編集ばってんGIとの結婚アレコレから、涙腺が尿道に変わってしまった男やら
電信柱の初恋が根元に咲いたさくら草・・・・毎朝、散歩の犬のおしっこにタメ息する電信柱
それを見た近所のおばさんが電柱脇に生花とふたを開けない缶ジュースを添えた・・・
まぁ 色々とてんこ盛りでございます。
おもしろかったです。
以上でした。
昨夜 テレビで 山本一力さんの 「あかね空」 ば観ました。
観てガッカリしたとです。
やっぱ観らんほうが よかったと思ったとです。
内野聖陽が演じる豆腐職人の永吉とやくざの親分の2役は笑うしかなかったとです。
中谷美紀のおかみさん役は自前の性格のきつさが出とる気がして好かん。
まぁ オイが中谷美紀は好みじゃ無かというとが本当の理由ばってん(^_^;)
11時に観終え布団の中でペットボトルの湯たんぽに足ばからめながら しみじみと
山本一力さんの作品は、やっぱ映像には出来んと勝手に自分だけで確信して寝たとです。
オイは人の真似ばスグするとです。だけん2010年読んだ本、白色で書きます。
そしてオイのベスト10は、なかなか決めきらんとです(^^♪。
・きつねのはなし 森見 登美彦
・四度目の氷河期 荻原 浩
・独居45 吉村 万壱
・訣別の森 末浦 広海
・夜は短し歩けよ乙女 森見 登美彦
・塩の街 有川 浩
・太陽の塔 森見 登美彦
・死人に口無し 時代推理傑作選
・製鉄天使 桜庭 一樹
・誘拐児 翔田 寛
・NO CALL NO LIFE 壁井 ユカコ
・ランナー あさの あつこ
・ロック母 角田 光代
・テンペスト 池上 永一
・赤朽葉家の伝説 桜庭 一樹
・ウィーン家族 中島 義道
・ラブコメ今昔 有川 浩
・八朔の雪 高田 郁
・私の男 桜庭 一樹
・青に候 志水 辰夫
・相棒に手を出すな 逢坂 剛
・神のなせる技なり 森田 健
・君たちに明日はない 垣根 涼介
・強運の持ち主 瀬尾 まいこ
・小太郎の左腕 和田 竜
・みのたけの春 志水 辰夫
・葉桜の季節に君を想うということ 歌野 晶午
・銀二貫 高田 郁
・果断 隠蔽捜査 今野 敏
・ブラック・ローズ 新堂 冬樹
・武士道シックスティーン 誉田 哲也
・悼む人 天童 荒太
・ガールズ・ストーリー あさの あつこ
・老人賭博 松尾 スズキ
・もいちどあなたにあいたいな 新井 素子
・武士道セブンティーン 誉田 哲也
・メモリー・ラボへようこそ 梶尾 真治
・依頼人は死んだ 若竹 七海
・夜叉桜 あさの あつこ
・アクセス 誉田 哲也
・三匹のおっさん 有川 浩
・ストロベリーナイト 誉田 哲也
・黄泉がえり 梶尾 真治
・ラガド 煉獄の教室 両角 長彦
・挑発 越境捜査2 笹本 稜平
・流星の絆 東野 圭吾
・暴雪圏 佐々木 譲
・かのこちゃんとマドレーヌ夫人 万城目 学
・リライブ 小路 幸也
・虚ろ舟泣きの銀次 宇江佐 真理
・任侠学園 今野 敏
・硝子のハンマー 貴志 祐介
・青の炎 貴志 祐介
・ソロモンの犬 道尾 秀介
・空の中 有川 浩
・北帰行 佐々木 譲
・凍土の密約 今野 敏
・花散らしの雨 高田 郁
・猫丸先輩の推測 倉知 淳
・ほうかご探偵隊 倉知 淳
・猫丸先輩の空論 倉知 淳
・神去なあなあ日常 三浦しをん
・ようこそスワッエットルーム 松尾スズキ
・GOO 金城 一紀
・41番の少年 井上ひさし
・永遠の0 百田 尚樹
・高く手を振る日 黒井 千次
・ブラックチェンバー 大沢 在昌
・手鎖心中 ・江戸の夕立 井上ひさし
・食堂かたつむり 小川 糸
・父と暮らせば 井上ひさし
・吉里吉里人 井上ひさし
・レヴォリューションNo.3 金城 一紀
・霊眼 中村 啓
・人間合格 井上ひさし
すれ違う背中を 乃南アサ
・モンスター 百田 尚樹
・重力ピエロ 伊坂 幸太郎
・呪眼連鎖 桂 修司
・終末のフール 伊坂 幸太郎
・インシテミル 米沢 穂信
・魔性 渡辺 容子
・D列車で行こう 阿川 大樹
・あんちゃん 北原 亜以子
・赤いカンナではじまる はらだ みずき
・八町堀の火事 佐伯 泰英
・ニート・ニート・ニート 三羽 省吾
・お父やんとオジさん 伊集院 静
・家日和 奥田 英朗
・写楽閉じた国の幻 島田 荘司
・光媒の花 道尾 秀介
・乱心タウン 山田 宗樹
・夜明けの街で 東野 圭吾
・ 神様のカルテ 夏川 草介
・俺俺 星野 智幸
・竜神の雨 道尾 秀介
・カラスの親指 道尾 秀介
・実験 田中 慎弥
・ルームメイト 今邑 彩
・タイム・ラッシュ 神永 学
・ステップ 香納 諒一
・Kの日々 大沢 在昌
・毒殺魔の教室 塔山 郁
・おれのおばさん 佐川 光晴
・夜明けの縁をさ迷う人々 小川 洋子
・確信犯 大門 剛明
・ししゃも 仙川 環
・引かれ者でござい 志水 辰夫
・悪道 森村 誠一
・イノセントワールド 桜井 亜美
・月と蟹 道尾 秀介
・耳をふさいで夜を走る 石持 浅海
・物狂い 土屋 隆夫
・その人を殺したのは 上野 晋也
・僕僕先生 仁木 英之
・悪と仮面のルール 中村 文則
・小さいおうち 中島 京子
・目線 天野 節子
・あぽやん 新野 剛志
・ゆうとりあ 熊谷 達也
・憑神 浅田 次郎
・爺爺ライダー 薄井 ゆうじ
・ブレイク・スルー 伊園 旬
・夜のピクニック 恩田 陸
・屋上ミサイル 山下 貴光
・その頃白旗アパートでは 伊藤 たかみ
・銀座開化事件帖 松井 今朝子
・数えずの井戸 京極 夏彦
・悪の教典 上・下巻 貴志 祐介
・通りゃんせ 宇江佐 真理
・ほら吹き茂平 宇江佐 真理
・キッド 木内 一祐
・蛻 もぬけ 犬飼 六岐
雨が降っておるばってん今日から家内と娘と孫で雨の長崎に一泊で遊びに行くとです。
だけん今朝「コインランドリーに行ってきます。」のメモば書いて台所に置いて出かけたとです。
帰ってきても誰も起きておらんやったとです。
メモが無駄になったとです。
そいにしても浜崎あゆみのとりまき連中は何で全員うさんくさい恐ろしい風体じゃろか?
また 関係なかことば書いてしもうた・・・・・。
では又。
暮れに読んだ本 2冊
祖父から受け継いだのは
しょぼくれたビリヤード場 20歳の石川 麒一(いしかわ きいち)は普通の青年
ある日、近くのタバコ屋の婆ちゃんの孫娘から「助けて下さい」と麒一の携帯に・・・・。
そこには10年前借金を家族に残し行方不明になった婆ちゃんの息子の死体があった。
テンポよく物語が進み いつのまにか普通の麒一が大きく変身して行く・・・・。
まぁ 男性受けの 痛快小説やったです。
2010年 最後の本は オイのベスト10に入る本でした。
名古屋の殿様は 派手好きで 江戸屋敷に がばい大きか庭園やら何やら作り
そこには実際町民が生活する宿場町まで こさえたとです。
ばってん、そこに住む町民は期限付きで住む寄せ集めの理由ありの人々やったとです。
この町から一歩も外には出られない住民は褒美の50両欲しさにそこに住んどるとです。
毎日毎日、仕事をしているふりをするだけの嘘の生活ごっこで何の前触れも無く
「たぁ~ ちぃ~ のぉ~ きぃ~」と侍たちの立ち退きの声が聞こえると住民は一斉に穴倉に隠れると招待された大名達が宿場町を見て周る間、そこで過ごさんとイカンとです。
ある日、その宿場町で一人の男が斬り殺されたとです。
そこを取り締まる役人達と町民たちは・・・・・。
すんません 説明が 下手で よう分からんと思うとですが
最後に 偽の夫婦が やっと心を通い合えるようになる所で
これが 暮れの終わりの本で良かったなぁと思ったとです。
以上でした。
年賀状が来た 毛筆で書かれた 一枚
墨の濃淡は 動きの手の力 思いの言葉
年賀状 毛筆で書いた家内
宝くじ 今年も 駄目だったと家内
新年 最初の本は「横道世乃介」
あぁ近くの カラオケスナックで 歌いたい。
カラオケ代無料 ビール 450円
マスター 自称おかま 朝は ミニバイクで新聞配達も兼ねる。
黒豆 家内が作る 店の おせち用と 自宅用
これが 美味い
家内の黒豆がいつまで 食べられるかと思うと
涙が 出てくる
あと 20年は 生きたい。
涙もろく なっている 老いのひとつだろうか?
孫娘はオイとしか風呂に入りたがらない
孫が 結婚するまで 生きたいと思う
そして その日の事を 考えると 今から泣けてくる。
父親の代わりなど出来んけど、自分は孫の一番の理解者になり続ける。
あと 20年は生きたい
孫の結婚式で 乾杯を歌いたい・・・・。
新年あけましておめでとうございます。
昨夜の雪と道路の凍結で洗濯は明日にしようかどうか悩んでいたら
朝日がゆっくり昇ってきたのであわてて洗濯機ば廻しました。
それからベランダに出て初日の出にお参りしました。
帳簿も終わってテレビ観ながら洗濯機の終わりを じっと待っています。
少し腹が減りました。
普通の朝の今年の始まりです。
今年も よろしくお願いします。