なまなりさん 中山 市朗
うふふふ 表紙からすぐにわかりますよね おどろおどろのほらほらホラーですよ。
でも表紙だけですよ・・・・。
誰からも好かれるお嬢さんは婚約者との結婚を前に美人でお金持ちの双子の姉妹女から
毎日執拗な嫌がらせに会い遂には心を病み崖に身を投げるとです。
ハイハイ そこから定番の怨念の幕開けです。
その恨みと祟ってやるぞ!!が すごいとです。
とうとうオイはお嬢さんの霊にそこまでするか!!と思ってしまったとです。
お嬢さんアンタも生きてる時にそこまでの根性ば出しとけば良かったよ
祟られている女たは哀れにも家族全員ボロボロになり家まで燃えてしまうとです。
読み終えて、しょうもない話やった事に気付き オイの読んだホラーで一番軽くて
笑えた本大賞を捧げたいと思うとでした。
さぁ気を取り直して次の↓本を読んだら何とこれもホラーでしたが
なまなりさんとは完璧に違ったとです。
そりゃ較べるとが酷たいね、何しろ第8回ホラー大賞を捧げられた本やもんね。
ジュリエット 伊島 りすと
震災後、過労で死んでしまった看護士の母、そしてホテル勤めの
職を失った父親と登校拒否の中学生の娘と幼稚園児の息子の3人は
南の孤島に建設途中で閉鎖されたゴルフ場のクラブハウスの管理人として
移り住む事になった。
島に着いた日、息子は砂浜に描かれた母親の顔を見つける。
それは水字貝(ジュリエット)と呼ばれる貝の仕業だった。
島の生活が始まり三人の家族は次々と奇妙な出来事に・・・・・・
死んだ母親、事故で亡くなった同級生、殺された愛犬が幾度も目の前に現れては消え
過去の思い出が、いつしか家族の心を狂わせて行くのだが・・・
それでも最後は家族の再生へと続いて行きます。
ホラーとは感じさせない文章と構成は「なまなりさん」とは・・・・・・くどかですね(^^)。
以上