淋しくて隠れ家日記

前向きに生きたい!!

読 「手のひらの音符」 藤岡 陽子

2019-03-18 08:15:02 | 棚の上の本

読友さんに紹介してもろた本です。

お話は
ある日、東京の服飾メーカーでデザイナーばしておる「水樹」に
京都に住む高校の同級生「憲吾」から電話がかかってきたとです。
担任だった遠子先生が入院しているばってん容体が悪くなり
憲吾がクラスの皆に連絡している事ば知るとです。

憲吾が言うとです「あと一人だけ所在が分からない」と・・・・
その一人こそが水樹にとって忘れる事が出来ない一番会いたか「信也」だったとです。

子供時代いつも水樹ば支えてくれた同じ団地に住んでいた信也
水樹が東京に発つ日、又、必ず会おうと言ってくれた信也が何故・・・・。

 


昔のあの頃ば思い出して
泣き所があり過ぎてどげんしようも無かったです。
この作者さんの本ばまだ読みたかです。

よか本やったです。


読 「さいはての彼女」 原田 マハ

2019-03-16 07:31:17 | 棚の上の本

カラスが人間ば食い殺したり 二人がかりで
暴力オヤジば絞め殺した女子中学生・・・・等々
中山作品が続いた後には少しばっかし休憩のために読んだ本です(笑)

お話は
四つの短編集です。
責任ある役職に就き仕事もバリバリの女性達が仕事への苛立ち
部下の裏切り恋人との別れやら何やらで気分転換の旅に出るとです。
ばってん旅先で出会った人たちから自分に無かったもの気付かされたとです。
やがて見えていなかった周りの景色が彼女達ば変えて行く物語でした。

最初の章に出てくる若い娘が乗るバイクは「ハーレーダビッドソン」です
そのバイクの名前が娘さんが付けた「さいはて」です。

やっぱ原田さんはよかです。
男性が読んでも楽しめます。

最初と最終章の繋がりは予想しとったばってん
予想どおり、よか余韻で読み終えました。

あぁそうたい・・・まだ中山さんの本が一冊残っておったです!(^^)!


読 「魔女は甦る」 中山 七里

2019-03-13 08:39:39 | 棚の上の本

内容(「BOOK」データベースより)

埼玉県の長閑な田園地帯で、肉片と骨の屑のようなバラバラ死体が発見された。
被害者は現場近くにある製薬会社・スタンバーグ製薬に勤めていた桐生隆。
仕事ぶりも勤勉で質素な暮らしを送っていた青年はなぜ殺されなければならなかったのか?
埼玉県警捜査一課・槙畑啓介は捜査を続ける過程で
桐生が開発研究に携わっていた“ヒート”と呼ばれる
薬物の存在を知る。それは数ヶ月前、少年達が次々に凶悪事件を起こす原因となった麻薬だった。
事件の真相に迫るほど、押し隠してきた槙畑の心の傷がえぐり出されていく。
過去の忌まわしい記憶を克服し、槙畑は桐生を葬った犯人に辿り着けるのか。

**********************************

別にやけくそじゃ無かとばってん
中山さんの本ば読み倒しております・・・・"(-""-)"。
もう頭の中が中山さんに毒されて
このまんまじゃイカンと思っております(笑)。


 

 


読 「要介護探偵の事件簿」 中山 七里

2019-03-12 07:22:08 | 棚の上の本

すんません 中山氏の本が続きます"(-""-)"

内容(「BOOK」データベースより)

反骨精神をモットーとする香月玄太郎は、不動産会社を興し一代で成功を収めた社長。
下半身が不自由で「要介護」認定を受けている老人だが、頭の回転が早く、口が達者。
ある日、彼の分譲した土地で建築中の家の中から、死体が発見された。
完全密室での殺人。お上や権威が大嫌いな玄太郎は、警察が頼りにならないと感じ
介護者のみち子を巻き込んで犯人捜しに乗り出す。
完全密室の殺人、リハビリ施設での怪事件、老人ばかりを狙う連続通り魔
銀行強盗犯との攻防、国会議員の毒殺事件など、5つの難事件に挑む連作短編ミステリー

*******************************************************************

ムチャクチャ頑固で元気が良すぎる玄太郎の活躍がミステリーと言うよりも
玄太郎の人間味があふれ出るヒューマンバラエティー小説?ば読んでおるようやったです。

そいにしても玄太郎の悪ば懲らしめる姿は痛快じゃったとです。
面白かったです。


読 「嗤う淑女」 「ふたたび嗤う淑女」 中山七里

2019-03-11 08:27:25 | 棚の上の本

「ふたたび嗤う淑女」から読んだとです。
読む順番は違ったとばってん関係無く面白かったです
だけんどちらから読まれても大丈夫です(笑)。

内容は表紙に書かれておるように中学生時代から
並外れた美貌と巧みな話術で周りの者ば圧倒する

大人になった今「生活プランナー」と名乗り欲にまみれた人々たちの
人生ば狂わせ破滅に追い込むとです。

そいにしても、何の罪の意識も無く悪事ば楽しむこげな悪か女に
ひっかかり騙された人々の心の弱さが哀れかです。

憎たらしかと思うとばってん
早く捕まれと思うとばってん

何でじゃろか?
オイの胸の中に
それは果たして本心なのだろうかと思う気持ちが・・・・・・・・!(^^)!


読 「中山 七転八倒」 中山 七里

2019-03-10 07:03:55 | 棚の上の本

中山 七里さんの毒舌?日記帳です。
多少は脚色しとろうばってん
小説家中山氏の本音が満載です

自身の著書の裏話、執筆の苦労、
出版界の現状、マニアックな趣味や面白おかしく描かれた私生活等々が
分厚いページ数に延々と続き途中で少々疲れたばってん
読み終えたらすぐに中山さんの本ば読みたくなったとです。

つまりこれは中山氏が仕掛けた販促本だったと言うことで
まんまとのせられたオイは次回から中山七里さんの本が続くとです!(^^)!

 


読 「珠玉」 綾瀬まる

2019-03-09 06:40:43 | 棚の上の本

前回読んだ「くちなし」で気になった作家さんです。
読み始めてからこれは一体誰がしゃべっているとじゃろか?と思ったら
2個の真珠がお話の進行役ばしていたとです!(^^)!

そいで何とか納得してから物語に入り込めたばってん
今度は真珠たいねぇ・・・・・・・・・・・・!(^^)!

物語は
かつて美しい容姿と歌声で国民的大スターだった祖母ば持つ「歩」は
売れないデザイナーで見栄えもパッとしない自分にコンプレックスば持っておるとです。
ばってん、ある出会いで歩は変わり成長して行くとです。

そげな歩ば黒真珠のキシと模造真珠カリンが見守り応援するとばってん
真珠がどげんして?と思われるでしょうが
読んでおったらチャンと登場人物になっておったです(笑)。

楽しい本やったです。

タイトルの「珠玉」がよかです。




読 「テレビ探偵」 小路 幸也

2019-03-08 07:10:20 | 棚の上の本

昭和の超人気コミックバンド「ザ・ドリフターズ」ばモデルにしたバンド
「ザ・トレインズ」で下働きばする19歳の若者のお話です。

テレビ番組「8時だよ全員集合!!」がそのまんま出てきます。

あぁ この場面はあれじゃろか?この人物はあのタレントの事ばいなどと
そげな事 こげな事が 懐かしく思える人には 楽しくなる本です。

そんだけです。


読 「九十歳。何がめでたい」 佐藤 愛子

2019-03-07 07:11:08 | 棚の上の本

ブログばさぼっている時でも本はボチボチ読んでおりました!(^^)!

実はこの本は前から読みたいと思っていた本ばってん忘れておりました。
ばってんSさんの紹介で思い出したとです、そんで慌てて読んだとです(笑)。


年老いても自分の思う事ば正直にズバズバ言いながら
時には嫌われても自分の信念ば曲げん佐藤愛子さんの姿に
まだ若僧のオイばってん共感ば覚え読んでいて痛快じゃったとです。

よか本やったです。


(続)東京

2019-03-06 07:14:59 | すらごと日記

ご無沙汰しておりました。

何やかんやでやっとこさブログばUPします。
ガバイ遅れたばってん2月の中旬に行った東京の報告ばします。

ホテルに荷物ば預けてから靖國神社へ



参拝ば終えてから思い出の場所ばあちこち立ち寄りながら懇親会場に到着したとです。


全国のあちこちから集まった同期の連中は当然、自分たちの国の言葉で話します。
東北弁で語る被災に遭った話やら何やらが半世紀の歩みがしみじみと伝わってくるとです。
そいにしても方言が飛び交う二次会のカラオケボックスでは
店員さんには多大なご迷惑ばおかけしたのではと今になって思うとです。

そんで宴が終わっての帰り際に長崎から来たKがオイに訊いたとです
「明日はお前の後ろから付いて来てもよかじゃろか?」と・・・・
そんな訳で翌日からは何でか昔からいつも一緒じゃったKと
不本意ばってん行動する破目になったとです"(-""-)"。


あくる朝早くにKから電話がかかり
東京スカイツリーに行きたいと言う
やっぱ 昔と変わらんなぁと何となく思う・・・

                                                 

  

確かに高いばってん・・・・・そんだけです。
上から見る景色は何処もあんまし変わらん

オイは大阪のあべのハルカスが好いとる
飲食スペースが洒落とるし
地ビールもある・・・・・・・・・。

そげん事ば考えていたらKは売店でお土産ばムチャクチャ買っておるとです
変わらんなぁ・・・・としか言いようが無かったとです。


昼になったけんアメ横で飲む

入った店の隣の席で飲んでいた女性たち二人に
ラインの操作方法ばKが訊いたとです。
Kもオイと同じでスマホ初心者やったとです。
親切に教えてくれた二人にお礼の代わりにと
飲み物やら何やらば断わられても無理やりジャンジャンご馳走したとです。
そんで調子にのったKは訊かれもせんとに自己紹介まで始めるとです。
それからはお互いの身の上話しになったとです。
お二人の年齢はオイの息子嫁と同じ年やったとです。
だけん会話は自然と家族モードになってしもうたとです。
そんで全員の会計ば済ませたオイとKは何度もお礼ば言う彼女たち店の前で別れたとです。
その後、Kがポツリと言うたとです。
「ラインの交換は出来んやったね・・・。」
 当たり前たい!!!!

そんで浅草へ
相変わらずの 浅草   何度行っても浅草は こまどり姉妹の「♪浅草姉妹」ば思い出す
♪ なにも言うまい言問橋の 水に流したあの頃は~~~



「お嬢さんすみません、そのレンタルの着物はお幾らですか?」
「6千円でした。」「そりゃ高い、京都だったら3千円なのに」
「あれこれオプションを付けたので・・・」
「どれがオプションなのですか?」と
スカイツリーのみやげ袋ばぶら下げたKがしつこく話しかける・・・・
それでも相手にしてくれたお嬢さんスンマセンでしした。

そうこうしているうちに夕暮れになり
Kが築地に行きたかと言うたとです。
オイは今から行くとは遅い気がしたけん
地下鉄のホームで電車ば待っていた中年の男性に訊いたとです。
「う~~ん今からだったらどこもやってないんじゃないかなぁ」と
当たり前ばってん東京弁で答えられたとです。
そしたら傍にいたご婦人も寄って来て「わたしもそう思うわ」と
男性の言葉に賛同の意見ば言われたとです。
更にご婦人から「築地だったら東銀座で降りたほうが便利ですよ」とも
教えていただいたとです。
更にご婦人が言われたとです「九州の方でしょう?」
「エッ!何で分かるとですか?」「私も九州です」
「エッ!ほんなこてですか?九州はどこですか?」
「天草の〇〇町ですよ」「エッ!そりゃあ不便かとこじゃなかですか」
「確かにそうだけど最近私もこの年になって何でこんな遠くに来たのだろうかと
 思うのよ・・・・天草に帰りたい・・・」
それから、ご婦人の故郷への思いば聞きながらホームで何本も電車ば見送ったとです。
久しぶりに九州の人と話せて良かったと嬉しそうに笑ったご婦人はオイたちよりも2歳上
もう会えんばってん心に残る出会いやったです。

そんで新橋へと向かったとです。

ここに行きたかったとです。
本当はひとりで・・・・・・。
お目当てのカラオケスナックに行く前に腹が減ったとKが言うけんカレーば食って



ネットで昭和歌謡が流れる店と聞いておったスナックに入ったとです。

客は二人だけで誰も歌っていなかったばってん
そげんとは関係なくガンガン歌っておったら
カウンターの片隅にいた男性が話しかけてきたとです。
「母親の実家が柳川です」
「ほんなこてや!!」
それから、母親が話していた柳川弁でオイたちに語りかける男性と
まだ若い二代目ママさんと何やかんやで意気投合ばしたとです。
あとは例のごとく、酔っぱらってお土産袋ば抱えたKと別れ
山手線で神田ば通り過ぎて日暮里で目ば覚ましてホテルに何とか帰着したとです。
そいにしても九州人でよかったと思えた日やったです!(^^)!。


ホテルの部屋は一人ばってん何でか広すぎた二人部屋やったとです。

この場合、右と左のどちらのベッドば選ぶかで性格が分かるとしたら
面白かでしょうね・・・・・。

3日目の朝
長崎に帰るK は午前中に大井町のホテルば出発
オイは16:00発の飛行機やけん一人で先日のご婦人に言われたように東銀座で降りて
初めての築地へと向かったとです。



 

 

 一人でブラブラしても時間が経たんとです。
店ばのぞいても新鮮さやらワクワク感がオイには湧いて込んとです。
何でかオイには市場の風景はどこも同じに見えてしまうとです。
こんな時、Kも一緒だったらと少し思ったばってんスグに打ち消しました。
仕方無かけん回る寿司屋で生ビールと熱燗ば飲んで時間ばつぶして
早かばってんどこにも寄らんで空港に行こうと決めたとです。

羽田空港に着いて娘から頼まれていた東京バナナば
スタッフ、家族用に買ったばってん
ガバイ重たいとです多分Kが買ったお土産よりもはるかに・・・・。  

以上で終わるばってん
やっぱ楽しかったです。

近いうちに家内と一緒に来ますと約束したカラオケスナックのママさん
ホテルのカードキーばコンビニのレジに忘れて慌てて引き戻したら
「ひょっとしたらこれ?」とニヤリと笑った女店員さん。
スカイツリーでKと一緒に写真に映ってくれた受付の娘さん
ありがとうございました。
それとお礼ば言う時間が無かったホームで会った中年の男性の方
その他色々な皆様

街並みは変わっても人の心は変わらん
本当によか人たちとの出会いの旅でした。