淋しくて隠れ家日記

前向きに生きたい!!

読 「ただいま神様当番」 青山 美智子

2020-12-19 07:57:47 | 棚の上の本

やっぱ読んで楽しくなる本はよかです。

お話は
毎朝、バス停に並ぶお互いに見知らぬ五人のところに神様が現れて
それぞれに神様の願い事ば叶える「神様当番」ば命じられるとです。
ばってん
それば断ると腕に大きく書かれた「神様当番」の文字が消えんとです。

無理だと思いながらも何とか自分の考えで動きだす5人が
ようやく神様の願い事ば叶え「神様当番」の文字が消えた時
5人の生き方は変わって行くとです・・・。

読後感、良かったです。

ばってんオイに神様当番が回って来たらどげんしょうか?・・・・・(笑)

 


さよならシャボン玉ホリデー

2020-12-13 07:46:29 | すらごと日記

朝刊で小松政夫さんの訃報ば読みながら
泣けて泣けて仕方なかったとです。

3年前、NHK連続ドラマで放映された植木等の付き人時代ば描いた
自伝小説「植木等とのぼせもん」はすべて録画しとりました。

中学生の頃

オイは植木等さんの大ファンやったとです。
初めて買ったレコードは「無責任一代男」やったとです。

50数年前、「植木等とクレージーキャッツ」が出演していた
バラエティ番組「シャボン玉ホリデー」はオイの生活すべてやったとです。
その時から小松さんは植木さんの一緒におられたとです。


福岡出身の小松さんが博多に帰って来た時、
博多弁ば笑顔で話される姿が忘れられんとです・・・。

 もう植木等さんと会われましたか?

     ご冥福ば祈ります。 

 


読 「熱源」 川越 宗一

2020-12-11 16:28:22 | 棚の上の本




内容(「BOOK」データベースより)
故郷を奪われ、生き方を変えられた。それでもアイヌがアイヌとして生きているうちに、
やりとげなければならないことがある。北海道のさらに北に浮かぶ島、樺太(サハリン)。
人を拒むような極寒の地で、時代に翻弄されながら
それでも生きていくための「熱」を追い求める人々がいた。

明治維新後、樺太のアイヌに何が起こっていたのか・・・・。

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直木賞受賞作品です。
今年のオイのベストスリーに入る本やったです。

少数民族であるアイヌの人々ば見下す和人(日本人)は
民族の文化や言葉までも取り上げ和人として支配しようとする・・・・・。
いつの世も大国が弱い民族ば占領するのは変わらんとばってん

そげな過酷な歴史のうねりの中でも
民族の誇りば胸に抱いて強く生きて行く
アイヌの子供たちと人々の熱き心と生涯が
悲しか民族の負のイメージしか持たんやったオイが
アイヌ民族が持ち続けた精神的な文明の素晴らしさに感動させられたとです。


よか本でした。


再び読本

2020-12-09 15:30:09 | 棚の上の本

ブログばサボっとる間に読んだすべての本です。
全部の本の紹介は無理やけん(実は忘れとる本が多すぎるとばってん"(-""-)")

その中でもオイの心に残った本ば少しずつ画像付きで紹介させてもらいます。
ボチボチと体力と気力がある限り・・・・(笑)

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・カットバック  今野敏     
     
・ごんたくれ  西條 加奈     
     
・あきない世傳  高田 郁     
     
・竜巻ガール   垣谷美雨     
     
・スワン 呉 勝浩     
     
・運転者 未来を変える過去からの使者 喜多川 奏     
     
・手紙屋 私の受験を変えた十通の手紙 喜多川 奏     
     
・コープス・ハント 下村敦史     
     
・つきのふね 森 絵都     
     
・暗躍領域 新宿鮫11 大沢 在昌     
     
・骨を弔う 宇麻美まこと     
     
・天国はまだ遠く 瀬尾まいこ     
     
・モンスター 百田 尚樹     
     
・憂国始末  藤野眞功      
     
・Iの悲劇  米澤穂信     
     
・ちょっと今から仕事やめてくる 北川 恵海     
     
・ガジュマルの家 大島 孝雄     
     
・少年曲馬団 花村萬月     
     
・羆嵐  吉村 昭     
     
・地球から来た男 星 新一     
     
・ダーティ・ワーク弁護士観察室  法坂一広

・最終陳述 法坂一広       
     
・イマジン? 有川ひろ      
     
・縁見屋の娘 三好 晶子    
     
     
・異人たちの館 折原 一     
     
・ボランティア・スピリット 永井するみ     
     
・おいしくて泣くとき 森沢 明夫      
     
・殺戮にいたる病  我孫子 武丸     
     
・フォルトゥナの瞳 百田 尚樹      
     
・ヒポクラテスの試練  七山 七里

・連続殺人鬼カエル男ふたたび 中山 七里     
     
・開かせていただき光栄です 皆川 博子     
     
・アルモニカ・ディアボリカ 皆川 博子     
     
・丸の内魔法少女ミラクリーナ 村田 紗耶香     
     
・まだ温かい鍋を抱いておやすみ  綾瀬まる     
     
・ザリガニの鳴くところ  ディリア・オーエンズ  (翻訳) 友廣 純        
     
・恋紅 皆川 博子     
     
・サキの忘れ物 津村紀久子     
     
・彼女たちの犯罪 横関 大     
     
・震える天秤 染井 為人    
     
・熱源 川越 宗一      
     
・百万遍 青の時代 上巻 下巻 花村萬月     
     
・百万遍 古都恋情 上巻 下巻 花村萬月     
     
・ストリー・セラー  有川 浩     
     
・正体 染井 為人     
     
・四畳半タイムマシンブルース 森見 登美彦     
     
・残虐記  桐野 夏生     
     
・汚れた手をそこで拭かない 芦沢 央     
     
・水を縫う 寺地はるな     
     
・高校事変 2~8編  松岡圭祐 
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 そしたら先ず最初に
           
・ザリガニの鳴くところ  ディーリア・オーエンズ  友廣 純 (翻訳)



文句なくオイの今年読んだ本ベスト3に入ります。
お話は
アメリカはノースカロライナ州の沼地に6歳で家族に捨てられた少女「カイア」は
たったひとりで暮らしておるとです。
そげな「カイア」は村人から「湿地の少女」と蔑まれていたとです・・・・。
淋しさと貧しさと不安
な日々ば過ごすカイアば支えてくれる黒人の老夫婦
そして初恋の少年との出会いが
カイアの人生は
カイアが愛する湿地地帯の自然と共に過ぎて行くとです・・・。

読んでいて海外小説ば読んでおるとは思えんやったとです。
友廣 純 さんの翻訳が沼地の情景と空気感ば心に優しく
伝えながら
ミステリーも絡ませ進んで行くお話に最後まで引き込まれたとです。

70歳で始めて執筆した本作品がベストセラーになった
動物学者でもある女性小説家ディーリア・オーエンズさんと
作者の気持ちに寄り添う友廣 純 さんの翻訳が
この物語ば創ったと思うとです。

よか本やったです。

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・Iの悲劇 米澤穂信

 

内容(「BOOK」データベースより)
一度死んだ村に、人を呼び戻す。それが「甦り課」の使命だ。
人当たりがよく、さばけた新人、観山遊香。出世が望み。
公務員らしい公務員、万願寺邦和。とにかく定時に退社。
やる気の薄い課長、西野秀嗣。日々舞い込んでくる移住者たちのトラブルを
最終的に解決するのはいつも―。徐々に明らかになる、限界集落の「現実」
そして静かに待ち受ける「衝撃」・・・・・・・・。

過疎の村と知りながらも夢と希望ば抱いて移り住む新住民と地元住民と行政の軋轢ば
軽かミステリと共に進行する物語はアイターンの難しさば、よう描かれておりました。


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・イマジン? 有川ひろ
     
映像製作会社で働くことになった新入り「良助」は
慣れないロケ現場での過酷な仕事ばこなしながら
映画作りにかける情熱が沸きたぎって行くとです。
「有川 浩」改め「有川ひろ」さんの
スピード感あふれるラブコメ小説は楽しく読めたとです。


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・おいしくて泣くとき 森沢 明夫 

   
貧困や虐待さまざまな家庭環境に苦しむ子供達に
「こども食堂」でこども飯ば提供する食堂の息子「心也」と
心也の幼馴染「夕花」の中学3年の夏の日に起きた事件から物語は始まるとです。

心が優しくなる小説やったです。

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・開かせていただき光栄です 皆川 博子  

     
    
         
・アルモニカ・ディアボリカ 皆川 博子

       
  この二作品は続きものです。

内容紹介 
読メより
18世紀ロンドン。外科医ダニエルの解剖教室からあるはずのない屍体が発見された。
四肢を切断された少年と顔を潰された男。戸惑うダニエルと弟子たちに
治安判事は捜査協力を要請する。だが背後には詩人志望の少年の辿った恐るべき運命が
解剖学が最先端であり偏見にも晒された時代。そんな時代の落とし子たちが・・・・

ではオイの感想ば
皆川博子さん初めまして 
貴女の作品に出会うことが出来て大変幸せでした。
ご高齢とは思えない皆川さんの作風に魅せられております。
それでも最初は登場人物の名前ば覚えきらんでイライラしたとです
ばってん当時のロンドンの風景や人々の暮らしやら
貴族たちの気性の悪さば見事に描かれており
良くも悪くも大英帝国ならばの物語にはまり込んで行ったとです。
次作目の本は前作に登場した人物たちが出てきて名前では苦労せんやったです!(^^)!。
そんな訳で
これからも他の作品も 読ませていただきます。
     ありがとうございました。

追伸
  「ザリガニの鳴くところ」の著者 ディーリア・オーエンズさんは
 貴女よりも20歳年下の70歳です(オイ
も同じばってん)。
 ブログばずっとほったらかしとったオイが言うとも何ですが
 オイは皆川さんの執筆力のスゴサに元気ばもらえた気がしたとです。
    気がしたとです・・・・・・。
 
      そしたら、今回の本のご紹介はこれにて閉じます"(-""-)"
  

 
 

ごあいさつ

2020-12-04 16:43:52 | すらごと日記

皆様大変ご無沙汰しておりました。

飲食業ば生業にしておるオイは当然のごとくコロナで大打撃ば受けとりました。
その間、ブログの投稿には世の中の不満やら怒りやらば下書きに書き溜めとりました。
ばってん、そげな言葉は倍になって自分自身にしか返って来んとです。

そしたらどげんしたら心が元気になれるとかいな?
何が一番気分転換になるとかいな?

読書は物語に入り込むまでの時間がかかり過ぎたとです。
そこでオイは毎日、車の中で大声で歌ったとです。
ほとんど青春歌謡ばってん時々演歌も入れながらノドば枯らして歌ったとです。
そんでこれがオイにとっては最高の気分転換になったとです。

だけん、いつの日か
「あなたにとっての気分転換は何だったのですか?」と問われたら
空を見上げながら「音楽でした・・・」と静かに答えるつもりです。

では、ここいらで、長かお休みの言い訳と
訳の分らんお久しぶりのご挨拶ば閉じさせて頂きます。

今後も以前同様お付き合い頂ければ幸いです
ご拝読ありがとうございました"(-""-)"。