臨床真理 柚月 裕子 第七回このミステリーがすごい大賞
同じ福祉施設で暮らしていた少女の死は自殺ではなく他殺だと訴える20歳の青年
藤木司は人の心が色になって見える。その彼を治療する事になった臨床心理士の
佐久間美帆は少女の死の真相を調査するが・・・・・
前半は犯人探しと一緒に福祉行政やら精神医療関連ば考えさせられたりして
読み応えがあったです・・・・・
ばってん途中で犯人が何となく見えてきたとが残念やったです。
未見坂 堀江 敏幸
オイには何も心に残らんどうでもいい本やった。
害の無か話しばっかいで・・内容ほとんど記憶に無いとです、・・・・。
かと言うて害があったほうがよかと言う事でも無いとばってん・・・。
八月の路上に捨てる 伊藤 たかみ 芥川賞受賞作品
「フラミンゴの家」と同じ作者じゃろか?と疑いたくなったこの本こそば
路上に捨てたいとオイは思ったとです。
夏やけん当たり前ばってん八月の暑い日、トラックで自販機に飲物ば収める
30歳目前のバイトの男と運転手で上司でもある年上の女との一日のお話
この本も軽くて薄かった・・・・最近の芥川賞の傾向だろうか?
雪冤 大門 剛明 第29回横溝正史ミステリ大賞
「確信犯」の大門氏の作品です。
冤罪で死刑が確定した息子を救うために元弁護士の父親は真犯人探しに立ち上がる
その父親に一本の電話がかかる、それは時効寸前の 真犯人からの電話だった。
重たい内容でありながらグイグイ引きこまれました。
死刑制度が大きな問題提起として扱われていたとですが
いくら小説の中だけの話しだとは思っても考えさせられたです。
読後感はそれぞれ違って当然だとは思います。
そいでもオイには心に残った本の一冊やったです。
以上