淋しくて隠れ家日記

前向きに生きたい!!

読 「ひと」 小野寺 史宜

2019-09-20 17:51:15 | 棚の上の本

読友さんからの紹介本です。

 お話は

20歳の主人公「聖輔」は相次いで両親ば亡くし天涯孤独になるとです。
故郷の鳥取から東京の大学に入学したとばってん中退したとです。
そげな失意の時、聖輔は アルバイト先で出会った人達からの励ましで
自分の進むべき道ば見つけ一歩踏み出して行くとです・・・・・。

55円玉ば握りしめて総菜屋の店先でコロッケば買おうとする
人一倍真面目でよか青年の聖輔と店主との出会いから始まる
人と人との絆の物語は最後までよか気持ちで読み終えたとです。

そんで何でか昔のテレビ番組「木下恵介劇」ば思い出したとです"(-""-)"。


読 「むらさきのスカートの女」 今村 夏子

2019-09-18 17:43:09 | 棚の上の本

短時間でスイスイ読める芥川賞受賞作品でした。

お話は

近所に住む不気味なオーラが満載の「むらさきのスカートの女」ば何でか気になって
何とかして友達になりたいけん「むらさきのスカートの女」につきまとい
もはやストーカーとなってしまった主人公「黄色いカーディガンの女」の物語です。

ストーカーばってん、むらさきのスカートの女に迫る危機ば密かに救い
生計から就職の世話までも彼女に気づかれぬよう援助する黄色いカーディガンの女の異常さば
滑稽から哀れに感じたオイは主人公の黄色いカーディガンの女応援してしまったとです!(^^)!。


さぁ主人公の黄色いカーディガンの女とむらさきのスカートの女はいつ友達になれるのか?

むらさきのスカートの女と黄色いカーディガンの女の正体は?

それらの疑問はラストで読み手に委ねられるとです・・・・・・・・・・"(-""-)"。

面白か芥川賞受賞作品やったです。

 

 


読 「冷たい檻」 伊岡 瞬

2019-09-18 08:15:34 | 棚の上の本

お話は
現在、過疎となっておる村の駐在所の警官が突然姿ば消したとです
その調査に派遣された調査官の樋口は
13年前、遊園地で3歳の息子ば誘拐された元刑事だったとです。

駐在所の若い後任警察官「島崎」は
樋口の調査に村内ば案内するとばってん樋口の調査方法と謎だらけの正体に
戸惑いながらも二人は事件の恐るべき陰謀にたどり着くまでは
スイスイと読ませて頂いたばってん
政治の力で村に建てられた巨大施設に暮らす介護老人たちやら
養護施設の子供たちとか軽い犯罪を犯した若者たちば更生する複合施設が
どげんしても怪しすぎるけん事件の背景やらが読んでおる途中で
すぐに分かってしまったとが残念やったとです"(-""-)"。

そんでもラストはやっぱ想像通りばってん・・・・これは良かったです(^_-)-☆


読 「漂流者たち」 柴田 哲孝

2019-09-11 16:34:52 | 棚の上の本

お話は
2011年3月11日、東日本大震災の日
探偵の「神山」は被災地付近におったとです。
その時、東京の探偵事務所から人探しの依頼が来たとです。
衆議院議員の秘書ば殺して事務所の大金ば持ち去り
いわき市付近で消息ば絶った弁護士「酒井」ば探してくれと・・・・。

混乱する被災地の中で酒井ば追いかける神山とのミステリー劇よりも
震災の被害ばノンフィクションとして描かれているとに圧倒されたとです。

本当は知らされてはいなかった被災地の人々の姿と
原発事故は人災だったことば改めて作者は強く訴えておるとです。
利害と責任逃れだけで処置ば誤った電力会社と政治家たちの
犠牲になるとは常に現場の人たちばっかしに腹がたって来たとです。

最近はどこで災害が起きても不思議でなくなっておるとです。
その度に被災に遭ったら想定外だったで済ませてよかとじゃろか?

原発の近くに政治家ば住まわせて
電力会社は本社と管理職ば引っ越しさせたら
オイはそれが安全の証だと思うとばってん・・・・・・。

本ば読んだ後じゃけん
言葉が過ぎたかも知れんばってん
そげんしか言いようのなかとです。


読 「店長がバカすぎて」 早見 和真

2019-09-08 07:10:03 | 棚の上の本



お話は
本ばムチャクチャ大好きな書店員「谷原京子」28歳独身は
勤め先である書店店長のあまりにものバカさ加減と派遣社員としての待遇に
日々「もう辞めたかぁ!!」と思う気持ちが強くなっておるとです。

そげな仕事へやりがいと職場の不満でいっぱいの「谷原京子」ばってん
誰よりもたくさんの人によか本ば読んでもらいたい!と願う書店員さんでもあるとです。
そげな京子と職場の皆が厳しい本離れの今、零細書店ば盛り上げようとする奮闘物語やったです。

京子と同業者、顔見知りのお客様、偏屈な小説家・・・・他
ユーモア小説ならではの個性の強かキャラで楽しく読ませてもらいました。

最後に京子からバカだと言われとる店長ばってん
オイは嫌いじゃなかったです!(^^)!。

 

 


 

 


読 「しあわせなミステリー」 伊坂幸太郎・中山七里・柚木裕子・吉川英梨

2019-09-07 16:31:26 | 棚の上の本

題名通りのしあわせか気分にはならんやったばってん
4人の作家さんの、それぞれの作風と登場人物でニヤリとしたとです。

ページ数も少なかし
トリックも大したことは無いとばってん
たまには、こげなミステリーもよかもんたい!という事で!(^^)!


 

 

 


読 「トリニティ」 窪 美澄

2019-09-06 07:51:02 | 棚の上の本

良かったです・・・・・ 

1960年代後半の出版社で出会った3人の女性の物語です。


会社では雑務係の鈴子は専業主婦になることだけが自分の望みだったとです
イラストレーターの妙子は岡山の山村に生まれ中学まで一人暮らしの女性に育てらたとです
敏腕フリーライターの登紀子は執筆業で財を成した祖母と母からお嬢様として育てられるとです

そんな3人が新宿で発生したデモの新宿騒乱に巻き込まれた夜から
それぞれの人生に3人の絆が生まれたとです。

50年後のある日、主人ば亡くしてマンションで一人暮らしばしとる鈴子に
妙子の訃報が届いたとです。
斎場に出版社に勤めてすぐに体調ば崩した孫娘の奈帆を連れて行った鈴子は登紀子に再会するとです。
その時、奈帆はフリーライターだった登紀子の話を聞きたいと願うとです。

登紀子が話す半生は
時代に翻弄されながらもそれぞれに生き抜いた3人の女性が語られるとです。

年老いた登紀子の最後の言葉・・・・泣かされたとです。


尚、イラストレーターの妙子は平凡パンテの表紙ば描いた大橋歩さんばモデルにしとります。

青春時代ば平凡パンチで過ごしたオイは
平凡パンチの表紙ば切り縫いてミカンの木箱に貼って物入れにしたとです。
今もどこかにあるはずばってん!(^^)!

ご同輩におすすめの本です!(^^)!

 

 


 

 


読 「初恋さがし」 真梨 幸子

2019-09-05 07:39:02 | 棚の上の本

はい毎度まいどのイヤミス真梨幸子さんです。
先ず最初にこれ程題名と内容が違う本は無いことば言うときます(笑)

お話は 「あなたの初恋の人ば探します」ば目玉にした「ミツコ調査事務所」は
所長の光子と捜査員たち女性ばっかしで 全員ひと癖ふた癖あるとです。
更に訪れる依頼人たちも充分に不気味で怪しかとです。

その依頼人も調査員が殺人事件に巻きこまれる短編集ばってん
犯人らしき人物たちが多すぎて、どげんなるとじゃろか?と
オイの頭は混乱してくるとばってん最後には何とか繋がったとです"(-""-)"。

そいにしても
オイは後味が悪かぁ!とか何だかんだ言いながらも
いつも読んでおるとは何でじゃろか?(^_-)-☆
 


 


旅へ

2019-09-04 06:53:12 | すらごと日記

連続投稿になるばってん
しかも、そげんたいした内容でも無いけん
下書きしてそのまんまにしておったとばってん
ヤッパ投稿することにしました"(-""-)"。


先月、夏休み恒例の孫4人と家内と娘二人とオイの8名で鹿児島に一泊で遊びに行ったとです。
写真は偶然待っておったホームに到着した鹿児島からの新幹線です。
孫たちは喜んでおったばってん
乗客には見えないミッキーやけん・・・・車中の皆さまは無表情でありました!(^^)!

鹿児島中央駅に着いたらスグにいつもの寿司屋さんで家内と飲む。
いつもの冷酒が変わっていた。

 

娘と孫たちは水族館へ
オイと家内は市内の某デパートの食堂へ(腹も減っておらんとに・・・・)

しろくまくんよりも冷酒・・・・・
ばってんグラスが大きすぎるばい・・・・。

鹿児島県民のソールフード名物の焼きそばを一皿だけ頼んだとです
サイズはミニにして良かったです、二人で食べても入らんやったとです。
冷酒だけはガバガバ入ったばってん・・・・。

ホテルに着いたとです。
桜島には雲が被さっとりました。
 

ホテルの温泉に小6の孫と入る 来年からはもう一緒には入らんだろうと何となく淋しくなる。

翌日、鹿児島中央駅でお土産ば買っておる家内と娘たちば待っておる時間に
駅の近くば散策しておると 路上のスナックにカラオケ1000円歌い放題の文字ば発見!
店内から昭和歌謡の歌声が外まで響いて来るとです・・・・・・・・スグに入ったとです。

カウンターが7人掛け ボックス席が2つ 狭い店内には ぎっしりのお客さん
カウンターに座るとイキナリ西郷輝彦の♪兄妹の星ば唄い出したカップルが!

「何ね!オイと同年代やんね!!」オイは嬉しくなって力いっぱい拍手ばしたとです。
カウンターに座った隣の男性と話が弾み客層には似合わん若いママさんもガバイ感じがよかとです。
そんで隣の男性が歌ったのが↓写真の歌です。 何度も題名ば訊いたばってんスンマセン忘れたとです"(-""-)"

信じられんかも知れんばってん 焼酎5合瓶のキープが1,000円(黒霧島他)ですばい!
ほんなら何本でもキープしてもよかとばってん 今回は一本だけオイの名前ば太字で書いてきたとです。

帰りはママとお客さん達に挨拶ばして、いつまでも帰って来ないオイに
イライラしとる家内が待つ鹿児島中央駅に戻ったとです。

キープした焼酎の銘柄は忘れたばってん
歌った唄は覚えております。

鶴田浩二 ♪好きだった
舟木一夫 ♪夕笛

3曲目に予約した舟木一夫♪銭形平次は時間が無くなったけん
次回に持ち越しとなったとです。

スンマセン以上で終わります(^^♪。

 

 



 


 


読 「星がひとつ ほしいとの祈り」 原田 マハ

2019-09-04 06:21:29 | 棚の上の本

七つの短編集です。

20代から各世代の女性たちが旅先でそれぞれの生き方ば
振り返りながら前に向かおうとする物語です。

派手さは無かばってん
原田さんの静かな語りが切なく優しく心に入ってくるとです。
こげな怪しかオヤジにも・・・・・・。


大分県日田市にある「夜明駅」が登場する「夜明けまで」が好いとりました。
まわりの風景は静かで風情がある美しい駅名の「夜明駅」が本に載っておるだけで嬉しかったとです。
以前読んだ原田マハさんの「リーチ先生」でもこの土地の小鹿田焼が舞台になっておりました。
現在は駅舎も新しくなったそうで久しぶりに夜明け駅に行きたくなったとです。