天才物理学者の湯川博士が
超怪異事件のトリックば、したり顔で解明するガリレオシリーズです。
スンマセン
したり顔とは湯川役ば演じた福山雅治で思い浮かべた言葉です(笑)。
お話は
夢で見たことが現実に起こったり火の玉が出てきたりの
一見、オカルトのごたる事件の裏に潜む泥臭か人間模様ば絡めた短編集でした。
お話は
会社ば辞めて自宅に引き込んでおった九澄(くすみ)27歳は
ある日、祖母にアルバイトば頼まれたとです。
そのバイトとは祖母からもらった歌舞伎のチケットで
舞台ば観に行き芝居の感想やらば祖母に報告することです。
歌舞伎やら観たことも無か九澄はバイト代欲しさに承諾したとです。
ばってん、初めて行った歌舞伎座で謎の老紳士に出会った日から
九澄の生き方が緩やかに変わって行ったとです・・。
観劇中に起きる小さなミステリーが
歌舞伎やオペラや劇団の芝居にかみ合い
ラストまで楽しく安心して読める本でした(笑)。
表題の『ノースライト』は北側からの光ば取り入れた建築手法げなです。
お話は
ある日、一級建築士の青瀬が勤める事務所に
「あ・なた自身が住みたい家ば建てて下さい」と吉野夫妻が訪ねてきたとです。
吉野夫妻の希望通りに信州追分にノースライトの家は完成したとです。
ばってん
ある日、ノースライトの家ば見に行った別のクライアントさんから
家には誰も住んでいないと教えてくれたとです。
何故?
不信に思った青瀬は信州追分の家ば訪ねたとばってん
まるで生活の気配も無く最初から誰も住んでいなかった事ば確信したとですいの・・・・
4か月前の引渡しの日、あんなに喜んでいた吉野の家族たちは何処に?
その日、青瀬は吉野たちば探す事ば決心したとです・・・・。
最初はミステリーと思っていたとです。
ばってんラストは爽やかな余韻が待っておりました。
すんませんネタバレしたくないけんこの位にしときます!(^^)!
家族と友情 良かったです。
お話は
新米刑事の高木は定年ば前にしとる伝説の刑事「桜井」に心酔し
彼の後見者となる日ば目標にしているとです。
そげな時に起きた暴力団幹部殺人事件の裏に潜む謎の人物が
高木や桜井との身辺に忍び寄るとです・・・・・・・。
桜井の凄腕ぶりも見事です。
高木の成長もよかです。
アクのある上司の洲本も顔つきまでもが想像できます。
警察の部署通しの軋轢は毎度の流れです。
犯人と対決するラストの場面も読みごたえはありました。
結局、凄腕だったのは犯人だったりして・・・・・"(-""-)"
弱小の大学駅伝部へアシスタントコーチ(栄養管理やら何やら)として
赴任した早馬と駅伝部員たちとが箱根駅伝初出場ば目指す物語ばってん
どげんしても、三浦しをんさんの「風が強く吹いている」と比べてしまうとです。
その結果
地方大会やら箱根ば走る場面やらは
それなりに盛り上がるとばってんそれだけです。
早馬と部員たちとの確執やら個々の人間像やらが
何かが物たらんもどかしさば感じたとです。
この作品は続編と言う事ばってん
一作目の本ば読みたかぁという気持ちにはならんやったです。
額賀さんスンマセン"(-""-)"。
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夜中に忍び込む泥棒ばノビ師と言うそうです。
お話は
ノビ師の修一には亡くなった双子の弟がいたとです。
ばってん兄の修一の心の中には今でも弟の声が聞こえるとです。
その弟の声と一緒に修一のまわりに起こる事件の真相に迫る連続短編集です。
修一の危機ば弟の声が助けたりして面白かとばってん
修一が司法試験ば受けようとした学生時代からノビ師になった設定が
チョッと無理のあるごたる気がするとばってん
弟の声が消える日が
修一のこれからの道筋ば明かしてくれるラストは
弟の影を踏めなかった修一の切なさがジンワリと良かったです。
ちあきなおみさんば残して逝った
ご主人への思いが切々と伝わる歌です。
晩酌ば終えて彼女の歌ば聴きながら
ニトリのベッドに腰かけて
ひとりでウィスキーば飲むと
やっぱ泣けてしまうとです・・・・。
3月11日
9年後の今も変わらない
場当たり政策の政治屋たちへの不信
数字で恐怖を煽り立てるマスコミと
誰にも伝わらない真実に人は疲弊する。
それでも ウィスキー飲んでます。
それでも 大丈夫だと思って飲んでます。
図書館の新刊コーナーにあった本です。
表紙にはイマドキの生意気そうな高校生が描かれております。
本来ならばこの手の本は見向きもしないとばってん
貧乏人の悲しさと言うのじゃろか
タダなら何でもよかけんトニカク借りてしまうとです"(-""-)"
作者の名前は 全然知らんやったとです。
そりゃそうです 新人作家さんで
この本で第23回日本ミステリー文学大賞新人賞ば受賞されたとです。
お話は
ある日、高校3年生の椿太郎の姉ちゃんが十字架に磔ばされて殺されたとです。
姉ちゃんが遺したメモには「この家には悪魔がいる」・・・。
家族は両親と椿太郎の3人家族(兄は自殺している・・・)
椿太郎はメモの真意と犯人の正体ば探し始めたとです。
椿太郎の容赦なか言葉のジャブ
ああ言えばこう言う ひねくれた性格
見事につながる ウンチクのためのウンチク
やっぱ生意気なガキやったです(笑)
そいにしても
何度も文中に小説家の「伊坂 幸太郎」が登場するのは
伊坂 幸太郎さんに通じる筆の運びも意図的なものじゃろか?
まぁ そげな事はどげんでもよかけん
スピード感あふれる会話と話の展開に楽しませてもらいました。
お話は
アパートでひとり暮らすイズミは
夜店で出会った金魚の僕にユキと名付け部屋の中で飼っているとです。
毎日、僕はイズミば見つめているとです。
おとなしい性格のイズミには恋人が出来んとです。
淋しい日々ば暮らすイズミに僕はいつも語りかけているとです。
例え気づいてくれる事はなくても(当たり前ばってん)
僕は彼女の幸せば願う日々が過ぎて行ったとです。
そげな、ある日イズミに恋人が・・・・・
ばってん、その恋人は・・・・。
ハートウォーミング小説 て言うとらしかばってん
「あぁそうですか」と言う感想です!(^^)!。
だけんオイは金魚のユキが人間に生まれ変わるミラクルが起きて
ユキは自分の代わりにイズミの恋人ば金魚にして
金魚鉢に沈めた後、ユキとイズミは結ばれるとです。
ばってん藻の中でもがき苦しむ恋人だった男の怨念が
ユキとイズミに襲い掛かるとです・・・・・・・・。
そんで題名は「ぶくぶく」に変更したかとです・・・(笑)!。
スンマセン こげな事ば書いたら
作品に対してイカンとばってん
オイ 妄想するとがガバイ好いとるとです"(-""-)"。
表紙ば見てお分かりのように
決して純愛小説でもホラーでもサスペンスでもない
おふざけユーモア小説です"(-""-)"
お話は
ネットで知り合ったお互いに名前も知らない4人の男女が
車中で練炭自殺ばしようとしたその時
暗がりからカップルが乗る車がやってきたとです。
その後すぐにカップルば追いかけて来た男が
カップルの男ば射殺してイヤがる女ば連れ去ったとです。
殺人現場に残されたのは男の死体と
アルミケースに入った3千万の札束・・・・・・。
さぁ どげんするとかい?
どげんしたら よかとかい?
混乱する4人の顛末は!!
深刻な問題であるネットで募る集団自殺ば
こげな展開にもって行く藤崎 翔さんは こげなお人です(笑)
亡くなった人に一度だけ会わせてもらえる不思議な裁縫店のお話です。
評判になった川口俊和さんの「コーヒーが冷めないうちに」の舞台が
喫茶店から裁縫店になっただけのような・・・・・"(-""-)"。
最近、AIで亡くなった歌手の再現やらで感動する人、違和感ば感じる人やら
色々とあるごたるばってん、あの世で再会できるお話も溢れすぎると
悼む心とは少し離れて行くような気がしてくるとです。
まぁ 受け止め方はそれぞれやけんオイが要らん事ば言わんでもよかとばってん
そいにしてもあの世への紡ぎ料金が100万円は高すぎるばい!!
日々、幼稚園教諭の舞子は都会の幼稚園ならではの待機児童問題やら
近辺住民から園の騒音問題の苦情やらで頭ば抱えておった時
幼稚園で飼っておった動物が連続して殺される事件が発生するとです。
犯人の目的は・・・・・。
身勝手な大人たちから
園児たちば守る舞子の姿が良かったばってん
中山さんにしては犯人もスグに分ってしもうたし
いつものどんでん返しも無か中途半端な読後感やったですスンマセン"(-""-)"。