任侠シリーズの2作目です。
1作目は以前紹介した「とせい」です。↓
その「とせい」の題名が「任侠書房」に変わり任侠シリーズと相成ったとです。↓
今回の任侠学園も前作の出版社同様、つぶれかけた学園を救うためにやって来た
任侠道に生きる裏社会の男たちのお話です。
無気力な生徒たちと学校に新しい風は吹くのか・・・・・?
こんな話大好きです。
3作目の任侠病院もガバイ楽しみです。
任侠シリーズの2作目です。
1作目は以前紹介した「とせい」です。↓
その「とせい」の題名が「任侠書房」に変わり任侠シリーズと相成ったとです。↓
今回の任侠学園も前作の出版社同様、つぶれかけた学園を救うためにやって来た
任侠道に生きる裏社会の男たちのお話です。
無気力な生徒たちと学校に新しい風は吹くのか・・・・・?
こんな話大好きです。
3作目の任侠病院もガバイ楽しみです。
拓海と啓、雪丸と国実は新潟の田舎町に住むお騒がせ4人組。
小学校最後の夏、花火大会の夜に、僕たちは想像を絶するほどの後悔を知った。
それから20年経ち、あの悲劇の夜に封印された謎に、決着をつける時がきた。
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最後の夏休み、少年4人組と言うたらすぐに映画「スタンド・バイ・ミー」ば連想するとばってん
物語はやっぱ「スタンド・バイ・ミー」でした。
少年期の青く純粋な揺れ動く心が日本版「スタンド・バイ・ミー」ば観とるようでした。
読後感は切なかったです。
“歩く一人諜報組織”=“クルス機関”の異名をとる神奈川県警外事課の来栖惟臣は
日本に潜入している北朝鮮の工作員が大規模テロを企てているという情報を得る。
一方そのころ、北の関係者と目される者たちが口封じに次々と暗殺されていた。
暗殺者の名は、呉宗秀。日本社会に溶け込み、冷酷に殺戮を重ねる宗秀であったが
彼のもとに謎の女子高生が現れてから、歯車が狂い始める―。
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このミステリー大賞の最優秀賞作品です。
公安の一匹狼「来栖」の活躍ばってん最後は少しばかり・・・・・。
そいにしても今、国民の声ば無視して数の権力だけで政治がつくられとる時に
読んでみるにはタイミングが良すぎる本ばってん
同時によぎるのは
この本ば書いた作者もそればブログに書いてるオイも
あんた達「共謀罪」ですよと言われるとじゃろか?
何か恐ろしか・・・・・。
「行助」が最初に「こよみ」さんに出会ったのは行助の会社が倒産した日の帰り道に
パチンコ屋の駐車場で鯛焼きば焼いていた鯛焼き屋さんの「こよみ」さんやったとです。
「こよみ」さんの焼いた鯛焼きのあまりの美味しさに「行助」は常連さんになり
二人は、徐々に親しくなっていくとです。
そんなある日「こよみ」さんは事故にあい、集中治療室へ・・・・・・・・。
宮下奈都さんのデビュー作です。
宮下さんの優しさの表現が106頁と言う短い文章の中に
静かな雨のように染みわたってくる恋のお話でした。
元捜査一課の刑事だった男は警察ば定年退職して10年毎日退屈な日々ば過ごしていた時
妻からの提案で都内の路線バス乗り放題のシルバーパスば勧められたとです。
始めは迷いよったばってん思いのほか路線バスから見る人々の暮らしと風景が男を虜にするとです。
そして男はバスを降りた街の少しばかりの謎に出会うとです・・・。
筑豊炭鉱ば題材にした「地の底のヤマ」の西村氏の本がガバイ好いとったです。
ばってん、この本は同じ西村氏の作品とは思えん都会の物語にありゃりゃでした。
都内の路線バスの複雑さと乗りこなす手法ば書かれても全然分からん。
降りた町の文化、しきたり、風土のウンチクがやたら多すぎる。
炭鉱作家ば続けてくんしゃい。
251ページで18話の短編集てんこ盛りです。
だけん1話が短いです(笑)。
そいにしても何とも不思議な本でした。
オイには良く分からんばってん
女性の心理とはこんなもんかいな?
静かにじんわりと行間に滲み出る
それぞれの女性たちのそれぞれの心の不思議な話やったです。
カメラの除湿庫ば移動するためにカメラ類ば取り出して机の上にばらまいたら
この構図はアートばい!!と一瞬思い写真に撮ったばってん
今となっては雑然としているだけでその時だけの独りよがりやったとに気が付いたとです。
この中で一番古いカメラはこのスプリングカメラです。
久しぶりに手にしたら、驚いたことに
シャッター速度もセルフタイマーも露出もピントもまだ大丈夫とです。
ただし75ミリのレンズだけはカビがしております(これは前からばってん)。
そんでも75ミリの単焦点レンズは人間の視覚に良く似ている気がするとです。
つまりこれは長めの標準レンズだとも思うとです。
このカメラで一番最後に撮ったのは母が入院していた病室やったです。
6×6サイズのモノクロフィルムば現像したらやや軟調に仕上がった事ば思い出します。
それからは一度も撮ってはおらんです。
これからも時々眺めているだけでよかです・・・・。
恩田さんはすごかと思いました。
ピアノ コンクールで出会った三人の青春物語ばってん
恩田さんが奏でる文字がピアノもクラッシックも全然分からん
青春歌謡しか歌わんオイがいつの間にかピアノの音に酔いしれている気になったとです。
そいでも、心ば揺さぶる音の洪水に少々疲れてしもうたばってん
最後のページの受賞者氏名が静かな余韻となってよかラストじゃったと思ったとです。
殺された被害者の遺族が犯人ば殺せる復讐法が施行されたとです。
被害者の遺族が殺人者になる復讐法
それでも復讐したいと願う人のために出来た復讐法。
設定は面白そうばってん遺族が苦しみながら復讐する姿にやるせなさと
何の解決にもならん復讐の無意味さば問うとが作者の狙いじゃろばってん・・・。
一章目の話で読むとば止めようと思ったばってん
二章目の祖母ば殺した孫娘のお話で幾らか救われ
結局最後まで読んだとです。
ばってん被害者家族は現実に存在しておられる事ば思うと
自分には無関係の話やけんて言うて後味の悪かった本やったと
簡単には言うてはいかん気がするとです。
前作の『夜の底は柔らかな幻』の番外編です。
特殊能力ば持つ人「在色者(いろ)」が多く住む独立国「途鎖とさ」で
三人の若者が騒動ば起こす前の物語です。
そいにしても前作から大分時間が経っていたけん「在色者(いろ)」が出て来た時には
ありゃ又、再読?と思ってしまったとです(笑)。
懐かしかったばってん
恩田さんのこのシリーズはもう続きはどうでもよかです。
その代わり直木賞「蜜蜂と遠雷」がもうすぐ読めます。
それが楽しみです。