淋しくて隠れ家日記

前向きに生きたい!!

重なる喜びの日に

2019-12-08 07:58:22 | サガン鳥栖

 

昨日は姪っ子の結婚式があったとです。
家内は昨夜から腹具合が悪くなって不安な気持ちで会場まで行ったとです。

太宰府近くの神社で結婚式があったとばってん
サガン鳥栖が残留ば決める試合と重なり
結果が分かる時間帯は過ぎつつあったとです。

つまり家内は勿論ほとんどのお方がイライラしておったとです多分"(-""-)"

式が終わると同時に娘からのラインば開いた家内は「残留決定!!」に
小躍りしながら喜ぶとです。

それからの話題はサガン鳥栖の話ばっかしやったとです。

披露宴では
いつの間にか体調が復帰しておった家内と一緒に日本酒ばガンガン飲み倒しました。

イヤな出来事ばっかしある昨今
忘れられん結婚式となった新郎新婦に幸あれ!!!

 

 


読 「定価のない本」  門井 慶喜

2019-12-06 09:08:40 | 棚の上の本

お話は

終戦直後の東京は神田神保町の古書店主「琴岡庄治」の店に
庄治の弟分で同じ古書店主の「芳松」が倉庫の本棚に積んどる
古書の下敷きになって死んでいると芳松の妻「タカ」が知らせに来たとです。

芳松の遺体と現場を見た庄治はそこに何か違和感ば感じたとです。
本当に事故なのか・・・・・・疑問ば抱いたまま
芳松の葬式ば終えた頃、タカは誰にも何も言わんで姿ば消したとです・・・・。

数日後、庄治にタカの行方ば探し欲しいと言う人物が現れるとです・・・・。
その日から芳松の運命と古書界が時代の流れに巻き込まれて行くとです・・・。

これから先はネタバレになるけん端折るばってん"(-""-)"

題名の「定価のない本」と言われる明治以前の古典籍の話やら
戦後の古書本屋さんの内情と古書に対する熱き思いが
日本の歴史ば守る闘いに立ち上がる姿は
ガバイ読み応えがあったとです。

 


読 「ワーキング・ホリデー」 坂木 司

2019-12-04 06:51:41 | 棚の上の本

やっとこさ、この本で先月までに読んだ本が終わります(笑)。

お話は
元ヤンキーで今はホストばしとる「大和」の勤める店に
突然「進」と言う小学5年生の男の子がやって来て
大和は「僕はあなたの息子です」と言われたとです。
驚く大和ばってん
初対面の二人はやっぱ親子だったとです。

やがて大和は息子の進に頼まれ夏休みの間ば一緒に過ごす事になったとです。
まわりのよか人達に恵まれホストば辞めて宅配便会社に勤め始めた大和と
しっかり者過ぎる進との関係がいかにもありそうな親子のホッコリ物語やったばってん

これはこれで
楽しく読めた本やったです!(^^)!



読 「木漏れ日に泳ぐ魚」 恩田 陸

2019-12-03 08:11:43 | 棚の上の本

以前から「恩田さんのこの本はよかよ」と聞いておったとです。
やっと読めたとです。
先ず題名がよかったです「蜜蜂と遠雷」よりも・・・・(笑)。

お話は
明日の朝になったら別れる男女が今まで住んどったアパートで最後の晩ば過ごすとです。
2人は酒ば酌み交わし互いの胸に潜んどったある出来事への不信と疑惑ば探り合い
男と女の視点の違いで語られて行く驚愕の真実が次々と明かされるとです。

やがて
朝の陽ざしが部屋に差し込む頃
二人は別々の道ば進むのか  それとも・・・・。 


一晩の男女の会話だけで こんだけの物語にする恩田さんはスゴカです。

恩田ワールド ガバイ良かったです!(^^)!。


読 「泥酔懺悔」 11名の女性作家さんたち

2019-12-02 09:30:11 | 棚の上の本

表紙に名前ば連ねていられる女性作家さん達自身の
お酒にまつわるエッセイ集です。

オトコのしかも酒が大好きなオイにとっても
本当に沁みるガバイよか本でした(笑)。

えっ!!この作家さんがそげん正体不明になるまで酔っぱらうのは毎度の話やら
下戸ばってんそれがどうした!ヤケクソで酒の肴でご飯ば何杯も食べるお話やら
イメージとまるで違う作家さんがやらかし放題のお話が
それぞれの作風で面白可笑しく描かれておるとです。

では、あなた好みの作者さんが見つかる事ば願って感想と致します"(-""-)"。


読 「徘徊タクシー」 坂口 恭平

2019-12-01 10:05:43 | 棚の上の本

お話は
故郷に住む90歳で認知症の曾祖母ばドライブに連れて行った恭平は
曾祖母の心の中に自分だけの記憶の地図がある事に気づかされたとです。

その日から恭平は徘徊老人のためのタクシー会社ば創ろうと思いつくとです。
老人の心に寄り添う優しさ溢れる青年の物語ではあるとばってん
現実は高齢者介護の厳しか諸問題等々が山積しとります。

介護する家族や周りの負担は年々増えとります。
そげな世の中で
在宅介護の悲惨さば描いた葉真中顕さんの「ロスト・ケア」ば
思い出したとです。
口は出すばってん金は出したがらん兄弟たちに苦しむ実家の嫁たち・・・。
ほんなこて介護にまつわる話は家族の数だけあるとです。

75歳からの医療費負担が上がる。
金が無か老人は病院代も節約せんとイカンなら
それは早く死ねと言う事じゃろか?

安心は 金がかかる 世の中じゃけん

きれいごと過ぎる「徘徊タクシー」の読後感は
内容には関係なく高齢者問題に対しての腹立たしさで終わったとです"(-""-)"。