上海下町写真館2010

上海より半年ぶりに帰国しました。マイペースで故郷の風景や歴史などをご紹介します。

望東庵ゆかりの兜:黒田長政愛用の水牛の兜像

2011年12月14日 06時29分27秒 | ふるさとの風景
望東庵の実家浦野家のご先祖は戦国武将で、黒田家へ仕える時に藩主へ献上したものだそうです。

藩主より浦野家にはお返しにその兜の複製品を賜り「家宝」としていましたが、望東庵が少女の頃実家が火災に遭い消失しました。
その頃の逸話が残っています。
火災の時、急ぎ帰宅した彼女の第一声「水牛の兜は如何に」が藩主に伝えられ、「さすが武家の子女」と藩主より褒めの言葉があったそうです。
彼女にも戦国武将の熱い血が流れていたのですね。

この像は母里太衛兵のご子孫の方の寄贈のようです。

母里太衛兵についてはまた別の機会にご紹介します。