上海下町写真館2010

上海より半年ぶりに帰国しました。マイペースで故郷の風景や歴史などをご紹介します。

上海ストリート:閔行区の水郷「召稼楼」の楽しみ方(2)

2013年03月04日 06時00分00秒 | 上海街角スナップ
(1)礼講堂
230年前に建築された村の集会場。



「百姓講堂」の額が架けられています。


中国語の「百姓」は「官吏」に対し、「平民・庶民」を指します。

内部は100人ほど座れるでしょうか。



窓側に金箔の屏風がさりげなく置かれています。



入り口の壁には「毛沢東」の注意書きが残されています。


前庭は老人たちの日光浴の場所となっていますが、革命当時は共産党の集会などが開かれたのでしょう。

(2)広智学堂跡。今は高級レストランとなっています。



この学校を巣立ち、企業家や革命家など著名人となった方々のレリーフ。



(3)資訓堂跡地


清代終わりの洋風を取り入れた建築。20世紀初頭に火災で焼失しました。

(4)趙元昌古宅


今は表側は土産物店となっています。

鉄製の窓扉などから推測すると、昔は商品倉庫などに使用されていたのではないでしょうか。


江南の水郷の繁栄を物語ります。

撮影:CANON EOS5DIII + EF24-105mmL F4