上海下町写真館2010

上海より半年ぶりに帰国しました。マイペースで故郷の風景や歴史などをご紹介します。

上海ライブ2014:早春の水郷「風jing」(1)-呉越国境の鎮だった

2014年04月02日 06時00分00秒 | 上海観光
1.楊が芽吹き始めた早春の水郷、運河には楊がよく似合う。
(ご覧になるPCのOSによっては「風:fenjing」の:jingのフォントがないようです。「:jing」は「さんずい+頸の左側」です)

2.呉越国境の碑


「春秋戦国時代(紀元前770年-紀元前403年の後期)、北が「呉国」南が「越国」でした。
西暦1430年に初めて記念碑が建てられた。」とありますから、村は2千数百年の歴史がありますね。

「この川より北が江蘇省、南が浙江省だったのですが、1951年に南部が北部に合併され江蘇省に編入、
1958年にふたたび上海市に編入された。」とあります。

3.風jingの鳥瞰図。


右上部分で水路が十字に交差しています。

4.中国北部に比べ雨の多い江南独特の風景です。



5.写真1を反対側からみた風景。


飾られた船は婚礼にも使用されたのでしょうか。

6.まだ午前中で観光客も少ないです。


食堂はお昼の仕込み中。

7.静かなたたずまいの道を歩きます。


(昼前には遠足の学生が大勢来訪して賑やかでした)

8.水路を使った交易が村に富をもたらせました。



9.立派な護岸ですが、運河の護岸が住居の建築よりも優先されていたのかもしれませんね。


奥の橋は「致和橋」、創建は元代の1328年ですから、700年も前からこの風景なのでしょう。

台風も地震も、大きな水害もない地方ですから、村も保存状態が良いですね。

撮影:CANON EOS5DIII + EF24-105mmF4L IS