上海下町写真館2010

上海より半年ぶりに帰国しました。マイペースで故郷の風景や歴史などをご紹介します。

上海ライブ2014:徐匯芸術館で「玉」を鑑賞

2014年05月12日 06時00分00秒 | 上海街角スナップ
1.建物は1932年の建築。


2.前身は「鴻英図書館」


「徐匯芸術館」としては2005年から一般公開しています。

3.「鴻英図書館」は上海の実業家「葉鴻英」の寄付によって開館された上海図書館です。


黄炎培や蔡元培など上海の著名人の発起により1932年に開館しました。

4.「玉石専題展」


「玉」は中国の宝石類の総称です。翡翠やトルコ石、オパールなどが含まれます。

5.「和田帯皮白玉俏色」中国美術大学教授作


和田玉は中国では「軟玉」に分類され、「和田玉」や「新疆玉」とも呼ばれます。
硬度が6-7の一番高い玉で、英文ではNephriteやJadeとも呼ばれます。
色により白玉、青玉、碧玉、黄玉、墨玉の5種類に分別されていますが白玉が最上級のようです。

6.「和田帯皮白玉俏色(荷塘清趣)擺件」中国美術大学教授作


中国では玉彫刻の歴史は古くその起源は3000年も遡ります。
流派が「海派」「揚派」「北派」「南派」の大きく4つに分かれ、上海地方は「海派」と呼ばれています。
それぞれ特徴があり奥が深いようです。

7.「青海碧玉茶壺」



8.「和田帯皮白玉仿犀角鏤彫山水人物杯」工芸美術大教授作


どれも売り物ではないので値段は分かりません。

撮影:CANON EOS5DIII + EF24-105mmF4L IS