波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

ドッグラン トラブル

2013-09-21 00:01:17 | ワンコ
こんばんは、白黒茶々です。
前回、廃校となった旧春野町立春野南中学校の昇降口で、箔は何かに呼応するように突然ブンブンしだし、私とたつぴは背筋がゾ~~~っとしました。 彼は霊的なものに反応したのでしょうか?だからといって、そちらの世界に飛び込んでいってはいけませんよ~



………なんて深く考えてしまいましたけど、その翌日にその理由がわかりました。先日の台風で倒れたカーブミラーを箔が覗き込んだら、当然のようにそちらにも彼の姿が映りました。そうしたら………
「キミは誰なのだ?おれっちと遊んでくれなのだ 」とでも言わんばかりに嬉しそうに尻尾を振り、グイグイと迫っていったのです。 それだけではなく、ミラーの後ろにまわって「あれ?いないのだ」と、不思議そうにしていますし………
「なんて………」私はその場で全身脱力し、あとに続ける言葉を失ってしまいました。 説明するまでもないのですけど、彼はミラーに写っていた自分の姿を、他のスピッツだと思っていたのです。私は、彼はすでに鏡の概念を理解しているものとして、話を進めていたのに……… そうしたら前回の「旧春野南中学校の怪」は、箔が昇降口のガラスに映り込んだ自分の姿に反応したということになります。



謎のブンブンの「からくり」はここまでにしておいて、前回の話の続きです。私・たつぴ・箔の白黒茶々家の男衆は、春野の廃校めぐりのあとに、新東名高速道路の浜松サービスエリアに向かいました。 さらに、今回も一般道から無料で利用できる「ぷらっとパーク」に車を止めて、入っていきました。



浜松は楽器の街というということもあって、通路や建物がピアノのようなデザインになっていますね。 もちろん、そちらでは名物の浜松餃子などを食べることもできるのですよ。



さらにそのサービスエリア内には、ドッグランが設けられているのですよ 無料で気軽に利用できるということもあって、こちらは私のなかでは隠れた名所になりつつあります。その中には、遠方から来た旅の途中のワンコがいると思われがちなのですけど、実際には私たちのような地元民がほとんどだったりするのですよ。 しかし、私たちがそちらに行くたびに、構成メンバーが変わっていて、以前にご一緒したことのあるワンコと再び行き逢うことはなかなかありません。
果たして、今回はこちらのドッグランでどのような出逢いや触れ合いがあるのでしょうか?スピッツとまではいかなくても、サモエドやポメラニアンのような白ふわがいると、嬉しいですね。では、さっそく入ってみましょう



そのドッグランは中・大型犬スペースと小型犬スペースに別れているのですけど、広くてアジリティーなどの施設が充実している前者のほうに、人もワンコも集中していました。しかも、構成員の9割は小型犬ではありませんか。そんな彼らは、箔が入ってきたら物珍しそうにわらわらと集まってきました。 その様子を写真に撮ったら、同じようにして撮影しているたつぴの姿も写っているのがなんとも。
皆さんとの挨拶が済んで、ドッグラン内に相性の悪そうなワンコはいないみたいなので、そろそろ箔を放してあげることにします。箔ちゃ、この広さを思う存分堪能してきなさい



しかし、彼はいつもの如くお手紙(地面などのニオイ)の解読やお返事(マーキング)ばかりしていて、なかなか走ったりしませんでした。



そんな彼に、私は後方のハードルに挑戦させてみました。そうしたら、25㎝の高さまではなんとか飛び越えたのですけど、30㎝以上になると、その間を潜ろうとするのです。たとえ体が通らない高さだったとしても。

私は今回は久しぶりのドッグランで、しかも初めて逢うワンコばかりということもあって、いつも以上に慎重になって箔の行動を見守っていました。そのような中で、「スピッツですか?珍しいですね」と声をかけられ、私も箔も有頂天になる場面も。

しかし、ドッグランのお仲間のなかには箔をニガテとするワンコもいて、ミニチュアシュナウザーの子は、「ガウッ 」と言って彼を牽制しました。 箔は当初はその子に興味のある様子だったのですけど、彼(彼女?)気持ちを理解したのでしょうか?それ以来、寄っていかなくなりました。よしよし。
次に目線の合ったヨークシャーテリア君(ちゃん?)は、箔を怖がって飼い主さんの肩によじ登って、震えていました。 お箔さん、この子にはこれ以上近付かないようにしてあげてね。

そうこうしているうちに、箔はマルチーズっぽいワンコのことが気に入り、彼女(彼?)のあとを追うようになりました。 そのマルチーズ?は名前も性別もわからいので、マルちゃんとでも呼んでおくことにしましょう。嬉しそうに近付く箔に、ちょっと迷惑そうなマルちゃん。そのマルちゃんは年配の飼い主さん夫婦のところにタタタッと行き、箔もタタタッと付いていったので、私は彼らに「しつこくして、申し訳ございません」と謝りました。 そうしたら奥さんは「いいのよ、いいのよ 」と言って、マルちゃんと箔とのやり取りを楽しんで見ている様子でした。飼い主さんがそう言ってくださるのなら、まだ私が引き離さなくてもいいでしょう。そのときは「たつぴ、日が暮れてきたことだし、あと5分ぐらいで帰ることにしようか?」「いいよ」のようなことを言っていたような気がします。
皆さんに不快な思いをさせてはいけないのであまり詳しくは書けないのですけど、そこで突然旦那さんがマルちゃんを抱えあげ、私たちは彼に怒られてしまいました。 箔がマルちゃんにつきまとったのが、気に入らなかったみたいです。私は謝りながら箔を引き離したのですけど、彼の怒りは収まりません。奥さんが「よしなさいよ」とたしなめても、何か喚き散らしていますし。私はさらに謝り、その場から遠ざかるしかありませんでした。

私たちはとりあえず小型犬スペースに退いたのですけど、そこは狭いうえに草が生い茂っていることもあって、他にワンコは一頭もいません。
「本来ならこちらは、おっきなワンコがニガテな子が来るようなところなのでは………」
先ほどの一件で意気消沈した私たちは、その中で三人して呆然と立ち尽くしていただけなので、盛り上がるハズはありません。 「………もう、帰ろうか」そのような状態でそこにいても仕方がないので、そのまま帰ることにしました。箔を喜ばせたくて来たドッグランだったのですけど、後味の悪いものとなってしまいました。

確かにマルちゃんは多少は迷惑そうにはしていましたけど、決して怖がったりとかはしていませんでした。それに、奥さんは構わないって言ってくださったのに……… 夫婦で言ってることが違うというのも、困ります。 それよりも、今まで以上に気を配ったつもりでも、まだ私の配慮が足りなかったのかも知れません。これからは、さらに気を付けるようにします。

………いや、これ以上気を付けようがあるのでしょうか?ドッグランは暗黙の了解で、ある程度のことは寛容に受け入れることを前提としたところなので、それがイヤなら可愛い我が子、いや、我がワンコは入れないほうがいいと思います。それに、これ以上その中でワンコをがんじ絡めにしたら、ドッグランの意味がなくなってしまいますし。なので、これからはドッグランではワンコだけではなく、その飼い主にもいろんな人がいるということを肝に命じるようにします。


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コメント (10)
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