波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

そうだ、越前大野に行こう!(越前訪問その1)

2017-10-14 01:13:05 | 旅行記
こんばんは、白黒茶々です。
話は9月の初旬にまで戻ります。 暑い時季が過ぎ、秋の気配を感じつつあるその頃に、私は「シルバーウィークに連休が取れたら、越前大野のハチ君と一歩ちゃんに逢いに行きたい」と思うようになりました。 私がそちら方面を訪れてから2年ほどが過ぎ、さらに最近になってななママさん&パパさんや、ギョンさん一家による、はちっぽ詣でが続いたこともあって、私の心もそちら方面に向かっていきました。じんぱちママさんはお仕事が最盛期にあるのに、私の希望に沿って時間を調整してくださいました。もちろん、そのついでに周辺のお城や名所旧跡にも寄りますよ このようにしてその計画は着々と進んでいき、私の越前訪問1(車中)泊2日の旅は形になってきました。 そうしたら、あとは天気だけです。1日ぐらいは雨になっても構わないので、どうか台風だけは来ないでください。



………なんて言っていたら、本当に来ちゃった。 しかし、今年はもう連休を取ることはできません。だからと言って、中止にはしたくないですし……… 考えた結果、旅の途中の寄り道を大幅に見直し、9月30日の土曜日の夜経ちでの1(車中)泊1日の強攻策で実行することにしました。

そして、いよいよその計画の初日を迎えました。天気のほうは問題なく、私は準備を済ませ、を伴って自宅を22時半頃に出発しました。 東名高速道路から東海環状自動車道に乗り換えていき………



23時50分には、鞍ヶ池パーキングエリアに到着。ここまでは至って順調ですね。



鞍ヶ池公園の向こうに豊田市街を一望できるそのPAからは、夜景が広がっている風景を見ることができました。 小休憩が済んだら、さらにその先に進みますよ
途中、少し眠くなったりはしたのですけど、なんとか踏ん張り、美濃サービスエリアからは一般道で長良川を上っていき………



午前1時半近くには、岐阜県郡上市にある道の駅美並にたどり着きました。 こちらでは、夜が明けるまで車中泊をすることになっています。その道の駅にはすでに先客がいて、同じように車で寝ている人だけではなく、木遊憩所(休憩所)内で寝袋にくるまれている人、屋外にテントを張っている人もいました。こちらの道の駅は美濃市と郡上市白鳥の中間に位置し、四方を山々に囲まれているうえに、すぐそばを長良川が流れていて、ロケーションにも恵まれているのですよ。 といったところで、明日に備えて寝させていただきます。



おはようございます
月をまたいで10月1日(日)の朝がやって参りました。 私は長良川沿いで箔と波を軽く散歩させ、ブラッシングをしてから彼らに朝御飯をあげました。 さらに、自分の洗面等を済ませたら、朝の朝食モーニングを食べに行きますよ 道の駅美並にもモーニングメニューはあるのですけど、8時まで待たなければならないので、今回は違うお店に行くことにします。 ということで、そこから車で3分ほど北上すると………



喫茶・軽食のアルプスさんがあります。 山小屋風の建物はやや古くて小さいのですけど、すでに地元の方のものと思われる軽トラックなどがたくさん止まっていました。 ちなみにこちらのお店は、7時から営業しております。店内も勝手知ったる常連客で賑わっていたのですけど、お店の方は一見さんの私も気持ちのいい挨拶で出迎えてくれました。喫茶店などで朝の時間帯にドリンク類を注文すると、トーストやゆで玉子、ミニサラダ等が付いてくるという名古屋発祥のモーニングサービスは、この地方にも浸透しているみたいですね。 アルプスさんにはメニュー表はなく、「ホット(コーヒー)でいいですか?」「はい、(それで)お願いします」だけで通じたみたいです。それから間もなくして、私の目の前に運ばれてきたモーニングセットは………



トーストやホットコーヒーの他に、炊き込みご飯のおにぎり、茶碗蒸しが付くというものでした。 一風変わった組み合わせなのですけど、それらはけっこうお腹に溜まるので、モーニングにありがちな「量が少ない」とか「昼までもたない」という心配はありませんでした。それに、これほどの内容で400円という値段も、嬉しいですね。 このモーニングは、地元の方たちに長く愛されてきたので、これはお店の顔と言ってもいいでしょう。心もお腹も満たされた私は、さらに車を走らせていき………



30分ほどしたら、標高354mの八幡山の上にそびえ立つ郡上八幡城が見えてきました。 こちらのお城は気象などの条件次第では、天空の城になるそうです。私たちは2年前にも訪れたのですけど、その間に私はスマホを一新し、きれいな画像を待受画面にしたかったですし、それに何回行ってもいいお城なので、今回はハズせませんでした。ということで、今からそちらに向かいますよ 昔ながらの味のある街並みを抜けていき、お城への登り口を入っていったら………



城山中腹の城山公園(本丸跡)に「山内一豊と妻の像」なるものがありました。ここでいう「妻」は千代のことで、彼女はへそくりで名馬を買い、一豊がその馬に乗って織田信長主催の馬揃えに出たことが、彼の出世のきっかけとなったという「内助の功」の話は有名ですよね。 その千代さんは、郡上八幡城を最初に築いた遠藤盛数の娘だったとされていることもあって、夫や馬も一緒になったこの像が造られたそうです。その後方の山の間から、お城が覗いているというのも、いいですね。 さらに私たちは城山を上っていき………



8時半頃には、石垣などの遺構が残る山頂にたどり着きました。 こちらは、お城がまだ開館前ということもあって、訪れる人もまばらでした。郡上八幡城には、目の前にある立派な石垣の他にも………



昭和8年(1933年)に建てられた、4層の模擬天守があります。



このお城は、永禄2年(1559年)に遠藤盛数が郡上東氏を攻めるための陣城として築いたのが、最初と云われています。 のちに彼の子の慶隆が本格的な工事をおこない、次に入った稲葉定通が現在の規模にまで拡張・完成させました。その後は遠藤、井上、金森、青山氏が城主となり、明治4年(1871年)に廃城となりました。



こちらの模擬天守は、戦災焼失前の大垣城をモデルにして建てられたのですよね。そろそろ開くみたいなので、箔と波には車の中で待機してもらって、その内部に入ることにしましょう。



木造で再建された天守では最古なのですけど、2階までの吹き抜けがあったり、階段が緩やかだったり、屋根が桟瓦葺きだったり、………と、決して築城時の工法には則っていません。



それでも、木造ならではの暖かみがあるので、私としてはOKですよ。 あ、歩いたときに床がギシギシきしんでも、それは古い木造ならではの現象なので、心配要りませんよ。



そして、私は最上階に到達しました。こちらからは、魚のような形をした城下町や、四方の山々を臨むことができます。 もちろん、先ほどの山内一豊と千代の像もですよ。………と、郡上八幡城を堪能したら、次のチェックポイントめがけて突っ走りますよ 郡上市をさらに北上していき、白鳥のループ橋から油坂峠に続く国道158号線に入り、長い山道を走っていったら………



1時間ほどで、道の駅九頭竜に行き着きました。 こちらでは地元産の野菜やきのこ、軽食の販売だけではなく………



この地方では、恐竜の化石が多数出土するということもあって、恐竜の親子も鎮座しています。 しかもこの恐竜、たまに鳴き声を発しながら動き出すのですよ 2年前に訪れたときには、箔と波は恐竜のパフォーマンスには無関心だったのですけど、果たして今回は何らかのリアクションをしてくれるのでしょうか?そうしているうちに、恐竜親子は「キョエエエェ~~~ 」と、やり始めました。そうしたら………



箔はまたしても無関心だったのですけど、波は足を止めてその動きをじ~~~っと見ていました。 驚いたりビビったりというような反応はなくても、前回と比べれば上出来ですよ 私としては、恐竜親子の動きに少しでも関心をもってもらうことができて、嬉しかったです。
………と、運気も機嫌もいいところで話の展開もキリがいい(?)ので、このあたりで越前訪問の第1話を締めさせていただきます。越前大野の入口まで来た私たちは、これからその地方を観光するのですけど、その様子については次回じっくりとレポートさせていただいます。


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コメント (2)
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