こんばんは、白黒茶々です。
前々回から、私は波&狛とともに豊橋市の多米(ため)方面に来ています。 いわく付きの峠、猫の喫茶店、昭和の木造校舎、山号と名前がかぶるお寺、………と、順当にクリアしていき、ラスボス、いや、最終目的地に同市内の仁連木町にある二連木城を設定していました。そこは今回初めて訪れるということもあって、Google Earthなどを入念にチェックし、迷わず行けるようにしておきました。
現在その城跡は、住宅街の中の公園となっています。 車を止めておくスペースはないのですけど、隣接地の老人福祉センターの駐車場を使わせてもらえば、大丈夫でしょう。
そして、予習しておいたおかげで順調にお城に行き着くことができました。 ところが、この日は老人福祉センターが休みで、それにともなってその駐車場までもが封鎖されていたのです
そ、そんな……… こうなることは全く想定していなかったので私は動揺し、そのまわりを車でグルグル回る事態に陥ってしまいました。
二連木城はすぐ目の前にあるのに、近付けないなんて……… 実は難攻不落のお城だったのですね。白黒茶々さん、敗れたりです。
そうしているうちに、退屈だからなのか波がグズり出しました。
泣きたいのは私のほうなのに。
それから十数分後………
二連木城には、2頭のスピッツを率いた私の姿がありました。 あれから近くのお寺に車を止めさせてもらい、そこから歩いてこちらまで来たのです。
このお城は南側の住宅地方面からはほぼ平坦なのですけど………
北側は朝倉川を臨む段丘端ということもあって、高低差があります。 無事に到着したところで、このお城について説明させていただきます。
二連木城は、明応2年(1493年)に戸田宗光が築いたのが最初と云われています。 彼はそれまで拠点としていた田原城を息子の憲光に譲り、こちらを渥美郡を完全制圧するための根城としました。
天正18年(1590年)その時城主だった康長が、徳川家康の関東移封に追随したことによって、二連木城は廃城となりました。
そのお城の跡にはいくつかの石碑や石塔が立てられているのですけど、いずれのものも杭や鎖で保護されています。
時代が下った明治44年(1911年)に、初代豊橋市長となった大口喜六氏がこの土地を買収し、果樹園にしました。 太平洋戦争後は、大口氏は仮住まいとして移り住むことに。
さらに昭和36年(1961年)に豊橋市が買い取り、大口公園として整備して今に至ります。
その公園には土塁やお堀の跡など、二連木城の痕跡があちこちに見られます。 そのような中に、いい感じの城址碑があったので、波狛ちゃと記念撮影をしておきました。
そうしていたら………
公園の中でナナフシを発見しましたよ これは珍しいです。
波はセミの類を見つけたら、迷わずにバクッ
といくので、写真を撮ったら彼女に気付かれないように逃がしておきます。
二連木城は住宅街のど真ん中にありながらも、戦国の城の面影がよく残っていました。秋には萩が見ごろになるというので、今度はその時季に行ってみたいですね。
その際には、私が最初に狙っていた駐車場が開放されていることを願っています。
ここからはオマケとなります。
私たちが二連木城を訪れてから5日後の24日の祝日は、私は休みでした。 せっかくの休みを有効に使いたいということで、その日は日曜日定休などの理由でなかなか行けなかったモーニングのお店を攻略することにしました。
………という方針で、昭和の里にやって来ましたよ こちらは豊橋市牛川町にある福祉施設で………
その建物内にあるれすとらん夕やけさんでは、隣接されたぱん工房小やけさんで焼かれたばかりのパンを加えたモーニングをいただくことができるのですよ
豊富な種類のパンの中から5つまで選ぶことができ、さらにゆで玉子、サラダ、小鉢、スープ、ドリンクが付いてくるという豪華さ こんなにも充実しているのに、500円(税込み)なんて……… できたてのパンは美味しくて、スタッフの方たちもとても親切でしたし。今から次の機会を狙いたくなります。
モーニングを食べただけで帰るのもナンだったので………
そのあと、私は吉田城跡こと豊橋公園に寄っていきました。 模擬鉄(くろがね)櫓の東側の北御多門跡の一角をよく見てみたら………
築城の際に印として石に刻まれた刻印がありました。 「半車輪」とのことですけど、私には半切りのメロンかレモンにしか見えませんでした。
そうそう、レモンといえば………
豊橋公園を出てすぐのところ。豊橋市公会堂の東側に、最近喫茶れもんさんという喫茶店がオープンしました。 こちらは土日が休みでなかなか行くチャンスがなかったのですけど、この日はやっていました。
しかも数量限定ながらも、カレー丼は330円と、とてもお得となっていますよ こうなったからには、もう少し待ってこちらでお昼ご飯を食べていくことにしましょう
メニューには、ドリンク代+100円でいただけるモーニングも載っていました。 しかも、そいつは朝だけではなく、閉店時間まで扱っているというではありませんか
………ということで、しっかりちゃっかり頼んじゃいました バターが塗られたロールパンにヨーグルト、地元の特産品のウズラ玉子やちくわは、楽譜に見立てられた味噌ソースの上で音色を奏でておられる
ちなみに地元を盛り上げるために編み出されたこのような限定メニューは「エールモーニング」といいます。結果的に、この日は「禁断のモーニングのハシゴ」をやってしまいました。
しかし、これで終わりだと思ってはいけませんよ
実は、例のカレー丼も確保していたのですよ 先ほどのエールモーニングは、前菜ということで。
こちらのメインディッシュは値段だけではなく、オムレツまで乗っかって、お得感満載のメニューでした。
のちに、私が波と狛を飼っていることを知ったそのお店のスタッフのKさんは、「スピッツさんたちに逢いたい 」と仰っていました。そうするためには、お店が開いているタイミングや連れ込み方など、いくつかクリアしなければなりません。
できることならその要望に応えたいので、私もいろんな意味で次の来店を楽しみにしています。