こんばんは、白黒茶々です。
秋といえば、行楽のシーズンでもありますよね。しかし、暦の上では秋となる9月に入っても、まだ暑い日が続いています。 そのような中で、私は久しぶりに新城市の山間部にある名所や廃校などを巡ることにしました。
もちろん、波と狛にも付き合ってもらいますよ
………ということで、新城市にある道の駅もっくる新城にやって来ました!それは9月3日の日曜日の朝のことで、こちらでの目的は……… もちろんTKGM(卵かけ御飯モーニング)ですよ この施設のお食事コーナーは8時に開くのですけど、その前から行列ができていました。
ちなみに私がこちらを利用するのは、昨年の8月以来となります。
TKGMは、600円で御飯やトッピングが食べ放題 さらにコーヒーバーも付いているのですよ
それからもう130円を払えば、おかわり自由の味噌汁も追加することができます。
ただし昨今の卵不足の影響もあって、御飯にかける卵(温泉玉子)は1人に3個だけ割り振られていました。 そうしたら、御飯はおかわりし放題でも大切にいかなければ
………ということで、お店のオススメのレシピに則って、1杯目は和風にしました 御飯に温玉、ねぎ、かいわれ、牛蒡素揚げ、のり、………のあとはごまとなっていたのですけど、私は代わりにかつお節を入れていました。
それらに土佐醤油をかけて、ぐちゃぐちゃに混ぜてから、いただきま~す はむっ
美味しい!全体的に「これぞ日本の朝ごはん 」という味わいで、温玉のトロトロと牛蒡の素揚げが合わさった食感もたまりません。
それに、かいわれも混ぜやすい長さに刻まれていますし。
2杯目は、やはり中華風にしました。 御飯に温玉、甘味噌、メンマ、きくらげ、唐辛子天かすをトッピングして……… あ、模範例に載っているラー油をかけるのを忘れていました。
トッピングを盛る作業は、あとに付いてくる方たちに迷惑がかからないように、自分の記憶を頼りにしつつ流れ作業のようにしなければならないので。
それでも、私の中では充分に中華風の規定を満たしているので、またしてもこれらをぐちゃぐちゃに混ぜて、食べますよ
もぐっ
好吃(ハオチー)!甘味噌の甘さと温玉のマイルドな味わいが御飯を包み込む味は、一度食べたらクセになりそうです。 それに加えて、メンマときくらげのコリコリ感が、全体を引き立てていますし。
ここまできたら、3杯目もオススメレシピに従いますよ ということで、イタリアンなカルボナーラにございます。
こちらは御飯に温玉、粉チーズ、あげ玉、にんにく胡椒、塩、のりをトッピングします。
後になって気付いたのですけど、マヨネーズを入れるのを忘れていました。
それでも、温玉、胡麻、塩があれば、マヨネーズの役割りは果たしているということになりますよねっ
とにかく、それらをぐちゃぐちゃに混ぜて、いただきましょう
むふっ
Buono(ボーノ)!スパゲティーで定番のカルボナーラの味やトロトロ感が、TKGでも作れましたよ 味付けがシンプルににんにくの効いた胡麻と塩というのも、いいですし。
3種のTKGM、美味しくいただきました。
これで終わりと思いきや………
実は、もう1杯盛ってきたのですよ トッピングの種類が充実していて、温玉ナシでもいけそうだったので。
ということで4杯目はオリジナルのレシピで、オクラにかつお節、ねぎ、のりをトッピングしました
それらに土佐醤油をかけてから、やはりぐちゃぐちゃに混ぜて、かき込みますよ
ずるずる………
これ、どうまいに!TKGは和風で始まって和風で終わったのですけど、最後は日本語でも私のいる地域の遠州弁で締めさせていただきました。 ちなみに標準語にすると「これ、すごく美味しいよ
」となります。
やはりオクラとかつお節、醤油との相性はバッチリ
さらに、ねぎとのりがそれらの味をより引き立てました。
お腹も心も満たされた私は、この日最初の散策スポットに向かう前に………
波と狛を、道の駅内に設けられているドッグランに連れていきました。 こちらは10kg以下の小型犬のみが利用可能なのですけど、狛はその規定を少し越えているような。
それでも、厳しい監視員が常駐しているというワケではなく、利用者のモラル頼みなので、私がいいと判断したら大丈夫です
たぶんきっと。
それはさておき、今は貸し切り状態なので、思いっきりドッグランを堪能してくださいませ。 というよりは、日差しが強くなってきたので、なるべく濃い内容にして早めに撤収しましょう。
私たちは車に乗り込み、そこから8分程のところにある………
医王寺さんの駐車場に行き着きました。 こちらは1月に歴史散策で新城方面を訪れた際にあぶれたところで、それ以来ずっと来てみたいと思っていました。
お寺の裏の山(医王寺山)の上に展望台みたいなものが見えるのですけど、今からそこまで登っていきますよ
ハアハア……… 案内では「徒歩10分程」となっていて、麓からもあまり高そうには見えなかったのですけど、実際に登ってみたら息切れがして汗が吹き出してきました。
それでも、間もなくして例の展望台みたいな建物が見えてきましたよ 山頂までもう少しです。
………ということで、たどり着きました この建物は、物見櫓というみたいですね。
天正3年(1575年)4月に武田勝頼は1万5千の兵を率いて甲斐を出発しました。
さらに4月下旬に軍を4つに分け、長篠城周辺に包囲網を敷きつつ、この医王寺山に本陣を構えました。
物見櫓の階段は梯子に近くて、波と狛を連れて上るのは厳しいので、私だけで行くことにします。
ここからの見張らしは素晴らしい 吹き抜ける風も心地いいですし、山を登ってきたカイがありました。
長篠城もよく見える……… といいたいところですけど、案内板と照らし合わせて「多分あのあたり」と言うしかありません。
武田勝頼は医王寺山に1ヶ月近く滞在したのち、清井田、才ノ神、天王山に本陣を移し、5月21日に織田・徳川連合軍が待ち構える設楽原に打って出ました。
そうしたら、あとは山を降りていって………
麓にある医王寺さんも見学していきましょう
本堂も立派ですね。 その脇には、民俗資料館も設けられています。こちらは曹洞宗の寺院で、山号は長篠山。
薬師如来を本尊とし、永正11年(1514年)に克補契嶷によって開山されました。
境内にあるこちらの弥陀が池には、「片葉の葦」伝説があります。 設楽原出撃の前夜、武田勝頼の夢枕に葦の精が老人の姿となって現れ、勝頼を諫めて戦を避けるように勧めました。
しかし、これに怒った勝頼は刀で老人の片腕を切り落としたのです。
その翌日、弥陀が池の葦は全て片葉になっていたと云われ、それは現在でも続いています。
勝頼の軍は設楽原の戦いで惨敗し、甲斐に引き揚げていきました。
結果的に、葦の精の進言が正しかったということになりますね。
この手の「片葉の葦」の話は、あちこちにあるような気がします。 私の地元の(隣の)浜松市には、木下藤吉郎(のちの豊臣秀吉)が初めて仕えた地で、研いだ鎌の切れ味を試すために池端の葦の片葉を切り、それ以来片葉の葦になっているという伝説がありますし。
あの~編集長さん、松ぼっくりを見つけたら、必ずコレをやらなければならないのでしょうか? それはさておき、今回から始まった私たちの新城探訪シリーズは、次回新たなテーマに入ります。