こんばんは、白黒茶々です。
前回から、私とたつぴは北陸方面を旅しています。
前回のラストシーンで売薬の親子と行き逢ったのですけど、さすがに彼らのペースに合わせていたら、予定通りにその日のうちに旅を完結できないので、彼らとは富山駅前でお別れしました。いや、私たちがお仕事中の彼らの足手まといになってはいけませんし。それよりも、そもそも彼らは銅像なのですけど。
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私たちは北陸本線の列車に乗って、次の目的地に向かいました。
外観からして、古きよき時代を感じさせるこの車両。客車内には灰皿の跡や昔は開いたであろう窓があって、昭和を彷彿させてくれました。
富山から30分ほどその列車に乗って、私たちが降り立ったところは………
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なんか、萌え系のキャラクターが出迎えてくれました。
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それだけではなく、大仏さまもいろんな意味で飛んでいますし。
富山県にあるこちらの都市……… って、すでに「ようこそ高岡へ」と言ってしまっているのですけど。とにかく、高岡市は大仏があることでも知られています。たぶん。
それから、それらのキャラクターのことを調べたら、「あみたん娘」といって、高岡をPRするために生み出されたそうです。それはさておき、目的のものを目指すことにしましょう。
駅から10分ほど歩いていったら………
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おおっ、見えてきましたよ
私が思っていたよりはこじんまりとしたお寺に、それはありました。そうしたら、さらに近付いてみますね。
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では改めまして、高岡大仏にございます
高岡大仏は、延享2年(1745年)に木造金色の仏像として建立されました。しかし、その後はしばしば火災に遭い、現在のものは昭和8年(1933年)に落成しました。銅製の阿弥陀如来坐像で、昭和33年(1958年)には光背(後ろのまるい輪っか)が付け加えられました。高さは15.85mあり、奈良、鎌倉のものとともに、日本三大大仏と称されているそうです。
せっかくなので、御胎内というか、台座の中も見学させてもらいましょう
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その台座の内側をぐるっと回るように回廊があり、そこには仏教にまつわる絵画が並べられていました。
さらにその中央部には………
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仏頭が祀られていました。このお顔……… 失礼ですけど、正直言ってちょっと怖いです。
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高岡大仏は、大仏のなかではイケメンと云われていますけど、こうして見てみると確かに目鼻立ちが整っていて、素敵です。
なんか、スーツやネクタイも似合いそうですね。
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大仏様からさらに5分ほど歩いていったら、今度は高岡城にたどり着きました。広大な緑や水堀に囲まれたこちらのお城は、加賀藩前田家二代目の利長公が慶長14年(1609年)に、焼失した富山城の代わりの隠居所として築きました。
しかし、元和元年(1615年)に一国一城令によって廃城となってしまいました。それでも城跡は明治以降の保護活動などもあって、今日でもそのほぼ全域が残っています。さらに平成18年(2006年)には、「日本の100名城」に選定。現在は高岡古城公園として整備され、市民の憩いの場となっております。
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そのほとんどは土塁(土の土手)で造られているのですけど、土橋の部分には石垣も見られます。
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お城の中心部には、本丸跡があります。そこには広大な芝生広場があるのですけど、本丸跡の敷地の半分近くは射水神社が占めています。その本丸跡を囲むようにして二の丸、三の丸、鍛冶丸、明丸などがあり、城跡全体の面積は約21万㎡。それは、東京ドーム約4.5個ぶんの大きさに相当します。
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その本丸跡の片隅には、前田利長公の銅像があります。長烏帽子の冑をかぶって馬にまたがる姿は、なかなか凛々しいですね。
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その他にも、公園内にはたくさんの芸術的なブロンズ像が設置されています。ちなみにこちらは、朝倉文夫氏が明治44年(1911年)に制作した「産後の猫」。新しい生命に養分を吸い上げられ、やつれた様子がよく表れています。
また、園内の鍛冶丸跡には高岡市立博物館があります。規模はあまり大きくないのですけど、その入口には「入場無料」という私の好きな言葉が書いてありました。
そこでは、高岡の歴史や文化について展示されています。その外観を撮るのを忘れてしまったので、そちら方面を訪れる方がいましたら、ぜひ立ち寄って確認してみてくださいませ。
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さらに明丸跡には、ミニ動物園がありましたよ。やはりこちらも入場無料
せっかくなので、その様子を見に行ってみます。
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こちらで飼育されているのは、おもに小動物なのですけど、かつてはライオンもいたそうです。その中でも、クジャクは羽を広げて、私たちを歓迎してくれましたよ。
※いや、威嚇しているのでは……… (編集部注)
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それから、ペンギンは立ったまま寝ていました。
その他には、カピバラ、ホンドタヌキ、テンジクネズミ(モルモット)、………などなど。これらの動物園の案内看板はすべてスタッフの愛嬌のある手書きの文章で、イラストなども織り込まれていました。
おかげで、竹島水族館を彷彿させるようなアットホームな雰囲気となっていました。それまでたつぴは暑さと疲労でバテ気味だったのですけど、その楽しい展示や動物に癒されたのか、元気を取り戻していました。
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そのような中に、ハクビシンのものもありました。どれどれ……… オレさまの名前はハクだ。オレさまの晩ごはんを教えてやろう。晩ごはんは毎日飼育係がPM3:30すぎぐらいにはこんでくるぞ。・にたサツマイモ・とり肉・コッペパン・ドッグフード……… まあこんな感じだ。とのこと。
ハクビシンだから、ハクなのでしょうか?とにかく、私にとっては呼び慣れている名前ですよ。そうしたら、親しみをこめて「はくぅ~~~
」と呼んでみましょう。
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しかし、そのハク君はずっと寝ていました。
そのようなところまで、箔にそっくり。
いやいや、こちらのハク君の容姿を一度でいいから見ておきたかったです。
ハク君に踏ん切りをつけ、次のところに行こうとしたとき、私たちはあるものに出くわしました。思わず「ナニコレ
」と叫んでしまった、そのあるものとは………
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ウサギさんでした。うつろな目をしているだけではなく、なんと口には水道が
さらにその蛇口をひねってみたら、水が出てきましたよ。その姿はまさに……… アンタ、ウサギが滝のようにヨダレを垂らす光景を見たことはありますか?
もしこれがゲ○だったら、たぶんトラウマになることでしょう。
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私たちが公園を出るときに、高山右近の銅像と行き逢いました。彼はキリシタン大名として有名ですよね。こちらの銅像も、十字架を手にしていますし。なぜその右近さんがここにいるのかというと、彼は築城の名手でもあり、高岡城の縄張り(設計)をしたそうです。それにしても、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の生田斗真君が演じている高山右近は、なかなかカッコイイですね。
高岡古城公園はいろいろな要素が含まれていて、楽しむことができました。
これからも地元民だけではなく、多くの訪問者からも愛されていくことでしょう。
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高岡城をあとにした私たちは、さらに北陸本線を乗り継ぎ、その日三ヵ所目の都市となる金沢に降り立ちました。
新幹線開業を意識していたからなのか、かなり前からこちらは立派な駅舎となっております。それにしても、この幾何学的なデザインは、伝統工芸をイメージしているのでしょうか?
そういえば最近、こちらの金沢に強烈なゆるキャラが………
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なんてことを言っていたら、そいつが私たちの目の前に現れたではありませんか
彼の名前は「ひゃくまんさん」。加賀前田家の石高の百万石にちなんだネーミングと思われるのですけど、ダルマを土台にしたその身体には、伝統工芸の輪島塗りと金沢の金箔貼りが贅沢になされております。
そして、レレレのおじさんのような潤んだ目に、りっぱなおヒゲも備えていますね。「転ばせたいゆるキャラ」ランキングの中では上位に入っていると思うのですけど、彼は日本一高級なゆるキャラでもあるので、もし傷付けるようなことがあったら、あとあと大変です。
………なんてことを思いつつ、ついひゃくまんさんのあとを付いていってしまいました。金沢に到着したら、まずはお昼ご飯を食べるところを見つけなければ
そのような感じで、駅のあたりを右往左往した結果………
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蕎麦屋に行き着きました。私は冷やしきつねそばにし、それだけでは足りないだろうと思い、一緒におにぎりも注文しました。
しかし、そばの量は通常の1.5倍もあって、かなりのボリュームでした。もちろん、すべて美味しくいただきましたよ。
そのあと、私たちは金沢のお城を見に行くのですけど、そちらの様子は次回お伝えします。それだけではなく四都市目の福井では、初めてあのお方たちと逢うことに。「あのお方とは、越前北ノ庄にゆかりのある、お市の方のことでは?」という答えも聞こえて来そうですね。確かにそのお方様とも逢ったのですけど、その子は色白でかわいくて……… とにかく、次回の日記までお待ちくださいませ。
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ウサギのヨダレで手足を洗ってみたい方は、こちらに投票してやってください。
前回から、私とたつぴは北陸方面を旅しています。
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私たちは北陸本線の列車に乗って、次の目的地に向かいました。
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なんか、萌え系のキャラクターが出迎えてくれました。
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それだけではなく、大仏さまもいろんな意味で飛んでいますし。
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おおっ、見えてきましたよ
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では改めまして、高岡大仏にございます
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その台座の内側をぐるっと回るように回廊があり、そこには仏教にまつわる絵画が並べられていました。
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仏頭が祀られていました。このお顔……… 失礼ですけど、正直言ってちょっと怖いです。
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高岡大仏は、大仏のなかではイケメンと云われていますけど、こうして見てみると確かに目鼻立ちが整っていて、素敵です。
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大仏様からさらに5分ほど歩いていったら、今度は高岡城にたどり着きました。広大な緑や水堀に囲まれたこちらのお城は、加賀藩前田家二代目の利長公が慶長14年(1609年)に、焼失した富山城の代わりの隠居所として築きました。
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そのほとんどは土塁(土の土手)で造られているのですけど、土橋の部分には石垣も見られます。
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お城の中心部には、本丸跡があります。そこには広大な芝生広場があるのですけど、本丸跡の敷地の半分近くは射水神社が占めています。その本丸跡を囲むようにして二の丸、三の丸、鍛冶丸、明丸などがあり、城跡全体の面積は約21万㎡。それは、東京ドーム約4.5個ぶんの大きさに相当します。
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その本丸跡の片隅には、前田利長公の銅像があります。長烏帽子の冑をかぶって馬にまたがる姿は、なかなか凛々しいですね。
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その他にも、公園内にはたくさんの芸術的なブロンズ像が設置されています。ちなみにこちらは、朝倉文夫氏が明治44年(1911年)に制作した「産後の猫」。新しい生命に養分を吸い上げられ、やつれた様子がよく表れています。
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また、園内の鍛冶丸跡には高岡市立博物館があります。規模はあまり大きくないのですけど、その入口には「入場無料」という私の好きな言葉が書いてありました。
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さらに明丸跡には、ミニ動物園がありましたよ。やはりこちらも入場無料
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こちらで飼育されているのは、おもに小動物なのですけど、かつてはライオンもいたそうです。その中でも、クジャクは羽を広げて、私たちを歓迎してくれましたよ。
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※いや、威嚇しているのでは……… (編集部注)
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それから、ペンギンは立ったまま寝ていました。
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そのような中に、ハクビシンのものもありました。どれどれ……… オレさまの名前はハクだ。オレさまの晩ごはんを教えてやろう。晩ごはんは毎日飼育係がPM3:30すぎぐらいにはこんでくるぞ。・にたサツマイモ・とり肉・コッペパン・ドッグフード……… まあこんな感じだ。とのこと。
ハクビシンだから、ハクなのでしょうか?とにかく、私にとっては呼び慣れている名前ですよ。そうしたら、親しみをこめて「はくぅ~~~
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しかし、そのハク君はずっと寝ていました。
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ハク君に踏ん切りをつけ、次のところに行こうとしたとき、私たちはあるものに出くわしました。思わず「ナニコレ
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ウサギさんでした。うつろな目をしているだけではなく、なんと口には水道が
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私たちが公園を出るときに、高山右近の銅像と行き逢いました。彼はキリシタン大名として有名ですよね。こちらの銅像も、十字架を手にしていますし。なぜその右近さんがここにいるのかというと、彼は築城の名手でもあり、高岡城の縄張り(設計)をしたそうです。それにしても、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の生田斗真君が演じている高山右近は、なかなかカッコイイですね。
高岡古城公園はいろいろな要素が含まれていて、楽しむことができました。
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高岡城をあとにした私たちは、さらに北陸本線を乗り継ぎ、その日三ヵ所目の都市となる金沢に降り立ちました。
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なんてことを言っていたら、そいつが私たちの目の前に現れたではありませんか
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………なんてことを思いつつ、ついひゃくまんさんのあとを付いていってしまいました。金沢に到着したら、まずはお昼ご飯を食べるところを見つけなければ
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蕎麦屋に行き着きました。私は冷やしきつねそばにし、それだけでは足りないだろうと思い、一緒におにぎりも注文しました。
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そのあと、私たちは金沢のお城を見に行くのですけど、そちらの様子は次回お伝えします。それだけではなく四都市目の福井では、初めてあのお方たちと逢うことに。「あのお方とは、越前北ノ庄にゆかりのある、お市の方のことでは?」という答えも聞こえて来そうですね。確かにそのお方様とも逢ったのですけど、その子は色白でかわいくて……… とにかく、次回の日記までお待ちくださいませ。
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ちなみに羽を広げるのは求愛です。さて、どちらがモテていたのでしょうか?
孔雀、懐かしい~♪
昔むかし、子供の頃によく遊んでた公園に孔雀がいました。
きれいな羽が落ちてるとすごく嬉しかったな~こっそり持ち帰りましたよ
色白の子との待ち合わせ。。。。楽しみ^^
それには、求愛の意味があったのですね。それが私かたつぴに対してのものだったら……… やはりお返事は体で表現したほうがいいのでしょうか?
孔雀は華麗な鳥ですよね。けいママさんが子供の頃に遊んでいた公園の孔雀は、飼育されていたものでしょうか?それとも、野生化したものでしょうか?いずれにしても、間近で見られると、いいですね。
色白の子とは誰のことか、もうご存知でしょうか?私とたつぴにとっては今回が初めてとなるご対面。とてもかわいい子でしたよ。
実は以前からこっそり拝見させていただいておりました☆
どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m
ミニ動物園素敵ですね~!
孔雀の羽を広げるのは凜パパさんのおっしゃるとおり、求愛の意味があるそうですが、私は真っ先に小学生の飼育委員を思い出しましたw
孔雀って意外と凶暴なんですよね…お世話していてびくびくした覚えがあります^^;
今回の旅は色んな銅像やお城を見学に行ってらっしゃるのでしょうか?
日本史の中では戦国時代~が一番好きな私としては、とっても羨ましいです~!!
色白の子…あの方ですね?楽しみにしております☆
孔雀は華麗なイメージが強いのですけど、攻撃的でもあるのですね。
私は歴史の中でも戦国時代のあたりが好きで、ワンコも道連れにしてあちこちのお城や銅像などを見に行ったりしています。ただし、今回は炎天下だったので、人のみでしたけど。
色白の子とは、たぶんゆうかさんが予想しているあの子のことです。