こんばんは、白黒茶々です。
自分の地元がアニメなどの舞台やモデル地、聖地になったら、嬉しいですよね 馴染みがあったり見覚えのある風景がテレビに出て、さらにそこで登場人物が何らかのエピソードを作ったら、それは架空の出来事では済まないようになります。
さらに、全国からその作品のファンがやって来て、今まで何のとりとめもなかった場所が聖地として崇められることに
私の地元ではないのですけど、隣町で行動圏にもなっている豊橋市が、最近そのような理由で脚光を浴びるようになりました。
その作品は何かといいますと………
「負けヒロインが多すぎる! (略して『マケイン』)」であります 豊橋市出身の雨森たきびさんのライトノベルの小説が原作となっていて、キャラクターデザインはいみぎむるさん。
そんな「マケイン」が、今年の夏にアニメ化され、全国で放送されました。
私のいる地域のテレビではやっていなかったのですけど、今ではABEMAなどのアプリで観ることができるのですよね。
ライトノベル好きの達観系ぼっち・温水和彦(CV: 梅田修一朗)は、ある日偶然クラスの人気女子・八奈見杏菜(CV: 遠野ひかる)が幼馴染の男子生徒に振られている現場を目撃してしまいます。 その後も立て続けに、陸上部の焼塩檸檬(CV: 若山詩音)、文芸部の小鞠知花(CV: 寺澤百花)という負け感漂う女子たちと関わりを持つことに。
負けヒロイン=マケインたちになぜか絡まれる温水の謎の青春が、ここに幕を開ける
そんな「マケイン」の舞台となる豊橋市がどれくらい盛り上がっているのか気になったので………
9月1日の日曜日に、豊橋駅にやって来ましたよ 列車に乗ってきたような感じになっていますけど、実際には車を近くの駐車場に止めてきています。
この日は台風が通過したばかりで、雨が降ったりやんだりと、天気は不安定だったのですけど、駅の周辺ならアーケードや建物の庇の下に避難できるということで、波と狛も巻き込んで強行しました。
ちなみにこのあたりの景色は、「マケイン」 のオープニングにも描かれています。
そう、 豊橋といえば………
市内を走る路面電車も知られていて、「マケイン」にも出てきました。 もちろん、温水君も乗っていますよ
そんな豊橋駅を起点にして、最初に向かったところは………
広小路通りの入口付近にある、かつての安藤動物園の跡地を示す標柱でした。 このあたりには、波狛日記の人物伝でも採り挙げた安藤政次郎さんが明治32年(1899年)に私費で創設した動物園があったのですよ
その場所に、私は初めてウチの動物を連れてきました。 さすがに「マケイン」には出てこないのですけど、その流れを受け継いだ豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)はその作品に何回か登場しました。
その向かいには………
精文館書店の豊橋本店があります。 こちらのお店は温水君がよく本を買いに来るところで、「マケイン」にも出てきます。
さらにその店内には、「マケイン」の特設コーナーや登場人物のパネルなどがあるのですけど、私はワンコを連れていたので入って確認することはできませんでした。
それはさておき、そのお店の横に連なっているときわ通りというアーケード街には、八奈見ちゃん、檸檬さん、小鞠ちゃんのタペストリーが掲げられていました。
そうしたら、今度は豊橋駅の南側を散策しますよ 向かいの建物の上にあるスペースシャトルはインパクトありありで、「マケイン」ではオープニングで一瞬飛び、初期のエンディングにも出てきました。
閉店したパチンコ屋のものなのですけど、今後もこのまま残しておいてもらいたいです。
次のスポットに向かう途中に、このようなものがいました 謎の生物のオブジェなのですけど、さすがにアニメには出てきませんでしたよ。
それよりも、さらにその先には………
水上ビルがあります こちらは昭和39年(1964年)から昭和42年(1967年)にかけて建てられた商業施設で、3群のビルが800mに渡って並んでいます。
建物はかなり古いのですけど、新たな店舗が入ったりして、現在でも活用されています。
「マケイン」にも描かれていて、八奈見ちゃんたちがその中のお店にカヌレを食べに来ていました。
そんな水上ビルの横には、橋の欄干のようなものが!「こんなところにあるのはおかしい」と思われた方がいらっしゃるかも知れませんけど、実はおかしいのはビルのほうなのですよ。
戦後の復興期を経た頃の豊橋にはビルを建てられる土地がなかったので、牟呂用水という川の上に水上ビルは造られました。
なので、欄干はその名残りとなります。
それよりも、ビルの説明をするために見えていた壁画をスルーしてしまったので、先ほどいた場所まで戻ります。
そこには………
巨大な八奈見杏菜ちゃんが描かれておられる 陽気で活発ながらも、食欲旺盛な八奈見ちゃん。
正確にはポスター状のものを貼っているのですけど、背景はビルに合わせてレンガのようにしてありました。
その次のビル群の壁には………
焼塩檸檬さんがいました 陸上部のエースで、常に日焼けしている焼塩さん。
ただし、焼塩という苗字は豊橋には多いというワケではありません。
さらにその向こうのビルには………
小鞠知花ちゃんの姿が 引っ込み思案で人付き合いがニガテなのに、文芸部の部長(のちに副部長に)を引き受けた小鞠ちゃん。
こちらは難なく撮れました。
それと、温水和彦君もいますね。 彼には読書以外にも、学校内の水を飲み歩くという珍趣味があります。
それよりも、中途半端なキメポーズが温水君らしいです。
あと、温水佳樹ちゃん(CV: 田中美海)も加えられていました。 彼女は言わずと知れた(?)温水君の妹で、彼への二人称は「お兄さま」。
そう、少々ブラコン気味でもあります。
水上ビルはおおよそ見終わったので、私たちはさらなる目的地を目指します
そのようにして、車に乗って向かったところは………
豊橋公園でした この頃には小刻みに雨が降ったりやんだりするようになり、公園の入口に建っている、歩兵第18聯隊時代からある廠舎で雨宿りをしました。
………って、その様子を写す私が濡れているのですけど。
とかなんとか言っているうちに雨がおさまってきたので、吉田城の本丸跡に向かいましょう
波狛日記では何回か触れたのですけど、豊橋公園のある場所はかつてそのお城の主要部だったところであります。
その北多聞跡の石垣は、改修工事中でした。 そこから急勾配で踏み幅も大きい石段を降りていくと、豊川の河辺に出られるのですけど、通行止めになっていました。
さらにお城のシンボルとなっている模擬鉄(くろがね)櫓を撮ろうとしていたら、またしてもザー
とこられてしまいました。
なので、今度はその建物の入口で雨をしのぐことに。 模擬鉄櫓は普段は無料で開放されているのですけど、この日は閉鎖されていました。
しばらく動けそうにないので、最近手にしたばかりのマケインカメラをここで起動させてみましょう
それは、スマホで撮ってきた画像に「マケイン」の登場人物を合成できる機能で………
普段は空堀なのに、台風の大雨で水堀の状態にとなっている本丸のお堀に小鞠ちゃんをハメたり………
こちらも台風の影響で増水している豊川に、焼塩さんをムリヤリ立たせたりしました。 我ながらヒドいことをしてしまいましたけど、なんとかコツを掴むことができました。
そうしたら………
まだ激しく雨が降っている中に、八奈見ちゃんと温水君を呼び起こしてみました 雨に打たれても、彼女らは決して表情を崩したりしないのですよね。
なんて遊んでいるうちに、外に出られる状態になったので………
吉田城の模擬鉄櫓をバックにしつつ、「マケイン」の主要なメンバー全員と一緒にバーチャル集合写真を撮っておきましょう アニメでは豊橋公園や吉田城は出てこなかったのですけど、続編が放送されたら、こちらを告白の場面にでも使ってもらいたいです。
………って、原作にそのようなくだりはあるのでしょうか?
それはさておき、今回の豊橋の「マケイン」巡りは豊橋市役所の前で締めることにしましょう。 こちらにも「マケイン」の八奈見ちゃんが大々的に掲げられていますね。
この日は見ることはできなかったのですけど、豊橋市は公用車にも「マケイン」のラッピングを施し、イタ車みたいにしたそうです。
そこからも、地元のテンションの高さを感じられます。
「マケイン」の放送や最初の配信は終わってしまったのですけど、聖地めぐりは余韻のあるあたりから本格化するのですよね。
そんな豊橋市に皆さまもお越しになって、「マケイン」の空気を味わってみてくださいませ。
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