プロ・アスリート羽生結弦 公式・広報サイト(Yuzuru Hanyu' s Official Site)花になろうよ!

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ソトニコワ選手の今季全休とリプニツカヤ選手の引退、選手たちの個性と様々な選択肢

2017-08-30 | フィギュアスケート全般について

 

いよいよ五輪シーズンが始まりますが、 

外国選手たちの情報で、特に気になったニュースが入ってきました。

 

まず、羽生選手と同時に、ソチ五輪で、シングル女子で金メダルをとった、

アデリーナ・ソトニコワ選手が、今シーズンを怪我により今季を全休、棄権するという情報。 こちら。

 

プルシェンコさんがコーチについていましたけど、怪我が完治しないため、このまま続けるのは良くないとプルシェンコさんが判断。

今シーズンは全休となる見通しだそうです。 

ロシア女子の国内事情は熾烈ですからね… 今シーズンもまた、ジュニアからかなり凄い選手が上がってきますし、

代表争いが熾烈な中で、怪我が治っていないのにここで無理をしても、良いことは何もないとの判断に至ったようです。

 

怪我からの復帰においては、プルシェンコさんほど「実感として」よくわかっている方もいないでしょうから、

きっとこの判断が、ソトニコワ選手にとっても、より良い未来を開いていくことになるでしょう!

 

 

もう一つ、同じく、ソチ五輪で、団体戦でロシアの金メダルに貢献した、

リプニツカヤ選手が、なんと、摂食障害で選手を引退することが、電撃発表されました。 こちらのニュースより

 

ユリヤ・リプニツカヤ選手は、誰も出来ない難度のスピン「キャンドル・スピン」をやれる選手として、

ソチ五輪シーズンに大活躍しましたが、

ロシアの団体戦優勝には確実に貢献して、団体の金メダルはもらったものの、

肝心の個人では、表彰台に上れず、団体戦導入の影響を一番受けてしまった印象の選手でした… 。

 

ただ、あのソチ五輪の頃から、リプニツカヤ選手は、日本のテレビでの取材に対して、

あの体型と柔軟性維持のため、いつも過酷なダイエットをしていて、「いつもお腹が空いている」と告白し、

正直、その時、その表情がかなり辛そうに見えていて、表情がとても暗かったので、私は当時から摂食障害を心配していました。

最近、過食の報道がありましたけど、やはりそうだったのか、と…。

摂食障害は、拒食と過食を繰り返すので、本当に大変だと思います…。

 

私がこんなことを書くのも何ですが、フィギュアスケートだけが人生じゃないし、他にも生き方は沢山あります。

 

体調や、生きていくのに支障をきたしてまで、無理なダイエットが必要となる選手生活を続けなければならない理由は、ないと思いますので、

引退して、それが彼女にとって逆に幸せにつながり、より素敵な人生が歩めるなら、そのほうが良いでしょうね!

 

やりたくてたまらない人なら、病気や怪我を「克服」して活躍できるのも、それはそれで素晴らしいですが、

それはやはり、その人それぞれですので…。

 

ロシアの事情は、日本とはかなり違うと思いますけど、

「やりたくなければ、やめてもいいんだよ」 「他の生き方の選択もある」 という選択肢があることは、大事なことだと思いますし、

特に真面目で自分を追い込みすぎるタイプには、必要なことと思います。

 

 

荒川静香さんは、「むしろ太れないタイプ」だとご自分で仰っていて、太る方が難しいのだそうですし、

羽生選手も、もともとあまり食には関心がないタイプだとのことで、その辺は、

「食べたいのにひたすら我慢している」「太りやすいため、いつも太ることを恐れている」ような状況に追い込まれる選手たちとは、

かなり、もともとの体質が違っているように見受けられます。

 

かつて 伊藤みどりさんは、その男子並みの驚異の筋力・脚力・ジャンプ力で世界を驚かせ、

「bouncing ball」(跳びはねるボール)のようだ、と外国解説者に言われ、日本ではそれを「ゴムまり」と訳されたことから、

それを聴いていた日本人の視聴者に、色々と騒がれたりしましたけど、

「は~い、ゴムまりでーす♪」 とテレビで自ら先におどけて、笑い飛ばして一蹴してしまうような、

頼もしい強さと明るさがありました。

 

 

最近は、ファンの中でも、フィギュアスケートの選手の体型のことばかり言うような人がいたりしますけど、

基本的に、選手の体型などというものは、採点の中には入っていません。(笑)

 

体型や生まれ持った体の特徴、個性が、出来るスケート技術に影響するのは間違いないでしょうし、

見え方には影響するとは思いますし、人気にも多少影響するとは思いますけど、

人それぞれ、個性があるのは当たり前ですし、好みも様々です。

 

ご本人が好きで、喜んでやっていられることが、一番大事かな…と 私は見ていて思います。

 

 

どちらの選手も、前回の、ソチ五輪で、個人戦・団体戦でそれぞれ、金メダルを獲得した、女子の選手です。

 

 

… ソチ五輪で、男子で金メダルだった羽生選手が、今もこうして無事に続けていられること、

そして、先への意欲を見せてくれていること、

それだけでも有り難いことだな、と、改めて思います…!

 

羽生選手は最近のインタビューでも、自分の理想とのギャップや、プレッシャーは凄いらしいことを認めていて、

さらに、それでも 「スケートは 逃げたいことを忘れることの出来る場所」と発言していて、

この3年間、スケートがないと心がつぶれそうになることが、沢山あったそうですけど、

「スケート続けていてよかったなあ…」「根源的にスケート好きだなあ」

「スケートやっててよかったなあ」って思うと、発言して下さっているので、(フィギュアスケートマガジン最新号より)、

私は、それが一番「良かったなあ」って心から思います!

 

まだまだ色々なことがあると思いますけど、一つ一つ乗り越えて、楽しく頑張ってほしいと思います!!

 

 

 

 


24時間TV40(2017年)・ぜんそくと共に生きてきた羽生選手の告白と、郷ひろみさんとのコラボ「言えないよ」のアイスショーを、日本中の子供たちへ!

2017-08-29 | 歴代24時間テレビでの羽生選手のアイスショー演技・被災地訪問他

8月29 日: ニュースでの特集動画を追加しました

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2017年の24時間テレビ、 今年もまた、羽生選手が、アイスショーを披露して下さいました!

(生ではなく、既に収録済みだったものの放送です。)

 

「愛は地球を救う」がテーマでずっときた24時間テレビは、今年でなんと40回目だそうです。

 

今年のテーマは「 告白 ~ 勇気を出して告白しよう!」 でした。

 

まずはオープニングに登場した、羽生選手の映像をどうぞ。こちらをクリック (動画Up有難うございます)

こちらは、当日の直前スペシャルでの宣伝映像

 

羽生選手は、自らが2歳の時からぜんそくをわずらってきたこと、どんな状況だったかを告白して、

同じように病気をもちながらも 頑張っている子供たち、そして、日本中の子供たちに、少しでも励みに、勇気をもってもらえるようにと、

アイスショーで、演技を披露してくれました!

 

ファンのほとんどは、羽生選手がぜんそく持ちだということは知っていたと思いますし、

心肺機能を高めるために、マスクをしてリンク上で練習していることなどは、今までも語って下さってはいましたけど、

今回は、結構詳しく語って下さいましたね!

 

おなじくぜんそくもちでありながら、羽生選手に憧れてスケートを頑張っている、池葉宙(いけばそら)君が紹介され、

彼にリンクでスケート指導をし、さらに、そら君が羽生選手に憧れたきっかけとなったという演技、

郷ひろみさんとのコラボ曲「言えないよ」(生歌・郷ひろみ、 振付・パスカーレ・カメレンゴさん)を、今回、披露してくれました!

 

 

 

羽生選手が登場していた場面を全部録画して下さった動画 

 

 

「言えないよ」は、言えないよ~と言いながら 告白している曲(笑) 

ですので、今年のテーマとも、まあ、合っていましたね。(笑)

(この演技は、羽生選手はアイスショーで過去に1度しか披露して下さっていませんでした。振付は、カメレンゴさんによるものです。)

 

 

演技の最初のほう、羽生選手にしては珍しく、なぜかかなり緊張していたかのように見えましたけど、

ジャンプを見て、納得しました。(笑)

最後のインタビューを見ると、何か感極まっていたというのも、あったのかもしれません・・・

幸せそうで、良かったですね。

 

羽生選手は、アイスショーの暗いライトアップ&ピカピカ光るライトで、恐らく、眼も見にくいであろう中、

4回転トウループ、イナバウアーからの4回転トウループ、3回転アクセル、という、

ショーでの演技としては異例の超高難度のジャンプ構成にガラッと変えて、

スケートを頑張っている少年を前に、そして全国の子供たちにエールを送るつもりで、3年ぶりに、「言えないよ」を披露して下さいました!

 

(…と言っても、最近の羽生選手はこんなレベルの構成でばかり、ショーでも披露していますが!)

 

約10日前の横浜銀行アイスアリーナでの「花になれ」の演技といい、

どちらでも、惜しみなく 4回転と3回転アクセルを披露し続ける羽生選手。

 

最後、そら君の感想が、以前よりも難しくなった「ジャンプ」(ジャンプ構成)に直ちに触れていたあたり、

やはり、そら君もフィギュアスケーターさんですね。(笑)

 

全て見終えて、私が最も印象に強く残ったのは、やはり、この「そら君」のキラキラと輝いていた笑顔、本当に嬉しそうな表情、

「カッコイイ、カッコイイ」と言いながら、ずっと羽生選手を見つめる目の、とても生き生きとした様子でしょうか。

 

…思わず、プルシェンコさんを見つめていた羽生選手を思い出しましたね。(笑)

 

スピードスケートの清水選手も、ぜんそく持ちだったということで、それがまた当時、とても励みになったという羽生選手。

 

それでも、スピードスケートを選ばずに、やはりフィギュアスケートだったというところが、羽生選手ですね。

だからこそ、こんな風に演技を披露も出来るわけで・・・

 

「人と比べる必要はない」

「僕たちにとっては、(ぜんそくは)普通のこと」 と語った羽生選手の言葉が、

多くの子供たちに、そして大人にも、きっと届いたことでしょう!!

 

本当に、なかなか素敵な告白内容でした!!

 

郷さんも、最後、瞳がウルウルしていましたね!

 

 

私、少し前にふざけて、「Let's Go(郷) Hero 見!」などと書いたりしましたけど、この番組を観て、

放送されたこの流れを見て、「…なかなか合っていたのでは…?」などとちょっと感動してしまいましたよ。(笑)

 

多くの人の心に、励みになる姿、心のHero(ヒーロー)の一つとして、記憶に残っていくといいですね!

 

…きっと残ったのではないかと思います…!!  

 

羽生選手のこのアイスショーを、後からニュース「every」が特集した番組動画はこちらです。

 

…羽生選手はやはり、難しいことをやっているのを見ると、ますます「やる気が出る」人のようです。(笑)

 

羽生選手! 

得意のトリプル・アクセルに、あとたった1回転足すだけで、4回転アクセルですよ!! 

得意の4回転トウループに、あとたった1回転足すだけで、5回転トウループですね…♪ 

… って、もちろん、誰よりも、解っていらっしゃると思います。(笑)

 

 

羽生選手、郷ひろみさん、お疲れさまでした!

そら君は、将来、なかなかカッコイイ スケーターさんになりそうですね…!

 

希望に輝いた笑顔を見るのは、やはり良いものですね…♪

 

 

 

イエスは通りすがりに、生まれつき目の見えない人を見かけられた。

弟子たちがイエスに尋ねた。

「 ラビ(=先生)、この人が生まれつき目が見えないのは、だれが罪を犯したからですか。

本人ですか。それとも、両親ですか。」

イエスはお答えになった。

「 本人が罪を犯したからでも、両親が罪を犯したからでもない。

神の業(わざ)が この人に現れるためである。」

 

イエス=キリストの言葉

(ヨハネによる福音書 9章 1~3節  新約聖書 新共同訳より)



 


横浜銀行アイスアリーナで披露された、羽生選手の「花になれ」と子供向けスケート教室

2017-08-24 | 羽生結弦選手のおススメ演技動画集

8月23日: 羽生選手と都築コーチの写真、および、羽生選手が語った「花になれ」を滑った理由を載せました

8月20日: Nubber webの記事をリンクし、羽生選手が子供たちにかけた言葉だけを抜粋で載せました 

8月18日: 演技全体の一部と、スケート教室の様子が映ったYou Tube動画を、さらに追加しました

8月17日: 羽生選手の挨拶コメント、都築コーチのコメント、その他動画を追加しました

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横浜市神奈川区の主催で行われた、羽生選手のエキシビション&スケート教室。

横浜銀行アイスアリーナというのは、羽生選手が震災後、小学生時代の恩師だった都築コーチのいた、神奈川のスケート場(旧・神奈川スケートセンター)でしばらくお世話になったことがあったその場所なのですが、老朽化によって新しく建て替えられたスケート場です。

 

羽生選手の挨拶コメント、朝日新聞横浜総局の方のツイッターより

「神奈川区制90周年おめでとうございます。東日本大震災後に、僕が多くの方々から元気をもらった頃に滑っていたリンクに戻り、今日、スケートができることを光栄に思います。

僕のスケートで、今度は神奈川区の子どもたちに元気や希望を持ってもらえたら、こんなうれしいことはありません。

たくさんの人が支え合う、神奈川区がそんなすてきな街になるといいですね。」

と、羽生選手は挨拶したそうです!

これを発信して下さった、朝日新聞のこの太田さんは、

『「すばらしい」と書いたのはおおげさだったかもしれませんが、《たくさんの人が支え合う、神奈川区がそんなすてきな街になるといいですね》という一文に、そんな社会像を持っている人なんだなあと感じ入りました。』

とコメントされています。

ええ、そんな社会像を持っている人だと、私は前からずっと思っていましたよ!(笑)

 

 

横浜市広報課のツイッターが、羽生選手の出演した、神奈川区制90周年を記念して開かれた「かめ太郎 真夏の氷上カーニバル」での、

エキシビションの様子をシリーズでお伝えして下さるそうです! 横浜市広報課ツイッターはこち

 

この神奈川のリンクで滑るのは、震災以来だと思われますけど、そこで羽生選手は、今回、久しぶりに「花になれ」を滑って下さったそうです!!

しかも、子供向けにスケート教室指導までしたそうで。

 

羽生選手が語ってくれたという、「花になれ」を選んだ理由はこちら。(横浜市広報課ツイッターより)

「震災からの復興がテーマの作品。被災したあと「心を強く持とう」と思った曲であり、「苦しさをばねに頑張ろう」という思いを込めたプログラムです。

子どもたちの前で滑るにあたり、歌詞がある曲でもあることから、子どもたちにそうしたメッセージが伝わればと思って選びました」

 

 

オリンピックシーズンを迎え「これまでいろいろな先生にお世話になったなと感じている」という羽生選手。

恩師・都築章一郎コーチは「結弦とこんな風に写真を撮るのは初めて」と、教え子の成長に目を細めました

(横浜市広報課ツイッター様より、文と以下の写真)

 

 

 

Kyodo News Plusから 「花になれ」の演技、途中から40秒ほど

 

同じく、Kyodo News Plus から 「花になれ」の演技 ラスト20秒ほど

 

羽生選手のスケート教室の様子 ほんのちょっとずつ

 

 

 

その様子を映されたニュース動画はこちら その1  ←クリック

 

「花になれ」の演技と、4回転トウループ映像つき、羽生選手のコメントつきニュース動画をUPして下さった方のツイッター

 

なんか、めちゃめちゃキレイになってますね!! 映像は一部だけですけど、今まででベストの「花になれ」のような予感がしますね!

スケーティングが特に美しく… そしてその他も!! 思わず見入っちゃいます!

 

羽生選手は以前よりもずっと体格が良くなったけど、問題なくこの衣装が似合っていて、しかも、以前よりも似合っているかも…?!

 

こちらは、スケート教室の様子がより長く映されたニュース動画 その2

 

 

 

こちらも、別のニュース動画 その3 

思い出したのか、ちょっとウルウルしながら震災後の日々を語っている羽生選手です。

 

 

こちらは、ユアタイム ニュース動画 その4

 

こちらは、ニュースZERO  ニュース動画 その5

 

↑ 羽生選手が、ハイドロの指導をしています! 凄い長く回転しながらやっていますね!! これ凄い!!(笑)

すぐ後に出来ちゃうお子様も凄い!!(笑)

「しっかりと練習を重ね、そしてこの皆さんの前で滑らせて頂いた、皆の、温かいパワーを胸に、

オリンピック、そしてこのシーズン全体を、頑張っていきたいなと思います! 」

 

 ここからは、8月17日放送のニュース動画です

 とくだね ニュース動画 その5

はやスポ! ニュース動画 その6

めざましアクア ニュース動画 その7 

 

 

Number webの記事より、羽生選手が子供たちへとかけた言葉だけを抜粋(全部はこういうセリフだったんですね)

 「スケートが好きな子、手を上げて。転ぶのが嫌いな子、手を上げて。転ぶのが好きな子、手を上げて。

いっぱい転んでOKです。僕もたくさん転んでいます。たくさん失敗しよう。

ただ失敗するだけじゃなく、どうして失敗しちゃったのかなって、失敗しないよう工夫を考えよう。

そうしたら、絶対うまくなれます」

 

 

 

横浜市神奈川区民で当選された方々、良かったですね~!!

 

写真を見ると、なんか周囲もガラガラで、なんか、もったいないな…と… (笑)

 

羽生選手が、語ったとされるコメントはこちらです。デイリー記事より (写真3枚ついています)

「このリンクがまだちょっと古いとき、震災のときにこのリンクを借りて、僕はなんとかスケートを続けることができました。つらいこともたくさんありますけど、スケートをやっていれば楽しいこともたくさんある。1つ1つを胸に抱いて、みなさんが幸せになれるようにと滑らせてもらった」とあいさつ。

「あと1カ月ちょっとで初戦が始まります。みなさんの温かいパワーを胸に、五輪、このシーズン全体を頑張りたい」と抱負を語った。

 

 

スケート教室の様子を報じて下さった、スポーツ報知記事はこちら。(写真付き!)

上記記事より

「スケート楽しんでね。好きになってね」と語りかけながら、笑顔で指導を続けた。

子供が転べばすぐに駆け寄り「いっぱい転んでいいんだよ。スケートは転ぶもの。先生もさっき練習でいっぱい転んだよ」と語りかけた。

教室の最後には「いっぱい転んで全然OKです。諦めずに練習すればいつかはうまくなる。たくさん失敗してもいい。どうして失敗したかを考えて、失敗しないようにすればいい」とちびっ子たちに言葉を贈った。

 

記事によれば、昨日日本に帰国したばかりだそう。 …それはお疲れ様です!!

エキシビションの「花になれ」では、4回転トウループ、3回転半(トリプルアクセル)、4回転トウループを組み込み、全てを成功させたそうです。

今までで最高難易度のジャンプ構成になった 「花になれ」ですね!!

さすが、ただでは再演しないぞって決意の表れでしょうか…?!

 

まず、自らが、数年前よりも、より素晴らしい「花」になったところを、羽生選手が見せて下さったということかな。

 

 

同じくスケート教室の様子、デイリー記事。

「先生の方、見て~」と子供たちに声をかけてお手本を示したそう。

 

こちら、ユーラシアスポーツの記事と写真。 写真がどれも表情が素晴らしくて素敵です!! カメラマンさんは女性でしょうか。

上記記事より、羽生選手の言葉全文。 

「震災の時にこのリンクを借りて、何とかスケートを続けることができました。

つらいこともたくさんありましたが、楽しいことも、スケートをやっていればたくさんあると思います。

ひとつひとつ胸に抱いて、そして皆さんが幸せになれるようにと祈りながら滑らせていただきました」

「1か月ちょっとで初戦が始まります。

しっかりと練習を重ねて、皆さんの前で滑らせていただいた、この皆さんの温かいパワーを胸に、オリンピック、そして今シーズン全体を頑張っていきたいなと思います」

以上、ユーラシア・スポーツ 記事より カメラマン Miwa Mori 様

 

NHK記事より

最後に、子供たちに、

「諦めないで練習したらできるようになる。頑張って、いつか試合で一緒に滑れることを楽しみにしています」

と語ったそうです。

 

こちら、毎日新聞の記事より

「いっぱい転んでもOK。あきらめずに練習するとうまくなる。

一緒に試合できることを楽しみにしています。それまでおっさんも頑張ります」 と激励したそうです。

 

…え? 「試合で」ですか?! 一緒に試合できるって…?

それまで「オッサン」も頑張るって…?! 

 

ちょ、ちょっと!! 22歳の、輝ける「オッサン」様!! (笑) (←かつて羽生選手、振付師の宮本さんに、30歳オッサン発言して墓穴掘っちゃいましたからね…!)

まさか、プルシェンコさん並みを目指すことにしたってことですか…?!

 

これって、現段階では、現役続行の意思がある宣言と、受け取っても良いのでしょうか…?!

子供たちへのただのリップサービスだったり、頑張るのはコーチとして、プロとして、だとか、解説者として、だとか、あり得ますが。(笑)

 

でもね… 羽生選手もプルシェンコさんに憧れて、目指して、そして一緒に試合できちゃった人ですから。

それが一番嬉しかった想い出と、かつて語っていた羽生選手ですから!

期待だけさせておいて… というのは、あまりよろしくないことぐらいは、解っているのではないかと…

 

と、その言葉の入った映像が、こちらに公開されていました! (動画UPありがとうございます!)

ニュース23 での報道の映像動画 

こちらの番組でも公開されていました

 

「いつか、一緒に試合出られるの、楽しみにしてるよ。 それまでオッサンも頑張るわ…! (笑)」 …って言ったみたいですね!

 

 

横浜市広報課ツイッターさんによれば、羽生選手が最後にした挨拶で、オッサン発言への流れ全文は以下の通りだったそうです。

 

 「スケート楽しい人、手を挙げて! 転ぶの嫌いな人、手を挙げて? 転ぶの好きな子、手を挙げて!

転んでもいいよ、いっぱい転んでもOK。僕らも、たくさんたくさん転んでます。

ジャンプの練習したり、スピンもよく転ぶし。ステップでも転んじゃう。

たくさん失敗して、ただ失敗するだけじゃなく「どうして失敗しちゃったのかな?」って、失敗しないような工夫を考えよう。

そうしたら絶対うまくなります。頑張ってね。いつか一緒に試合に出られるのを楽しみにしてるよ。

それまでおっさんも頑張る。ありがとうございました!」


 

 中日スポーツの記事より、都築・元コーチのコメント入り文章

「震災で肉体的にも精神的にもきつくてスケートを続けるかどうかで悩んでいた。あれから立ち直って今がある」と振り返る。

久々に再会したというこの日は2人で談笑。

「羽生は『4回転ルッツができるようになったから、どこに入れるか自分なりに考えている』と言っていた」と

今季の新技投入も示唆されたそうだ。

 

都築コーチが、羽生選手がこう語ったのを公開されたということは、羽生選手も了承されているということで、お話しされたのではないかと想像します。

4回転ルッツはどこかに入れてくるだろうと私は思っていましたけれども、いつどこで、というのは、今の段階では語りたくないのでは…と思っていました。

五輪シーズンは、選手たちもそれぞれギリギリのところで闘っていると思うので、あまり先には語りたくないことも多いのではないかと思います。

新フリーは、「タイトル変えたいくらい、別物」という意識で羽生選手が 取り組んでいるそうですから、

本当だったら、試合まで全部秘密にしておいて、いきなり試合で、その演技を見せた方が良かったんでしょうけれども、

今の羽生選手はあまりにも周りが「知りたい、知りたい」で、間違い情報も含めて色んな情報を流されたりするから、難しかったのかもしれません。

 

 

 

こちらでも写真が沢山掲載されています Aflo News Finder

 

 

日本にいる間は、羽生選手は また色々なお仕事が入っているのかもしれませんが、

お身体お大事に、無理なく、計画的に・・・・ そして、後から後悔しないような日々が送れますように…!! 

 

楽しい日々が送れますように… ♪

 

 


公開練習2017年・羽生選手の新フリーはまたSEIMEIで、4回転5本予定!

2017-08-15 | プロアスリート羽生結弦・羽生選手関連ニュース

 

8月15日:   Hero'sのインタビュー動画を追加しました。

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クリケットクラブで行われる、羽生選手の公開練習とインタビュー。

羽生選手は新フリーで、4回転を5本跳ぶ予定でいることを明かしました!

 

 

まあ、これは予想通りで、私は特に驚きませんでしたが、

ちょっと驚いたのは、フリーも過去プログラムのSEIMEIだとのこと。

 

ショートは、当初の発表通り、「バラード第一番」で変更なしのようなので、

表向きは、両方とも2年前の完全な再演ということに、なってしまいますね〜〜 うーん・・・ 

 

両方っていうと、さすがに… 賛否両論噴出しそうですね…

 

バラード第一番は、かなり変わっていましたので、フリーのSEIMEIも振り付けをどこかをガラッと変えるのか、あまり変わらないのか…?と思っていましたけど、 

 

羽生選手の練習の様子と、インタビューでの様子が一部収録された ニュース動画はこちら

 

あまり映っていないので、まだ良く判りませんね。

試合まで、全体がどう変わっているのか、どう「新SEIMEI」を見せてくださるのか、楽しみにしたいと思います。

 

Web sportiva に出てきた、羽生選手のインタビュー発言はこちら。

以下、羽生選手の言葉だけ抜粋です。

「今年もフィジカル面では特に特別なことはしていないですけど、通しの練習や質のいい練習を何回もやっています。ケガが一番の敵なので、とにかく質のいい練習をして、質のいいケアをして……。質のいいジャンプを跳び続けていれば必然的にケガも少なくなってくると思うので、そういう意味でもかなり気をつけて練習をしています」

「ショートのバラードに関しては、少し迷いがあったかもしれないですけど、『SEIMEI』 に関しては2015-16年シーズンにやっていい演技ができた時から、このプログラムを五輪シーズンに使おうと決めていたので、迷いはなかったです。だからこそ、昨シーズンは曲を何にしようかと迷いました。和風でいきたいなと思っていましたが、和風にし過ぎると前のシーズンにかぶってしまうかなと思ったりもしました。その意味では『SEIMEI』を、今シーズンへ向けて温めておいたという感じです」

「今のイメージは、最初、4回転ループと4回転サルコウを跳んで、そのあとに3回転フリップとスピン、ステップ、後半の1発目に4回転サルコウ+3回転トーループ。そのあとに4回転トーループ+1回転ループ+3回転サルコウをやって、4回転トーループ。その後はトリプルアクセルの連続ジャンプをやり、最後は普通の構成であれば3回転ルッツです。でも、リカバリーを考えて練習ではトリプルアクセルを2本やっています。どんな状況でも対応できるように、後半の構成は常に高いレベルでやるようにしています」

「4回転ルッツも跳べますし、練習でもそこそこやっていますけど、今はそれを入れようとは考えていないですね。今のこの構成でしっかりきれいにまとめること。とはいっても後半に4回転を3本入れているから去年より確実に構成は上がっています。その意味でも、まずはひとつの『SEIMEI』をしっかり完成させたいなと思っています」

 SPのバラードもSEIMEIも、それを選ぶ大きな要因になったのは「やっぱり自分に合っているな」と思ったことが一番だという。自分が滑っていて無理をすることなくその曲に溶け込めているような感覚があるので、それが最大の決め手だと話す。

「新しい曲を選んでも『ああやって、こうやって』となると、毎年毎年けっこう難しいものがあるんです。でもこのシーズンはそういうことをやっている時間はないと思って……。新しいものをやって、最初のうちは『初々しいね。これから滑り込んでいけば良くなるね』というものではなく、五輪シーズンだからこそ最初から『このプログラムは素晴らしい』と思わせるものにしなくてはいけないと思うんです。

 その意味では、自分がこの曲をどう演じられるか、どういう風に感じているのかというのをより深められるようになっていると思います。何回も何回も聴き込んでいるからこそ、どういう風にこの曲を演じようとか、どういう風にジャンプを跳ぼうとかいうことまでを含めて、練習ができています。このふたつは自分自身、呼吸のしかたなどを含めて何よりも自分でいられるプログラムなので、すごく滑っていて心地よいです。ジャンプやスピン、ステップなどのすべての要素も自分として演じられるプログラムなので、余計なことを考えずにすむと思っています」

「表現のことをすごく考えるキッカケになったプログラム」

「ソチ五輪の前はあれもやらなきゃいけない、これもやらなきゃいけないという感じでいっぱいいっぱいだったのかなと感じます。でも、今はこうやればいい、ああやればいいという自分の道みたいなものが、すごくハッキリしてきたんじゃないかなとも思います。もちろん、4年前も金メダルを獲りたいと思っていましたけど、今はもっといろんなものを求められるようになっている。

 今は、4回転は種類も数も求められているし、そのうえでスピンやステップもいいものをやらなければいけない。さらに、それだけではなく技と技の間の部分もたくさん練習していかなければいけない。だからこそ、この3年間でいろんなことを練習してきたし、今はその多種多様な部分をさらに磨いていかなくてはいけない。そういったいろんなものがあるからこそ、自分のスケートの理想的なものが見えてきているのかなという気がします」

 

 

Hero's の番組での、羽生選手のインタビュー動画は、こちらです。

 

 

 

曲は、特にいじっていなくて、前のままだという羽生選手の発言のようです。

 

2015年当時の世界最高得点をとった、この「SEIMEI 」は、

羽生選手が、元の音楽を、ピッチもテンポもかなり変えて羽生選手が自分で試行錯誤しながら音源を編集し、

(フィギュアスケートの音楽編集担当で有名な矢野さんが、羽生選手の細かい指示を受けて直接的にはやったようですが)、

二人で結局30バージョンものパターンをつくって試行錯誤した結果、もっとも良いと思われたものを採用したので、

羽生選手にとって、ジャンプも跳びやすく、タイミングも合うように作られている、特別な曲になっています。

良い作品にしたり、高評価を得ることが、難しいと言われた「和」風プログラムの、ここの部分こそが、最も勝因となったところだと私は思うので、羽生選手としても、「自分のベスト」に編集されたこれを、あまりいじりたくはないでしょうし、

この「SEIMEI」の曲が、最も「自分らしくいられる」のも当然だし、最も心地よく滑りやすいのも、当然です。

だから、羽生選手には、最もやりやすいプログラムだろうと思います。

だって、当時、羽生選手がわざわざ、そのように作り直したわけですから。

 

だから、音楽はほぼそのままなんだろう・・・とは思うのですが、

逆に、それこそが、観る側が聞いていて飽きないかどうかが、難しいところになるかな、とも思います。

外国人から観ての目新しさや、斬新さはこの年はありましたけど、2年目以降は、長い年月を経ても、多くの人に評価され続けたような、フィギュアスケートやクラシックの王道曲などとは異なるので、

その辺を、「羽生選手の演技そのもの」で魅せ、超えてみせないといけなくなるかと思います。

 

 

 ショートもフリーも、それぞれのプログラムの、過去の衣装も評判が良かっただけに、それを超えるものを作る必要が出てきますので、そこもまた、なかなか難関になりそうかと。

上手くいったら、それだけでもフレッシュになり、さらに高評価になるかもしれないけど、

「私は、前のほうが良かったと思う」というような反応が、必ず一定数は出てくる可能性も高くなるわけですし、

難しいだろうけど、羽生選手自身が納得できるかどうかで、頑張って欲しいと思います。

 

インタビュー記事を見ると、新しい曲に馴染むまで試行錯誤している暇はないので、

すでに上手くできているものからスタートして、ジャンプ構成の難化に集中する!ということのようですね。

 

体調は良いとのオーサーコーチ談なので、それが何より嬉しかった・・・  と書きたいところなのですが、

正直、激化する4回転競争に伴う、身体の負担を考えての総合戦略と、決定なのだろうとも、私は思いました。

羽生選手は、一度大怪我を負っていますので、まだ怪我をしたことのない選手とは、同じようには出来ないと思うので。

 

非常に現実的に判断したのでしょう…

 

 

SEIMEIについては、最高得点を出したあの時から、五輪でこれを滑ろうと決めていた、とのこと。

最高得点を出していたあのときは、羽生選手が素のままで滑っていたような感じでしたからね。(笑)

そこが、良かったのだと思いますが。

 

でも、これだと、オーサーコーチが五輪用に温めていたという音楽とやらも、それだと、そもそも検討の対象外だったということでしょうか。

 

読売新聞によりますと、

「結弦はあらゆる期待に応えたいと全力を尽くしている。シーズン前の状態としては、今までで最高だ。あと半年でどこまで成長できるか楽しみにしている。」

とのオーサーコーチ談です。

 

・・・「あらゆる期待に応えたい」といっても、新プロを見たかったという、フィギュアスケートでは「普通の」期待には、応えていないわけですが。(笑)

 

「また」と思われないようにしたい、との羽生選手の発言でしたし、何が決定的に違ってくるのか、観てみないとわかりませんが、

これは完全に「新」プロだと思われるようなものに出来る自信があるなら、ぜひ頑張って欲しいですね。

 

グランプリ・ファイナルの時のあれは、あれで一つの完成形だったと思っているので、下手にいじるのも難しいと思いますが、

ジャンプ構成だけでなく、いろんな意味でも、完全にあれを超えたと思わせられるものが出来たなら、それはそれですごいことかもしれませんが、超えられなかったら、逆効果になる危険性もあります。

 

 

こちらは、ニュースゼロのインタビュー映像。

 

あんまり数字にとらわれすぎて、大切なものを見失わないようにしてほしいですね。

これなら最高点を絶対に超えるだろうから安心、っていう選び方は、ちょっとまあ、あまり王者らしくないかなとは思ったのですが。

 

それだけ緊張を強いられる闘いだというのは間違いないのでしょう。

 

ネイサン選手も、4回転を6本入れるという情報が入っています。 

 

 

五輪シーズンですし、各選手とも、本当の全戦略まではオープンには話さない可能性も高いのでは?と私は思います。

 

 

 

ところで、ハビエル選手もオータムクラシックに出ることになったそうで、そっちの方が、ええ?!っていう驚きです。

 

B級大会なのに、史上最高レベルのB級大会になるわけで。

初戦から大変なシーズンですね。

 

 

 

 エキシビションが、デビッド・ウィルソンさん振付なのか…??

 試合まで、楽しみにしたいと思います。(笑) 

 

 

 


大震災関連その3 ~大災害に備えた知恵と教訓の成功例・日野原重明氏の対応と羽生結弦選手の行動力に見える「愛」

2017-08-14 | 羽生選手と大震災関連

 

幻冬舎から、「日野原重明さんが最後に伝えたかったこと」という連載記事が出ていまして、幻冬舎が昨年末からインタビューされていた内容が連載されています。 日野原さんは、これを最後の使命とお考えだったようです。

その中で、最新の記事 第五回:「医学とはサイエンスの上に成り立っているアート(芸術)」で、フィギュアスケートにも、あらゆることにも通じることが語られています。   

日野原さんの生き方をさらに変えたという、よど号ハイジャック事件の人質になった時の、当時の状況などを興味深く証言して下さっている、第3回:よど号で読んだ「カラマーゾフの兄弟」 という記事 

第1回:死は恐れるべきものではない、と語られた記事、同じく死について語られている第2回など、なかなか素晴らしい内容が連載されているので、参考までに、ここにリンクさせて頂きます。

 

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羽生選手は、自叙伝「蒼い炎Ⅱ」の最後に、こんなことを書いていました。

 

「人が思いを伝えようとする時には、インターネットだったり電話や手紙など、何か道具が必要です。

例えば僕という人間を道具として、僕という人間を通して、皆さんが自分の気持ちを伝えるきっかけになればいいいな、と。

僕というネットワークを使って、いろいろな気持ちを発信してほしいと思っています。」

 

「(略)… 震災に対する思いというものを、少しでも寄せて頂けて、少しでも増えていけば、

被災地、ひいては日本という国にとっていいものになっていくと思うんです。

そういうものが一つずつ集まって、素晴らしい光になってもらえたらなと思っています」

 

 

蒼い炎II-飛翔編-
羽生 結弦
扶桑社

 (この「蒼い炎」シリーズ(IとⅡ)は、羽生選手が得られる印税収入の全てを、羽生選手自らが育ち、被災したホームリンクである「アイスリンク仙台」に寄付しています。)

 

 

いわゆる「大災害」に備え、それが見事に成功した例があります。

 

羽生選手が生まれて間もない、1995年の3月20日に起きた、日本中を驚かせた無差別テロ事件「地下鉄サリン事件」で、

多数の緊急患者を救った「聖路加国際病院」と、当時そこの理事長だった日野原重明さんです。

 

日野原さんは、医師として東京大空襲の被災者の治療に当たったことや、

よど号ハイジャック事件に巻き込まれて人質になったことがあることも有名ですが、私にとって印象深いのはやはり、

地下鉄サリン事件の時の英断と、その直前に行っていた先見の明、そして行動力と実行力の凄さです。

これについては、過去にも色々と特集番組が組まれて報道されてきました。 

このページに、当時報道された、事件の経緯と病院側の対応の詳細が載っていますので、当時の特集番組などを見逃した方は、参考までにどうぞクリック。

 

日本で一番有名な医師とまで呼ばれ、医学界にも社会にも多大な影響を与えた、日野原重明さん(聖路加国際病院名誉院長)は、今月の18日に105歳で天に召されました。

多くの医師や看護師だけでなく、広く社会からも尊敬を集めた日野原さんは、パワフルな高齢者だったというだけでなく、ご自身の身に起きた数多くの大変な経験から得た教訓を生かし、実行された方でもあり、大災害対策という視点でも、悲惨な体験下を生き抜くという視点でも、模範や成功例を残されました。

 

サンスポ・小澤征爾さんコメント

「細かいところまで人の命を大事に考えた方でした」

「生きている喜びを死ぬまで味わう、そういった姿勢を持っていました。音楽に対する愛情、尊敬も強い方でした。素晴らしい人柄でした」と追悼。

こちらの朝日の記事だと、「高齢社会のスーパースター」と呼ばれていたそうです。(なかなか良い内容が載っています)

 

 

日野原重明さんは、お父様と弟さんが牧師という、牧師家庭に生まれ育った、生粋のクリスチャンでした。 (ジョン・ウェスレーの流れである、メソジスト派(プロテスタント系))

 

日野原さんは、子供時代、母親の命を救ってくれた医師を見て、医者になることを決意したそうです。

京都帝国大学医学部(現・京大医学部)に現役で入りますが、入った途端に結核になり、自分が結核患者として入院し続ける苦しい1年を過ごします。

医師としては完全に出遅れて、教授になるという夢を諦めた日野原さんでしたが、

その経験から、逆に「患者の立場として痛みを知る」こととなり、

それが後の、彼の医師としての姿勢や仕事に、非常に大きな影響を与えたそうです。

 

だから、患者となって入院していた、その辛く悲しい期間は、後から振り返ってみれば、むしろ大きな恵みだった」と仰っていました。

 

日野原さんが勤務し続けた「聖路加国際病院」とは、「せいろか」と読むのではなく、正式には、「聖ルカ 国際病院」と読むのが正しい読み方です。   

(注:「聖ルカ」とは、一体誰なのかと言うと、イエス=キリストの弟子だった一人で、医者でした。

新約聖書の「ルカの福音書」を、聖霊に満たされながら神様に書かされた、とても有名な人物です。 )

 

 

羽生選手はまだ生後3か月の赤ちゃんだったはずの1995年の3月に起きたこの事件ですが、

東京・築地の路上には、地下鉄の階段を上がってきて、謎の症状で路上に倒れ込む大勢の人で埋め尽くされた衝撃的で異様な光景を、

決して忘れていない人は多いことでしょう。

 

カルト教団「オウム真理教」が、このテロ事件である「地下鉄サリン事件」を起こしたあの時、

他の東京の多くの病院が、病床の空きがないことを理由に、原因不明の緊急患者の受け入れを断った中、

日野原さんは聖路加国際病院の理事長として、猛毒「サリン」による、前代未聞の数千人の被害者の大半を、一気に受け入れ、助けることを決断し、そして実行しました。

 

それが出来たのは、

その昔、戦時下で救助に当たった時、病院に入れることができずに亡くなった人々が多数いたのを目の当たりにし、

大惨事に耐えうる病院を作ることを決意していたそうで、

当初は批判されたそうですが、酸素の配管を病院中に張り巡らせ、大きなロビーや礼拝堂をも備えた病院建設を推し進め、1994年には完成させていたことから、この緊急対応が出来たというのです。

 

大きなロビーや礼拝堂を設計し、そこにまで酸素の配管を巡らせて備えさせた理由は、

いざとなった時に、多数出るであろう緊急患者を出来るだけ受け入れ可能となるように、ロビーや礼拝堂までもを、緊急の病室として転用できるようにするためであり、

基本的には東京で起こるかもしれない大地震や大災害を想定して、大勢が死傷する可能性に備え、それに対処できるようにするためだった」と言います。

 

その翌年、まさにその東京で、「大震災」ではなく、まさかの地下鉄サリン事件という「大・人災」が起きました。

 

でもこの準備のおかげで、結果的に、大勢の患者を受け入れ、救うことができました。

 

あの凄惨な事件の被害の広がりを、最小限に抑えられたのは、

当時、全力で救助に当たった関係者、全ての方々のおかげでもありますが、

この日野原さんの決断と、教訓を生かした知恵、そして彼の信念によるところは大きかっただろうと言われています。

 

一方で、大地震やそれに伴う被害、津波による浸水、爆発までもが想定され、何度も指摘されていながら、

むしろ対応を怠って、被害を拡大させたのが、東日本大震災直後の、福島の原発爆発事故です。

 

他国と比べても、水に恵まれ、豊かだった日本ですが、人間にとって必需品でもある貴重な「水」を大量に汚染していくという、

せっかくの恵みを自ら失っていくような、非常に罪深い、悲しい結果を招きました。

 

 

日野原さんの対応は、災害を想定して対応していた結果、予想もしなかった究極の人災の被害を、最小限に食い止める働きとなりましたが、

福島の原発事故は、内部関係者の数多くの指摘があったにも関わらず、災害の想定を無視した対応の結果、究極の人災までもを引き起こし、被害を拡大させた結果となりました。 

 

 

聖書には、「終末が近づいてきた世」に対して、次第に災害が増え、頻度も程度も増していくことが何か所にもわたって預言されていますが、

そのうちの一つは、次のように書かれています。 

 

以下は、イエス=キリストの弟子たちが、「あなたが(再び)来られて、世の終わる時には、どのような前兆があるのか。」と尋ねた時に、イエス=キリストが答えた言葉です。


「人に惑わされないように気をつけなさい。

わたしの名を名乗る者が大勢現れ、『わたしがメシアだ』と言って、多くの人を惑わすだろう。 戦争の騒ぎや戦争の噂を聞くだろうが、慌てないように気をつけなさい。そういうことは起こるに決まっているが、まだ世の終わりではない。

民は民に、国は国に敵対して立ち上がり、方々に飢饉や地震が起こる。

しかし、これらは全て産みの苦しみの始まりである。

(※ 人災も含めて、世界で起こる災害の度合いは、産みの苦しみ(=陣痛)のように、次第次第に激しさと程度を増していく、ということ。)

(中略)

そのとき、多くの人がつまずき、互いに裏切り、憎み合うようになる。 偽預言者も大勢現れ、多くの人を惑わす。

不法がはびこるので、多くの人の愛が冷える。 

しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われる。

(中略)

そのときには、世界の初めから今までなく、今後も決してないほどの大きな苦難が来るからである。 

(中略)

そのとき、『見よ、ここにメシアがいる』『いや、ここだ』と言う者がいても、信じてはならない。

偽メシアや偽預言者が現れて、大きなしるしや不思議な業を行い、出来れば、選ばれた人たちをも惑わそうとするからである。

(※ 注意: この「大きなしるしや不思議な業」とは、まるで「神の力」であるかのように見せかけますが、決して本当の神の力による奇跡ではなく、現代にも実在の本物の「悪魔の力」(=魔術、魔法)による惑わしの業による、ということです。)


あなたがたには前もって言っておく。

だから、人が『見よ、メシアは荒れ野にいる』 と言っても、行ってはならない。 

また、『見よ、奥の部屋にいる』と言っても、信じてはならない。

稲妻が東から西へひらめき渡るように、人の子(=人となった来られた神の子、の意味、イエス・キリストのこと)も来るからである。


(イエス=キリストの言葉

マタイによる福音書 24章4節~13節、 21節~28節  新約聖書 新共同訳より)

 

 

終末の世が近づくと、偽メシアや偽預言者たちが、この「悪魔の力」=魔の力(魔術・魔法・呪い・洗脳等)を使って、

まるで神の力であるかのように見せて、多くの人を惑わしていき、それに従っていってしまう人々が出る、と、

イエス=キリストは、約2000年前に警告していたのです。 

 

聖書で、最も強く繰り返し警告されているのは、多発していくことが明言されている「大災害」だけでなく、

世界中を惑わしにかかると言われる、「偽メシア」(=偽・救世主のこと、偽メサイア、反キリスト、獣、666などとも表現される)の登場と、彼らによる人々の奴隷化、悪魔的な世界支配があります。

 

現代は、「自称メシア」や、自分こそがキリストの再来だなどと吹聴する新興宗教の教祖や、それっぽく匂わせる政治家など、世界中を見れば、既に何人も出ています。

(地下鉄サリン事件を起こした「オウム真理教」の教祖・麻原も、広く見れば、その一つに入るかもしれません。)

 

でもまだ、聖書で最も警告されている人物ーーーー世界中の、「イエスが本物のメシア(救世主)だと信じていない人たち」や、聖書の預言の詳細を知らない人たちが、簡単に騙され、従ってしまうほどのカリスマ的人物ーーーーは、「表向きでは」登場していないですが、

いつの日か必ず現れると、聖書は明確に預言しているのです。

 

このカリスマ人物は、表向きはとても良く見えるはずで、世界統一政府、世界統一経済を推進し、世界の宗教を「みな同じ」などと言って、神と呼ばれている全てをごちゃごちゃにして、統一化しようと推し進める、と預言されています。(=これはつまり、神のような振りをした「悪魔」をも神として認め崇めろ、ということになっていくのです。 気が付けば悪魔そのものや、悪魔的なものをも拝んでいくことになります。)

恐らく、表向きはキリスト教徒を装って登場する可能性が高いだろうと言われています。 

(豹変して自分が神だなどと名乗り出し、正体を現すのは、最後の最後になるため。) 

正しい判別の基準を知らないと、簡単に騙されてしまいます。

聖書の預言によれば、この反キリストと呼ばれる人物(=世界の終わりの頃に、独裁者になる者)は、現代における「復活ローマ帝国」と呼ぶにふさわしい場所から、終末の世に 登場することになっています。 

 

 

聖書にこのような未来の預言があることと、私たちは今、そういう時代を生きていること、そういう時代に向かっていること、を知っておくことは、とても重要です。  (実は、聖書を信じていない人ほど、より重要になっていくのですが。)

 


わたしは、あなたたちのために立てた計画をよく心に留めている、と主は(=天地創造主の神は)言われる。

それは平和の計画であって、災いの計画ではない。 将来と希望を与えるものである。

そのとき、あなたたちがわたしを呼び、来てわたしに祈り求めるなら、わたしは聞く。

わたしを尋ね求めるならば見いだし、心を尽くしてわたしを求めるなら、わたしに出会うだろう、と主は言われる。」

 (エレミヤ書 29章11~14節   旧約聖書 新共同訳より)


※ これらは、プリンスさんが歌っていた、羽生選手の演技「レッツゴー・クレイジー!」の歌詞の本質部分でもあります。

 


さて、聖書の中にある、終末の時代に次々起こるとされる、前代未聞レベルの大災害の連続に関する預言箇所も、現代を生き抜くうえで、大いに参考になりますが、その時代を生き抜くうえでも、特に重要になる聖書箇所があります。


日野原さんが、この地下鉄サリン事件の時に下した決断や、その直前に行っていた事前準備、晩年に至るまで、多くの人に影響を与えた数多くの行動を想うとき、

まさに、日野原さんは、次の聖書の言葉をとても重んじて実践されていたのだな、と良くわかるのです。


とても有名で、マザーテレサを始め、世界中の多くの人に影響を与えた言葉でもあり、

また、羽生選手の使った「レッツゴー・クレイジー!」が歌っている世界観の重要な根拠ともなっている聖書箇所です。

 

「人の子(イエス=キリストのこと)は、栄光に輝いて天使たちを皆従えて来る時、その栄光の座に着く。

そして、全ての国の民がその前に集められると、羊飼い(イエス=キリストの象徴)が羊(ひつじ)と山羊(やぎ)を分けるように、彼らをより分け、羊を右に、山羊を左に置く。

そこで、王は右側にいる人たちに言う。

『さあ、わたしの父(=天地創造主の神)に祝福された人たち、天地創造の時からお前たちのために用意されている国(=神の国、または天国)を受け継ぎなさい。

お前たちは、わたしが飢えていたときに食べさせ、のどが渇いていたときに飲ませ、旅をしていたときに宿を貸し、裸のときに着せ、病気のときに見舞い、牢にいたときに訪ねてくれたからだ。』

すると、正しい人たちが王に答える。

『主よ、いつわたしたちは、飢えておられるのを見て食べ物を差し上げ、のどが渇いておられるのを見て食べ物を差し上げたでしょうか。いつ、旅をしておられるのを見てお宿を貸し、裸でおられるのを見てお着せしたでしょうか。

いつ、病気をなさったり、牢におられたりするのを見て、お訪ねしたでしょうか。』 そこで、王は答える。

『はっきり言っておく。わたしの兄弟であるこの最も小さな者の一人にしたのは、わたしにしてくれたことなのである。』

( マタイによる福音書 25章31~40節  新約聖書  新共同訳より )

 

 

ここで言う「王」とは、神様(イエス=キリスト)のことです。

「羊(ひつじ)」というのは、「イエス=キリストに従う人々の群れの象徴」のことです。

「山羊(やぎ)」というのは、羊に外見は似ているけど、実態は違う「ニセモノ」の象徴として表現され、対比されています。

これは、(本物の動物のヤギの話ではなく)「羊のように見せかけているけれども、実は違う人々の象徴」のことで、この「羊と分類された行動と正反対の行動をとった人たちのこと」は、「山羊(やぎ)」と表現され、そのように分類される人々は、この聖書箇所の続きで、なんと王から地獄行きが宣告されています。

これは、羽生選手の演技「レッツゴー・クレイジー!」で歌われていた歌詞の中でも、多くの人が疑問に思ったであろう、

「パープル・バナナ(※ 救世主イエス=キリストのことです)を求めろ! トラックの積荷として連れていかれる前に」

と歌われていた部分に該当します。

 

 




 


24時間TV・2017年は羽生選手とレッツゴウ!なアイスショーと判明!2歳からの喘息もちを告白した羽生選手と、少年との約束

2017-08-06 | 歴代24時間テレビでの羽生選手のアイスショー演技・被災地訪問他

 8月26日 夜8時50分ごろから、24時間テレビで、羽生選手のアイスショーが放送される予定となっています! 

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羽生選手の24時間テレビでのアイスショーが今年も行われることが、正式に公表されました!

24時間テレビの公式HPはこちら。

 

今年のチャリティーシャツらしいです。↑ 花がコンセプト

 

羽生選手の映像・クリック→24時間テレビの宣伝番組で、カナダから語る羽生選手の映像はこちら。

 今年のテーマ「告白~ 勇気を出して伝えよう」で、2歳からぜんそくと診断されていたことを、告白。 

 

 

羽生選手に憧れて、同じくぜんそくもちでありながらスケートを始めた「池葉宙(いけばそら)」君と、一緒に練習をすることを約束。 

スペシャルスケート指導と、アイスショーを、病気に負けないで頑張っている人たちに、一緒に頑張ろうとメッセージを送るそうです。

 

大物アーティストとコラボ… 誰でしょう?

 

8月6日追記  :  →コラボの相手は、郷ひろみさんと、と判明しました!

え、Let’s go ひろみ  ですか?!

番宣のシルエットから指田さんかなと思った私としては、今日の番宣では前回とシルエットが変わってて、

あーちーちー、じゃなくて、あーちゃーちゃー!って気分ですが。(笑)

郷ひろみさんとGOGOなアイスショーだったと判明した24時間テレビ番組宣伝の動画はこちら。

そら君が羽生選手に憧れたのが、この郷さんとのコラボを見たからだそうですが、

羽生選手が以前コラボした時は、コラボ曲は「言えないよ」でしたね。

 言えないよと歌いながら、告白してる曲、ですが。(笑)

今年のテーマ「告白~ 勇気を出して伝えよう」……なるほど。

 

以前滑ってくださった、「言えないよ」の演技動画はこちら。↓

 

ついでに私も、ここで 「告白」 しますけど、

私、この演技、結構気に入っていたんですが、

おススメ演技に載せられていないのは、今まで、このときの1度しか羽生選手が滑って下さったことがなかったから、です!!

おまけに郷さんもこの時は、ちょっとだけ、途中からお声が「お疲れサンバ」な感じに見えたせいもあり・・・ええ・・・


 

今回、またこれを滑って下さるのか、あるいは何を滑るのかはわかりませんが、

病気で闘っている人たちに、いっしょに頑張ろう!というメッセージを送るそうですから、

何であっても、楽しみにしたいと思います!

 


 

24時間テレビ(日本テレビ系列: 8月26日夜6時半~ 27日放送)のHPで、

「一般観覧は出来ません」とあるので、

やはりこれは、横浜銀行アイスアリーナでの、エキシビションとスケート教室のことでしょうね。

羽生選手による、スケート教室の一部指導、というのは、多分、この「宙(そら)君」のことなのだろうと思います。

8月16日に、横浜市神奈川区民限定で、羽生結弦エキシビション&スケート教室 予定

 

これが録画放送されるということで、ほぼ確定と見て良いのでは…?

 

 

 こちらの記事によれば、羽生選手は、こうもコメントしたそうです。

「自分が持っているものを一生懸命やるっていうのが、僕の勇気の出し方かな」


上の映像での、羽生選手のコメント。

「やっぱり不安とかもあるし、怖さとか恐怖とかそういうのってあると思うんですよ、そういうの、勇気を出さないといけないときって。

でも、それって多分全力を出そうとしたりとか、一生懸命何かをやろうとしているときにそういうものを感じることだから、それを感じるっていうことは、すでに勇気を出せているから、そのまま頑張れば、勇気って出るんじゃないかなって思います。」

 

羽生選手がぜんそくがあるというのは、今までも、わざとマスクをしながら練習をしている理由などの時にも、何度も語られてきたように思ったのですが、直接詳しく話すのは、確かに初めてかもしれませんね。

 

 
 
 8月に入り、羽生選手も だんだん忙しくなってくる時期だと思いますけど、体調第一に、楽しく頑張ってほしいと思います!!
 
 
楽しみにしています!!