2015年8月22日(土)の夜、羽生結弦選手が、24時間テレビ38 に出演し、今年もアイスショーをやりました。
「被災地の想いをつなぐアイスショー」
今年は、福島に焦点をあて、福島を羽生選手自らが訪問し、そこで出会った方を中心に100人近くをバスで招待し、東京都・東大和市のアイススケートリンクで開催。
さて、まずはこちらは、24時間テレビ開始後、武道館に現れた羽生選手の出演シーンを集めて下さった動画です。↓
到着した羽生選手、握手するなり、肌が白いことを驚かれて叫ばれてしまいますが、大笑いしている羽生選手の豪快な笑いっぷりは、とてもお元気そうで、見ていて嬉しくなりました。(それもそのはず、この時既にアイスショーの収録を昼に終えていたと、判明します。)
”変態的な謎の歓迎”を見事に笑顔でかわし、無事に(笑)、会場へ入られましたが、
今度は、いつもの氷上の堂々とした様子とは違って、舞台上でどこか緊張気味の羽生選手が見られました。
そういうのを見ると、やはり羽生選手は、フィギュアスケーターなんだな・・・なんて思います。(笑)
ついでに、先日の羽生選手の「緊張しいです」発言や、織田さんの羽生選手への「ぐだぐだ攻撃」まで思い出した私ですが、これ以上書くと、 「愚だ愚だ攻撃!」と言われそうなので、控えます。
舞台上で、羽生選手の来ているチャリTシャツがアップになりますが、羽生選手デザインの笑顔マークの横の、「ME」 と書かれたマークの中のニコニコ顔に注目です!
これも、どう見てもやはり羽生選手直筆のものでしょうし、「me」ってくらいなんですから、これもまた、羽生選手の自己像なはず。
こちらの「me」さんは、羽生選手デザインの左のものと違って、ちょっと「目(me)」に変化が加えてあり、まつげもないようですけど、それなのにやっぱり、こちらもとてもカワイイじゃないですか…。
これが、20歳の男性が描いたものだなんて、それもどちらも自分のイメージだなんて、Oh! 二つソロって、ますます オ―ソロシイ…!!
いつか、これらのマークの共演で、羽生選手独自の4コマ漫画でも描いていただきたいものです。 (笑)
さて、こちらは、そんな羽生選手の実際の表情。
画面右下に表示されていた羽生選手の様子だけをアップにしたものを動画化して下さったものです。
続き その2 http://www.dailymotion.com/video/x32qmas
ひたすら続く、真剣な羽生選手の表情。
やっぱり、とてもお顔が白くって、こちらも見ていて、とっても面白かったです♪
・・・羽生選手を見ながら、オソロシがったり、オモシロがったりしていないで、そろそろ真面目に書きます。
今年は、羽生選手のアイスショーは、生ではなくて録画放送、東京に福島の方々をバスごと招待して昼に開催され、リハーサルも含めて、
時間にも余裕をもって開催されたようでしたし、色々と工夫や配慮が沢山されていて、総合的には本当にとても良かったと思います!
福島へ行き、仮設住宅の人々や、福島の現状を伝える活動をしている方ともお話し、直接自分の眼で現地を見てきた羽生選手。
また、相性も良く信頼関係の厚い指田さんの生歌で、さらに被災地の学生さんたちが一生懸命歌う歌に合わせて演技をするという羽生選手の演技が、
もの凄く心の込められた演技にならないはずはありません。 もう見る前から 絶対に素晴らしい演技になるだろうな、と…。
しかし、羽生選手の演技の直前に出てきた「災害救助犬」の話で、先に泣かされてしまいました。
長きに渡り、怯えて震えて、出てこられなかった犬。
同じように、事故後、福島に残された多数の動物たち、飼い犬や飼い猫が悲惨な状態に陥ったことを思い出してしまいました。
世の中、本当にいろんな役割の人が、本当にそれぞれの立ち位置で頑張ってくれていて、そうやって世界は成り立っていますね・・・
羽生選手のコーナーは、福島訪問の様子から、始まりました。
事前にニュースで流された映像とは、また違う映像だけが流され、きっと本当はもっとたくさんの映像があったんでしょう・・・
できれば全部を、一度に続けて見たかったな!と思いましたね。(笑)
福島訪問から始まり、アイスショーも含めた、24時間テレビ内での羽生選手コーナーの動画全体はこちら
羽生選手は今回、最初に、「天と地のレクイエム」を
次に、衣装を着替えて、「花になれ」を、指田さんの生演奏+南相馬市の合唱団の女子学生の皆様(MJC)との共演で、心を込めて演じて下さいました。
演技だけの動画はこちら↓
演技はどちらも、非常に丁寧に、細心の注意を払いつつ、一つ一つの動きにとても深く心を込めて下さっていました。
どちらも深い思いやりに満ちた演技で、非常に素晴らしかったのですが、だからこそ、「天と地のレクイエム」の時の、やや遠慮がちの解説が、
テレビで観ていた時には、何を言っているのかよく聞こえなくて、ラジオで入る雑音みたいに聞こえてしまい、羽生選手の演技を見る集中力を妨げてしまう状態になっていたのが、かなり残念でした。
それがなかったら、もっとたくさんのものを感じ取れた気がしました。
今回の趣旨を思えば、初めてフィギュアスケートを見る方には、ある程度必要だった説明なのかもしれませんが、ならばせめて、演技が始まる直前と直後に、あの解説を振り分けてくれたほうが、まだ良かったようにも、思いました。
あるいは、羽生選手の口から、どこかでそれを語ってもらうとか…
特に、犠牲者の数については、演技の直前に明確に語って下さったほうが、よかったように思います。
全身全霊で羽生選手が表現してくれているものを、受け取り手が全身で「感じ入る」機会を大事にしてもらえると、嬉しいですね。
「解説」の「朗読の仕方」もまた、「表現」の一つなので、それと演技がピッタリと一致していないと、違和感が出てしまうのかも・・・。
それから、例えば、最後の、「前を向いて生きるしかない」 という言葉。
その通りではありますし、人の状態によってはピッタリくるだろうと思うのですが、不特定多数に向けられてしまうと、「・・・しかない」は、その言葉の声の出し方、言い方にもよりますけれども、やはりやや後ろ向きすぎる、足を引っ張られるような印象のある言葉だと、私には感じられました。
以前の時は、振付師の宮本さんが、「前を向いていこう、という思いを込めた」、と語っていたかと思います。
「~よう」と、「~しかない」は、結構印象が変わります。 「花になろう」と、「花になるしかない」には、大きな違いがあるように。
今回の羽生選手の演技を、「音なし」にして改めて動画で見た時、私には、「前を向いて生きるしかない」というよりもは、もう少し「自分の意思で」、ゆっくりとでもいいから、前を向いていこうとしている・・・ そんな意思を表したような演技をしてくれた印象を、受けました。
今回は、きちんと「レクイエム」になっていたように思います。
羽生選手は、自分が落ち込んで悲しい時には、とことん悲しんで涙を流して、それから立ち上がるようなことを度々語ってきているので、
「天と地のレクイエム」では、まずは見る人のその悲しみに寄り添い、共鳴する演技を志しているように、私には感じられます。
そこに、羽生選手の思いやりを感じます。
そして、私が強く感じたのは、「震災を、僕は忘れない」という、羽生選手の強い意志です。
「忘れないで」とか、「忘れないで下さい」と、お願い調で言葉にしてしまうよりも、 「僕は忘れません。」「被災地は、まだこうい状態だと、知ってもらえたら。」という言葉を使ったほうが、羽生選手にとっても、観る人すべてにとっても、 より良いのではないか・・・ なんてことを、ちょっとだけ思いました。
今回、羽生選手はこの言葉をテレビ内では口にはしていないのですが、演技中の解説が「忘れないで下さい」を言ってしまったので、そこは私としてはちょっとだけ残念でした。
なぜなら、「忘れないで」や「忘れないで下さい」という言葉は、かならずどこかに存在している、「忘れたい」人たちや、「忘れなければやっていけない」ほどに傷を負った人たちのの自由や、弱さ、苦しみを、認めてあげられていない印象になってしまうように感じられるからです。
この言葉は多分、被害のなかった地域の人たちだけに向けている時は、そこそこ効果的です。
でも、全国放送ですので、被災者も必ず多数見ているだけでなく、東日本大震災では、映像を見ただけでショックを受けて精神ダメージを負った方々が出たほどでしたので…。
「忘れなければ、死ぬしかないほど辛い」という状態の人も、必ずどこかにいるであろうことをも、できれば、「忘れないでいたい」です。
「僕は忘れません。」「 僕は、あなたがた(被災者)のことを気にかけています。」 という言葉のほうが、今の羽生選手にはよりピッタリくる気がします。
そして、そのほうが、どこかの誰かの心を傷つけることなく、済むように思います。
羽生選手が、自分の強い決意を語っただけなので、「ごめんなさい、今の私には、辛くて無理なんです」という人たちの心も、そのまま認めてもらえる感じがするからです。
多くの人の自発的な、「羽生選手がそうするなら、私も忘れません。」という意思や、「羽生選手は偉いね。 私もできる何かをしようかな」 というものを引き出しやすく、誰かの心の傷を無理にえぐることなく、より多数の人に、受け入れてもらいやすくなるような気がします。
結果、羽生選手の心も傷つかずに、同時に羽生選手の思いも達成しやすくなるのではないかと…。
これは私の想像に過ぎませんが、羽生選手はきっと、ショーなどで「きゃあきゃあと」騒がれれば騒がれるほど、地元に帰って被災地の現実を見た時の、その「華やかな世界」とのギャップが凄く、より強く、心を痛めてしまうのではないかと、金メダリストになった後の羽生選手を取り囲む様子を見ていて、私は感じていました・・・。
でも、真実を見つめる強さを持ち、「忘れない」決意をし、自分の弱さを人前で平気でさらけ出すことができ、恐れなく何かを次々と実行できる羽生選手は、やはり色々あっても、最終的には、すごく「強い」人の一人だと、私は感じます。
すごく感動するし、本当に頼もしい限りです。
そんな羽生選手を応援していて、本当に良かったと、心の底から思います。
でも、そこまではとても出来ない人たちも、多くいて――― それでもいいのだと、私は思います。
バラが桜のようになろうとしても無理があり、 桜がバラのような咲き方を目指す必要もない。
その人それぞれに、与えられている「ギフト」は、人それぞれ、違うのだから。
羽生選手を見ながら、ちょっとした辛さを抱えているかもしれない、どこかの誰かの参考になれば・・・ 幸いに思います。
でも、総合的には、希望が強くあらわされた「花になれ」とのセットにされたことで、そこに「羽生選手の半端なく本気な、強い被災地への思い」がよく伝わってきて、とても良かったと思います!!
二つもやってくれて、そしてどちらにもトリプル・アクセルが入っていて… 最高のものを全力で見せようとする、羽生選手のその強い意欲と深い思い、優しさに、とても胸が打たれました。
さて、お次は、是非ともすべての皆様に見て頂きたい、 24時間テレビ放送翌日の、24日月曜日に放送された、ニュース動画です。
それまでに出されていなかった羽生選手の映像や福島訪問での様子、仮設住宅の方々の思い、アイスショーの舞台裏、そして「花になれ」の演技すべてと、羽生選手が演技後に語った思い、さらには、福島の方々の感想までもを放送したもの。
より、完全に近い形で、羽生選手の「花になれ」の演技が見られます!
冒頭で、指田さんや合唱団の女子高生たちとリハーサルをやる羽生選手。
指田さんと入念に打ち合わせをし、一緒に「ぼくた~ちも、はな~にな~れる~♪」の部分を、歌っている羽生選手がしっかりと映っています!
といっても、説明のために一部を軽く歌っているだけで、本格的に歌っているわけではないのですが。
でも、どこかの羽生ファンに勝手にかけられたという、「歌うと、ジャイアンかも?疑惑」 が見事に払しょくされて、良かったですね! (←そんな疑惑を勝手にかけたのは、誰ですか!(笑))
そしてこの直後に、指田さんに、「音楽をすぐに続けないで、一瞬の間を置くように」お願いしている羽生選手。
これは、羽生選手の要望だったと判明。 個人的には、こういうところはすごく良かったと思います…!!
まさか、今回は、「演技: 羽生結弦 演出:羽生結弦 」 だったのでしょうか? 演奏の指田さんとは、やはり息もぴったりでしたね。
最後に、「皆さんに届くように、精一杯 自分の100%の気持ちを込めて、滑りました。」と、きっぱりと語ってくれた羽生選手。
本当に、「100%の気持ちを込めた」と、観ている側にも伝わる演技でした。 とても素敵でした。
歌っている合唱団の少女たちの、抑えきれないような嬉しそうな顔。
きっと、羽生選手との共演は、すごい希望と目標になっていたと思うし、一生忘れられないほどの、最高の思い出になったことでしょう。
このアイスショーでの羽生選手の演技は、とても丁寧な一つ一つの動作、あえて作った複数の「ため」の演技箇所が印象的でした。
そして、羽生選手が、福島の方々の「心に寄り添うような演技」を意識しているのが、よく解りました。
今日ほど、羽生選手の応援をしていて、本当に良かったと思えた日は、なかったかもしれないほどです。
金メダルを取ってくれた時も、心の底からそう思ったけれども、それ以上に、とても書けないほどに本当に感慨深いものがありました。
過去の色々なことが、周りの人たちの色んな思いが、「つながって」いって、笑顔になっていくような・・・ 本当にそんな感覚がありました。
今回、スケートだけでなく、羽生選手にはもう一つ、ものすごい才能が備わっていると気が付きました。
仮設住宅の裁縫教室での羽生選手の様子を見ていて、ややご年配の女性集団の中でも、全然違和感なく溶け込んでいた羽生選手。
「この裁縫教室のメンバーには、一人だけ、ちょっと若い人もいるんだけどね~」などと言われても、「ああ、そうですね、あの人でしょ?」と、思わず言ってしまいそうな雰囲気で、混ざっていました。(笑)
以前、小さい子供たちを相手にしていた時の羽生選手も、その子供たちと同じレベルにまでなって、完全に「子供化」していたように見えたので、
羽生選手は、相手の人と「同じ目線に立って」「同じような状態になって」話すことができる人なんだな…と。
(実はこれ、昨シーズンの「オペラ座の怪人」のファントムを見ていた時にも気が付いたことだったのですが、その辺はまた改めて・・・。)
幼稚園児から90歳代まで、ファンがいるという羽生選手ですが、それは他でもない、羽生選手自身が、それほどの幅広い年齢の人に対してでさえ、対等な立ち位置で向かい合い、共感することが出来るような人だからなのではないかと、しみじみと思いました。
福島の悲しい現場に向かう車の中や、黒い袋が積み上げられた場所のすぐそばに立ちながらの、恐れのない毅然とした態度も印象的でしたし、そういう面も含めて、羽生選手には普通の人にはできない、稀有な「適性」がことごとく備わっていて・・・
それらを見る限り、羽生選手がやろうとしていることは、やはり羽生選手の使命なのだなと、改めてそのように思わされた、一連の放送でした。
こちらは、22日の「24時間テレビ内」で放送された「花になれ」と、24日のニュースで放送された「花になれ」の、両方の映像を、
動画主様が並べてくださったものです。 ↓
http://www.dailymotion.com/video/x32vflk_24-ev_sport
左の、「24時間テレビ」内の演技では、観客の様子を映していた場面が、右の24日のニュース動画のほうでは、きちんと羽生選手の演技を映していて、さらに一部ではありますけど、違う角度から取って下さった映像を採用してあるので、こうして並べてみることで、全体がよく解ります。
画面2分割でもいいので、できれば、羽生選手の演技のみのすべてを、きちんとどこかで見られると、ファンとしてはとても有難いのですけれども・・・。
日テレの24時間テレビ関係者の皆様には、今後に期待していきたいと思います!
こちらは、さらに別のニュースで特集された、24時間テレビでの感動シーン特集として、羽生選手の「花になれ」の演技と、演技後の羽生選手からのコメントを放送して下さったもの。既出映像も多いですが、映像がキレイです。
「花になれ」の最後の羽生選手の表情は、本当に、今まで見たことないほどに、嬉しそうで、幸せそうで、とても輝いて見えました。
「僕たちも、花になれる・・・!」と、心からそう確信しながら、羽生選手が観客の福島の方々に向けて、またテレビで観ているすべての人たちに向けても語りかけている、そんな優しい笑顔に見えました。
本当に良かったな、と・・・ 心の底からそう思える笑顔を見せてくれて、本当にありがとう。
そして、最後の福島の方たちの感想を聞いていて、思わず涙がこぼれました。
羽生選手は、「皆さんに喜んでいただくためにも、試合で結果を出すことが大事」と、語っていましたけど、もちろんそうなのですが、
福島の方々が感想で語って下さったみたいに、「一生懸命滑ってくださって、それが本当に有難い」という、まさに、その言葉に尽きると思います。
羽生選手の最大の魅力は、その「全身全霊」「一生懸命」な思いや素直さ、情熱、優しさが、ストレートに届き、強く伝わってくる、そういう部分。
それは並外れて凄いし、やはり、技術的にも非常に優れたレベルにまで到達しているからこそ、自由自在に表現できることでもあって、
そういった総合的な結果として、試合での結果もついてくることになれば、きっと一番嬉しいだろうと、私は思います。
「花になれ」の演技については、もう何も言うことがなく、何か書くのも、申し訳ないような気がします。
このブログのタイトルを、この演技のタイトルから使わせてもらっていて、本当に良かったと思いましたし、とても幸せに思いました。
自分がかつて感じた、この羽生選手の演技から受け取った、深い慰めや共感、自分への正直さ、希望や勇気、優しさに満ちた力強い励ましなどを、福島の方々にも少しでも感じてもらえたなら、
羽生選手を応援してきて、多分、私にとって、これ以上に良かったと思えることはもうないのではないか、と思うほど、嬉しかったです…
本当に・・・
そう結んで終わりにしたい・・・
ところですが、
いやいや、まだまだ、羽生選手の演技には、まだこの上が絶対にあると私には思えるので!(笑)
この先も、自分に出来る範囲で、応援していきたいと、思います!(笑)
しかし、「花になれ」の最後に見せてくれた、本当に輝くような喜びにあふれた、羽生選手の笑顔。
見たことないほどの最高の笑顔だな… と、思って、
あれ? いや、ちょっと待って、どこかで似たようなのを見たことがあるような気がするけど…?
と、思い出したのが、やっぱり、これ。 ↓
似ていた~~~!!!(笑)
24時間テレビでの演技放送後の、武道館での羽生選手のコメントが、こちらです。
感想を振られた少ない時間の中で、放送されなかった福島の実態を、少しでも伝えようとしてあえてチラッとでも話してくれた羽生選手に、感動しました。
そういう羽生選手の行動と姿勢の一つ一つに、感謝したいと思います!
羽生選手、どうもありがとう!!
いつも書いている気もするけど(笑)、今回は本当に「万感の思いを込めて」、ただ、「ありがとう・・・!!」の言葉を、贈ります。
そんな数えきれないほどの多くの人たちの想いを、自分に出来る範囲で、出来ることで つなごうとしてくれる羽生選手には、ただ頭が下がる思いです。
さすが、「出来ることを、出し惜しみしない」主義の、羽生選手。
羽生選手を見ていると、私も、「本当にやるべきことを、きちんと全力でやれているのかどうか」―――そんなことを、いつも思わされます。
今回の一連の映像を見ていて、私は、聖書にある、非常に有名な、次の言葉を思い出しました。
「悲しむ人々は、幸いである、 その人たちは、慰められる。
柔和な人々は、幸いである、 その人たちは、(神から約束された)地を受け継ぐ。
義に餓え渇く人々は、幸いである、 その人たちは満たされる。
憐み深い人々は、幸いである、 その人たちは憐みを受ける。
心の清い人々は、幸いである、 その人たちは神を見る。
平和を実現する人々は、幸いである、 その人たちは神の子と呼ばれる。
義のために迫害される人々は、幸いである、 天の国はその人たちのものである。」 (マタイによる福音書5章4節~10節/ 新共同訳)
解りやすい、英語版をも載せてみます。
「Happy are those who mourn; God will comfort them!
Happy are those who are humble; they will receive what God has promised!
Happy are those whose greatest desire is to do what God requires; God will be merciful to them!
Happy are the pure in heart ; they will see God!
Happy are those who work for peace; God will call them his children!
Happy are those who are persecuted because they do what God requires ; The Kingdom of heaven belongs to them!」
(Matthew chapter 5. verse 4―10) (Today's English Version)
これは、「山上の説教」と呼ばれる、非常に有名な、イエス・キリストが大群衆に向けて語った言葉です。
これらの一連の言葉の最初には、次の言葉があります。
「心の貧しい人々は、幸いである、 天の国はその人たちのものである。」 (マタイ・5章3節 新共同訳)
「Happy are those who know they are spiritually poor, the Kingdom of heaven belongs to them!」
ここで、「心の貧しい」と訳されている言葉は、英語だと、「spiritually poor」となっていて、「心」と訳されていますが、「霊」の状態が「poor」=貧しい、すなわち、息も絶え絶えで枯渇し、餓え渇き、あるいは、ボロボロになっていることを表しています。
「自分は救われなければならない状態にある」と、自分でわかっているほどの状態を指すと言われます。
そのような人は、謙遜な状態になるので、「幸い」であり、「天の国はそんな人たちのものである」と、イエス・キリストは大勢の群衆に向けて語ったというのです。
「立派な行いをした人だけが天国に行ける」、「自分の思いや願いがすべてかなって、すべてが順調なことこそが、幸せ」
だという一般的なイメージと、正反対のことが述べられています。
悲しみや、困難のふちにある方々に、少しでも希望が見え、幸せが待っていますように…!
そんな人たちのために、できることを精一杯やろうとしている羽生選手を始め、それに協力して下さる多くの方々の上にも、更に大きな幸せが、この先にありますように…!!
そして、お一人お一人が、素敵な「花」になれますように…!