プロ・アスリート羽生結弦 公式・広報サイト(Yuzuru Hanyu' s Official Site)花になろうよ!

フィギュアスケートのプロでプロ・アスリート、
表現者・羽生結弦の公式・広報サイト 
teamSirius広報

GPF4連覇後の美しい「星降る夜」と、羽生選手の白鳥の舞3つの輝き

2017-01-30 | 羽生結弦選手のおススメ演技動画集

2016年のグランプリ・ファイナルで、羽生選手は、史上初の4連覇を達成しました!

そしてその後に披露して下さったエキシビション、Il volo の歌う「星降る夜~(白鳥より)」(Notte Stellata ~The swan)の演技は、また大変に素晴らしいものでした。

 

まずは、フランス語解説を、英語に字幕翻訳して下さった動画を。 

 

 

次にこちらは、この曲を羽生選手にリクエストして下さったタラソワコーチのロシア語解説に、

日本語訳をつけて下さった動画です。

 

最後にこれが、解説なしの動画です。 静かに、演技によりじっくりと浸れるところが良いですね。

 

 

この回は、スケート・カナダの時とも、NHK杯の時とも、ちょっとずつ違っていましたけど、とても素晴らしかったと思います!

まず、前半は非の打ちどころのない素晴らしさ。 

特に、冒頭のツイズルの連続回数とその速度の凄さ、見た目の美しさったらないですね。

続く演技も情緒感あふれて、本当に素敵です。

動画3分ごろ、ハイドロの少しあとぐらいまでは文句なしの出来ですが、その後ちょっと疲労がたまっていたかのような様子も一瞬見られたのですが、

3回転アクセルの着氷を、即興で何やら魅惑の振り付けにアレンジしてからは、またもや情感たっぷりに、そのままラストまで、

何も言うことないわ!というくらい、素晴らしい出来です。

 

ハイドロが、同じハイドロでも、「SEIMEI」の時のような、カッコイイ、キリッとした戦闘イメージとは明らかに全く違っていて、この白鳥では、とても柔らかくて優しさに満ちた感じに表現されており、そこがまた素敵ですし、衣装の袖口についた羽が目立って美しく見える瞬間でもあります。

  

今回、日本の放送では、羽生選手本人のコメントや、曲をリクエストしたタラソワさんのコメントが流されました。

「会場全体を包み込むような感じで」 やりたいと、羽生選手本人はコメントされていました。

また、日本のテレビの解説者たちによれば、羽生選手は、「何よりも感謝の気持ちを伝えたい」と演技前に話していた、とのことでした。

さらに、「成長した姿を見せたい」 「成長していく自分の姿」 「もっと上を向いて滑っていく、前を向いていく、そんな姿を見せたい」 という思いをもこめて、この演技に臨まれたそうです。

 

確かに、成長した白鳥だな…と私は強く感じました。 

すごく立派になったというか、本当に素敵になったというか。

荒川さんもコメントされていましたけど、繊細さも美しさも強さも、全てを持っている… でも精神的な強さが一番光っている、そういう羽生選手の長所のよく出た、本当に素晴らしい演技だったと思います。

さっきから、素晴らしいばかり書いていますけど、本当にそれしか言えないよ、っていう感じです。(笑)

何も言いたくないというか… あえて何も言葉にしないほうが良いような、そんな素晴らしさがあります。(←また書いてるし。)

 

 

この回は、スケート・カナダの時と、NHK杯の時との、それぞれの中間をとったような感じの印象を受けました。

私は、見ている時にふと、「みにくいアヒルの子」のお話を…

つらくて悲しいこともとても多かったけど、必死に乗り越えていくうちに、気が付いたら成長して、立派な美しい白鳥になっていたという、アンデルセンの、あの有名なお話を思い出してしまいました。

 

私から見ると、羽生選手は最初からずっと、「ビカビカに光る眩しい白鳥の王様の子」みたいな感じでしたので、「みにくいアヒルの子」と言ってしまうと、例えとしては、あまり適切ではない気もするのですけれども…。(笑)

でも、色々なもの、数多くの困難をも乗り越えてきたからこそできる、そんな演技だと感じられましたし、

そうでなくては出来ないだろうと思えるような、表現に深みのある、本当に素晴らしい演技だと思いました。

 

この「星降る夜」の白鳥演技、私は個人的には、最後のほうにやるトリプル・アクセルの着氷直後が、毎回、ちょっとずつ違っていて、そこがまたとても好きですね。

本当に本来の予定通りに成功したのは、たぶんNHK杯の時だけで、着氷直後にすぐにツイズルをやってくれる、あれがきっと本来の振り付けなのだろうとは思うのです。 あの通りに成功すればもちろん最高とは思うのです。 

だけど、スケート・カナダの時も、今回のグランプリ・ファイナルの時も、着氷をやや失敗気味になったがゆえに、そこからうまく即興でアレンジした、美しい謎めいたフォローの仕方が、羽生選手独自の味を出していて、何とも言えず、またとても良かったのです!!

失敗には決して終わらせない羽生選手の意欲的な即興性が、このプログラムを毎回、さらに個性的にしているように思います。

 

ああいう部分がまた逆に、この曲に合った白鳥らしい独特の味を出しているというか… 

何ともいえない、ため息が出る感じというか…  惚れ込む感じというか… つまり、表現しがたいのですが、

とても不思議な魅力を出しています。

 

ラストの、手の表現が今回は今までと明確に変わっていたのですが、個人的には、この回が今までで一番、希望が感じられた素敵な終わり方だったように思いました。

アップにされたときに映っていた羽生選手の表情も、今までで一番明るく幸せそうに見えましたので、見ていてこちらまで嬉しかったですね。

 

…4連覇に至るまで、本当に色々なことがありましたものね…

 

 

 …というわけで、スケートカナダ・NHK杯・グランプリファイナルの時の、どれが一番好きかと問われても、

今のところ私は、

「どれもいいから、選べません。」としか答えられませんね。(笑)

 

 

そして、こちらが、フィナーレで見せてくれた、音楽なしの、レッツ・ゴー・クレイジーの演技が入った映像です。

音楽ナシでも、超ノリノリです。(笑) 羽生選手の頭の中できっと曲が流れているのでしょう。

動画の、5分55秒から、フィナーレでの羽生選手の演技を、つけ加えて下さっています。

 すごいスピードで動いていましたね。

 

 

こちらは、公式練習の時の白鳥の演技です。 現地動画主様より (拝借致します!UP感謝します!)

 

この時は衣装が練習着ですから、本番の白鳥衣装とはかなり違っているのですが、それでもやはり演技はとても素晴らしいく、本当にため息モノですね。 これはこれで、本当にとても良いです。

この練習の回では、毎回ちょっとずつ違っている、「1回転アクセル」が、今までで一番ふんわりと跳んでいてなおかつ着氷後が流れるように深く上体が沈み込む流線形美を描いていて素晴らしく、またこの動画主様のこの撮影角度が特に良かった影響もあるのか、一番魅惑の白鳥っぽく見えた気がしましたし、優雅さと流れ方がものすごく素敵でした。

(この時の1回転アクセルの跳び方は、前半はオープンアクセルに近く、しかしジャンプの後半、途中から片腕だけを先に完全に横に開ききって、そのまま着氷時に、もう片手を大きく優雅に流れるように動かして独特にアレンジされている形になっています。

NHK杯の時のジャンプ(1回転アクセル)は、織田さんがディレイド・アクセルだと説明していましたけど、確かにジャンプ前半部分はディレイド(=delayed)でしたし、NHK杯の時が一番それに近かったようには思うのですが、昔の日本の解説で説明されていた正しいディレイド・アクセルの定義を思い出すと、そう呼んで良いのかちょっと微妙に私には思え、

このGPFでのジャンプは、明らかにディレイド・アクセルの定義には当てはまっていないと思うので、 

毎回ちょっとずつ違う、この羽生選手の「1回転アクセル」の独自・優雅アレンジについては、ディレイド・アクセルやオープン・アクセルの定義を、昔の日本での解説、英語の解説書での定義などから、こちらの独立の別ページでまた詳しく取り上げておきましたので、参考までにどうぞ。

 

 

このGPFの公式練習の回では、ラスト部分が、3回の本番のどの演技ともまた少しずつ違っていたように見えたのですが、これがまた、とても丁寧で優しい雰囲気で、なかなか良かったんですよね…!(笑)  

 

この白鳥演技は、かなり繊細で秀逸な表現が多い分、同じものをどの角度から見るかで、細かい部分の見え方に差が出来て、総合印象がかなり変わってくる可能性があります。 それもまた面白いところなのですが。

 

 

そしてこちらが、以前もご紹介しましたが、羽生選手からお礼のお手紙をもらったという、タラソワコーチの喜びのコメントを訳して下さってある動画です。

 

(動画右下の、一番左の四角いマークをクリックすると、日本語訳が登場します。)

 

「この曲は、彼にとても合っていると感じたの。」と、タラソワコーチは仰っていますけど、

ええもう、「とても」なんてレベルじゃなく、合っています。(笑) 

 

でも、このイル・ヴォーロの歌は、3人が交互に歌っているのに、見事に調和しているところが、また凄く良いのですよね…!!

 

(追記:  イル・ヴォーロが、NHKの番組で、日本のファンへのメッセージを贈ったのですが、羽生選手とプルシェンコ選手にも言及しておられたので、その部分を抜き出した映像がこちらです。)

 

 

 

 

…というわけで、

白鳥の演技のみ(アンコールなし)を、スケート・カナダ、NHK杯、グランプリ・ファイナルの時と、それぞれ3つを連続でここに並べてみたいと思います。

 

 

全て、解説なし動画にしておきます。

 

スケート・カナダEX白鳥

 

NHK杯EX白鳥

 

 

グランプリ・ファイナル2016EX白鳥

 

  

最後に、グランプリ・ファイナルのショート後と、フリー後の、プレスカンファランス(記者会見)の動画をそれぞれ載せておきます。

 

GPF2016 ショート終了後の上位3人の、会見インタビュー

 

 

GPF2016 フリー終了後の、表彰台に上った3人の、会見インタビュー

 

 

 4回転アクセルに、意欲を示している羽生選手。

これはもう、羽生選手が昔から言っている夢だから、今さら、特に何も驚くことではありません。(笑)

 

この言葉を受けて、ネイサン・チェン選手は、5度の4回転に挑むことにますます意欲的になったのではないかと思うのですが… 

だから、ネイサン選手に 火をつけて燃やしているのは、他ならぬ羽生選手ですし、ネイサン選手ご本人もこの時点でそう証言しているのですから、それは間違ないでしょう!(笑)

15歳でシニアに上がって以来、様々なトップ選手たちを、それまでになく本気にさせて火をつけてきたのは、他ならぬ羽生選手です。

 

色々騒がれていますけど、ネイサン選手の才能はアメリカでは以前から有名でしたから、羽生選手は当然よく知っていたと思うし、

昨シーズン、アメリカのジュニアとシニアの両方の世界選手権の代表に選ばれていたくらいですし、(結局、ケガで両方とも欠場となってしまったのですが)、

フィギュアスケート界の中で見れば、自分と似たようなタイプだから、羽生選手はとっくに予想していただろうし、

私が思うに、羽生選手はネイサン選手とは相性が良さそうというか、むしろきっとお互いに好きなタイプなのではないかとさえ思います。

 

高校2年の時に出した、「蒼い炎」の最初の本で既に、羽生選手はこんなことを言っています。

 

「もちろん勝負はそんなに簡単に行くものではないです。一度優勝できたとしても、次の年にはきっと、まわりの選手皆が上手くなるはずだから。 それは僕が全日本ジュニアで優勝した次の年に感じました。

上に立つ選手がいれば、追いかける選手たちは、『絶対に超えてやる!』と思う。 そう思われて、そこで僕が停滞でもしようものなら、次の年には100%超えられてしまいます。

世界選手権で優勝、となれば、次の年はかなり気が緩んでしまうとは思う。でも、「優勝をしたのなら、その次は優勝した自分を超えなきゃいけない。そんな戦いを続けることが、僕の理想です。

2018年のオリンピックまでは、そんな戦いをしたい。 勝ったら終わり、じゃない、勝ったらその次がある。

そんな考えを持つのは、やっぱりずっと勝ち続けるからこそ かっこよくて憧れる男、プルシェンコを見てきたからかな。」

 

羽生選手は、今までもこの通りにやろうとしてきたし、今もそれを実行しているだけですね。(笑)

 

 

これだけの好敵手が次々と与えられているのは、そもそも羽生選手が、そういうことを望んだから。

そういう闘いが相応しいと、神様がご判断下さっているからだと私は思うし、それだけ羽生選手が期待できるからでしょうね。(笑)

切磋琢磨できる良き相手として、身体に気を付けて、無理しすぎずに、楽しく頑張ってほしいと思います!

 

 


NHK杯・羽生選手が「星降る夜」で魅せた白鳥王子と白鳥プリンスの変貌自在・熱狂舞台

2017-01-23 | 羽生結弦選手のおススメ演技動画集

全米選手権では、予想通り、ネイサン・チェン選手が圧勝優勝しました。

1プログラムに5回も4回転を入れて成功させたのは凄いですし、性格もとても潔い感じで、さすがは羽生選手に憧れてきた選手なだけのことはあります。 

しかし、やはり最後は、怪我をしないこととの勝負になっていくでしょう。 (今回の全米は、アダム・リッポン選手が怪我で欠場です。)

羽生選手は何も恐れず、身体を大事に、落ち着いて自分のやるべきことを着々と頑張っていってほしいですね!(笑)

こちらのフィギペディアの番組での、羽生選手の特集ですが、この動画1分半ぐらいのところから、昨年6月の時の、シェイリーンさんとの振付の様子が映っています。 

これがまた、なかなか素敵で印象的な振付で… せわしなく動き続けるより、ゆったりとして、こういうフッと注意を惹きつける動きも途中に入ったほうが、印象には残ったりしますね。

「白鳥」の演技を観ても思いましたけど、羽生選手はこういう情緒的で繊細で、ロマンティックな、心を込めた動きが、本当はとても得意だと思います。 難易度は既に昨年を上回っているわけですので、試合でジャンプと両立できると、相当素晴らしいものになっていくと思います。

上の動画の番組を観ていて思いましたけど、羽生選手の表情が、とても良いものばかりでしたね!

 

 

さて、今頃…なのですが(笑)、2016年のNHK杯のEX。

グランプリ・ファイナルEXとまとめようかと思ったのですが、もったいないので、それぞれのページを分けることにしました。

 

今回のNHK杯2016は、北海道の札幌市で行われました。

 

その近くで… (いや、本当はそんなに近くもないのですが;;)

「も、もしや、羽生選手が日本の隠れ拠点にしているのは、ここなのでは?!」という凄い場所を発見! 

 

羽生選手が雲隠れしている時は、絶対にここにいるに違いないわ!間違いない!と思うほど。

 

それはどこかというと、仙台ではなく、 北海道の、苫小牧(とまこまい)市にあったのです!

 

その名もなんと、

 

 

「 白鳥王子アイスアリーナ 」 !!


ズバリそのままじゃないの!

羽生選手がここにいなくって、どこにいるっていうの!(笑)


確認してみましょう。 こちらです。 ←クリック


・・・いませんでしたね。 王冠をかぶってスケート靴を履いているあの白鳥が、実はそうだという噂も…  ないです。

 

真面目に書きますと、もともと、「白鳥アリーナ」という名前だった場所だそうなのですが、

王子ホールディングスとネーミング・ライツ契約を結んで、こう変わったそうです。

2012年から、先にアイスホッケーチームの「王子イーグルス」の本拠地になっていたスケート場だとのこと。 

なるほど~!


…なんて素晴らしい名前でしょうか。 一度聞いたら忘れない。(笑)


王子と聞けば、JR王子駅とか、王子製紙とかを真っ先に思い浮かべる、超・現実主義なお姉さまたちもきっと、大喜びでしょう♪


はい、もちろん、ここは羽生選手は全然関係ないと思いますけど、

白鳥王子愛すあまりーなネタでございました!


 

さて、本当の白鳥の王子がアイスアリーナで滑って下さる様子を見るために、 

苫小牧(とまこまい)から飛び立って、

2016年のNHK杯の舞台となった、札幌市の、真駒内(まこまない)アイスアリーナへと舞い降りて頂きましょう。

 

ちなみに札幌は、2月に行われる札幌・冬季アジア大会の会場となる場所です。

フィギュアスケートもこの真駒内で行われますが、チケットもまだ余っているようなので、余裕があって観たい方は行ってみるのも良いかもしれません。 他の競技、例えば、モーグルなどのフリースタイルも、間近で見るとものすごく迫力があって感動しますけどね。

 

 

2016年のNHK杯、無事に、総合300点越えでの圧勝優勝で終えた羽生選手。

エキシビションの日も、かなり気合の入った演技とトークを披露して下さいました。

 

まずは、エキシビションに先立ってあった「明子の部屋」でのインタビュー。

 

 

興奮して眠れなかったので、3時間程度しか寝ていなかったそうですが、演技は本当に見事でした。

この後に続く、田中刑事選手と日野龍樹選手のインタビューの時も、羽生選手は超・楽しそうに乱入するのですが、

とにかく、楽しそう、嬉しそうでしたね! (こちらの動画 11:00頃から羽生選手の乱入が始まります

 

このインタビュー、田中刑事選手が、「休みの日には何をする?」に答えた、「近所の徘徊」が強烈でした。(笑)

きっと、「近所の散策」と言う意味だろうと思いますが、もっとフラ~っと歩き回る感じだということでの表現でしょうか。(笑)

さらに、この最後に羽生選手がコメントした言葉の中に、「二人ともすごく真面目で、僕と違ってすごく寡黙なんですけど」と言っていて、なるほど、それでNHK杯後のインタビューでは田中刑事選手が、

羽生選手が時々繰り出す「ハイテンション・マシンガントーク」に実はついていけていない、と話していた理由につながるわけですね。

(この時のインタビューはこのページ最後に載せてあります。)

 

 

 

そして、オープニング。

羽生選手は男子シングル優勝者ですから、3分過ぎの、本当に一番最後に登場です。 

 

 

まさに今回の”トリ”として登場し、しっかりとしっとりと演じて下さった、うっとりさせられてしまう羽生選手のトリ演技、

イル・ヴォーロの歌う「星降る夜」(ノッテ・ステラータ)の白鳥 です。 

 

こちらは、アンコールのレッツゴー・クレイジー白鳥版までついている動画。 

 

 

こちらは、解説ナシ動画。 

 

 

 

この演技はまず、冒頭の、歌が始まる前までのイントロ部分で、スーッと片足でひたすら滑ってくるところが

私はものすご~く好きです。

羽生選手のスケーティングと表現力が堪能できる、本当に素晴らしいエキシビションですね。

「スケートでしか味わえない動き」がぎっしりと詰め込まれているのですが、音楽ともピッタリと合っているところが本当に素敵です。

 

 

今回の演技は、白鳥・・・ というより、個人的な印象としては、「白鳥の王子」っぽかったですね。

前回スケート・カナダの時は、しっとりと甘く、滑らかで繊細で優雅な白鳥で、演技全体に優しさがにじみ出ている感じでした。

 

それに対して、このNHK杯の回はどちらかというと、前回よりも少し力強く、ややたくましく男っぽい印象というか、歌詞の「セレナーデ」に合ったというか、そちらに近いイメージの演技でした。(イタリア語の歌詞の英語訳はこちら) (※日本語訳はこのページ一番下)

ラストのほうでは、ちょっとだけレクイエム要素が入っていたようにも見えました。

 

技術的にはかなり一つ一つがキッチリと決めてきてあったので、隙もなく完璧に近い演技で、

レイバック・イナバウアー一つをとってみても、アレンジがとても情熱的になった印象で、良かったですね。

 

一言でいえば、この回は、「情熱的で、カッコイイ系の白鳥」だったように思いました。

スケート・カナダの時よりも、白鳥というより人間に近いイメージになって、動きもよりキリッとした印象。

それでも、このNHK杯では、さらにこのすぐ後に、「プリンスさん」の演技を、アンコールでやって下さったので、

その演技との落差がものすごく激しくて、

「白鳥の姿の王子(プリンス)」が、姿はそのままにガラッと趣を変えて、変貌自在ぶりを見せて下さった凄い舞台でした!

 

(だけど、よくよく考えてみたら、どちらの演技も、「情熱系」であるという点だけは一致していたのですよね。

ゆったり・しっとりとした情熱系か、滅茶苦茶激しくスピ—ディに動く情熱系か、みたいな違い。)

 

最後の方に出てくる、トリプル・アクセルの着氷ですが、

前回のスケート・カナダの時は、ちょっと失敗気味になったところを、素敵にフォロー&アレンジした独特の演技だったのですが、

今回はキレイに着氷して、その後直ちに見事なツイズルへと続いていったのを見て、

(おお~~!ここは本当はこうだったのね!)という驚きで感動しました。

これは本当に素敵でしたね…!! 

羽生選手のツイズル好きの私としては、最初のほうに出てくるツイズルに加えて、真ん中でも、終わりのほうでも見られるという、一度に複数回見られてすごく贅沢な構成なのだと気が付きました。 

本当にこの演技は、あらゆるところで、うっとりさせられる演技ですね…!!

 

しかしここ、回転移動ばかりが続いて、いかにも大変そうです・・・。(笑) 

 

この回のカメラワークは、せっかくのビールマン・スピンが、拡大映像にされてしまい、

足だけだったり上半身だけだったりしか映っていないのが、ちょっと残念でしたね。

一番全身を映してほしいところだったのですが。

  

前回スケート・カナダでは2位だったのに対し、NHK杯では300点越えで圧勝・優勝したので、

演じる羽生選手の側の気持ちもかなり違っていたでしょう。

 

そして、この直後のアンコールでやってくださった、プリンスさんの曲「レッツ・ゴー・クレイジー」が、何しろ凄かったですね!

衣装が白鳥のままだったので、確かに 「白鳥プリンス」ではあるものの、こちらは全然イメージの違うプリンスとなりました。(笑)

 

エキシビション・アンコール部分(白鳥衣装での、レッツ・ゴー・クレイジー)

 

 

「ノッテ・ステラータ」(星降る夜)の後に、白鳥の姿のまま、「ノッテ・スベッターラ」、こんな感じになるようです!

まさに熱狂ライブ演技でした。

とても白鳥の衣装でやっているとは思えない… なぜかこのままの衣装でありながら、見ていて全く違和感がなかったところが、

凄すぎるというか、恐ろしすぎたというか…!

リラックスしていて、楽しんでいて、それでいて全力で、羽生選手本来の実力がいかんなく発揮された感じでしたし、

不思議な説得力がありましたし、迫力満点でした。 

結果的に、この経験は、グランプリ・ファイナルのSP演技に活かされたように見えましたし、

羽生選手本人もそうコメントしていましたので、良かったですね!

 

でもこの見ごたえがあるEX「ノッテ・ステラータ(星降る夜)」は、ジャンプこそ少なめですけど、羽生選手のいくつもの得意技を含め、かなりの技術要素がぎっしりと詰め込まれている演技なので、滑るのは結構大変な演技だろうと思います。

アンコールに入る直前、リンク外でかなり息を切らせている羽生選手の姿が映っています。

それだけ、負担もあって体力を使うのでしょう。

 

 

しかし、羽生選手が心から楽しんでいるのがよくわかる演技で、そこがまたとても良かったですね!

 

このNHK杯のエキシビションは、アンコールがしっかりとついていた分、ちょっとお得な感じでした。 

羽生選手は、きっとかなり疲れただろうと思いますが、ほんと、頑張ってくれてありがとう!としか言いようがありません。

 

でも、あまり無理せず、怪我には気を付けて、今後も心から楽しんで滑っていってほしいと思います…♪

 

 

こちらは、スケート・カナダの時の演技と、NHK杯の時の演技を、

同時に載せて比較して下さっている動画です。

 

こうしてみると、ちょっとした違いの積み重ねなのですけど、

スケート・カナダの時の方が、手による「羽の動き」や、全体に「ふんわり感」が多いのだと気が付きました。

だから、より白鳥っぽく見えるんですね。優しい、柔らかい感じというか。

スピンを始め、技の一つ一つがNHK杯の方がやや難しくなっている分、NHK杯のほうが、技術力の高さがより目立ち、

より凛々しく演じている感じなのが判ります。

 

 

見る角度によっても、あるいは、見る位置や距離(遠さ)によっても印象は少しずつ変わってしまうのですが、

でも、それぞれの違いを、色々な形で楽しめたらいいですね ♪

 

 

こちらは、エキシビションのフィナーレです。

 

白鳥のお姿のまま、ノリノリに踊る、いつものようにとても怪しい… いやいや(笑)、実に楽しい羽生選手が見られます!

 

 

 最後に、NHK杯後の、織田さんによる、羽生選手&田中刑事選手&宮原選手へのインタビューを載せておきます。

 

 

羽生選手のハイテンション・マシンガントークなら、織田さんは慣れていそうに見えますけどね…(笑)

織田さんのおだやかさや、選手たちへの配慮が光っているインタビューでした!

 

 

最後に、この歌の歌詞を、イタリア語→英語訳→日本語訳に変えて載せておきます。 

 

「ごらん、美しい湖に映るあの月の何と美しいことか

満天の星々も僕たちのために輝いている

このうっとりする魅惑の夜に

僕は君のために、セレナーデを歌おう

 

僕がどんなに君を愛しているか 君は知らない

僕の思いの中にいるのは 君だけなのに

 

僕はいつも 君のそばにいるよ

大勢の中からでも君を探してみせる

 

僕がどんなに君を愛しているか 君はもう知っている

君の思いの中に 僕はずっと居続けるだろう

 

ごらん 僕たちの愛のために輝く満天の星を

 

僕が君を愛していると、君は知っている

君はもう僕を愛している  」

 

 

 

 ・・・ちょっと考えてみたら、ロミオとジュリエットもそうでしたけど、

羽生選手は、イタリア的な情熱系の演技が、やはりとても得意なのかも…?!

 

 


大震災関連・その2~「それはデマか真実か」大災害時の危機管理、真実を伝えていく重要さ~

2017-01-18 | 羽生選手と大震災関連

 

羽生選手は、「蒼い炎Ⅱ」の最後に、こんなことを書いていました。

 

「人が思いを伝えようとする時には、インターネットだったり電話や手紙など、何か道具が必要です。

例えば僕という人間を道具として、僕という人間を通して、皆さんが自分の気持ちを伝えるきっかけになればいいいな、と。

僕というネットワークを使って、いろいろな気持ちを発信してほしいと思っています。」

 

「(略)… 震災に対する思いというものを、少しでも寄せて頂けて、少しでも増えていけば、

被災地、ひいては日本という国にとっていいものになっていくと思うんです。

そういうものが一つずつ集まって、素晴らしい光になってもらえたらなと思っています」

 

このお言葉に甘えさせてもらい、「大震災関連その2」として、このページを書いてみます。

 

22年前の阪神大震災のことを思う時、私には今でも忘れられないことが幾つかあるのですが、

 

そのうちの一つであり、これから書くことは、

一部タブーだとされてきたりして、伝えることを躊躇し悩む人も多く、本当のことを知っている人はあまり多くはないだろうと思います。

しかし、最近では災害のたびに、危機感をもった真剣な人々によって、少しずつ語られるのを見ることができるようになり、ちょっとずつ知られてきているようにも思うし、

今後も大災害が何度も起こり得る日本では、実際起きること、起きたことを、きちんと「知っておくこと」はとても重要だと思うので、

当時の証言として、書いてみたいと思います。

 

22年前の阪神大震災の時。

現地の様子に心をとても痛めた友人の一人に誘われ、私はその時、ボランティアに行くことにしたのです。

 

 

ところが、私はその直前に、どうしても自分の都合では絶対に変えられない、緊急の用事が入ってしまい、

その回のボランティアに行くことを、土壇場でキャンセルしなければならなくなりました。

 

彼女は、「それは仕方がないよ」と、事情に深い理解を示してくれて、

「次回、また一緒に行こうね」と話して、他のボランティア志願者たちと一緒に、被災地に向かいました。

 

帰ってきた彼女と話した私は、彼女の声がとても沈んでいて、明らかに様子がおかしいことに気が付きました。

「どうだった? 次回は私も一緒に行けるよ。」と告げた私に、彼女は一言、

「○○(←私の名)は、行かなくて正解だった。 ○○は、行けなくて良かったんだよ。 行けなくなったことで、守られたんだよ!

次はない。 もう行くべきではないし、今後も行ってほしくない。」と言ってきたのです。

 

行く前は、「ボランティアに行く人が少なすぎる!」、などと憤ってさえいた熱いその友人が、

全く正反対のことを言ったので、私は驚きすぎて、何か言葉を聞き間違えたのではないかと思ったほどです。

 

理由を聞いたら、

「ごめん。話したくない。 でもお願いだから、行かないで。 誘って悪かったと思う。 お願いだから、絶対に行かないで!」

などと答えたので、ますます訳がわからずに混乱した私は、

「いや、私は行くよ。 もう予定に入れているし…」

と答えてしまったのです。

 

すると、彼女は泣き出しながら、本当の事情を話してくれました。

 

彼女の口から出てきたのは、

被災の現場にやってきていたボランティアの女性たち(色々なところから来ていたそうですが)の間で、

性犯罪被害者(レイプ被害者)が何人も出た、という、衝撃の言葉でした。

年齢には関係なく、何人もの被害者が出て、深い心身の傷を負ったのだ、と。

 

手口は様々で、物陰に隠れていた集団に襲われたり、色々と卑劣だった、と。

 

たとえ高齢の女性でも関係なく、襲われたと彼女は語りました。

若ければそれだけリスクは高まるわけですが…。

 

ものすごくショックだった、と彼女は言いました。

 

被災地では、強盗などはもちろんですが、強姦(新聞等では、婉曲表現のために「婦女暴行」または「暴行」と表現される)を含む性犯罪被害なども起きている、などという話やニュースは、

当時確かにあり、それを一度は、彼女も私も先に聞いたことはあったのです。

私の父はそれを理由に、一度は私がボランティアに行くことに反対してきたくらいでした。

 

でも、その後で、「それはデマだ」という話やニュースを聞いて、「あれはデマらしい」ということで話は収まっていき、

彼女も私も、その時はそれを信じていたのです。

 

「あれはデマだ、というのこそが、デマだったんだよ! 実は本当に本当のことだったんだよ!」

と、彼女は私に訴えるように言いました。

「真実は隠しちゃいけない。 ちゃんとした情報が知れ渡り、先に知っていたら、正しい対策も取れただろうし、被害も防げただろうに…」

彼女は怒り、泣いていました。

そして、そのことにまつわる、様々なことがあって、酷い人間不信になりそうだ、とも語ってくれました。

 

 

私のその友人は、ある武道をやっていて、普通の人とは違って護身には長けていたほうだったので、

本人曰く、自分は大丈夫だった、とのことでした。 

でも、ボランティアとして滞在中、それなりの恐怖を味わったそうです。

 

だからこそ、私が直前で行けなくなったことは本当に良かったし、本当に助かったと思う、とさえ言いました。

 

私は衝撃で言葉もありませんでした。

「今現在の被災地の環境はかなり悪いし、対策取れるような状態じゃないから、もし誰かが行かなければいけないのだとしたら、

せめて女性ではなく、今は体力のある、襲われる心配のない男性こそが行くべきなんだ」と、何度も彼女は説得してきて、

他にもいろいろな話を聞かされた私は、最後にはそれに同意しました。

 

その時の、「被害者が何人も出たという事実」は、やはりその後も、表では語られていくことはありませんでした。

被害者の側としてはとてもデリケートな問題ですし、

ただでさえ心身がズタズタになっているところへ、さらなる心の傷を深めるようなことは、やはり普通は出来ないからです。

 

 

私の友人も、最初は色々とショック過ぎて、私にさえ、とても話せる気分ではなかったと言います。

何もしゃべりたくなかった、と。

思い出したくもない、と。

でも、私が行こうとしていたので、焦って、本気で止めるために、泣きながら真剣に語ってくれたのです。

 

その時の私は、語らせてしまって悪かったという思いと、語ってくれて有り難うという感謝の思いとの、二つの思いで複雑でした。

 

でも、とても苦しい思いをしながらも、本当のことを話し伝えてくれた友人に、心から感謝しています。

 

 

尋常ではない大災害に見舞われたり、戦争のような異常事態にさらされ、人の生死を沢山間近で見たり、

悲惨な現場を見続けたりした時、

精神が普通の状態ではなくなってくるのは、ある意味では当たり前でもあり、

その影響で、普段は理性がある人間でも、普通の状態ではなくなる人たちが、それなりに出てきます。

 

そして、その結果、

暴行・性犯罪全般を含む、酷いレベルの人権侵害や、財産侵害の犠牲者が多数出ることがある、という「紛れもない事実」は、

やはり黙っていたり、隠してはならず、「そういうことはあるのだ」と伝え、知っておくことは、とても重要だろうと思います。

 

知っていて初めて、対策をとることが出来るからです。

 

 

 

もし、泊まり込みでボランティアに行くときには、特に女性なら必ず、安全な宿泊場所というものを確保した上で、行くべきだと思います。

 

 

地震対策・津波対策、などと同じように、教訓として生かして、語り継ぎ、

今後、似たような状態になった時、さらなる犠牲者が出ないようにしていく必要があると思いますし、

実際、そのような視点で少しずつ、22年前よりもは、最近は情報が流れるようになっているようにも思います。

 

震災が起こるたびに、「そんなことはあるのか」「デマではないのか」「現地の人に失礼だ」「ボランティアが減ってしまう」

「余計なことを言うな」 などと言われ、

本当のことを話した人がかえって精神的に攻撃されたり、

真実を話した人がさらに心傷つけられたりすることがないといいなと、本当に強く思います。

 

 

22年前に、泣きながら真実を語り、私を引き留めてくれた友人の思いを無駄にしないために、

ここに書かせてもらいました。

 

 

「あったか」「なかったか」などという不毛な議論の対象として終わるのではなく、

事実は事実として、

真実は真実として、

リスクはリスクとして、正しく認知され、

情報としては隠されることなく、

きちんと対策が取られ、

いつか、どなたかの助けになり、守りにつながっていくこと、

そして、より良い対策がとられるようになって 被害が減っていくことを、

心から願っています…

 

 

 

以下、その内容と関連する記事へ、幾つかリンクを張っておきます。

 

避難所で心配される卑劣な「性被害」 熊本市が啓発チラシを配らざるを得ない被災地事情

 


徳島新聞 「震災と女性(1)性被害」  混乱・困窮につけ込む/避難所、身近な相手から  

 


NHKハートネットTV 明らかになったDV被害 ─東日本大震災後の女性たち─



東日本大震災女性支援ネットワーク 調査チーム報告書 Ⅱ 東日本大震災 「災害・復興時における女性と子どもへの暴力」 に関する調査報告書

 

 

性暴力犯罪被害者の手記等、被害者証言の書籍紹介ページ (性暴力被害者支援情報サイトより)


性暴力被害者支援・支援機関 一覧 (都道府県別)

 

 

 

 

私は、羽生選手をずっと見ていて、普通の人より特別に強いな…と思えるところの一つとして、

「恐れずに、目を逸らさずに、真実をきちっと見据えようとする力・ その意志」 があると、ずっと思ってきました。

 

それはある意味、とても勇気のいることです。

 

人間ですから、最初から完璧なわけではありませんし、間違えないわけでもありません。

辛いことや嫌なことからは逃げたいという思いだって、当然のようにあることも、時々率直に語ってくれます。

 

でも、何か失敗しても、自分の状態を出来るだけ正しくありのままに見つめ、見極めようとし、

そこから、現状を改善するにはどうすれば良いのかを、絶えず試行錯誤しながら、きちんと反省しつつ、徹底的に追究しようとする。

その姿勢が、本当に徹底しているので、

見ていて安心できるし、たとえ何かで失敗があったとしても、見ていて希望を感じられるのです。

 

 

最近(昨年の秋)も、つい先日も、インタビューで、努力は努力でも、「正しい努力の仕方」「努力の正解」というものを見つけていくことが大事なんじゃないか、と、語っていましたね。

 

災害対策のあるべき姿も、まさに同じではないかと…。

 

そのためにも、まずは何が真実で、何が起きたのか、どんなことが起こり得て、どんな被害があったのか、

それらを避けるためには、一体どうすれば良かったのか、本当のことを知っておくことは、何よりも大事になるはずです。

 

特に、女性の性犯罪被害というものは、ただでさえ表には出にくいし、被害者本人はもちろん、周囲も本当に語りにくいだけでなく、

そのあまりの深い傷や辛さゆえに、被害者がなかなか「語ることさえ出来なくなる」のが実態で、だからこそ本当のことは滅多に表に出てこないものです。

でも、だからこそ、長期にわたって被害者の心を苦しめ、人生を狂わせていく、

そういうものだということを、多くの人が認識しておく必要があるだろうと思います。

 

 

東日本大震災後の、原発事故絡みのことでも、本当は紛れもない真実だったのに、

あるいは、目撃者も目撃証言も体験者も沢山あったのに、

「それはデマだ」とされてしまい、真実を語った人たちがかえって傷つけられ、そのまま口を閉ざさざるを得なくなった、

「真実をデマということにしたデマ」というのが、私の知る限りでも、いくつもありました。

 

 

真実の情報をデマだということに変えていくウソほど、恐ろしいことはないと、

東日本大震災を経験してから、私はより強く、思うようになりました。

 

決して教訓にならず、その犠牲や過ちが、未来に全く生かされなくなるだけでなく、被害が広がっていくからです。

 

それは一体、未来にどれだけの犠牲者を増やしてしまうのでしょうか。

 

 

 

様々な理由から、嘘で誤魔化された情報のほうを信じてしまい、

あるいは、真の情報が共有されずに、

決して取り返しのつかない被害へとつながっていき、

本来なら防げたはずの被害者・被災者が出るようなことが、今後日本から、少しでも減っていきますように…

 

 

心の底から、願っています。

 

 


羽生選手がフリー「Hope&Legacy」に込めた思いの一端を、合唱曲の歌詞から想う

2017-01-13 | 羽生選手の素晴らしさ

 

羽生選手が今シーズンのフリー曲に選んだ、「Hope&Legacy」。

 

このタイトルは、羽生選手が自ら考えてつけた名前ですが、元の曲は、久石譲さん作曲の、「Asian Dream Song」というものと、

「View of Silence」という曲を合わせて編曲したものです。

 

そのうちの、「Asian Dream Song」については、実は、その主要なメロディーに、歌詞がつけられていて、

現代の中学校や高校などで良く使われる、有名な合唱曲になっています。

そのタイトルは「旅立ちの時」。

 

もともとは、1998年のパラリンピックの閉会式で、テーマソングとして使われ、宮沢和史さんという方によって、歌われた曲です。

こちらが、当時のパラリンピックの閉会式(フィナーレ)。

 

 

 

この曲が、今日まで合唱曲として使われて、歌い継がれてきているのですが、その合唱曲が、こちら。

歌詞もなかなか素敵な曲で、ぜひ聴いてみて下さい。

 

 

 

久石さんの曲を、ピアノ曲だけで聞くよりも、実は、この合唱曲として聞いたほうが、

羽生選手のフリーでの使われ方・編曲のされ方に近い印象でして、

羽生選手は、この合唱曲イメージでの編曲で、あえてフリーを作ったのでは?とさえ私には思えます。

 

既に数回フリーの演技を観た今となっては、合唱曲を聴いただけで、羽生選手の演技が私の頭には浮かんできますね。(笑)

そしてまた、この歌詞が、なんというか…

今まで羽生選手が使ってきた演技の曲の数々と、テーマ・メッセージ性なども共通していて、

ああ、この歌詞は、羽生選手が好きそうだよね~!ってすごく思うのです。(笑)

 

今まで、羽生選手がこのフリーに込めた思いを、インタビュー等でチラホラと語って下さっていた内容とも、

この歌詞はしっかり被っているように思うし、

何はさておき、羽生ファンなら、この合唱曲を聞いて、

この曲につけられている歌詞を知っておくのは意味があることのように私は思うので、ご紹介しました。

 

 

 私がこのブログのタイトルに、「花になろうよ!」とつけたのは、

羽生選手が以前やったEX「花になれ」という曲に込めてくれた思いを受けて、あえてつけたのですが、

その後も「花は咲く」とか、色々な曲がありましたけど、

今シーズンの曲もショートもそうですけど、羽生選手はメッセージ性の高い曲を好んで選ぶ傾向があり、

好きな曲として聞かれた時に答えるものもすべて、歌詞にこだわっている傾向はずーっと一貫していたので、

きっとこれもそうなのではないかな…と 私は思っています。

 

そしてまた、これが「オリンピック」というか、「パラリンピック」で使われた曲であることや、

この曲がもともと、「Asian Dream Song」というタイトルで作られている曲だという点も、

実は深い意味があるのではないか… 意識して選んだのではないかしら?と、私にはそう感じられています。

 

障害があろうがなかろうが、どんな人であっても、夢をもって、

そしてどこの、どんな国の人であっても、「君だけの花を咲かせよう…!」

この曲で歌われている、そういう思いは、

これをパラリンピックに使い、Asian Dream Song と名付けた久石さんにも、

羽生選手にも、共通しているのでは、と私には思えますし、だからこその選曲ではないかな?と。

 

 

羽生選手は、アイスジュエルズNo.4で、このフリーのテーマについて、次のように語っていました。

 

「この曲に関しては最初から、自分の中でのテーマがしっかり決まっていました。

最初に考えていたテーマに合った曲を探したので、何を表現したいのかということは明確でした。」


「僕の中でテーマは明確に決まっていますが、言葉で概念化されていないというか、

具体的なものではなく抽象的な、どのようにもとれるものです。」

 

「この曲を選んでよかったと思うのは、僕には珍しく笑顔で滑れる曲だということです。

『天と地のレクイエム』もそうだけど、心から笑顔を出せる曲です。

僕はこれまで、真剣な顔をして苦しい表現をすることが多かったけど、今回は笑顔で滑れる部分がすごく好きです。

笑顔にはいろんな効用があります。

演技を観てくれる皆さんにも影響を与えるけれど、自分にも効果があります。

笑っただけでも心が豊かになります。 

自分をさらけ出して滑れるプログラムだなって。」

 

「皆さんにはいろいろな視点から見てほしいし、怪我をして滑れなかった期間が長かったので、

今、自分自身がスケートをやっていてすごく楽しいし、

スケートを滑っている感覚がものすごく感じられるプログラムです。」


以上、アイスジュエルズNo.4より

 

Ice Jewels(アイスジュエルズ)Vol.04~フィギュアスケート・氷上の宝石~羽生結弦インタビュー「進化の予兆」(KAZIムック)
舵社
舵社



羽生選手が、「自分をさらけ出して滑れる」と言っているだけあって、とても羽生選手らしい感じの演技ですし、

自然を表現している」とも言っているだけあって、とても「自然」な感じの演技になっていると思っています。

自然の何を表現しているのかについても、上の歌詞を見ると、より納得できる面がありますね。

 

ちなみに、この1998年は、長野五輪・長野パラリンピックの年だっただけでなく、

羽生選手が、スケートを始めた年なんですよね。

(羽生選手は、長野オリンピック後の、スケートブームの時に、お姉さんについて、スケート場に初めて行ったそうですね!)

 

そして、久石譲さんが作曲・宮崎駿さん監督の映画「もののけ姫」が公開された翌年でもあり、

この「もののけ姫」の中で、私にはすごく印象深く残っている言葉があります。

主人公アシタカが、恨みに駆られた山犬の少女サンとエボシが闘い、それを周囲の人々がはやし立てる場面に介入して、争いを食い止めるシーンがあるのですが、

その時、アシタカが(村の少女たちを守るために)受けてしまった腕の呪いが、その正体を現し、

その本当の姿を見たサンとエボシ、そして争いを見ていた民衆みんながギョッとして、我に返る場面があります。 

 

その時、アシタカが叫ぶ名セリフが、これです。

 

「そなたの中には夜叉(やしゃ)がいる! この娘の中にもだ。」

「みんな見ろ! これが身のうちに巣食う憎しみと恨みの姿だ。 

肉を腐らせ、死を呼び寄せる呪いだ。

これ以上憎しみに身を委ねるな!」


この「夜叉」(やしゃ)は、英語版では「demons」(=悪霊)と訳されています。


その正体の姿は、憎しみと恨みであり、それこそが「肉を腐らせ、死を呼び寄せる呪い」だと、アシタカは明言しています。

そして、「これ以上憎しみに身を委ねるな!」 と叫ぶのです。

憎しみに身を委ねていくと、それはひたすら増幅していき、その行きつく先は、必ず死の呪いでしかないからです。


希望をもち、自分だけの花を咲かせる———その、正反対の方向へと誘う力なのです。


もう一つ、村の少女たちを守るために、代わりに呪いを受けてしまい、その呪いを解くために旅に出てきたアシタカが、

真理を知りたい思いから言うセリフがあります。

「曇りなき眼で見定め、決める。」

この時の英語は、次のように翻訳されています。

「To see with eyes unclouded by hate.」 

(= 憎しみによって曇らされていない目によって、(物事を)見るために。)


憎しみは真理を見る目を曇らせる、というのは、聖書が繰り返し語っていることでもあります。



 

「旅立ちの時」の歌詞の全文は、次のページで確認できます。→ クリックどうぞ

最後に、この歌の2番の歌詞を抜粋して、下に載せてみます。

 

「争いの日々を乗り越えて

青空に歌うとき

かけがえのない命の果てに

名もない花を咲かそう

今 地球(ここ)に生きる者よ」

 

「旅立ちの勇気を

虹色の彼方に語りかけるこの時

微笑みながら 振りむかずに

 

夢をつかむものたちよ

君だけの花を咲かせよう 

 

 

書きながら思ったのですが、結局、羽生選手の演技は、根底にあるものがとてもとても優しんだな…と、

私は改めて、そう気付きました。

 

 

羽生選手が、このフリーの演技に込めた思いや、その演技中の笑顔の奥にあるものが、

ファン層を超え、国籍を超え、人種を超え、あらゆる憎しみや障害を越えて、

届くべき人たちに届き、より多くの人に、良い形で伝わっていくといいなと… 

 

そう思い、

そうお祈りしています。

 

 

「わたしたちは知っているのです。

苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生むということを。

希望は、わたしたちを欺く(あざむく)ことがありません。」

(ローマの信徒への手紙 5章3~5節  新約聖書 新共同訳より)

 

「悪を憎み、善から離れず、兄弟愛をもって互いに愛し、尊敬をもって互いに相手を優れた者と思いなさい。」

(ローマの信徒への手紙 12章9~10節  新約聖書  新共同訳より)

 

「あなたがたを迫害する者のために、祝福を祈りなさい。

祝福を祈るのであって、呪ってはなりません。

喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。」

(ローマの信徒への手紙 12章14~15節  新約聖書 新共同訳より)

 

 


平昌五輪の日程スケジュールと環境についてと、4大陸選手権への羽生選手の抱負

2017-01-13 | 平昌五輪関係情報

 

だんだん、平昌五輪の情報というものが、ニュースで増えてきましたので、

今後は重要そうなものだけは、随時載せて行こうかと思います。

 

こちらの、スポーツ報知の記事から。

 

ここで公開されている、フィギュアスケートの日程に、ご注目下さい。

 

 

まず、団体戦がやはり、最初に来るようです。

 

そして、団体戦最終日から、中3日ほど開けて、男子のショートがあり、翌日にはもうフリーと、連続しています。

ソチ五輪の時と、似たようなスケジュールです。

実にハードですね。

 

しかも、今回は、競技自体は午前中に行われることとなり、そのための公式練習が、

なんと前日の夜になるのではないかなどという報道までありました。 

ほぼ確定のようですが、フィギュアスケートの大会を、現地時刻の午前に、というのは 前代未聞のスケジュールです。

 

理由は、午後は韓国で人気のスピードスケートのショートトラックを、同じ会場(リンク)で強行する予定だということと、

(リンクの環境が悪くなりそうですね…)

韓国とパイプの強いアメリカのゴールデンタイムの時間 (アメリカ時間の夜、つまり、日本や韓国では朝になる)に、

生中継でちょうど当たるように開催してほしいと願っていることのようです。

 

本当に、選手の環境は二の次… という感じで… (汗)

 

上の記事では、女子は団体戦の後、1週間ほど空くので、日本に帰国させて調整させる案が出ているとなっています。

個人的には、そのほうが良いように思いますが…。

 

しかし、女子はそれで良くても、

団体戦と個人戦との間で、中途半端に時間が空き、練習環境も少なそうで、ショートとフリーが翌日に強行される

スケジュールになっている 「男子」は、ますます大変ですね…。

 

ソチ五輪の時もそんな感じでしたので、羽生選手はもう驚かないかもしれませんけれども、

大会のやり方における、前回の教訓は、全然生かされてはいないように見え、なんとも残念です。

 

羽生選手が、あらゆる事態を想定しつつ、そのための対策がとれ、

何よりも、大会での安全と健康とが守られていきますよう、今から、心からお祈りしていきたいと思います!

 

 

同じ会場で、来月の4大陸選手権が行われる予定ですが、

(今は日韓が緊張状態でなかなか大変ですが・・・)

お正月に、羽生選手がインタビューで答えてくれた内容を、サンケイスポーツのこの記事が、おおよそ要約して下さっています。

 

インタビュー映像を見た方は、もうご存知だと思いますが、

以下、この記事の中から、羽生選手の語って下さった言葉のみを、抜粋して下に載せておきます。

 

「気合入ってます。すごく。

今年は平昌五輪の前年になるので、しっかりこれから頑張っていかないといけない気持ちでいます」

「お願いするのも大事だけど、実行するのは僕でしかないので」

「四大陸選手権に出るのが僕自身、久しぶりなので。 普通だったら全日本(選手権)を終わって世界選手権まで3カ月弱、空くので、そういった意味では試合勘というのもまだある中で試合できる。

まだ四大陸で優勝していないのでしっかりこのタイトルを取っていきたい」


「そこに向けて自分もピークを合わせていきたい。同じ会場で滑るのは非常に大事な機会。

チャンスをしっかりものにできたら。(来年の)同じような時期に五輪がある。すごくいい調整の練習になる」

「五輪はだんだん近づいている気がする。1年は短く感じるけれど、その時間一つ一つ、大切にしていきたい。

五輪の前の年なので、本当に一つ一つ進化していかなければいけない。

そのうえで試合で結果を出せる練習であったり、努力の仕方であったり、工夫しながらやっていきたい」

 

 フリーでノーミスしたい、という目標も語られていましたね。

 

今、政治情勢から色々心配されていますけど、

現地での環境を確認しつつ、沢山得るものがあるような、実りある大会になりますように…!!

 

落ち着いて練習して、計画的に、頑張ってほしいと思います!(笑)

 


2017年ご挨拶 氷上でも地上でも輝き咲き続ける花へと祈りを込めて

2017-01-06 | 管理人のひとり言

 

寒中お見舞い申し上げます!  2017年


羽生選手にとって、またここをご覧下さっている皆様にとって、

充実した、素晴らしい1年となりますように…!!


昨年1年間、人知れず、あるいは陰ながら、羽生選手のためのみならず、

このブログのため、また私のためにまでお祈り下さっていた方々がいらっしゃると強く感じておりますので、

まずはその方々に、心より感謝申し上げ、神様からの大きな祝福がありますように、お祈り致します。


また、いつも動画をUpして下さる動画主の皆様にも、心より感謝申し上げます。



今回の年末年始は、紅白を、審査員目当てに見る必要もなく(笑)、

体調は気がかりだったとはいえ、緊急入院や手術への思いを馳せる必要もなく、

下らない虚偽・ねつ造記事などに心を痛めることもなく、

羽生選手が静かに落ち着いて過ごせていれば、ファンとしても、どこか安心な気持ちです。

本来は芸能人じゃない限り、こうであるべきなのでしょうけれども…。


グランプリ・ファイナル帰国以来、羽生選手のお姿は拝見していませんけれども、

希望を胸に、次の4大陸選手権へむけて、計画的に、楽しんで頑張っていってほしいな~と思います!

 

かなり多忙極めて疲れ果てていた年末に、普段はいかない場所の大手スーパーの大店舗に立ち寄る機会がありました。

疲れたな…と思ってちょっとぼんやり歩いた途端に、何かに激突しそうになったので

慌てて顔を上げたら、目の前に、羽生選手そっくりの顔が、ドーンとあったのです!!

 

それはもう、驚いたのなんのって。(笑)


壁ドンなんかに全然興味がなかっただけでなく、「リアルで壁ドンする男なんて、ロクな人はいない!」と

本気で思っていた私が、うっかりまさかの「自分から壁ドン」をしかかった… じゃなくって、「ただの激突」をしそうになった、

はじめてお目にかかったこのお方は、いったいどなただったかというと、


通称:ミスターきき湯のオレンジ殿  ほぼ等身大サイズの広告様… でした。 


 


きゃ~!!

 

と、殿じゃないの!!   こ、これはご無礼を!

 


 

か、かんべんどーん!!



 


 

…などと、叫んだりはしていませんので、皆様 どうぞご安心下さい。 

 


 

(※ 勇気が足りなくて、写真は撮れませんでした。悪しからずご了承ください。) ←常識があっただけかも?


代わりに、グリーン殿の写真をどうぞ。↓  (注:オレンジ殿は、これとはポーズが全然違いましたし、広告のタイプもこれとは違います。)


 

しかし、オレンジ殿は、今までの広告では見たことのないポーズでしたし、

こんなものがあったとは、知りませんでした。

あるところには、あるんですね。


このオレンジ殿は、CMの時よりもはずっとカッコよく見えましたし、派手なオレンジのスーツも驚くほど似合っていましたので、 

(伊達な色を伊達に着こなすなんて、ただの広告とはいえ、殿ってば、伊達じゃないわー、やっぱり羽生だわー、)などと思いながら、

バスクリンの広告CMについて書いたページ内容を、一部 書き換えるべきかどうか、ちょっと悩みましたね…


(勇気は足りなかったけど、元気はもらったので、上のバスクリンのきき湯は、全種類を試して、制覇しました。)



そして新年早々、たまたま通過しただけの、予想もしなかったある場所から、ものすごく美しい富士山が見えたのです!

天気も良かったので、澄み切った青空に真っ白な山頂が美しく映える、本当にキレイな富士山だな、と思って感動したのも束の間、


私の脳内で、すぐに鮮やかに連想されてしまったのが、こちら。 ↓

 

きゃ~~~!!!

 な、なぜ この記憶が…! と思ったのですが、


そう、そうです!


富士山 → ふっじっさーん! →  無事さ~ん!…  


あ、なるほど!  羽生選手は、きっともう無事で、上の画像イメージぐらい、元気だということですね?!(笑) 


というわけで、新年早々の、勝手なるおめでたい解釈により、

空だけでなく、心まで快晴な気持ちで、希望に満ちた2017年のスタートに!


さて、これはどうやら当たっていたようで(?)

最新情報で、どうやら羽生選手は既にトロントにお戻りで、練習を開始している、と判りました。

ブライアン・オーサーコーチが、ファンの方々の書き込みの「ユヅはどこ?」を含む質問内容に対して、ご自分のインスタグラムで、

「彼らはトロントにいて、とても一生懸命練習しているよ。」と答えています。

→ オーサーコーチのインスタグラム  


良かったですね~~!! とりあえず、一安心!!(笑) 本当に良かった!!


そして、こんなキャンペーンが始まっています。

P&Gの、羽生選手の生写真が20名にあたるとかいう、福袋キャンペーン。

→ P&Gのマイレピページへどうぞ

なんか、こ、これは本当に羽生選手?!っていうくらい髪が伸びているようで、ちょっと顔も青白く見えるし、

最初は、羽生選手の振りをした他の選手のようにさえ見えた(笑)のですが、

病み上がりに撮った…のか、いつ撮ったのかわかりませんが、

色んなポーズをとっているようです。 バラード第一番と、SEIMEIのポーズ… 他はどんなでしょうね?

これらの生写真の中に、「ふっじっさーん!」な写真があるかどうかは、わかりません。

(多分、ないでしょう…(笑))


 

羽生選手は昨年後半、4月からの怪我休養中の間に、

自分はフィギュアスケートが本当に好きなんだなと、どれほど自分がスケートを好きかというのを実感できたと、色々なインタビューで答えてきました。

「氷の上ではありのままの自分でいられる」、とも。


そういう思いが溢れ出ていたような昨年後半(スケートシーズン前半)でしたから、

シーズンの後半も、ますます楽しみにしています!


人間は本来、氷の上で生活するように、身体は出来ていませんから、

氷の上でこそ「ありのままでいられる」という羽生選手の感覚は、つくづく凄いなと思いますし(笑)、

本当に氷の上にいるのが楽しいのでしょう。

 


昨年のNHK杯で、そんな羽生選手の楽しそうにしていた明るいお姿の他に、特に私の印象に残ったものがありました。


それは、キス&クライの後ろの壁についていた、色とりどりの鮮やかな花々(造花)です。


沢山のカラフルな花が集まった、なかなか贅沢で素敵な飾りでしたが、

フィギュアスケートを見続ける魅力って、基本的には、それと同じような感覚だよね…と私は思ってきました。


 

でも、自分の一番大好きな花を大事にするあまり、周辺に咲いている別のキレイな花々を

平気で踏みつけるようなことや、土足で踏みにじるようなことは、本当にしたくないですね…。

 

そのように、改めて強く思わされた年末でした。


  

グランプリ・ファイナルで、羽生選手はフリーの出来(特にジャンプ)が残念だったと思っていたようですけど、最後のルッツが抜けてしまった失敗の原因はハッキリとわかっているようで、

直前のイナバウアーで手の振付を変えた影響で、ジャンプに入る前の事前動作が一つ抜けてしまい、ジャンプに向かう勢いが足りなくなったせいだと語っていました。


↓ こちらのインタビュー参照

 

フィギュアスケート 2016-2017GPスペシャル (B・Bムック)
ベースボールマガジン社
ベースボールマガジン社

(↑ 相変わらず、このベースボールマガジン社が、羽生選手の大会ごとのインタビューで話してくれた内容を、「えへへへ(笑)」なんて笑いまでもを忠実に、カットなしで全文掲載して下さっているので、羽生選手が何を話したか知りたい方、興味ある方にはおススメです! 文字数が凄いですが。)


あ、なるほど、と… それが理由なら、逆に言えば今後はもう大丈夫でしょう。

グランプリ・ファイナルでの公式練習の様子や、本番での変化などを見ていて、他の部分では今まで以上に、胸に響くものがありましたので、きっと今後ますます、素敵な演技になっていくだろうと思います!

楽しみにしています!!



さて、年末の羽生選手のいなかった全日本選手権で、特に強く印象に残った選手たちがいました。


スケートアメリカの時からそうでしたけど、

ひたすら喜んで、全く迷いを感じさせない、本当に清々しく爽やかな、勢いのある滑りをしていた、三原舞依選手。

彼女が今回、躍進して世界選手権の代表に選ばれた理由は、そのインタビューでの受け答えの内容の数々をずっと聞いていれば、ただのラッキーではなく、必然だったのだな、と強く感じます。

1年前は病院で入院しながら、全日本選手権を見ていたという彼女から、今回出てきた言葉を聞いていたら、かつての、震災後の羽生選手の発言を、思い出しました。

 

それから、久しぶりに、快心の笑み、喜びの涙を見ることができた、村上佳菜子選手。

フリーのトスカは、村上選手の長所を生かした、情感豊かなものになっていて、本当に村上選手らしい素晴らしい演技を見せてもらえたと思いましたし、今後はどうされるのかわかりませんが、終わった後、思う存分できたといった悔いなき様子が、見ていて嬉しかったです。


全身の動きの一つ一つがとても華やかで、楽しさや喜びが全身で表現されていて、見ている側に明確に伝わってくるような、そんな演技をし続けてくれている田中刑事選手は、今後も大いに期待できると思っています!


あと、羽生選手がいないがゆえに、今回は自分が頑張らねばとかなり気合を入れて臨んだという、無良選手。

ショートは本当に素晴らしくて、フリーでは惜しかったですが、

年々滑りも演技も良くなって成長していく姿は、羽生選手より年上の選手だからこそ、見ていて、とても希望を感じさせてくれます。

 

そして、今まで見たことのある日本人のアイスダンス・カップルの中でも、特に相性が良さそうに見え、

安定感を感じさせて、それゆえに見ていてとても気持ちが良い、クリス・リード&村元哉中(むらもと・かな)選手組。

アイスダンスやペアは、個人の資質や才能・技術の他に、本当に相性の良いパートナーに恵まれるかどうかが、

ものすごく大きく影響するところが、何よりも難しい点だろうと思うのですが、

安心してみていられる、今後が期待できる、そんなアイスダンス・カップルになっていると思いました! 

 


羽生選手にはきっと長く感じられた昨年の1年間だったと思いますが、

私には、本当に飛ぶように過ぎていったと感じられた、とても忙しい、

しかし大きな意味のある、印象的な1年でした。


今年に入って、羽生選手の名前の横に、羽生結弦(22)とか書かれているのを見た時、

もちろん、22歳になったことは解っていたけれど、いよいよ五輪が近づいてきているのだな…と感じ、

ドキドキするような、とても楽しみなような、ちょっとだけ寂しいような…。


でも、だからこそ、一つ一つの試合を大事に、大切に、心に刻みながら見ていきたいなと思っています!


羽生選手にとって、大きな飛躍のある、そしてまだ見ぬ素晴らしい景色の見られるような、

そんな幸せな1年になるであろうことを確信しつつ、

今年も大いなるご活躍と、心身を含む、あらゆる面での守りを、心からお祈りしております!!

 

そして、羽生選手はもちろん、他の全ての日本選手たちと、日本のスケート連盟、関係者、スポンサー、さらには、フィギュアスケート界全体、そして日本のすべての上に、神様が最善をなしてくださいますように…!!

人と人との間に、そして国と国との間に存在する、憎しみと恨みと怒りの巣食う病巣の上に、神様の豊かな憐みと大きな癒しがあり、一人でも多くの方が、その負の苦しみから解放されますように…!! 


かつてないほどに、世界が激動となっていくこと必至の2017年、

どのような天災があろうとも、どのような試練があろうとも、お一人お一人が、その与えられた本来の使命を全うし、

悔いなき日々を送ることができ、心に平安がありますよう、心よりお祈りいたします。

 



主を畏れることは、知恵の初め。 

( 箴言(しんげん) 1章7節   旧約聖書 新共同訳より)


心を尽くして主に信頼し、自分の分別には頼らず、常に主を覚えてあなたの道を歩け。

そうすれば

主はあなたあの道筋をまっすぐにしてくださる。

自分自身を知恵ある者と見るな。

主を畏れ、悪を避けよ。

そうすれば、あなたの筋肉は柔軟になり、あなたの骨は潤されるであろう。

(箴言 3章5~8節   旧約聖書 新共同訳より )


イエス=キリストの言葉

「わたしの言葉にとどまるならば、あなたたちは本当にわたしの弟子である。

あなたたちは真理を知り、真理はあなたたちを自由にする。」

(ヨハネによる福音書 8章31~32節  新約聖書 新共同訳より)


イエス=キリストの言葉

「悪魔は最初から人殺しであって、真理をよりどころとしていない。

彼の内には真理がないからだ。

悪魔が偽りを言うときは、その本性から言っている。

自分が偽り者であり、その父だからである。」

(ヨハネによる福音書 8章44節   新約聖書  新共同訳より )


イエス=キリストの言葉

わたしを信じる者は、わたしを信じるのではなくて、わたしを遣わされた方(=天地創造主の神)を信じるのである。

わたしを見る者は、わたしを遣わされた方(=天地創造主の神)を見るのである。

わたしを信じる者が、だれも暗闇の中にとどまることのないように、わたしは光として世に来た。

わたしの言葉を聞いて、それを守らない者がいても、わたしはその者を裁かない。

わたしは、世を裁くためではなく、世を救うために来たからである。

わたしを拒み、わたしの言葉を受け入れない者に対しては、裁くものがある。

わたしの語った言葉が、終わりの日にその者を裁く。

なぜなら、わたしは自分勝手に語ったのではなく、わたしをお遣わしになった父(=天地創造主の神のこと)が、わたしの言うべきこと、語るべきことをお命じになったからである。

父(=天地創造の神)の命令は永遠の命(※)であることを、わたしは知っている。

だから、わたしが語ることは、父(=天地創造の神)がわたしに命じられたままに語っているのである。

(ヨハネによる福音書 12章44節~50節   新約聖書 新共同訳より )


※ 「永遠の命」= 死によっても断ち切られない永遠なる神との永遠の交わり。信じる者のうちに今すでに与えられており、時間を超越して永遠に至る、不滅の命。 聖書で言う天国世界で生きられること。

羽生選手の今シーズンのショート、プリンスさんの「Let' go crasy!」の歌詞が、最終的に目指しているもの、世界、状態です。 ラストの言葉「Take me away!」で連れていかれる先であり、歌詞の冒頭で歌われている「Never ending happiness」の世界。



いと高きところには栄光、神にあれ、

地には平和、御心に適う(みこころにかなう)人にあれ。

(天使の大軍勢による賛美 : ルカによる福音書 2章14節   新約聖書 新共同訳より)