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NHK杯惨敗の中で見えてきた羽生結弦選手の真の王者としての素質

2014-11-30 | グランプリシリーズ 2014‐2015 

まずは、NHK杯、羽生選手、お疲れ様でした!

 

・・・よく頑張ったと思います。

 

私はもともと、結果には全然期待していませんでした。 

あれほどの事故や怪我の後でも優勝なんて出来るほど、世の中甘くないですし。

勝てる人は、「勝ちたい」ってひたすら言わない。 なぜなら、勝てるから。

皮肉にも、昨シーズンのグランプリシリーズ2戦目と同じほど、痛い目にあってしまわれた、羽生選手。

 

悔しすぎて、夜眠れなかったとか。 

 (インタビュー答え)⇒http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141130-00000511-sanspo-spo

 

それでも、歩けるか歩けないかというレベルから、わずか10日前後でここまでやれてしまう、否、「やってしまう」ことを選択してやっちゃった羽生選手は、もはや精神的にも肉体的にも、「怪人」レベル認定かと・・・(笑) ( ← 一応、思いきり褒めてます!!)

 

・・・冗談はさておき、羽生選手が、NHK杯で4位と惨敗したことで、私には逆に羽生選手の真の強さが見えてきて、嬉しかったです。

4年前を思い出しました。 

今回だけは、いくら絶賛応援してきた私でも、絶対に今回は手厳しく見ていくぞと決意していたのに、フリー終了後のインタビューを聞いていたら、うっかり、また惚れ込んじゃいました。(笑)

 

新しい衣装も、衣装がシーズン途中で変わるのは初めてだったから、見た時はすごくビックリしたけど、 

色合いも非常に似合っていて、すごくかっこよかったです。私は非常に好きです。

(前のあの衣装は、ついた血が洗っても落ちなかったのだそうです…)

 

今回は、ファントムというより、「羽生結弦選手」の姿だったように思いましたが、”身体が精一杯頑張っている”のが伝わってきました。

一体、どこまで隠す気なんだ、羽生選手。(笑) 心配させないと決めたのでしょうけれども。(衣装の下は、全身テーピングだったとか。)

その姿に、胸打たれました。 何も言わなくても、観ていれば、解るものは解ります。 

でも、ドーナツスピンとイナバウアーが復活していましたね。 良かったです。

 

終わった時は、「絶望」の意味で、「終わった」という言葉を口にしたそうですが・・・

いやいや、これは希望の始まりですよ!(笑)

 

幸い、命があって、身体がここまで動くまで戻ってきていて・・・ 羽生選手なら、大丈夫。

 

振出しに戻ったつもりで、再び頑張ってほしいと思います!!

 

 

NHK杯前後のインタビューで羽生選手が答えたものをすべて見てきて、最も痛感して印象的だったのはやはり、

「責任感の強さ」「すべての結果を引き受ける覚悟の強さ」 です。 

 

フリー終了後、インタビュー動画

 

凄まじく悔しそうな羽生選手の顔が、ちょっと怖いですね。(笑)

しかし、個人的には最も感動し、聞けてホッとした言葉が、

「みなさん、怪我の影響だと思われると思うんですけれども・・・ そうではなくて、 これが今の僕の実力です」 

という言葉。

超悔しそうに、しかし、言い訳は一切しないとばかりに、強い表情で言い切ったところ。

王者としてのプライドもかなぐり捨ててみせたその瞬間は、私から見ると、非常にカッコよかったです。

 

私は思わず、笑ってしまいました。そして、感動しました。

うん、そこまで言うか。(笑) そこまで怪我を否定するか。(笑)

はい、それが羽生選手の今の実力だと、私も思います。 

この怪我の状態でも問題なくやれると判断して出場を決めたのは、羽生選手なのですから・・・! (一応、手厳しくいきます。(笑))

 

でも、一方で、

「王者としてのプライドもかなぐり捨てて、公の前で現状を正直に見つめてみせることのできる、強さ」

「王者としての立場を失うことも恐れずに、最悪の状態でも挑戦して敗れ、敗れたあとに見せた潔さ」

普通の人にはない、こういうところに、私は改めて、羽生選手の王者っぷりを見たし、真の王者にふさわしい気質の人だなと・・・(ずっとそう思ってはいたけれども、)改めて再確認しました。(笑)

 

なんだやっぱり、羽生選手は惨敗してみたら、かえってその後の姿勢こそが「本当に王者らしかった」 「その辺の人とは全然違うことが際立っちゃった」 みたいなオチ・・・(笑)

 

ついでに言うと、

中国杯の出場判断うんぬん問題も、今回の出場判断うんぬんも、試合の結果も、とりあえず、

「全部自分の責任として引き受ける覚悟をハッキリ見せてくれたこと 」 

(たとえそれが、ただの意地にしか見えない部分があったとしても・・・)

 

その是非は別としても、そこまでの強い意志と姿勢を見せられて、

「うーん、やっぱり羽生選手だな! 変わってないわ~!

やはりこういう人にこそ、組織や団体のトップに立っていてもらわないとね!!そういう人こそ、真のトップの器だわ!!」

と思ってしまった私は、羽生選手が惨敗したけれども、なんだか見ていて逆に凄い希望が湧いて、嬉しくなっちゃいました。

 

えーもうやっぱり、羽生選手はこれからのスケート界に、絶対にいてもらわなければならない存在だと 改めて思いましたよ。

ここまで自分の責任を取る覚悟を見せられる人って、いますか? 

自分の責任ではないものまで・・・ そして、どうしようもない部分まで。

 

羽生選手がどう考えていようとも、責任の所在というのは、本来はハッキリしているものです。 

だから関係ない責任を負う必要はないし、かばう必要も本当はない。

でも、関係ない周囲の責任まで引き受ける覚悟と気概があり、周囲をかばって守れるほどの人がいたならば、その人はやはり、トップやリーダーの器だと、私は思います。

 

ぜひとも、日本全国の政治家の皆様と、不祥事を起こした企業の経営者の皆様には、羽生選手のこの覚悟と責任感、潔さを見習ってもらいたいです!(笑)

 

 

さて、中国杯以来、きっと私は羽生選手から見たら、かなり迷惑なファン筆頭だったことでしょう。

深刻な心配はするわ、周囲の批判は堂々とするわ、中国杯の出場は反対するわで・・・ (苦笑)

ごめんなさい。

でも、命に直結する問題だけはユヅれませんので。(笑)  

(ここについては、今の脳震盪だの自分の意思だのの議論は、肝心な論点がずれながら議論されていて、医学認識の違いとも相まって、さらに問題がごちゃごちゃにされておかしな話になってしまっていると感じます。整理しないと誤解も多いと思いますので、他の機会にまとめられたらまとめたいと思っています。)

 

とりあえず、私が中国杯にまつわることで、怒りを感じていた点の一つは、たとえば周囲の関係者やコーチが、

「私たちは止めたんですけど、羽生選手がどうしてもっていうから・・・本人の意思ですからそこは・・・仕方なく・・・」みたいなことを逃げ腰で言うのではなくて、

「医者の診断があっても、私たちは止めました。でも、羽生選手がどうしても、と志願しました。 ですから、私の責任と決断で、やりたいようにやらせました。

最悪、何かあった場合の彼の将来についての責任は、私たちが負う覚悟でいます。大丈夫です。」 

・・・くらい言えるようだったら、たとえ状況は同じでも、それが全然良い判断だったわけではなかったとしても、もうちょっと、全然違ったはずだと思います。

そういう覚悟は、全然見えませんでした。

 

「周りの大人は、このくらい言ってよ!」って思っていた、そういうセリフを、なんと羽生選手本人が言ってくれちゃいました。(笑)  あれ・・・あれあれ?

言わせる大人はどうなんだ!ってやはり思うんですが・・・ (苦笑)

 

羽生選手は、色んなものを背負い込みすぎたと、多くの人が思っているようです。

今でもそう思う部分は、確かにあります。

でも、羽生選手は、「背負いたい!」 と・・・ そういうタイプなんじゃないかと、改めて思いました。

今までも、羽生選手は「荷を下ろせ!」と言われても、拒否して、自分から進んで「背負いたい」タイプなんじゃないかと思えることが、度々ありましたけれども、今回の会見などを見ていて、つくづく痛感。 

でも、だからこそ、頼もしいんですけど。(笑)

それでも、身体のためには、時にはきちんと休むことも必要だとは思うけれども。

 

 

今シーズン、そこまでの覚悟があるのなら、とことんまで頑張って下さい!

ボロボロになろうがなんだろうが、私はずっと応援します。

 

羽生選手が本当の王者にふさわしい人ならば、きっと、あり得ないような奇跡も起こることだってあるでしょう。

本当の王者にふさわしいのなら、仮に敗れてもなお、その王者の輝きそのものは、誰にも消せるものではないと私は思います。

 

地に足を・・・ いや、氷に足をきちんとつけながら、着々と、やれることをやって頑張ってほしいです。

どうか焦らずに。

 

祈り続けます。

 

羽生選手、かろうじてとはいえ、ファイナル進出、おめでとう。 

肩書ではない、「挑戦者(チャレンジャー)として挑む」と、謙虚に言い切った羽生選手を見て、久しぶりに安心しました。 

 

少し前から、「五輪チャンピョンとして、認めてもらえる演技をしたい」 って言っていた羽生選手に、私はちょっと危うさを感じていました。

誰に、認めてもらいたいのか?

ファンはみんな認めているし、普通の日本人も皆、認めています。

認めていないのは誰?

アンチ? 批判勢力? 

もしそうだとしたら、それはある意味では不可能であり、本来やるべきことから焦点のぼけてしまった行為で、罠になると思っていたので・・・

 

ソチ五輪では、金メダルという不動の最高の勝利を得たはずの先に、逆に空しさを味わったはずの羽生選手。

なぜ今シーズン、「勝ち続けたかったのか」 そのそもそもを、思い出してほしいと思います。

勝って、その先に、いったい何がしたかったのかを。

そもそも何がしたくて、勝とうとしていたのかを・・・。

氷の上で、何を見せたいのか。 

頑張る姿なのか、単に諦めない姿なのか、死闘なのか、それとも別の表現したい世界なのか。

勝ち続けるその先に目指していたものは、いったい何なのかを。  

本末転倒にならないように。

 

ショートでは、後半、演技に怒りが見えていたような気がしました。 私の気のせいでなければ。

怒りを表すことが逆に効果的になるプログラムは、旧ロミオとジュリエット、ぐらいでしょうか。

 

今の身体で、出来る範囲の中での、ベストな演技だけを期待しています!

それでも十分、羽生選手なら、人々の胸を打つほどの演技が出来ると思います。

 

私は羽生選手には、「勝って、逆に大事なものを失うような勝者」には、ならないでほしいです。

私は、人の胸を打たず、記憶に残らない「勝者」というのは、いつか忘れ去られるだけだと思うから・・・。

 

後世まで名を残すほどの五輪王者やメダリストたちの名演技は、必ず、「人々の胸を打ってきた」という不変の事実があるように、私は思っていますので。

 

 もう一度、初心にかえって頑張れ! 羽生選手!!

 

順位に関係なく、勝敗に関係なく、あなたの演技が心から好きです。 たとえジャンプ失敗していても。(笑)

そういうファンは、私以外にも沢山いると、私は思っています。

素晴らしい演技には、おのずと結果はついてきます。

 

怪我に勝てる選手は誰もいませんから、体をいたわりつつ、落ち着いて、ベストを尽くしてください。

 

少しでも身体が良くなるよう、心からお祈りしています。

 

中国杯の時より、元気な姿を見せてくれて、どうもありがとう!!

無事に生きていてくれて、ありがとう。

 

 


羽生選手、順調に回復 2014年NHK杯に出場が決定

2014-11-27 | プロアスリート羽生結弦・羽生選手関連ニュース

(追加情報)  NHK杯公式ページに、出場選手への応援メッセージ受付があります。 

         羽生選手に、メッセージを送りたい方は、どうぞ。   ⇒ http://www.nhk.or.jp/figure/message/index.html

 

      羽生選手が、会見で答えました。 ⇒ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141127-00000545-sanspo-spo

 

「深刻に心配しないで」とのこと。 でも、今ここにいることを「奇跡に近い」とも。 そう、そうだと思います。 

これを読んで、思うこと、確信したことは山ほどあります。  でも今は、試合に集中してもらいたいと思います。

 

27日追加分

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羽生選手が、今週末に行われるNHK杯に出場することが決定しました。

NHKニュース動画 ⇒ http://www.dailymotion.com/video/x2b3qaf_%E3%80%87hk_sport

 

先週やっと歩けるようになっただの、直前ギリギリまで判断できないだのと、色々なことが伝えられてきましたが、

この練習映像を見る限り、特になんら問題なさそうに見えますし・・・ 動きも悪くないし、この状態なら羽生選手は出るでしょう、という印象を受けました。

 

本来のいい笑顔も見えていますし、ファンとしては、かなりホッとする映像になっています。

もちろん、中国杯の時のように、現地入りしてから日に日に悪化する例もありますので、なんとも言えませんが、国内なので少しは違うかな、と。

 

ただ、「まだ両足に多少の痛みは残っているが、頑張る」 と答えたとのことです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141126-00000045-tospoweb-spo

 

 

前回までに紹介した、プルシェンコ選手、高橋大輔さん、町田選手からの「愛のある(笑)」、メッセージを受けてもなお、出場を決意したという以上は、

何が起きても覚悟の上で、今シーズンのグランプリファイナルまで戦うつもりだということだと、私は判断します。

 

 

ただ、率直な感想を言わせてもらうと、「出場」というだけで、ここまでの大ニュースになっていることに、若干の違和感を覚えます。

(フィギュアスケート界で大ニュースになるのは、まあ、わかるのですが。)

それだけ注目されてしまったということなのでしょうけれども。

行き過ぎた商業主義は、観ている側の気持ちをシラケさせますし、最終的には選手をも競技をも崩壊させる要因になると思います。 

(これはもちろん、羽生選手のせいではありませんが。)

 

演技の内容と結果で、大ニュースになるようになってほしいですね。

 

今まで以上に厳しく、冷静に、羽生選手の演技を見つめながら、心から応援していきたいと思います。(笑)

ぜひ、今のベストな演技を、見せて下さい。 

 

 

願わくは、年末の全日本選手権までの過密スケジュールで、身体が問題ありませんように・・・

 

羽生選手! 途中で異変が起きたら、その時は堂々と棄権する勇姿を見せるのもまた、王者の責任と勇気だぞ!

どっちにしても、私は応援しますからね!

と 最後に一言だけ。(笑)

 

おまけ:

関係者の方々におかれましては、フィギュアスケートを本当にまともなスポーツと認定してもらおうとするならば、中国杯で浮き彫りになった、6分間練習についての安全対策と、首から上を負傷した場合の、脳震盪リスクに伴う強制棄権規定の設定を、一刻も早く対応してほしいと、切実に思います。

「今後、そのスポーツで一人の死者も出さないという覚悟のため」「そのスポーツの未来を守るため」 に、他の競技ではそういうルールが設定されるのだから、それをやらないということは、「その程度のものだ」と見られることにつながります。

そうでないと、フィギュアスケートはスポーツでも芸術でもなく、もはやただのショービジネスだ! という批判を免れないのは当然だと感じるところまで、来ているように私は思います。

 

 


羽生結弦選手の過去のインタビューと、当時の目標

2014-11-24 | 羽生結弦選手のおススメ演技動画集

 

私が、過去に気に入っていた羽生選手の素敵なインタビューを、二つを紹介してみます。

 

ずっと羽生選手を応援されてきた方々は、既によくご存知の内容ですが。

それでも見ると、やっぱり懐かしくなるし、思い出深い、当時の羽生選手の魅力に溢れています。

 

最近羽生選手に興味を持たれた方々には、羽生選手の人となりの、理解の助けに少しはなるのではないかと思います。

 

 

その1

 

最初に、こちら。

震災後に悩む羽生選手の様子に始まり、 家電大好き(家電LOVE)だという羽生選手。 家電を見ながらワクワクする、16歳の羽生選手。(笑)

さらに、この映像で貴重なのは、ロシアで、あの2011~12年シーズンのロミオ振付の表現力アップのために、ロシアのコーチに振付特訓をしてもらっている、当時のグランプリシリーズ直前の羽生選手の真剣な映像。 

あの印象的なロミオは、こうした生まれた!というのがわかります。

この時の、表現力アップに大いに貢献してくれた、このロシアのコーチたち(イゴール・ボブリン夫妻)は、「今日、ユヅル・ハニューは本当に死んでしまうかも」と思うほどまで羽生選手が毎日練習する姿に驚き、「今までこのように練習のできる選手は見たことがない!」と言って驚愕したほどだったというエピソードがあります。

死にそうなほど練習する・・・というのは、羽生選手の当時からの信念に基づいた、羽生選手の練習スタイルでもあります。

 

加えて、終わりの方に出てくる、「ギャロップトレーニング」という、訓練。

この特殊な腿あげ訓練中の羽生選手の様子が映されていて、興味深いです。

今日の表舞台での華やかで強い姿の羽生選手は、こういう様々な苦労・地道な努力、訓練の日々の積み重ねの上にあるのです。

 

 

 

 これは、この年のグランプリシリーズ(今行われているもの)の大会前後に、放映されたものですが、

このように、グランプリシリーズの一番素敵なところは、こういう、まだトップレベルの選手にまではなっていなくても、将来非常に有望な選手について、きちんと丁寧に取材し、インタビューしたりしてその人柄やその他を、映像化して紹介してくれるところです。

(何度も書いていますが、私は羽生選手の演技を初めて見た時から、将来の金メダリストだと思って疑わなかったので、私の中では、事実上のトップ選手だと、この頃からずっと思っていました。)

だから、私はグランプリシリーズが大好きでした。 

多くの人たちが、他の選手にばかり注目していたような頃でも、羽生選手について、本当に詳しく紹介してくれてきたので。

今となっては、本当に貴重な映像ですね。

 

その時の、トップレベルの選手をひたすら追いかけたり特集したりするだけが、グランプリシリーズの魅力ではないのです。(笑)

金メダリストの出場にばかり頼らない、グランプリシリーズのあり方、放送の仕方というのも、重要な気がします。

今まで、五輪金メダリストは、その年のグランプリシリーズに出てこなかった、または出ようとしたけれども出てこられなかったという事実があるのですが、

それはつまり、休みなく、トップギアに入ったままで長期間試合を続けるのが 「それだけ大変だ!」ということの証拠です。

 

人間の限界は、いったいどこにあるのか・・・

ソチ五輪で女子の金だったソトニコワ選手も、結局は、怪我で出場を辞退しています。 

怪我したら出場辞退は、アマチュアのアスリートなら、その将来を思えば当たり前のことなのに、それが責められたり許されないような状況が作られるっていうのは、私はおかしいと思いますけどね。 

「選択肢が本当にきちんと与えられている」ということは、人間が人間らしくある上で、重要なことです。 

選択を与えているかのように見せて、意図的な流れを作って選択を与えないで追い込むという巧妙なやり方も、世の中には沢山ありますから、よく見極めたいですね。

また、自分たちの責任を逃れるために、「相手の意思を尊重する」「本人が望んでやっていた」「誰も強制していない」などという言葉を使って、相手の責任感を利用し、状況ではその人を完全に追い込んでおきながら、相手へ責任をなすりつけて上手く逃げるケースも、世の中には沢山ありますので、それをも見極めたいですね。

 日本の過労死で問題になるのは、ほとんどこのケースですから。

 

 

ファンが一律に同じことを唱える、というのは、これだけ世界中にファンが存在する羽生選手の場合、そもそも絶対に無理であるだけでなく、あってはならないことだし、あり得ないことだと私は考えます。

むしろ一律にファンを、「右へならえ」させることこそそのものが、その選手を一方方向へと誘導することになると私は思っていますし、そもそも思想や行動を強制することにつながる、という意味でも、極めて危険です。

関係者やスケート連盟はもちろん、チケットをもっていてどうしても演技が見たいファンは、「NHK杯に出てほしい」「出てもらわないと困る!」のが本音であるのが当たり前なのですから、どう考えても、「出ろ!」というプレッシャーの方が強いに決まっています。

だから、私は意識的に、その逆を提唱して羽生選手のプレッシャーを少しでも取り、本当の意味での本心からの「選択」をしてほしいと思っています。

(本当に健康で何も問題がなければ、誰が何を言おうとも羽生選手は出てくるはずだし、問題もないし、ファンならば「健康なら観たい」のは当たり前です。)

 

私はただのファンで、関係者でもなんでもなく、何のしがらみもないからこそ、堂々とそうさせてもらっています。

私は、羽生選手を天才だと思うし、心から尊敬していますけれども、だからといって決して神に等しい存在だなどとは全く思っていないし、教祖みたいに祀り上げる気もないし、そんなことは絶対にしたくないです。 「裸の王様」みたいな状態にさせるような、そんなファンでもいたくない。

人間ならば、誰でも間違いは犯すし、反省もするし、試行錯誤するし、そうやって生きていく、そんなことは当たり前。 

私は、羽生選手は、この「試行錯誤力」がすごく高いと思っています。

金メダリストだからといって、金メダルを取る前と比べて、全てが完全に変わったかのごとく、特別扱いする気もないです。前と変わらず羽生選手を信頼しているし、前と変わらず、好きなだけです。

でも、周囲は明らかに変わっていて、見ていてちょっと怖いくらいですが。

 

 

相反する意見が沢山あってこそ、多くの人からの期待で大変な羽生選手は、自分の本音での選択を選べるようになるのではないでしょうか。

それでもなお、圧力やプレッシャーがある。 そういう世界だと私は思っています。

高橋大輔さんが、引退会見の時に、休養中の浅田真央選手に向けて、「周りのことは気にせずに。自分の気持ちに正直に。」っていうアドバイスを意図的に送っています。これは何を意味しますか?

私にはこれがとても印象に残りました。なぜなら、私の好きな浅田選手の今後の動向に影響を与える可能性がある言葉であり、同時に、高橋大輔さんが、心から絞り出した言葉に思えたからです。

これはつまり、お二人はその立場上、「自分の気持ちに正直になかなかなれない状況に置かれていた」、ということです。

もちろん、何も言われなくても、もともと「そう見えていた」ので、(ああ、やっぱりそうだったんだね…)と私は思ったわけですが。

 

そういうことを踏まえたうえで、今の羽生選手の置かれている「日本のトップ」としての特殊で複雑な立場を、自分が経験してきて、恐らくは誰よりも一番わかっているであろう高橋大輔さんが今回、羽生選手に向けて、メッセージを出してくれました。 

 http://www.boom-sports.com/archives/52311491.html (全文)

怪我をすると自分も困るし、元も子もない。くわしい状態はわからないけど、ゆっくり休んでほしい。

棄権してもいい。 大事なのは五輪だし、次の五輪までまだある。 しっかり治さないと、後でガッと来る時がある。

 

私はこれを聞いて、思わず、涙が出ました。 

非常にまともな、今の羽生選手の置かれた立場を考えてくれた、そして経験からくる実感と、深い思いやりのこもった言葉だと思います。 

高橋さんは、今後のことを未定としていましたが、同時に今回、吹っ切れたように、プロ表明をしました。 

一連のことを見て、高橋さんはついに見切りをつけたのではないか?と思えてしまったフィギュアスケートファンは、きっと、決して私だけではないでしょう。

 

また、町田選手も、「お互いが100%をぶつけあう勝負を求めている。 今はゆっくりして、身体を万全にしてほしい。 」とコメントを出してくれました。 

これもまた、「日本のフィギュアスケート選手」の置かれている特殊な立場を、色々な裏も全てわかっているであろう仲間の立場からかけてくれた、思いやりのある言葉だと私には思えて、羽生ファンとしてはとても嬉しかったです。

フランス大会での町田選手、得点は前回より低くても、ショートは出だしから、前回とは比較にならないくらい、非常に良かったと私は思いました。浅田選手のイメージもわかない、ついに町田選手独自の「悲恋の極北」の世界が見えてきました。

フリーも、表現力は確実にUPしていて、私は観ていてワクワクできる、そんな演技になっていました。本人としては不本意の結果だったとは思いますが、「今回失敗できたので~」という、非常に前向きなコメントも頼もしいですね。(笑)

ぜひ、羽生選手と、100%をぶつけあえる、そんな試合が出来る日が来て欲しいと、心からそう思います!(笑)

 

 

 

その2

 

こちらも、おススメのインタビュー。

高校3年生になったばかりの春で、カナダに渡る直前のインタビューです。 こちらはNHKです。

この前の月、初出場の世界選手権で、あの旧「ロミオとジュリエット」で奇跡の名演技をして、3位に入る快挙を成し遂げ、世界中の解説者からもソチ五輪での金メダリスト候補として認知された頃です。

 

このインタビュー後半で、羽生選手は、「完成されたスケーター」なるものを目指していることを話してくれていますが、それは表現力はもちろん、

「無駄な抵抗もなく、全く音のしない、トゥで無駄にガリガリ言わないスケーティング」 「ジャンプも、スゴイきれいな軸で跳べること」を目指している、

ということを話してくれています。

 

 

「おんなじ失敗は、2度しないように」と、その心がけを語っている羽生選手。

羽生選手の非常に高い反省力と分析力、実行力・・・ 私は信頼しています。 

今までもずっとそうだったように、どんな失敗も、試練も、すべて前向きに、次への糧にしてほしいですね!

 

この時から、2年と半年。

今回、中国杯で見せてくれた羽生選手は、(怪我のせいでジャンプこそ失敗していますけど)、

この頃に語っていた目標を、限りなく達成しつつあることを感じさせられました。

すごい努力を積み重ねてきたことは、確実に表れています。

 

中国杯では、練習映像からそうでしたけれども、本番も、激突後のボロボロ状態でも、顕著に見て取れた、スケーティング技術の美しさと高度さ。 

明らかに上がっている表現力。

羽生選手は、着実に目標を達成してきました。 

 

何よりもまずはしっかりと、身体を回復させた、そのうえで・・・  

もう一度 頑張れ、羽生選手!!(笑)  

 

 でも、どうか無理はしすぎないで下さい。(笑)

 

 

羽生選手に死なれるかもしれない、と思うことほど、嫌なことはないということを、つくづく痛感しましたから。(笑)

そう思った羽生ファンは、沢山いただろうと思います・・・

 

もし、4年後の五輪を本気で目指しているならば、そこに後悔のないように、頑張ってほしいです。 

 

 

私は、人は生きている限り、たとえただぼんやりとしていても、与えられた命を、「毎日少しずつ命を削っている」という風に思っています。

その命をどのように使うのか・・・ 何に対して削るのか、どのように燃焼させていくのか、それが一人一人に問われているのかな、と。

 

羽生選手にとっては、それがスケートなのは、今のところ、ご本人の言葉からも、間違いない。

 

だからこそ、羽生選手には、特別に与えられた、その計り知れないほどの才能と、格別に恵まれた身体を、ただの一つも無駄にせずに、

大いに活かして、「命を輝かせて」「命を正しく燃焼させて」、心からの笑顔で、滑っていられる状態であってほしい。 

 

それが、羽生選手の場合、結果的には多くの人に幸せをわけ与えることになる・・・  私は、そう思っているのですが。(笑)

 

 

羽生選手が、たとえ苦難の中にあっても、痛みと試練の中にいても、

心穏やかに、希望を持って、喜びに満たされた毎日が送れますように・・・ お祈りしております。

 

 


2014全日本選手権&「メダリスト・オン・アイス」チケット2次販売情報(11月20日更新)

2014-11-19 | プロアスリート羽生結弦・羽生選手関連ニュース

 11月20日 チケット2次販売情報追加しました!

2014年12月26日(金)~28日(日) (会場:長野県長野市、ビッグハット)の全日本選手権、 および、そのメダリストたちによるエキシビション「メダリスト・オン・アイス」(12月29日(月) 会場同じ )のチケット情報です。

2次販売が、11月22日(土)12:00~ 26日(水)23:59 までの間の受付で 行われます。

今回は、抽選制ですので、期間内に登録すれば、OKです。 ↓ こちら

http://skatingjapan.or.jp/image_data/fck/file/2014_Figure/AllJapan/14AllJapan_ticket_information2.pdf

 

申込み EプラスのHP http://sports.eplus2.jp/article/407280202.html

 

以上、11月20日追加更新分

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全日本フィギュアスケート選手権: 情報詳細  

スケート連盟HP http://skatingjapan.or.jp/image_data/fck/file/2014_Figure/AllJapan/14AllJapan_summary_information.pdf

EプラスHP  http://sports.eplus2.jp/article/407280202.html

 

羽生選手が出る予定なのは、26日(金)男子シングル・ショートと、27日(土)男子シングル・フリーです。

いつも通りなら、29日(月)エキシビション「メダリスト・オン・アイス」 も当然出ることになるでしょう。

           今年から、エキシビションは後援事業となるようです。(スケート連盟共催ではない)

 

全日本選手権: プレオーダー受付 10月18日(土)12:00~10月22日(水)18:00まで

http://eplus.jp/sys/main.jsp?uji.verbs=GGWP03_search&uji.id=search&uji.bean=G.apl.web.bean.JOAG010201Bean&ZScreenId=GGWA01&uketsukeInfoKubun=001&keyword=%91%E683%89%F1%91S%93%FA%96%7B%83t%83B%83M%83%85%83A%83X%83P%81%5B%83g%91I%8E%E8%8C%A0%91%E5%89%EF

 

ニチレイ presents  「メダリスト・オン・アイス」 のプレオーダー受付はこちら↓  (12月29日(月)16:00開場、17:00開演~) http://eplus.jp/sys/T1U89P0101P006001P0050001P002017593P0030021P0006

結果確認は 10月25日(土)13:00 ~26日(日)18:00まで

 

メダリスト・オン・アイスの詳細はこちら → http://sports.eplus2.jp/article/407280136.html

 

チケットの一般発売は、11月1日12:00~からの予定になっています。

 

 

 

さて次に、「夢に描くキセキ」を歌って、東北を応援しようキャンペーン! の情報です。

詳細のHPはこちら → http://karaoke.or.jp/bunka/

 

前にもご紹介した、羽生選手のことを歌詞にして歌った応援歌: パンダライオンさんの歌「夢に描くキセキ」をカラオケで歌うごとに、10円が寄付される仕組みだそう。

練習動画なども配信されています。

期間は、10月17日~11月末日まで

喜んでご協力できる方、ぜひ歌いたいと思う方や、もともとカラオケ好きな方は必見のキャンペーンです。

応援したくてエネルギーが余っている方も是非どうぞ。  いい歌ですよね♪

チリも積もれば山となるっことで!(笑)

 

 


心深く傷ついてしまわれた羽生ファンの皆様へ

2014-11-17 | 管理人のひとり言

 

今回の件、当初私が想像していた以上に、心が深く傷ついてしまわれた羽生ファンの方々がいらっしゃるとわかってきたので、

一ファンとして、私が気づいたことや感じたことを、少しだけ書いてみたいと思います。

それが、どなたかの、何らかの助けになれば幸いだと思って、書いてみる、という程度の意味です。

 

また、私宛の私信を送って下さって、励まして下さった方々、本当にどうもありがとうござました! 本当に感謝します。

 

100人いれば100通りの考え・感じ方があるのと思うので、「ふ~ん、あなたは、そう思うのか」程度の、参考にどうぞ。

 

週末、ロステレコム杯が終わりました。

小塚選手の、演技を見ました。

 

最初に、小塚選手がリンクに登場した時、その「普通の姿」を見て、心の底から・・・本当に心の底から安心してしまった私がいました。

 

普通の頭、普通の顔、普通の様子、普通に登場・・・

これは本当は当たり前のことなのですが、特に頭を見て、「ああ、良かった、これが当たり前なんだよね・・・」と、思わず安堵のため息。

 

小塚選手の、フリーの演技を見て、とても癒されました。素敵な演技でした。

 

そしてやっと気が付いたのですが、私が羽生選手を見ていて一番つらったのはやはり、「頭にテーピング(バンテージ)ぐるぐる巻き」状態だったことそのものだと、わかりました。

 

ホントに「安全」ならば、あの「頭にテーピング」なんて、不要だったはずなのです。

あれがなければ、到底、羽生選手を滑らせることさえできない ・・・ 

羽生選手が、あの時そのような状態であることを、あれが何よりも重く物語っています。

 

そして、そんな不安を大いに抱えながら、フィギュアスケートの演技をも心の底から楽しむ、というのは、やはり同時にするのは、ほぼ不可能なのです。

あまり関心のないような、それこそ思い入れのない他の選手だったら、まだ少し可能だったのかもしれません。

でも、私にとって、羽生選手でそれをするのは、かなり苦しかった。

それどころか、最も苦しかったのです。

 

頭ぐるぐるテーピングの状態の羽生選手を拒否したいのでは、断じてありません。

 

私の心にあったのは、あの状態の姿の羽生選手であるならば、「ベッドに横になっていてもらって、そのそばで見守りたい」 対象になるのです。

それだと安心。

 

だけど、頭に影響が悪いと思われる、高速で回る4回転をビシバシ跳んで、怪我しているのに転倒して、数えきれないほどの回転をスピンでして・・・ 

ワクワクしながら、「頑張れー!」って言って見ていられる、そんなことを期待できる状態には、到底なれない。

 

書くのを控えていましたが、あの状態の姿をみて、私はあることを思い出してしまいました。

過去の、記憶です。 

詳しくは、書きません。

でも、記憶や、その時の思いが沢山、フラッシュバックした。 そして、心臓が苦しくなりました。

 

多分、私と同じような、あるいは別の、過去の辛い記憶と共に苦しめられながら、演技を見る羽目になった、数えきれないほどの人がいると、思います。

それは、羽生選手の演技と共に味わうことなど、全く望んでいなかったはずです。

むしろ、真逆を期待していたはず。

(羽生選手ももちろん、望んでいなかったと思います。むしろ本来は、逆の意識だったはずですし、そんなことは意図してもいないでしょう。)

 

そして、その人たちが感じた、「観たくないものを見せられてしまった」という記憶や思いは、羽生ファンだからと言って、否定されるべきとは、私は思いません。

羽生ファンだからこそ、恐ろしく辛くなってしまわれた人たちがいたはずです。

一杯泣いて、いいのです。  泣いた方がいい。

 

私はそれでも、羽生選手の演技が好きだという長年の積み重ねと信頼があるから、演技が行われる以上、何があっても絶対に見逃したくないから、ひたすら祈りつつ、

『この人は天才だから、何があっても、必ず守られるはず!』みたいな強い思いで、なんとかしっかり、最後まで見ることが出来ました。

でも、ハラハラしながらだから、ものすごく疲れました。

 

でも、出来なかった人たちも沢山いたはずで、それは当たり前のことであり、それでいいのだと思います。

無理して観る必要は、全然ない。

 

それを、「羽生選手がせっかく頑張ったのに、観たくないとか、酷いこと言うな!」

「本人の好きにさせてあげればいいのに、」とか、何も知らない他人が何を言ってこようとも、関係ありません。

貴方の心は、あなたが守るべき。

 

他のスポーツの人たちで、「スポーツが危険と隣り合わせなのは当たり前だから、その程度は・・・」などと言っている人達が、完全に見落としているのは、

フィギュアスケートの観戦者は、F1やラグビー、格闘技、ボクシング、などの観戦者とは、そもそもまったくといっていいほど、

応援者・観戦者の、「観に来ている目的」が違う、ということです。

そして、フィギュアスケーターの方でも、演技する目的が、その重要な点において、上の競技とは全然違うはずなのです。

 

フィギュアスケートは、スポーツの一つだとは言っても、やはり、芸術性や観客を無視しては成り立たない競技なのです。

 

 

特に現地観戦した羽生ファンさんの中には、お金を払ってまで観に行ったのに、観たものは( これは全然羽生選手のせいではないとしても、)

結果的には、観たくもない、予想もしなかった、凄惨な、恐ろしい光景と記憶が蘇った・・・なんてことになった可能性が高いです。

テレビは、最悪、消すことができます。

でも、現地観戦は、多分そうはいかない。

 

さらに、羽生選手が再び登場した時、「やめてー!」って叫ばれた方々、きっと何人もいただろうと思います。

私が現地にいたら、絶対にそうしたと思う。

でも、演技されてしまった。観なければならない。

 

羽生選手に届いたか、届かなかったか、わからないその声・・・  その心は、傷ついて当たり前です。

 

 

私がそれでも、羽生選手に「バカヤロー!」って言えない理由・・・

それは、演技を見ていて――――決して自分のためではなく、多くのファンの期待に応えるために、テレビの向こう側のファンのためにも、まっすぐな強い思いで、真剣に全力で演技したように見えてしまったからです。 (もちろん、本当のところは本人にしかわかりません。でも、私には確かにそう感じられました。)

 

でも、私も含め、多くの羽生ファンが、「楽しみにしています!」と、これまでに羽生選手に伝えてきたと思います。

そして、その思いを重く重く受け止めて滑ってくれていたように、私は感じていました。

 

あの状態の身体で、羽生選手が「勝てる」と考えていたようには、私には、全然見えませんでした。

「勝つためだけに」やったとも、全然思えませんし、思っていません。

明らかに、あの時、直前で出来ることを必死で頭で考え、自分を鼓舞し、演技を組み直し、出来る限りでの「ベストは尽くしていた」と思うけれども。

あの身体で、あの構成で、それでも勝てるなんて羽生選手が思うとは思えません。 

ただ、自分がやりたいから、それだけの理由で、周りの迷惑や後先考えずわがままにやりとおしたとも、全然思っていません。

それは羽生選手が、かつて最も嫌がって悩んでいたことだからです。

 

私は、羽生選手は、勝敗を完全に超えた次元であの時、演技してくれていた・・・ 

みんなに少しでも伝わるように、魂を込めて演技しようとしていた・・・

少なくとも、私は強く、そう感じました。

 

5度の転倒は、羽生選手史上、最悪の内容です。 本来なら、落ち込みきっているでしょう。

でも、終わった時の顔は、全くそうではなかった。

それは、演技後の穏やかな顔にも、挨拶時の顔にも、表れていたように、私は思っています。

 

キス&クライで、羽生選手は、本来の実力からしたらボロボロの状態の演技ではあったのに、すがすがしい顔をしているようにも見えます。

そして、出てくる得点に期待など全然していなくて、ただやりきった満足感と、その姿でそこに座っていることへの恥ずかしさみたいなものを抱えながら、待っているように見えます。

でも、衝突事故も何もなかったならば、羽生選手は本当はトップじゃなければ、気が済まなかったはずです。

 

そして、得点。 

猛烈に驚いて、「何が起きたの?!」と思わず聞く羽生選手。 

コーチ、ホッとした顔で、嬉しそう。 

信じられない顔で戸惑いつつ、会場の人々の歓喜の様子を見て、それからそのまま、号泣する羽生選手・・・ 

 

もちろん、誰の、何のためにそもそも演技を強行したのかは、羽生選手が本音を語ってくれない限り、わかりません。

 

でも、私は少なくとも、羽生選手がこちらに届けてくれようとしたことをしっかりと感じ取れ、あんなになってもそうしようとする、その姿に感動したのも事実です。

 

 

でも、そんな羽生選手の思いとは全く別に、見ていたファンが、

「思い出したくないことを思い出して」しまって、あるいは、「無理やり辛い時間を過ごさせられた」、と感じた現地ファンがいても何の不思議もありませんし、その感情は感情で、大切なものとして肯定されるべきだと、私は思います。

 

なぜなら、フィギュアスケートは、観る立場の人がいて初めて意味が成り立つ、そういうスポーツだからです。 

そこが、本当に特殊。

 

 

だからこそ、重傷を物語り、辛い記憶や嫌なイメージしかわかない、テーピングで頭ぐるぐる巻き状態で滑った羽生選手の姿を、

「観たくない」 「観られない」 人たちが沢山でても、当たり前だし、「私には辛すぎて無理でした!」「やめてほしかった!」とどこかで訴えても、それでいいのだと思います。

誰かに気持ちを話して、聞いてもらって、その苦しさを解消して下さい。

 

私は、このことに気が付いてから、気が付いたという、ただそれだけで、ものすごく心が楽になりました。

私は、数回前の記事で書いたように、できるなら、羽生選手の出場を「全力で止めたかった」のです。

 

頭にテーピングバンテージぐるぐる巻きの羽生選手の姿からは、リアルな死がイメージされてしまう。

それは耐えがたい。

 

それだけでなく、辛い記憶や未来が連想されるから、非常に怖い! 応援もできない!という人が大勢いても、当たり前です。

 

 

せめて、見た目での「頭のぐるぐるテーピング」さえなかったら、全然違っていたんだな、と私は思いました。

でも、あの時、あれは絶対に「必要」だったわけです。 あの時、羽生選手の命を守るためには、なくてはならないものだったから・・・

それが事実。

それが、辛いのです。

羽生ファンには、とてつもなく。

 

 

あれを見ても何の危険も感じずに、テーピングを「演出」として見ていられた人や、

あれを見ても、何の辛い記憶も呼び起こされずに楽しめた人たちは、ラッキーだったと思います。 辛い記憶も過去もなくて。

 

感動したという事実は、羽生選手が送ろうとしたものをしっかりと受け止められたことだと思うので、私はそれはそれで良いと思う。

事実、あれを見て感動した人が、フィギュアスケートに興味がないような人たちの中にも沢山出たというのは、

やはり魂からの演技が、羽生選手からしてみれば、予定外の人たちへと伝わった、という、別の事実が存在することを意味します。

 

 

でも、そうではなかった、一部のファン、または一部の観客の気持ちは、完全において行かれてしまっただけでなく、傷つけられてしまったのです。

そして、今回のことは、羽生選手の身体の安全問題だけでなく、そこがさらに、決定的に問題なのです。

 

 

羽生選手は、「心から楽しんでもらおう」とか、「生きていく勇気をもらったのでそれを届けたい」とか、自分の演技を通して、いつも何らかの幸せなメッセージを積極的に発しようとしているスケーターだと、私は強く感じています。

だから、こんな結果が、一部でも起こるとは、想像もしていなかったのではないかと思っています。

 

 

今回も、大会後に、みんなに喜んでもらえていると思って、「あきらめなくて良かった」と、松岡修造さんに心から笑顔で、嬉しそうに言っています。

あれほど、自分の身体を犠牲にしたというのに、喜んでいる。

それは、それがみんなのためだったと信じているから・・・そういう顔に、私には見えました。 

 

でも、実は違った・・・違うんだよ、羽生選手!逆に辛くなった人がいるの! と心の中で叫んでいた私には、

だからこそ、その羽生選手のあの笑顔が、見ていてとても辛かったのです。

 

 

これが整理出来たら、すごく楽になりました。

だから、書きました。 

 

 

今は私は、あの演技を直視することができます。

羽生選手が、本気で魂を込めているのが、観ていてわかります。 

そして、そういう「魂を込めてくれる」羽生選手の演技が、私は本当に好きなのです。

でも、頭ぐるぐるテーピングは、いらない。(笑)

そういう状態では、二度とやらないでほしい。 

あれがなかったら・・・羽生選手が健康だったら、本当に最高でした。

 

でも、羽生ファンだからと言って、みんなが無理してあの姿を直視する必要は、全然ないです。 

観る側の、自由。

 

 

少しでも、まだ苦しんでいるかもしれない、どこかの誰かの、参考になることを願って・・・

 

 

このブログのタイトルは、「花になろうよ!」です。(笑)

羽生選手が、「花になれ」をはじめとして、今までの演技に込めてくれてきた思いを私なりに感じて、受けとめて、つけたつもりです。(笑)

皆様の心に、少しでも明るい花が咲きますように。

 

 

羽生選手が願っているのも、間違いなくそれだろうと、私は信じています。

 

「あなたは今、笑えてますか?

どんな息をしてますか?」

―――こんな言葉で始まる歌と曲に合わせて、今年何度、羽生選手はその演技を届けてくれようとしていたでしょうか。

 

度重なるその無理がたたったうえでの、怪我、そして今回の事故だと思います。

 

 

羽生選手が、今回のことを通して、さらなる優しさと強さを身に着けた、最高に輝かしい「花」=フィギュアスケーター、として、さらに強く大きく成長してくれることを信じています。 

その大輪の花の姿を、いつか見せてくれますように・・・!!

怪我の回復を、心よりお祈りしています。

 

 さて、私も頑張るぞ!(笑) 

 


中国杯の事故、報道の問題点と日本のあり方、羽生選手の思いを考える

2014-11-14 | グランプリシリーズ 2014‐2015 

羽生選手は怪我の回復のために休まれているはずですから、ファンの皆さんも、追い回すようなことはやめましょうね!(笑)

 

 

さて、羽生選手をトロントでケアして下さっている、青嶋正さんが、フェイスブック上で今回のことについてコメントされています。

⇒ https://www.facebook.com/photo.php?fbid=385702284930752&set=a.115848978582752.23790.100004729509588&type=1&theater

 

「サポートメンバーとして、(もし) 現場に存在していたならば、羽生選手の現在のコンディションを知っている責任上、絶対に棄権させていた」、と書かれておられます。

また、オーサーコーチの真意をくみとり、日本語で本人に伝えてあげる必要もあったでしょう、とも書かれておられます。

多分、全部の英語、コーチの言っていることの真意を、羽生選手が理解しきれてはいないように感じられたのでしょう。

 

羽生選手をカナダでずっと見てこられた先生が、滑る前の段階で、「絶対に棄権させていた」と仰るほどのコンディションだった、ということを、羽生ファンはきちんと理解しておいたほうがいいのではないかと思います。

私としては、この問題はもう、これがすべてを物語っているとしか思えません。

 

そもそも、中国杯はショートの時点で、羽生選手ご本人も仰っていたように、その本来の実力からしたら、特に後半は絶不調といえるものでした。

理由は、体調不良ですね。(腰痛悪化、痛み止め。)

(それでも、あれだけ美しかったのですから、本来の力が発揮できていたら、どれほどだったでしょうか。)

 

前日の羽生選手は言っていました。「よくこんなんで二位になったな」と・・・

ええ、今回羽生選手が2位になったのは、他の選手たちが自爆しまくった大会だったからであって、あの状態の羽生選手で、町田選手や無良選手に勝てたなんてことは、絶対にありませんね。

 

まして、そのうえで衝突の大怪我をし、大ダメージを重ねたうえで、そのまま滑ってさらに悪化させた状態の「今」なのですから・・・  

NHK杯について、あらゆる思惑が動いて、できれば羽生選手を、出場だけでもさせようとするような気配もチラホラあるようですが、ただただ驚きます。

見ていて怖いですね。

テレビは、今こそ「無良選手特集」とかやったり、他の日の目を見なかった選手たちを特集してあげれば良いのに、と思います。

 

昨年の高橋選手のグランプリファイナル~全日本選手権での期間の、ソチ五輪に至るまでの怪我の状態のケースのことも思い出すと、「全治~週間だから大丈夫。出場できます。」という報道さえ、大会の利益との関係で、本当のことが果たしてファンに流されているのかどうか、私個人は、非常に疑問になることがあります。

というか、実際、その通りだったことってあるの?って聞きたい。

今回も、羽生選手は全治1か月だとか最初に連盟は言っていました。 でも実際は、「完治は難しい」が真実であり、痛み止めを使いながらの出場でした。

だから私は、多分またNHK杯に出場できるぎりぎりぐらいの数字を「全治~週間」って、出してくるんじゃないかな?と思っていましたけど、案の定。(苦笑)

 

「まず出てもらわなきゃ、困ります」というのがありきで、そのプレッシャーで、選手側の状況なんかは二の次になっているように思えることが、今まで何度もありましたから。

私が嫌なのは、そういう時、ファンがそういうつもりはなくても、結果的には「追い詰める側」にドンドン加担していってしまうことです。

出来るだけ、冷静に見ていきたいと思います。 

 

羽生選手のことを思って、まともな判断のできる青嶋先生のような方が、羽生選手の近くにいて下さると、ホッとします。

 

 

今回のことで、羽生選手を責める気はありません。

周囲の人でも、医者じゃない人達は、最後は責任をもつ判断はできないでしょうし、絶対に責任を持たないでしょう。

 

私が怖かったのは、そういう状況だと結局何かあった時に、「羽生選手が自分で望んだのだから」という一言で、本人のせいにされて終わっていくであろうところです。

 

あの場に必要だったのは、きちんと「責任を持って」 どうすべきかを毅然と判断・指示できる「医師」の存在か、「頭部・頸部を打った場合は強制棄権」のような明確なルールだったのだと思います。

医師が、「頭部に強い衝撃が加わったので検査が必要。 競技は直ちに絶対に禁止。」と言えば、

「羽生選手、衝突事故により強制的に棄権」というテロップが流れ、会場では放送がされて、観客も視聴者も納得したことでしょう。

「強制棄権」になれば、出場できなくなった結果について、誰も羽生選手を責めません。

ルールだから、羽生選手も逆らえません。 悩む必要もない。  そういうのを、当然にできるようでないと、健全なスポーツとは言えない。 

 

 

あるいは、医師が、「頭部を打った様子はなく、脳震盪も全く起こしていない。頭部や頸部に異常はないので、出場可能。」という診断をその場で下せたのなら、

それをそのままそのことをきちんと、現地ではアナウンスで、テレビでは報道してくれれば、みんな安心して見ていられたでしょう。

少なくとも「頭は大丈夫だったらしい」と思いながらみんなが見るのと、「脳震盪を起こしているように見える」と思いながら見るのとでは、天と地ほど違います。

 

アメリカチームのドクターがその場で「軽く診察」して脳震盪の兆候がないと判断した、とかいう報道が出てきていますが、ではなぜ、それがすぐに報道されなかったのでしょうか?

そこがまず、大問題だと思いますが…。

アメリカのドクターは最後には責任をとってくれますか?

私の推測ですが、「臨時に診てあげるだけ」みたいなスタンスで、「最終責任は取れないよ」という条件で診たのではないかと・・・ どうなのでしょう。

軽いチェックだけで、精密検査はしていないわけです。

訴訟につながる責任を事前に逃れるための「条件付け」や契約等、そういうのには長けている人々の国ですから、絶対に事前に何かの条件をつけてから診察したのではにないかと推測。

日本とはその辺は全然違いますから。

そのアメリカのドクターは、アメリカの選手が羽生選手と全く同じ状態になっても、同じような出場を許可したのかどうか、私にはかなり疑問です。多分、アメリカは出さないと思いますよ。

会場にいる全選手に対しての診察責任を負うような「中国大会専門のアメリカのドクター」だったというのなら、話は別ですけれども、そんな話ではない。

非難が出てきたからこそ、「いや、実はアメリカのドクターが・・・」みたいな話が出てきた印象が強かった私には、何をいまさらって感じです。

さらに今では「実は脳震盪は起こしていなくて・・・」とか、当時誰も精密検査をしていないのに決めつけて判断していて、さらには「もっとひどいのは左太ももで・・・」という話になっている。(左太ももが重症だというのは、きっと本当でしょう。でもそれは、滑ったからなおさら酷くなったわけです。)

直後にふらついていたのは、頭ではなくて左太もものせいだと。 

日本全国の脳神経外科の医者が、あの映像を見て、危険だ!と大騒ぎし出したわけです。 それが全てを物語っていると私は思います。 

全部、後だしジャンケンで、無責任なだけですね。

 

 

奇しくも、今年の6月に、知人が似たような状態で顎だけを打ち、倒れ込み、同じように顎から流血して私が救急車を呼んだことがあり、その時に付き添った私が、医者から繰り返し聞かされたのは、

『こういう風に頭を打った場合、あるいは頭に衝撃が加わった場合、(実際に打ったのは顎なのだが、頭部に衝撃が加わっているという意味では同じだそう)、即・検査、異常が認められなくても、24時間付添人監視つきで絶対安静、運動は1週間禁止』、というものでした。

どんなに大丈夫そうに見えても、検査だって脳の全てを解るほど完璧ではないし、脳内に異変があった場合、後から容体が急変したり、後遺症がおきたりすることが度々あり、最悪、命を落とすこともあるので、それを守らない場合は、何が起きてもおかしくないから、と。 

さらに、「こちらはきちんと伝えたから、これを守らずに行動して、何か命に係わる危機的なことが起きた場合は、完全にご自分の責任で、こちらは責任を負いません。守らない場合、突然死もあり得ますが、伝えたのに守らなかったら、責任はこちらにはありませんのでご了承ください。」、とも言われました。

 

日本の医療では多分、それが常識の世界です。

見た目は、羽生選手よりもずっとマシなケースでしたけれども、それでも、ここまで強く私は言われましたので。

 

これを知っている人達、もしくはこの知識だった方々は、みんな見ていて、驚愕したと思います。

当然、医師らは、反対の声をあげるでしょう。

それが彼らの責任だから。

 

それが悪いことだとは、全く思わない。

これを機に、正しくあるべき方向へと状況がより改善されていくのなら、羽生選手のやったことには、とても大きな意義があったのです。

羽生選手の真剣さが、問題を提起してくれたのです。

決して、決して、うやむやにされることなく、改善されることを期待したいです。 それは羽生選手も、望むところでしょう。

フィギュアスケート界を、よくしたいと願っているでしょうから、きっと。

 

出場停止にされると困るから、あえて医師を帯同しない、ということさえあり得るのなら、そうなるともう、選手はただの「都合の良い、使い捨て道具」だということになりますね。

 

 

一方で、報道の在り方にも色々と関係がありそうです。

繰り返し流された流血時の痛ましい羽生選手の様子の映像や写真も、羽生ファンのショックを高めたとは思います。

特に、ファントム(怪人)衣装で、流血して虚ろな目で見上げている羽生選手の写真ばかり、というのは、それが「パリの散歩道」の衣装だった場合よりも、より危うさを感じさせる外見になっているので、余計に衝撃をもたらす効果があったと思います。 

それが演技の、ただの「演出」だったのならまだしも、「事実」としての、テーピングや流血だったわけですから。

しかもその映像が繰り返しニュース等で流されたのですから、いつもの羽生選手の姿を期待していた方々にはショックだったでしょう。

 

隠すのがいいとは全然思わない。 けれども、報道のあり方に疑問を感じた人も多かったのは事実でしょう。 

 

私の友人から確認したところ、ある外国のテレビでは、流血場面等は一切流されず、悲惨な映像も一切なく、「衝突事故により頭にテーピング」 の説明があって、テーピングを巻きながらの6分間練習の羽生選手の様子が少しだけ流れた後、

羽生選手のソチ五輪の時の「パリの散歩道」のカッコいいハイライト映像が流されて、羽生選手が五輪金メダリストであることを報道し、

それから実際のあの「オペラ座の怪人」の演技の映像が流され、最後、

「彼の得点は、ベストスコアより40点あまりも低かった」 とのコメントと共に、大会で2位になったことが示されて、それで終わったようです。 

(もちろん、生中継ではないから、出来ることではあります。)

それだと、特になんのショックもなく、「ふーん。 残念だったね。でも怪我しても頑張ったんだね。凄いね。」で終わる・・・ という感じに見えるようです。

 

報道の仕方、され方一つで、こんなにも印象は変わるものなのか・・・ と考えさせられました。

 

外国から、賞賛の声が・・・というのも、それぞれの国で、どのように放送されたのかが、まず問題です。 

報道のされ方で、印象操作なんて、いくらでもできますので。

どの国であっても、誰であっても、仲間内の過失は隠して、かばおうとするものです。 

日本と同じ報道をした国は、一つもないでしょう。

 

それでも、頭にテーピングを巻いた状態のフィギュアスケーターというのは、やはり衝撃ですし、子供に何度も見せられる映像ではない。

羽生選手自身も、恥ずかしそうに「撮らないで」と言っていた場面があったので、そういう羽生選手の心理を考慮していないのもどうかと思いますし。

羽生ファンとしては、できるだけ真実が知りたいので、あまりにカットされ過ぎて、事実がうんと軽く報じられたりするのも逆に困りますが・・・。

 

 

 

さらに、プルシェンコ選手が、コメントを出したようです。

http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2014/11/11/kiji/K20141111009265440.html (ニュース)

http://instagram.com/p/vOW0bFGy0G/ ← プルシェンコ選手のインスタグラム

「個人的な意見としては、小さな大会で健康を損ねるほどのリスクを冒す必要はない」としながらも、 「ユヅルはプロフェッショナル!」 とも、言ってくれています。

その通りだと、私も思います。

 

羽生選手のプロ根性は、中学生の時の演技を見ていてもわかるほど、昔から明らかで、凄いと私も思っています。だからこその金メダリストでしょう。

ただ、本当のプロはお金が発生しているから、穴をあけないという意味でも、無理を押してでもやることが賞賛される、というのはわかります。

でも、羽生選手は、どんなにプロっぽく見ていても、やっぱり今はプロではないので、プロとしての報酬はもらっていないはずです。

アマチュア競技として出ているわけです。 

その場合、お金はどこへ?健康を損ねるほどのリスクを冒した代償の結果、羽生選手はどうなる?  

その時、羽生選手の手元に残るものは何で、失うものは何ですか…?

プロ根性を称えて危険を冒してまでの出場をあおるのなら、最低でも、それ相応の報酬を与えてあげてほしいですね。

 

私は、自分の経験から断言できるのは、

順調な時は散々エールを送って賞賛していて味方のようであっても、その相手の期待を裏切る、または少しでも利益を損ねるような結果になった途端、手のひら返す人達、というのは、いくらでもいます。

そういうのは所詮、その人を大切な一人の人格者として見ているのではなく、自分の何かの目的のために道具のように「利用している」にすぎない人たちであって、本当の味方ではありません。

で、そういうのは、自分の意志ではない形で、でも結論としては、相手の期待を裏切ることになってしまった時にこそ、明らかになると思います。

 

 

「本人がやりたがっているんだから」とはいっても、もし同じような事故が、練習中に起きたら、羽生選手はその後滑ろうとしたとは、私には絶対に思えません。

滑るわけがないと思う。(苦笑)

つまり、あの時、そこには確かに、「大会」「成績」「観客」「視聴者」「スポンサー」「期待」その他が複雑に絡んでいるからこその、羽生選手の決断・行動だったとみるしか、私には出来ない。

 

そして、「ひょっとしたら、これが自分の最後の演技になるかもしれない」という思い―――これがあったら、羽生選手は何があっても滑ろうとしたでしょう。 

だから、そういう思いで、今回のフリーの演技に向かった可能性は高いように思います。(これは私の推測です。)

「大丈夫、僕は死ぬまで滑れる。」と繰り返し言ったという報道がありますが、そう言ったとしたら、多分、そういう気持ちだったのではないかな、と私は考えています。 自殺願望とか、ヒーロー願望とかじゃないでしょう。 

被災地を勇気づけたい、今生きていることに感謝したい、って言っていた羽生選手が、そういう考えに至るとは全然思えませんね。

皆の前で死ぬ姿をさらしたい、なんて思っているとは思えません。(普通思うはずない。)

もしこれが最後の演技になってしまう可能性があるのなら、文字通り、「最後の最後の瞬間まで気力を振り絞って、本当に倒れて死ぬような状態に至るまで、この演技をやりきる覚悟が自分にはある!」という、悲壮なまでの覚悟を伝えたかったのではないかな?と私は思うのですが…。

 

羽生選手を、そこまで追い詰めているものは何でしょうか。

元をたどれば、多分、疲労⇒やりすぎ ⇒「怪我」または「古傷悪化」 ⇒ (最後になるかも、という思い)・・・なんですよ。

だったら、これを避けるように、けがの回復が、最優先されるべきだと、私は思います。

 

羽生選手は、今まで何度もインタビューで、上のような「これが自分の最後の演技になるかもしれない」という思いや、「怪我したら、終わりになってしまう。いついきなり、競技人生が終わるかわからない。」といったような覚悟をもって毎日の練習にもあたっていることを、語ってくれています。 

大震災の影響もあって、そういう思いは強まったようですが、それだけでなく、常に最高難易度の技に挑戦している者として、フィギュアスケートがそういうリスクを負っている競技であり、過去にもそうやって引退に追い込まれた先輩や仲間たちが沢山いることを羽生選手は、よく解っていて、常に意識しているように、私は理解していました。

リンクを見つめている時の涙は、そんな思いを抱きながら見つめていたのではないかな、と私は思うし、苦しそうにしながらも、「跳ぶ!」と途中で吠えるように叫んだのも、最後まで絶対にやってやる!っていう闘志を奮い立たせていたのではないかと、私は思います。(私の推測に過ぎません。)

(ちなみに、羽生選手が演技直前に非常に怖い、いやもう、怖すぎるほどの顔をしていたり、集中するあまり、傍から見たら「怪しい兄ちゃん」状態になっているのも、よくあることだと私は思っています・・・  (笑))

 

ただ私は、あの時、あそこで棄権して大事をとれば、決して「最後の演技になる」とまでは、全然思っていませんでした。

棄権さえすれば、またNHK杯頃までには、滑れるだろう、と。

むしろ、演技を強行した場合の方が、それこそ、本当に「最後の演技」になってしまうリスクが遥かに高まるような気がしていました・・・ さらに、命をも失う危険があったわけです。 

だからこそ、ものすごく驚いたし、何があっても止めたかったのです。

(もちろん、中国杯を棄権したら、グランプリファイナルには出られないわけですが、長きに渡って休養する羽目になったり命を失うよりもは、比較にならないほどマシだろうと思っていました。)

 

結果としては、羽生選手は滑れてしまった。 多くの選手が言っているように、普通は滑れませんね。

ご本人が、「棄権は考えた。」「でも、やれちゃったから大丈夫です」などと笑顔で、心底ホッとしながら言っていたように、羽生選手本人にも、最後までやりきれるかどうか、確信はなかったのかもしれない。

「絶対にやってやる!」というほどの強い思いをもった上で滑ったのは、あの顔を見ていても、間違いないだろうけれども。

演技の最後の、満ち足りたような、柔らかい、印象的な笑顔は、「最後まで滑りきれたこと」をただ、感謝しているように、私には見えました。

 

キス&クライで、号泣した羽生選手を見て、とても複雑な気持ちでした・・・ そこまで追い詰められていた、ということ。

本来、何があっても、あの低いスコアで喜ぶような羽生選手じゃないですから。 

むしろ今までの羽生選手なら、悔しがって大泣きしているはずのスコアですし、あれではとても町田選手にも無良選手にも勝てないスコア&身体状況です。

2位になれたのは、単に、周りも酷く自爆しまくりの大会だったからで…。

そこまで全力を尽くしてくれたことは、本当に凄いと思うし、それが出来るのはただただ尊敬しますが・・・。

 

私は、羽生選手を応援はしたいけど、「追い詰めたくは」ありませんし、「壊したく」もない。  その一言に尽きます。

一方で、私個人は、あの演技で見せてくれた、あそこに込められていた、羽生選手の魂の表現はとても好きです。 

そういうところが多分、、私は一番好きなんです。

 

 

 

さて、ショックであの演技をなかなか見られない、という繊細な羽生ファンの方々も結構いらっしゃるようなので、その気持ちも配慮して、ちょっと別の視点から見てみます。

 

こちらは、ある動画主様の動画です。

羽生選手が怪我前に、練習していた当時の映像を使って、

音源と共に「オペラ座の怪人」の全体像を予想したものが、あげられています。 動画主様、拝借します。 ↓

 

 

これは、動画主様の予想であり、練習時の映像をつなげてみたものに過ぎず、実際の演技そのものではありません。

実際の演技は、これとは違うし、これよりさらに完成した形のものを目指していたでしょう。

でも、この時の羽生選手は、まだ腰痛前ですから、身体全体がとてもしなやかで力強く、ジャンプもことごとく成功しています。

先日行われた中国杯のフリーで、羽生選手がいかに身体的にボロボロ状態に追い込まれながら無理して演技されたかが、改めてわかるかと思います。

中国杯フリーでは、ここで出てくる、ドーナツスピンもビールマンスピンも、ハイライトで入る予定だったレイバック・イナバウアーも、後半の4回転も、全てが封印され、別のものに変更されていました。

おそらく、身体的に無理だと羽生選手自身が判断して、変更したのだと思います。

それでも十分に美しかった羽生選手はただただ驚異的ですが、でも、本来羽生選手がやろうとしていたものは動画に見られるように、遥かに高度で美しく、そもそも男子選手でやれる人が全然いないビールマンスピンやレイバック・イナバウアーが入り、同時に2種類の4回転と後半での4回転コンビネーションジャンプが加わり、さらにトリプルアクセルが2度も入り・・・ という、文字通り、誰にもできないような驚愕の内容のものだったはずと思います。

到底、満身創痍の身体で出来る内容ではない。

 

 

だからこそ、腰痛再発後、どれほど悔しい思いを抱えつつ、一生懸命調整しつつ、練習をしながら、先日の中国杯当日を迎えたのかと思うと・・・

そして、6分間練習中の衝突事故で、どれほどの絶望的な思いを、一度は抱き、(この時、「僕のスケートはこれで終わるのか…」と思ったと証言されています)、さらに様々な思いがよぎる中で、まだ思ったより身体が動くとわかった後、決意してあの演技を遂行したのかと思うと、胸が痛みます。

 

 

私は、まだまだこれからと思っている時期に、やりたい目標をやりつくさないうちに、自分の思うような演技が出来なくなってしまった時、最も壮絶に苦しむのは、他ならぬ羽生選手自身なのではないかと思っています。

 

 

本当に、穏やかに休みつつ、この状態の演技ができるほどに身体が回復してくれたら・・・と、何よりも先ず、羽生選手のために、ファンとしては願わずにはいられません。

 

 

あれほどの才能が、その一部でも無駄につぶされるようなことになったら、羽生ファンとして腹立たしいだけでなく、本当に本当にフィギュアスケート界にとっても、惜しいことだと私は思います。 

だからこそ、大事にしてほしい。

羽生選手に限らず、選手はみんな、一人一人、宝・・・ あるいは大事な宝石の原石だと思って、扱ってほしいですね。

そういう姿勢が見えてきたら、きっとみんな、「私もフィギュアスケートやってみたい!」って思うように、なるでしょう。

 

 

羽生選手の、中国杯での魂を込めてくれたフリー演技「オペラ座の怪人」については、落ち着いたら、また別の記事でUPしたいと思います。

 

NHK杯のチケットの3次販売が、15日に行われるようです。

これが、羽生選手への変なプレッシャーとならないことを、心から願います。

羽生選手の疲労と、身体の回復を、お祈りしています…!!

 


2014NHK杯チケット3次販売(11月11日更新)と、羽生結弦・メモリアル・切手セット(10月10日更新)

2014-11-13 | プロアスリート羽生結弦・羽生選手関連ニュース

NHK杯(11月28日(金)~30日(日) 大阪:なみはやドーム)の、チケットの3次販売が、11月15日(土)12:00~ 行われます。

今回は、先着順です!!

 

こちら ⇒http://skatingjapan.or.jp/image_data/fck/file/2014_Figure/NHK/14NHK_ticketinfo1107.pdf

イープラスの申し込みのHP ⇒http://eplus.jp/sys/web/sports/winter/nhk-fg/index.html

 

当日券販売等も、あり得るけれども未定のようです。

今後は予告なく追加販売をする、と書かれています。

 

中国杯での事故と5か所もの怪我を受けて、羽生選手の出場はほぼないだろう、と私は現時点では思っています。

(というか、あったらむしろ、羽生選手の”身体”には非常に残酷だと私は思いますが・・・)

しかし、カナダ大会で優勝した無良選手の出場や、同じくオペラ座の怪人をやった村上佳菜子選手(羽生選手と同時に、4年前の世界ジュニア選手権で女子優勝者になった)、次期エースになる期待の大きい実力者、宮原知子選手なども出場します。

本当は出場できるように最大限の努力をしてくれていた羽生選手の心情をも慮り、羽生選手がいなくても楽しく観戦できるよという方、見たかった方には、この3次販売は朗報だと思います。

良いお席というわけではないと思いますが、料金はお得です! 

見切れ席というのは、カメラ等や角度の悪さで、見えなくなる死角が生じる席のことです。

 

以上、11月11日更新・追加分

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現時点では、一応、羽生選手が出場する予定になっている、グランプリシリーズ日本大会(NHK杯)2014(大阪・なみはやドーム) 日程:11月28日(金)~30日(日) の、正規の単独チケットの、「2次販売」受付が今日の夜中までです!

皆様が一部転売屋を無視してくださったおかげで、キャンセル流れによる2次販売が行われています。

「抽選制」なので、大変だとは思いますが。

 

NHK杯のHPはこちら → http://skatingjapan.or.jp/whatsnew/detail.php?id=2330

2次販売についてのHPはこちら → http://skatingjapan.or.jp/image_data/fck/file/2014_Figure/NHK/14NHK_ticketinfo1001.pdf

 

受付のEプラス・ホームページはこちら →  http://eplus.jp/sys/main.jsp?prm=U=14:P1=0402:P2=013607:P5=0001:P6=001

 

受付期間は、10月10日(金)12:00 ~  13日(月・祝)23:59まで、だそうです。 現在、申込み受付中です。

先着順ではないので、期間内に申し込みすれば、抽選で当たればチケットが手に入ります。

 

驚くべきことに、未購入席(キャンセル流れ分)は、全座席とも存在するようです。数は不明ですが。 

スタンドB席分(なんと2000円!)については、「見切れチケット」(一部見えにくい箇所がある、座席の場所としてはあまり良くないチケット)のようですが。それでも良い方には、朗報です。

 

クレジットカード決済限定になっています。

当選時に、決済されるようです。

 

なお、HPを見ればわかるように、どうやら、「3次販売」が出てくる可能性もあるようです。 

どうしても見たい方は、諦めずに正規販売を狙いましょう!

 

なお、羽生選手のお身体の状況を心配しているファンの一人としては、羽生選手の出場については、なんともいえないと思っています。

 

個人的には、羽生選手にプレッシャーを与えたくはないし、羽生選手には何よりも絶対にお身体を第一にして欲しいので、

万が一羽生選手がNHK杯に出られなくなっても、文句なく楽しく見られる自信のある方々に、この試合はおススメしたいですね。

いくら「プレッシャー大好き羽生選手」で、プレッシャーを糧にパワーアップしちゃう特異体質でも、怪我悪化につながるようなプレッシャーは私は嫌なので・・・。

ファンには、羽生選手の現在の身体状況の本当のことはわかりませんが、最善の決断がなされることを祈っています。

 

迷われている方へ

NHK杯は、日本でフィギュアスケートを見る機会としては、かなり割安なほうです。

会場となる大阪近辺にお住まいの方は、格安で見られるチャンスだと、私は思います!

 

今後の3次販売等についても、私もチェックはしますけど、大会HPが更新されていることに気がついても、

自分のHPを更新する暇がないことも十分にあり得るので、皆様各自、大会HPをこまめにチェックされることをおススメします!

 

・・・個人的には、羽生選手の公式HPが出来て、そこに試合やショーの最新情報だけでも載ってくれるとありがたいと思うのですが・・・

スケート連盟がそういうところにお金をかける気があるのかどうか、ですよね・・・

 

何より、年末の全日本選手権に向けて、チケットの対策を練って頂きたいと、本当に思いますね。

 

個人的には、異常な高額チケット、「テンバイヤ」モンスターたち横行と、「ボウゲン」モンスターたちの横行は、深い部分で繋がっていて、大いに関係があると思っています。選手を欲望の対象とみなす行動も同じ。

 

選手達だけでなく、いったいどれだけのファンが、極度の「シット」「ボウゲン」モンスターたちのおかげで、過去嫌な思いをさせられたり、時にはズタズタに傷つけられてきたのか・・・

また、どれほどの健全なファン層、及び潜在的ファン層が、そういうことや、転売屋横行と、加熱するチケットの異常な状態のせいで、観戦を諦めたり、スケートから距離を置くようになってしまったのか・・・ そういうことを思うと、本当に胸が痛みます。

これを機に、完全に改善されていくことを期待します!

 

 

以上、10月13日更新

 

 

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羽生選手のメモリアル・フレーム・切手セット

 

次のフェイスブックのHPで、その詳細がさらに明らかにされています。 https://www.facebook.com/yuzustamp

担当者の熱意が嬉しいですね! 切手がとにかく、写真がどれも本当に素晴らしい! 厳選されています!

羽生選手、300枚の候補の中から、30枚をご自分で選ばれたそうです。 羽生選手本人が写真を選ぶと、こんなに良いものばかりになるのか、と私は驚いてしまいます。まさに、これぞという瞬間の写真ばかりです。

担当者の方が、仙台からカナダまで同行してその間に選んだと書かれているので、飛行機の中で選んだのでしょうか? ・・・大忙しでしたね。

演技に対する羽生選手のコメントも、非常に嬉しい! 素晴らしい素晴らしい!!(笑) 楽しみです♪

羽生結弦選手切手集担当者 フェイスブックHPより

羽生選手、この写真へのコメントに、「大好きな曲」で「また滑りたい曲」だと書かれています。是非是非滑って!!

私は見たいです!! (参考→ 最高おススメ演技その9 で紹介の「sing sing sing」)

 

 

以上、10月10日更新

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以下、9月28日更新内容

 

どうやら、旅行会社:JTBが確保していた分のチケットがあるらしく、その分が9月29日(月)12:30~ から販売されるようです。

大会全日分(3日分)のチケットを確保してあるツアーのようです。 

スタンドSS席(正規金額一日・1万円)限定みたいです。 ペアでの申し込みが必須だというあたりが、人によっては良し悪しでしょう。 

東京出発が対象で、大阪近辺や西日本にお住まいの人には、残念ながら意味のないツアーですし、しかも、全日程に行ける、スケジュールの余裕のある方たちだけが、申し込みできる内容なので、対象は相当に限られると思いますが、該当できて絶対に何があってもいきたかった方、たとえ羽生選手が出なくなったとしても是非とも大会を見てみたかった方には、朗報かもしれません。 

JTBのチケット込み旅行のHPです → http://www.jtb.co.jp/sports/figure-nhk/

 

ホテル代、新幹線代も込みでの金額のようです。 

これが、高いか安いかは各自の判断でどうぞ。

個人的には、ちょっと複雑な気持ちです。 このタイミングでの売り出しがどうなのかも、ちょっと気にはなります。

 

海外の大会については、旅行会社がツアーを組んでいて、チケット込みの販売をすることはよくあります。

個人での個別手配が難しい人は、それを使うのも手ではあります。 

 

ただ、まだ羽生選手の今の状態が不明なため、確実に出場が決まっているとは言い難い状況だと個人的には思います。

(もちろん、現時点ではご本人は出られるように最善を尽くされていることと思いますが。)

 

公式発表(テレビニュース)、新聞発表ともに共通していたのは「4週間」というキーワード。 

テレビニュースでの発表では「全治4週間」との放送でしたし、読売の報道は「4週間絶対安静」とのことでしたから、どちらにしても回復に最低・4週間かかるというのが共通の情報であり、今から約1ヵ月後ぐらいに、羽生選手の本当の状況・回復具合がわかってくるだろうと思います。

 

心配されているファンの方は多いと思いますが、骨折したというわけではないようですし、いくど「絶体絶命」状態に陥っても、何度も奇跡の復活を遂げてきたプルシェンコ選手のように、羽生選手にも「絶対に復活する強い意志」が備わっていると思いますし、羽生選手にはまだまだ沢山の使命が残されていると思うので、必ず元気な姿を見せてくれる日が来ると思いますので、それを信じて待つのがファンの役目かな、と私は思います。

私が思うに、そもそも羽生選手は、フィギュアスケートにつきものの「怪我」等、それらのリスクさえも覚悟の上で、今までずっとやってきていたと思います。

 

幾度もの激しい試練を乗り越えてきて、そのたびにそこから何かを学び、強く賢くなってきた羽生選手は、今回もきっと、その試練の期間が短かろうと長くなろうと、完全回復後にはまた一回り賢く、さらにたくましく、人間的にも大きくなって、ファンの前に現れてくれるものと私は思っています。 

私が今までずっと見てきた中でも、本当にトップ級に判断力に優れた、賢くて意志の強い選手ですし、忍耐力はそれこそ半端ない方ですから・・・・!

だからこその、これだけ若くして築き上げた、今の実績でもあります。

 

私は羽生選手のそういう優れた側面・・・ 「試練を乗り越える力の凄さ」「逆境で培う強さ」においては、強い確信がありますので、大丈夫! 

絶大に信頼しています!!

 

むしろ、ファンを思うあまり、あるいはその「強い責任感」のあまりに、あせって無理して何かをして、かえってダメージを受けたりしないよう・・・ 

また、「スケート界の諸事情」なんかで、意味のない無理を強いられることだけは絶対にないように・・・ 

(← こういうのは結局、未来のフィギュアスケート界全体の、計り知れないほどの損失に繋がると私は思っています!)

 

それらについては本当に、心からお祈りしています!!

 

 

(以上、9月28日追記分)

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(以下、9月10日更新分)

プレオーダー・先行予約販売 が開始されます

①Eチケット プレオーダー 9月10日(水)12:00~ 16日(火)23:59

http://eplus.jp/sys/main.jsp?prm=U=14:P1=0402:P2=013607:P5=0001:P6=001

 

②ちけっとぴあ 先行予約  9月10日(水)11:00~ 18日(木)11:00

http://ticket-search.pia.jp/pia/search_all.do?kw=NHK%E6%9D%AF

 

③ローソン プレリクエスト 9月10日 (水)12:00~

http://l-tike.com/d1/AA02G03F1.do?DBNID=3&ALCD=1&PGCD=215703

 

http://skatingjapan.or.jp/image_data/fck/file/2014_Figure/NHK/nhk14_summary_information0819.pdf

 

 

2014 NHK杯 (11月28日(金)~ 30日(日))の、公式HPはこちらです。 http://www.nhk-trophy2014.jp/

チケット発売日(一般販売)は、9月20日(日)~ です。

チケット情報 詳細ページ http://www.nhk-trophy2014.jp/ticket.html

 

 

 

チケット情報や大会の詳細のようなものは、簡単なのでも良いから、羽生選手の公式HPができて、そこに情報が集約されると、一番有難いのですけれどもね。

(羽生選手の出場予定大会、チケット情報、出場予定アイスショー等、情報ページだけでも良いから…)

 

 

さて、羽生選手が、なんとついに切手にまでなりました!!

どうやら、過去の名演技を思い起こさせる、素晴らしい厳選写真が使われるようです・・・・!!

羽生選手ご本人が監修して、膨大な写真の中から、選びぬいた写真が使われるようです。

申し込みはこちらから → http://www.shop.jp-network.japanpost.jp/pc/feature/hanyu/index.jsp?cc=ba_hanyu

 「羽生結弦・メモリアル・フレーム・切手セット」  3980円

 

 

切手集担当の方が公開して下さっている情報 (こちら →https://twitter.com/yuzustamp )によると、

相当な気合で作られたものに感じられます。 

切手の写真には、非常に美しくなったイナバウアーも加わって最高ですね。

はい、素晴らしいです! (笑)

 

しかし、こんな切手だと、もったいなくて実際に使える気がしません。 

私は切手は使えてこそのものだと思っているので、記念切手買っても必ずいつか使っちゃうタイプなんですけど、これはさすがに難しいかも・・・(笑)

でも、誰かにこの切手で手紙を送ってこられたら、嬉しいです。

このセットを誰かに「プレゼントとして」もらうのが、一番嬉しいかも。(笑)

 

商品の詳細はこちら ↓


注文受付期間:9月16日(火)〜11月14日(金) ※インターネットでは16(日)まで
商品発送:11月4日(火)〜
インターネット注文受付ページ:http://www.shop.jp-network.japanpost.jp/pc/feature/hanyu/index.jsp?cc=ba_hanyu
twitter:https://twitter.com/yuzustamp
プレスリリース:http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000010574.html

 

 http://www.post.japanpost.jp/notification/pressrelease/2014/00_honsha/0828_01_03.pdf

 

 それにしても、羽生選手を取り囲む環境は、本当に激変したのだな、と・・・ しみじみ、そう思わされました。

ソチ五輪から、たった半年ですけれども。

CMに出てきたり、切手になったり・・・ 去年の今頃を思うと、不思議な感じがします。

 

「好きな有名人」「好きなスポーツ選手」の質問に、「羽生結弦さん」と答えると、フィギュアスケートに詳しい友人達以外では、「誰それ?」「何の人?」などと昨年末までは聞かれることが多かったり、名前はちょっと知っていても、羽生選手がどのくらい凄い人なのかは全然知らない、なんて人もかなり多くて、「あれだけテレビに出ているのに、そんなに知らないものなのか・・・」と驚いたものですが、

そんな日々が、なんだか今ではもう遠い昔のような・・・  

  

フィギュアスケートに興味のない男性たちにも幅広く認知されるようになったのが、私は一番嬉しいですね。

 

 

次は、来年度のカレンダー情報です。

こちらは、2種類(卓上と、通常版)に増えました。

 

卓上 羽生結弦 カレンダー 2015年
 
株式会社 ハゴロモ
羽生結弦 カレンダー 2015年
 
株式会社 ハゴロモ

  

  

 24時間テレビ事前番組宣伝での、羽生選手が小学校を訪問したときの映像動画です。

http://www.dailymotion.com/video/x24tdca_140829-%E3%82%A8%E3%83%96%E3%83%AA%E3%82%A3_sport#from=embediframe

 

私も、羽生選手がもし金メダルじゃなかったら、どうなっていたのだろうか、と考えてみることがあります。マスコミの取り上げ方や、ファンの数はどのくらいどう違ってきたのか、等・・・。

 

以前「ソチ五輪ロミオの長所」のページで書いたように、ソチ五輪での羽生選手のフリー終了直後、「その姿」に最も感動し、たとえ金メダルじゃなかったとしても、羽生ファンで良かった、応援してきて本当によかった、と私は心の底から思いました。 十分すぎるほど、感動をもらったと思ったから・・・。

もちろん、結果が金メダルだったことは、何よりも素晴らしいことでしたし、私はそもそも羽生選手が最も金メダルを取るにふさわしい選手だとずーっと思っていたので、無事に取れて本当に、心からホッとしましたが。

一方で、どんなに金メダルをとりたくても、あるいは、本当は取れるはずの人でも、様々な状況から、取れない選手たちもいる・・・ 

そのことをも思いつつ、羽生選手には、これからも、この力を最高の形で活かしていって欲しいな、と、個人的には強く思います。

(もう既に、驚くほどガンガン精力的にやってくれていて、むしろその多忙さが心配なくらいですけど・・・。)

 

 

24時間テレビ内で流された、「夢に描くキセキ」という、仙台出身の「パンダライオン」さんの歌(ライブ) と羽生選手の映像です↓

http://www.dailymotion.com/video/x24xr7a_24hour-telrvision-%E7%BE%BD%E7%94%9F%E9%81%B8%E6%89%8B%E3%82%86%E3%81%8B%E3%82%8A%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%81%AB%E6%B3%A8%E7%9B%AE_music

 

「パンダライオン」は、羽生選手が以前からファンだと公言していてファンレターまで送っていた「Hi-Fi Camp」(既に解散)というグループの、元メンバーの3人と、新たなメンバーが加わって出来たグループだそうです。

この歌、本当に歌詞が、羽生選手のことそのままを歌っていて、ファン目線から見て、ものすごく良い応援歌だな、と思います。

まさに、羽生選手のために作られた歌。  

羽生ファンとしては思わずジーンとくる箇所が複数あり、時々鳥肌も立つような、感動的な歌です。

パンダライオンさん自体が、本当に羽生選手のファンなのだな、と良くわかる歌です。

ライブに重ね合わされた、羽生選手の実際の映像との編集のされ方も、歌詞に合致していて素晴らしい! 

羽生選手は、本当に多くの人に支えられていますね。 

 

それにしても、自分のことがそのまま歌になり、歌詞にされてみたら、 それが見事な、感動的な歌になる生き方をしている羽生選手は、すごい。

本当に、「熱血スポーツマンガの主人公」みたいな人です!(笑)

 

 

最後に、「卵かけご飯を食べて、ささやかな幸せを感じる羽生選手の映像」です ↓ 

羽生ファンならきっと、その姿を見て、ささやかな幸せを感じられます。(笑)

 

ところでこれ、羽生選手は全部食べられたのでしょうか?

超少食という話と、アスリートとしては少食なだけで、一般人と比べたらかなり食べるという、二つの話があって、よくわかりませんが、

これを見る限り、食べっぷりもよさそうだし、胃がビックリする発言や最近のスタミナ増強具合等から考えると、栄養担当の栗原さんのおかげで、メニューや取り方を工夫して、時間をかければすごく食べられるようになってきた、ということでしょうか・・・?

 

この映像が流れた、もとの番組の全体です。↓ 演技も含まれています。

http://www.dailymotion.com/video/x24zwbt_140901-%E3%80%87%E3%83%96%E3%83%AA%E3%82%A3_sport#from=embediframe

既に見たものと一部重複しますが、24時間テレビ内で放送されなかった、羽生選手の演技後のコメントが最後に映されています。

さらに途中で、前回紹介した、中学生向けの羽生選手の言葉の前に、別の言葉があったようです。

抜粋してみます。

 

「フィギュアスケートをやっていく中で、本当に沢山の人に支えられました。

今、当然のように生活していること、当然のように生きていること、勉強していること、

それを自分だけの力じゃないって、しっかり感じてほしいなと思います。 

本当に大変なことばっかりだと思うんですけれども、そこに全部「ありがとう」って言えるくらい、

感謝の気持ちをもっていれば、いつか絶対にいいことがあるなって 僕は信じています。」(羽生結弦選手)

 

 すごいですね。 ファンであっても、羽生選手が何歳だったか、時々わからなくなるような… 

 

さらに、24時間テレビでの、「ロミオとジュリエット」の演技終了後に、羽生選手が語ってくれた言葉です。

あの時、放送されなかったのは残念でしたね。 ↓

 

 「ここにいる方々も、もしかしたら、津波の被害だとか、原発の被害だとか、そういうもので苦しんだ方も沢山いらっしゃると思います。

ちょっとでも元気の出るような結果を残せるよう、一生懸命頑張ってまいります。

そして、全国の方々に、少しでもこの東北の被害、東日本の被害というものを自分の映像を通して知って頂いて、ちょっとでもボランティア活動、募金活動が増えることを心から願っています。

今日は本当にありがとうございました。これからも頑張ります。」 (羽生結弦選手)

 

 その場にいた方々の、涙が見えるようです・・・

 


中国杯・事故とその後の問題点、羽生選手はどうかゆっくりお休みを!

2014-11-10 | グランプリシリーズ 2014‐2015 

中国杯の直前6分間練習中に、 衝突・流血事故となり、さらにその後、フリー演技をした羽生選手が、

緊急帰国して精密検査を受けました。

脳には異常なし、全治2~3週間との診断が出たようです。

 

日本スケート連盟の、公式発表 ⇒  http://skatingjapan.or.jp/image_data/EVENT/2171_2.pdf

http://mainichi.jp/sports/news/20141110k0000e050130000c.html (診断結果つきニュース)

 

「頭部挫創(切り傷)、下あごの挫創(切り傷)、腹部と左太ももの挫傷(打ち身)、右足関節捻挫(ねんざ)」 だそうです。

 

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141110-00000103-spnannex-spo

 

とりあえず、ご無事でいて下さって何より・・・(涙)

今後も、異変が起こらないことを祈ります。

とにかく、元気で、生きていてほしい。 少しでも前向きに、笑っていてほしい・・・  もう、ただ、それだけです。

 

私は、羽生選手に間違っても死んでほしくありません。

脳に何か起きていたら、突然の異変もあり得る・・・ その恐怖を感じさせられた数日間でした。 

 

羽生選手の以下のコメントを読んで、ちょっとホッとしました。 

 

皆様にはご心配とご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいですが、まずは、ゆっくり休み治療したいと思います。

今後のスケジュールについては、怪我の回復具合をみながら、検討したいと思います。」

 

きっと、あの演技強行が、どれほどのリスクがあった行動だったのか、日本の医者から説明を聞いたことでしょう。

 

頭をどのくらい打ったのか、打っていないのか、よくわかりませんが、

今後起こり得る、セカンドインパクト・シンドローム、その危険について、ファンのみなさまも、知っておいたほうがいいです。 ⇒  http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141110-00010003-mocosuku-hlth

 

羽生選手、どうかご無事で・・・!

 

私はもう、NHK杯は、無理してほしくないです。

「半端に出場出来たなら、羽生選手はどうせまた、無理するに決まっています。

そのための練習をしたら、まだ事故後1か月以内ですから、突然、どんな影響が出てくるかわからない。

今度こそ、何がおきるか わからない・・・ 

NHK杯に出たがっているという羽生選手の気持ちはよく解るけれども、一方で私は、そんな気持ちから、生きた心地がしませんでした。

 

腰も、痛みどめを使わなくて済む状態にまで戻ってから、試合に臨んでほしいです。 

 

 

「フィギュアスケーター残酷物語」 ーーーそんな言葉が、昨年のこの時期から、何度も何度も頭を巡ってきたこの1年でしたが、

今回のことは、自分が最も大事に思う特別な選手で、ついに、しかもその”究極の姿”を見せられてしまったような気がしてしまいました。

 

いつもだったら、自分の身体をよくわかっているはずの、賢い羽生選手の決断を信頼して、

ファンとしては、覚悟を決めて応援すべきところでした。

でも、その「判断」こそが正常でなくなる可能性が大の、「顎から氷に落ちて」「頭部に衝撃を受けた」という、特別な状況の後だと、話は全く違って見えました。

こうなったらもう、本人の判断や意志の問題じゃない。

出たいとか出たくないとかの、問題じゃないはずだと思っていました。

 

 

羽生選手が驚きの姿でリンクに戻ってきた時の、観客席からの歓声さえ、(本当は悲鳴も沢山混じっていたのだろうけど)、

羽生選手の命を奪う凶器に変わっていくような、恐ろしい感覚。

私は確かに、あの瞬間に、その雰囲気に、強い怒りと悲しみと怖さを覚えました。

 

繊細な神経を研ぎ澄ませながら、危険を伴う最高難易度の技で常に勝負している羽生選手は、

その神経を鈍らせるような状態で、試合に臨むべきではない。

 

フィギュアスケートは、F1じゃない。 

「選手生命」のリスクは絶えずかかるのは仕方がないとしても、明らかで露骨な「命のリスク」までもを晒してやるべき競技ではない。

競技として、その辺の理解と認識が、どう見ても甘すぎる。 

そう思って、驚きました。

なんでまともな医者がついていないのか。

 

足や腰なら、まだ問題ではない。

頭部や脳だけは、別。

判断する箇所こそが、ダメージを受けている可能性があるからーーーー そういう知識で見ていると、あれは世にも怖い光景でした。

 

 

松岡修造さんが最初、「棄権すべき!」と叫んでいたのは、正しかったと思う。

願わくば、松岡さんには、そのまま羽生選手の前に立ちはだかって、「どうしても行くというのなら、おれを百発殴ってから行け!」とでも言ってほしかった。 

正直、ドラえもんの「どこでもドア」があったなら、いきなり羽生選手の前に現れて、私がそれをしたいほどの気持ちでした。 

たとえ本当に、羽生選手に殴られたとしても、その強いスケートへの思いを知っていたとしても、止めたかったです。

 

問題は、周囲の人達と、こういうことが起きた時の体制、ルール作り、知識の徹底、そして、判断力だったと思います。

 

羽生選手の表情を見ていて、色々なことを思いました。

全く普通のレベルじゃないほどの不屈の精神を持っている・・・ そんなことは、ファンなら、とっくに解っていたから。

 

凄いものを見せられた。 それは確かでした。

一度演技が開始されると、それでも羽生選手は、その姿で人々を魅了できてしまった。 

身体はいつものようには動いていないけど、それでもまだ動くし、判断力は残っている、その姿。 

表現に、魂を込める姿。

私は羽生選手の演技が好きです。 

彼のスケートにかける気持ち、演技に対する思い、本気度も、常にもっている覚悟も、知っているつもり。

 

だから、もう演技が決行されるとわかった後は、

「脳に異変がおこりませんように! 羽生選手が死にませんように! 神様、守って下さい!」と必死で祈りつつ、しっかりと見届けたつもりです。

祈りつつ見ていると、どんどん惹きこまれる・・・

羽生選手の目は、しっかりとした意志を宿していました。 

心から、積極的に滑っているように見えた。 何度転倒していても。

最後、演技終了の時の羽生選手の、天を仰ぐ柔らかい笑顔・・・感謝しているような表情を見て、感動してしまう私も確かにいました。

 

でもその後、完全に放心した私は、約2日間、使い物にならなくなった。 何度も泣けてきた。

周囲に、沢山の迷惑をかけてしまった。

悪い意味での、「心ここにあらず」状態・・・ こんなことは初めてでした。

 

私は、何であれ、羽生選手のその凄い才能や、心、命などを、つぶしたり殺したりする方向へ働く、そんな 『力』 が、全部大嫌いなんだ。

―――それだけは、よく解った。

 

自分の応援が、思いと違って、そんな力の一つに加えられていってしまうかもしれない怖さと、悲しみ。

 

 

何があっても応援していきます! と言った、その気持ちに変わりはありません。

 

でも、どうしたらベストな応援になるのか… しばらく、わからなくなりました。

 

私が今まで書いてきた応援の声や思いが、その本当の思いと裏腹に、

現地会場の羽生ファンの皆様の声援と一緒になって、そこに巨大なテレビの力も加わって、

回避できないショーのような流れの中で、羽生選手の命をさえも奪う力に変わっていく可能性を見せつけられた感じがして・・・ 非常に怖かったです。

 

羽生選手の意思がどんなに固くても、止めなければならないことはある、と痛感しました。

天才特有の、命をかけるほどの情熱と覚悟が常にその生きざまに見え隠れする羽生選手を、あの時止めるのは、大変だったでしょう。

身近な人達でも、どうしていいかわからないほどの、勇気が必要だったかもしれない。

止めようとしても、逆にその情熱や凄まじさに打たれて感動したり、身動きできなくなってしまうほどのものがあることは、羽生選手を見ていればわかります。

普通の怪我なら、それでもいいかもしれない。 

それが彼の人生、生きざま、と。

 

でも、頭を打つ事故だけは別。

足りなかったのは、危機管理の「知識」と、救護体制、きちんと定められたルールです。

 

今のところ、羽生選手は一応元気だから、結果オーライかに見える・・・

でも、オーライじゃない可能性だって、あったわけです。

 

羽生選手の見せてくれたこの凄まじい努力が、ただそれだけで終わらずに、未来のスケート界へ、状況の改善へと活かされていくことを願います。

 

 

羽生選手は、「どんな応援でも、応援は嬉しい」 と言ってくれたことがありました。 

それを思い出して、その言葉に救われて、とりあえず文章を書く勇気が出ました。

本当は迷惑な応援だって、沢山あるでしょう。

 

今その言葉を思い出すと、羽生選手は優しい人だと、つくづく思う。

 

だけど、集中して練習しようとしていたアスリートである羽生選手に向かってかけられていた異常興奮の歓声だけでなく、事故後や演技後に、流血していた羽生選手に向かって飛んだ、不謹慎にも感じられた、変な悲鳴のような狂ったような歓声が飛んでいるのを聞いた時、私はドン引きしてしまいました。

6分間練習の時の人数を減らすべきなのは当然としても、あの異様な雰囲気が、両選手に影響して、結果、事故を招いた可能性もあるのではないかと思う。

 

 

羽生選手は、空想世界や、2次元の世界の人じゃない。

死んでも簡単に生き返る、ゲームのキャラクターでもない。

いくら天才でも、生身の、人間です。

本当に、大事にしてほしい・・・!!

 

 

周りの人は、ちゃんと責任をもって、選手の命を守って下さい!!

対策を考えてあげて下さい。

いくらでも、方法はあるだろうに・・・!!

命を奪う危険があったことを、自覚してほしいです。

そうなったら、観客全員を、ショック状態に陥れてトラウマを与える可能性が高かったのです。

そうしたら、その観客は2度とフィギュアスケートを観に行かないでしょう。

 

 

羽生選手が、どうか本当に、しっかりと休養できますように・・・。 

今回のことで、羽生選手が「タダ者じゃない」ことや、なぜ若くして「五輪金メダリスト」になれたのかは、一般の人にもよくわかったことでしょう。

 

いつも「期待に応えたい」、「目標を達成したい」、やる気満々の羽生選手。

ぜひ、ファンの期待に応えるために、そして未来の目標を確実にするため、しっかりと「休養」して下さい。

 

休養して、ファンを、安心させて下さい。 お願いします・・・!

 

そのうえで、いつか最高の演技を見せて下さい!!

どの大会でもいいし、どのくらい先でもいいです。

 

 

本当の絶対王者というのは、いつでも努力出来て、常に勝負に勝つことだけでなく、

退く勇気と強さを併せ持ち、華麗に撤退する決断もでき、誰かに何かをユヅルような愛をも示せる、本物の、威厳ある王者のことだと思う。

 

「オペラ座の怪人」のファントムは、身を引き、「ユヅル」形で、彼の愛を、最後に示したのではなかったか・・・?

羽生選手が表現したかったのは、そんなファントムの姿だったのではないのでしょうか・・・?

見ていて、そう伝わってきました。

 

あの演技の完成形は、きっとものすごいものになるでしょう。

技術点惨敗していても、私はやっぱり、羽生選手の演技が好きなんだと、つくづく思いました。

 

 

ぜひ、そんな本物の絶対王者に・・・!! 

羽生選手なら、なれます。

 

心から、応援しています!!

 

 

今回も、全身全霊の演技を、どうもありがとう!!

全力での凄い姿を見せてくれて、感謝します。

でも、どうかくれぐれも、お身体をお大事に・・・。

 

 


中国杯・SPでの羽生選手、イーグルで挟んだスーパー・トリプルアクセルの凄さ

2014-11-08 | グランプリシリーズ 2014‐2015 

(8日に、腰痛と失敗原因について、出てきた追加情報を2つ追加しました。)

 

羽生選手が、今シーズン初戦の中国杯で、ショートプログラム「バラード第一番」を終えました。

こちら ↓

 

 さらに、ご本人の悔恨のコメントの載ったニュース。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141107-00000093-nksports-spo

後半のジャンプが予定通りにならず、羽生選手は、「最悪」「かなり悔しい」とコメント。 うーん、まあ、羽生選手的にはそう思うに違いないでしょうね。

さらにこちらでは、「こんな演技では帰れない。ブライアンの名前を汚すような演技をしてしまった。」とコメント。 ↓ http://digital.asahi.com/articles/ASGC7424TGC7UTQP010.html?_requesturl=articles%2FASGC7424TGC7UTQP010.html&iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASGC7424TGC7UTQP010

 

 羽生選手の気持ちは良くわかるけど、羽生選手の技術力の向上(滑りの技術)は、見ていれば明らかです。 1回きりの失敗や演技で、全評価を一方的に下してしまうほど愚かな人も、世の中多くはないと思います。

挑戦に失敗はつきもの。 羽生選手のその意欲を買い、それを恐れさせずにさせていくところが、凄いと思う。

 

私から見ると、ですが、羽生選手は、演技開始前の段階で、疲労の色が見えていた印象というか・・・珍しく呼吸が荒く、苦しいのか疲れているのか緊張しているのか、に見えました。 

どう見てもいつもより顔色が悪く見えて、前日まで調子は悪くなかったとご本人は仰っているようですが、ファン目線から見て、空港到着時と比べても明らかすぎるほど、調子がいいようには見えませんでした。

王者の重圧、とかじゃないと思います。多分。そういう大会でもないし。 本人の口からは出ないだろうけど、全然別の原因だと私は推測しますが…。 羽生選手、他を責めないし、言い訳しないから。 

 

しかし、前半の 「スプレッドイーグル+ 3回転半(トリプルアクセル)+ スプレッドイーグル」 の流れは、もうヤバ過ぎるほどの見事な美しさ!!(笑)

思わず目を見開いてしまいました! こんなことがここまで余裕綽々に美しく出来るっていうのがさすが羽生選手。(笑) カッコイイです。

これだけでも、揺るぎない技術力の高さを見せつけられた感じです。

着氷後の流れの美しさ、さらにはインサイドへの切り替えの優雅さと、さりげない腕の使い方、音に合わせて緩急つけた滑りがここは特にうっとりできて本当に素敵です。 衣装の雰囲気も良く、やはり芸術性の高いプログラム。

(ここの部分は、採点でも、出来栄えの加点において最高評価を得たようです。)

 

個人的に思ったのは、スピン等で姿勢を曲げる時が、いつもより何か少し苦しそうに見えた気がしました。 

慎重にしているのか、またはちょっと固くなっているかの印象。 やっぱり腰が万全じゃないのだな、と思えました。 本人は言わないだろうけれども… 。

 

 

体力が落ちてくるから超高難易度となる、後半に入れた4回転トーループは、3回転になりましたけど、4回転を無理に跳んで転倒するよりも全然美しいし、見た目の流れも止まらず、非常にキレイだったので良かったです。 

個人的には、腰のことが心配なので、転倒リスクを避けてもらえるのは、ファンとしては正直、ホッとしました。 

翌日のフリーも控えているのだし、初戦で大怪我につながったら、本当にシャレにならないので。

その後のトリプルルッツ後のステップアウトも、見た目では影響を直ちに最小限に抑えられていて流れが決して悪くはなかったので、気持ちよく見られました。作品全体として見れば、多分ご本人が思うより、見た目にきちんとまとまっていたと私には思えるし、失敗の印象は少ないです。

この状況で、十分に頑張ってくれたと思う。 羽生選手のベストじゃないのは、誰でも見ればわかる。

でも、初戦だし、今がピークじゃ困ります。(笑) 今、無理し過ぎるのも困ります。(笑) だから私は、良かったと思いました。

羽生選手は4回転トーループはもう絶対に跳べて当たり前だと思われていて、実際そうなんですが、今回は他に誰も出来ない「後半での挑戦」ですし、腰痛休養後初試合ですから、私は無理せずに慎重にしてほしかったので良かったと思うし、十分にこういうこともアリだと思っていました。 

 

五輪・金メダリストは、昨シーズンの最高だったはずの試合内容と比較されて色々言われていくから、大変ですね。

体力やモチベーションの問題だけでなく、みんな、そういうのが嫌だから、過去の多くのメダリストたちは、特に五輪後休養や引退をしてきたと思うんですけど、羽生選手はそこをも恐れずに堂々と挑戦して行くところが、本当に男の中の男だわ、とつくづく思います。

今シーズンは演技が見られないことも一時は覚悟していたので、私は羽生選手の演技が見られただけでも幸せです。 ありがとう!と言いたい。

 

羽生選手は全く納得しないだろうし、悔しすぎるだろうし、2位でも「よくこんなんで・・・」とインタビューでも自虐的に言っていますけど、他の選手との比較で相対的に見れば、むしろショートで2位という順位については、完全に妥当だと私は思います。 

他の選手も、ミスがかなり多かったですし、総合力ややっていることの技術力レベル、芸術性が全然違う。 羽生選手の演技の美しさは際立っていました。

 

 

むしろ、キス&クライの得点待ちの時の羽生選手の、血の気が引いているような表情が、見ていてちょっとだけ辛かったですね。

明日は少しでも笑顔で終えられますように・・・!! 頑張れ!! お祈りしています!

 

(8日追記その1: 

本人は否定していたものの、やはり腰痛の状態があまりよくなくて、急きょトレーナーを日本から呼んでいた、との情報が出てきました。 うーん…(涙)↓ 

 http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20141107-OHT1T50319.html  

さらに、この記事や他の記事でも、6分間練習などに、羽生選手がジャンプを跳んだり上着を脱いだりするごとに、きゃあきゃあと歓声が上がって異様な雰囲気だった等と書かれています。 カメラ等に追い回されていたとも。 …あまりにもこういう状態が続くと、さすがに気の毒です。 

現地応援する皆様、 真剣勝負の羽生選手の立場や、集中力を考えてあげましょう!!  羽生選手はアイドルやジャニーズじゃありません!

会場も、「騒がずに静かに見守って下さい」みたいなアナウンスなどは出来ないものなのでしょうか…。テレビも、その辺を普段から伝えてくれればいいのに。 ) 

 

 

(8日追記その2: 羽生選手ご本人から、後半4回転の失敗原因がちょっとだけ述べられているインタビュー動画が出ました。 (佐野さん解説) ↓

http://www.dailymotion.com/video/x29liji_141108-%E3%81%AA%E3%81%9C%E5%A4%AA%E9%83%8E_sport#from=embediframe

羽生選手が動画後半に登場してきます。 後半の4回転は、音楽がゆっくりなので、ピッと跳んじゃったとか…タイミングが合わなかったようです。

前半で佐野さんが、トリプルアクセル後のイーグルの流れを絶賛しています。普通はあれはできない、と。

はい、羽生選手は全然普通じゃないですから!(笑)

羽生選手が、演技直後よりも、明るく前向きに反省点を述べてくれているのが嬉しいですね。 表情が良くなっているから、フリーはきっと大丈夫!  )

 

 

しかし、30秒ルールは、観る側の視点で言わせてもらうと、見ていてちょっとつまらないですね。 選手たちの「集中していく様子」が見られないから。(笑)みなさん、色々と個性的で面白かったのに!(笑)

 

ところで、ハン・ヤン選手のプログラムは、途中から笑いをこらえるのに必死でした。 いくらボーカル入り解禁とはいえ、試合でこういうのが来るとは思わなかった! 特に後半は、ひたすらウケました。 途中途中が美しいだけに、余計に脱力するというか…お、面白すぎました。(笑)

中国特有の変わったショーを見ているような気分でした。ユニークすぎる!(笑) 昨シーズンはちょっと理解に苦しんだけど、これはもうこういうものだと理解。(笑)

 

羽生選手、よく休んで、落ち着いて、明日は明日で頑張って下さい!!

何があっても応援していますから…!! 楽しみにしています!!


羽生結弦選手の2014中国杯・「オペラ座の怪人」公式練習動画と腰痛情報

2014-11-06 | グランプリシリーズ 2014‐2015 

羽生選手のインタビュー&怪我についてのご本人のコメントの入ったニュースです。↓

http://www.nikkansports.com/sports/news/f-sp-tp0-20141106-1392762.html

「ジュニア時代に痛めた古傷」が、練習のしすぎで再発した、とのことです。

「完治は難しい」と・・・。(涙) 

でも、練習量を抑え、はり治療を受けて、なんとかGP初戦にこぎつけた、と。

「コントロールできている」そうです。

「どんなに上手い選手でも、身体が動かなければどうしようもない。

身体のケアに対する意識は、また一段と変わった。」

 

「トーループ(4回転の)だけに目が行くようなプログラムにはしたくない。自分のスケート、表現面を感じてもらいたい。」とのことです。

さらに、こちらでは羽生選手が、「すごいワクワクしています。」と答えてくれています。 ↓

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141106/k10013007261000.html

  

 

写真: Kiss&Cry World さん(雑誌)のフィエスブックページより ⇒ https://www.facebook.com/pages/KissCry-World-%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89/605938999440152

公式練習中の羽生選手 

 

 

こちらは、公式直前練習で高い集中力を見せる羽生選手の映像入り。 ↓

http://www.dailymotion.com/video/x29gbcg_1106-%E5%A0%B1%E3%80%87%E3%83%86_sport

 

羽生選手、すごく凛々しい顔をしています…  ジャンプも非常に美しい。 松岡修造さんの熱さもいいですね。 

でも、どう見ても、一番熱いのは羽生選手です。 休むと気が緩むのが嫌なようです。 

オーサーコーチも絶賛の「王者としての資質」を備えた、羽生選手。

「自分の身体と相談しながら」やっている、と語る羽生選手に、不安の色は見えません。

この演技に向かうときの、集中力の高さ・・・ 本当に凄いです!!

 

以上、写真: 中国杯公式HPより

 

 

羽生選手が、公式練習に臨んだ様子の動画。   

こちら → http://www.dailymotion.com/video/x29f49u_1106-%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%AF-%E5%85%AC%E5%BC%8F%E7%B7%B4%E7%BF%92_sport

 

羽生選手の様子だけを集中してみていたかった私には・・・ もうちょっと静かにしてよ!って気分で見てしまいました。(笑)

 

私の印象では、羽生選手としては、今回の練習映像はやや慎重に滑っているな、と思いました。 羽生選手、賢いですから。安心ですけど。

それでも十分すぎるほど美しいです。 

しかし、動画後半につれて本気度がUP. 情熱度もUP.

 

ちょっと驚いたのは、ドーナツスピンのみならず、ビールマンスピンまでもがまたもやバッチリと入っていたこと。

こ、今年も入れるんですね・・・!!

 

もちろん、女子だって難しいはずのビールマンスピンは、男子では稀にしか見られるものではないだけに貴重だし、羽生選手の、ずっとトレードマークのようなものでしたが…。

さすがに、プルシェンコ選手でさえ途中から封印したビールマンスピン・・・ 腰痛報道の後だけに、これはドキドキしてしまいます。

(もちろん、羽生選手は明らかに、かつての、同い年だった頃のプルシェンコ選手よりもはもともと体が柔軟だとは思うのですが…。)

 大丈夫なのか…もちろん、そういう判断だから入れているのでしょうけれども。

 

 

それから、羽生選手、明らかに途中から、歌いながら滑っています!!(笑) ・・・一番いいところで、感情を込めながら歌って滑っています!!

 

 

使われている曲も、羽生選手が使うのが「オペラ座の怪人」の中の、これだといいのにねって思っていたものばかりが本当に選択されて次々と使われているとついにわかり、もう感無量。

(無良選手や村上選手のオペラ座の怪人構成は、選曲がまた違うのですが) 

私が今年ミュージカルの「オペラ座の怪人」を実際に見ていた時に沸いてきたイメージの羽生選手の姿と見事にかぶってきてしまい、

正直言ってものすごく驚くと同時に、まだぶつ切りの練習映像に過ぎないというのに・・・ 思わず、胸がいっぱいになってしまいました。

試合本番まだだし、まだ早いのですが・・・。

 

次のものは、番組宣伝動画ですけれども、トロントで練習を懸命に頑張る姿の羽生選手が映し出されています。 ↓

http://www.dailymotion.com/video/x29emcz_1106-n%E6%9D%AF%E7%95%AA%E5%AE%A3-%E6%96%B0%E3%81%9F%E3%81%AA%E3%82%8B%E4%BC%9D%E8%AA%AC%E3%81%B8%E3%81%AE%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B0-%E7%BE%BD%E7%94%9F_sport?from_related=related.page.int.behavior-meta2.aade2bf579e8de6ac6cb4e84a55c180c141525489

 

羽生選手の練習を見ると、自分も喝を入れられて、頑張らねば、という気持ちになります。 

なんかとても厳粛な気持ちになるんです。

「自分はやるべきことをちゃんと全力でやっているのか?まだ甘くはないのか?」って強く問われているような気持ちになる。

 

 

・・・予想通り、とてもとてもロマンティックで情熱的なファントムです。

 

羽生選手が、このプログラムを好きだというのが、見ていてよくわかります。

羽生選手にしかできない、羽生選手らしさの結晶になっている予感。

期待を裏切らない素晴らしい振付。 

 

 

羽生選手が、最後まで気持ちよく演技できますように・・・!! 楽しくファイト!!

 

写真:Kiss&Cry World さんのフェイスブックHPより