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「Wings of Words」と「Pieces of a Dream」でCHEMISTRY とコラボした羽生選手の演技 in ファンタジーオンアイス幕張2018

2018-07-30 | 羽生選手の出演した「アイスショー」での演技動画とインタビュー、ニュース集

7月30日:幕張公演最終日の演技感想と、演技後の羽生選手のインタビューを、ページ最後に追加しました。金沢公演初日分は別ページに。

5月30日: こちらのKiss&Cryさんのページで、ファンタジーオンアイス幕張の初日の、羽生選手の写真群と、囲み取材で、羽生選手が答えたものが全文掲載されました。

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 初掲載:5月30日

 

ファンタジーオンアイス2018の幕張公演が終了し、BS朝日で放送されました。  放送されたのは、幕張公演2日目のものでした。

羽生選手は、現在はリハビリ中なのですが、とてもそんな風には見えないほど、

見事な演技を披露して下さいました!

(※ 毎年そうなのですが、幕張公演の演技は、恐らくフィギュアスケートを撮影しなれている腕の良い撮影スタッフが担当するのか、演技のカメラワークがとても良いので、観ていて非常に気持ちが良いですね!)

 

 

以下、羽生選手の演技についての感想だけを書いていきます。

 

まず、オープニング。

ちょっと変わったアシンメトリーのデザインの衣装で登場した羽生選手は、やはり五輪2連覇の王者として、ラストで登場。

写真で見るよりも、動いている映像を見た方が、ずっと素敵でしたね!

鮮やかにとても美しいトリプルアクセルを決め、先月のContinues with Wings の時より、足も 順調に回復している様子がわかりました。

まだまだ跳べないジャンプや、制限も沢山あるようですが、とてもそんな風には見えないほど動きのキレも良く、さらに昨年までよりも 体幹がしっかりしてきたのか、一つ一つの動きがとても美しくカッコよく決まっていて、余裕も感じられ、ものすごい貫禄さえ感じる動きになっており、目を見張りました。

全員が出てくるオープニングの群舞でも、先頭で踊っているせいもありますけど、特に目立って動きが良かったように思いましたね!

昨年までの羽生選手と比べても、明らかに良くなっていたように私は思いました!

え?怪我?リハビリ?…本当ですか? …っていう感じの演技で 

これは知らなければ、全然わからないでしょうし、むしろ絶好調に見えましたね…!(笑)(あえていうなら、3回転アクセル直後の片足振り上げが、本当に絶好調の時よりも上がり方が低いのですが、でも、他の動きが今までよりも良くなって見えましたので。)

 

あと、昨年は、試合のプログラムを披露して、4回転トウループも4回転ループもどちらも暗い照明の中で跳んじゃうような技術を見せたので、それと比べれば、羽生選手にとっては、やっと跳べるのが得意の3回転アクセルまで、というのは非常にもどかしい気持ちなのだろうとは思いますけれども、でも、

全然見ていて遜色ないというか(笑)、十分に見応えがありました。

むしろ昨年よりも、群舞などの動きだけを見ていたら、一つ一つが決まっていて、安定感もあり、存在感も威厳も増して、カッコ良かったように思いました。

 オープニング動画 https://www.youtube.com/watch?v=SgXLt4YNO1w

 

その直後に披露された、グループナンバーでのCHEMISTRYとのコラボ「Pieces of a dream 」は、

羽生選手が登場したパートでは、解説によればなんと、「初めて自分のパートを全部自分一人で振付した」のだそうです!!

そうだったのですか~!と驚きましたけど、なかなか素敵でしたし、良かったですね!!

羽生選手振付!いいですね!!(笑) いつか見たいと思っていましたので… 

そのうち、全部を振付したものも見てみたい気も。(笑)

この曲は、CHEMISTRY のデビュー曲だったみたいですね。よく聴いた記憶があります。

 

 

あと、羽生選手は、ショーの一番最後、トリとして登場。

プルシェンコさんの「ニジンスキーに捧ぐ」の直後でしたね。

プルシェンコさんは、Continues with Wings の時より、ちょっとお疲れのように見えました。

 

プルシェンコさんの名プログラムの後だから、どう見えるかなと思いましたけど、

想像以上に、すごく良かったです!!

これ、誰の振り付けだったのでしょうか? (→たぶん宮本賢二さんです。) 日本語にしっかりと振付が当てはまっていましたよね? (他のコラボの方もそうでしたけれども…)

まず、放送の解説によれば、羽生選手は、「観ている人に 勇気を与えるような演技をしたい」と語っていたそうですが、

ええ、確かに観終わった時、私は勇気を頂いた気持ちになりました。


少なくとも、それが伝わってくるような素晴らしい演技だったと感じられましたね…!! とても良かったと思いました!!

羽生選手ご本人も相当こだわっていたようですが、音の一つ一つの取り方がピッタリ、バッチリとはまっていて、本当に素晴らしい!! 

曲を何度も何度も繰り返し聞いて自分のものにするように頑張ったそうですけど、やっぱりそうなんだね、って思うほど、

歌やリズムにピッタリと合っていて、そこが本当に凄かったですね!! やはりそれは、演技が始まってすぐに目を見張るレベルだったと思いました!!

あと、やはりトリプル・アクセルは本当にきれいで見事でしたし、空は飛べないけど…っていう歌詞でしたけど、「飛んでいるかのように、跳んで」見えました!(笑)

衣装も、映像で見た方が 写真で見た静止状態よりもずっときれいに輝いていましたし、少なくとも演技で激しく動いている間は、デザインも色も羽生選手にとても似合っていましたし、歌詞のイメージも良く湧きましたので良かったですね!! 

(止まっているのを見ると、ちょっと不思議衣装に見えましたけど、動いたらそうでもなかったですね!)

肩回りの羽の白さは、やはり黄色が混じっていたようですね。 照明のせいでそう見えるわけではなくて、最初からそういう色のデザインだったということでしょうね。(写真によっては黄緑にも見えたのですが)

やはり、羽生選手は体幹がしっかりしてきたのかな… 体格でも動きでも、振付でも、全てにおいて 今回は 貫禄と余裕が感じられました。

https://www.youtube.com/watch?v=8gHIwMhqNpk

 

最後のインタビューでは、「まだジャンプへの自信の無さだったりが出てしまっているかも」と語っていましたけど、

いやいや、自信がないようには全然見えませんでしたし、むしろ程よい謙虚さや丁寧さへとつながって 演技がより洗練されて光っているように私には見えました。(笑) 逆に とても良かったですよ!!

多分、(4回転サルコウを跳ぶぞ!)みたいな感情が入っていなくて、ひたすら曲に込めた想いや表現みたいなものに集中出来ていたのが良かったのではないかと思いましたし、羽生選手ご本人も「気持ちよく滑れた」と言っていましたけど、本当にそれが良く伝わってきましたので、観ていても楽しかったし、気持ち良かったですね! 

すごくしっかりしてきて、頼もしくなったな…と思いましたし、

五輪2連覇の肩書に恥じないような、今まで以上の 貫禄と余裕、ジャンプがあまりなくても、スケート全体から感じられる技術的なレベルの高さや安定感は、確かに観ていて 感じられました!!

 

フィナーレでは、羽生選手はプルシェンコさんと 仲良く手をとって同時に滑ったり、楽しそうに、お互いにお互いが先に行くようにと遠慮しあっていましたけど、なんとも微笑ましいというか、羽生選手は本当に嬉しそうで幸せそうでしたね。

 

最後は、羽生選手が、「ありがとうございました!」と叫んで終了。

 

はい、こちらこそありがとうございました!(笑)

私、最近やたらと疲れていたんですが、羽生選手の演技を観終えたら、なぜかすごく元気になりました!

フィナーレとインタビュー動画 → https://www.youtube.com/watch?v=5NQD1We8ng4

放送の最後、羽生選手のショー終了後のインタビューが流れ、羽生選手は次のようにコメントしました。

「本当に一つ一つ、気持ちよくやらせて頂きましたし、

また、毎日リハーサルだとか、または自分の練習も含めて、何回も聴き込んでいるうちに、歌手の方々とのコラボレーションということで、呼吸を合わせたりだとか、

または堂珍さんや川端さんの呼吸の取り方、リズムの取り方に自分の演技もあわせられるようにということを より強く出来たのではないかなと思います。

まだ完璧だったとは、僕の中では言えないですけど、お互いに気持ちよく歌いながら、滑りながら、ただその中でもそれぞれが「個々」ではなくて、一つの目標というか、一つの演技作品に ちょっとずつ近づいて行っている過程なのかな。

まだ自分の気持ちが空回りしているところとか、ジャンプに自信がないところもあるので、そういったところで 演技の余裕の無さが出ていると自分の中では解釈はしているので、もう少し自分の演技に余裕をもって、その中でその気持ちよさ、そしてこの曲でコラボさせて頂いている方々の御力だとか、滑りだとか、そういったものが一つのキレイなパッケージとなって見えるようにしていきたいなと思っています。」

 

 

 

コラボしたCHEMISTRY のオフィシャルHPに、羽生選手が自ら選曲した「Wings of Words」の曲と演技について、羽生選手の言葉。

「幼い頃から聴いていて思い入れのある曲で滑らせて頂けて、また生演奏ということで(CHEMISTRYの二人に)気持ちよく歌って頂けたので、僕自身も気持ちよく滑れました」

また、CHEMISTRYの川畑さんが、インスタグラムに羽生選手との写真をUPし、羽生選手についてコメント。→「Wings of Wordsという楽曲もガンダム世代の羽生君ご本人が選んでくれて、歌詞の世界観や三人で合わせるタイミングまでも考えてくれてスケートに対する熱い想いやプロ意識の高さを感じました。」

また堂珍さんもご自身の公式ブログで次のコメントを。「「Wings of Words」
自分の胸の中にある歌の主人公が、そのまま飛び出して来たかのような羽生選手のプログラムでした。」

 

金沢公演でも素敵な演技が観られるのを、楽しみにしています…!

 

 

7月24日追加:

新たに放送された、幕張公演初日の演技の感想です!

幕張初日、良かったですね~!!

最近、「春よ、来い」ばかり見ていたので、久しぶりに見ると、どう感じるかなと思いましたけど、

まずオープニングが、これは幕張の初日ですから、本当に五輪以来に披露したジャンプということになりましたけど、見事でしたし、とてもきれいでした!!

羽生選手も、かなり「やったぜ!」モードに見えました。(笑)  最後のインタビューを聞くと、成功できて ホッとしたようですね!

オープニングの動きは、相変わらずキレがすごくて、素晴らしかったですね。 怪我を全然感じさせない。

その後、ケミストリーさんとのコラボで群舞の曲で、羽生選手振付が初めて入った、「Pieces of a dream」も、先に放送されていた幕張2日目の演技とちょっと印象が違って、

とても丁寧に、やや慎重気味ではあっても、本当にとても美しくこなしていて、これが羽生選手の振付の最初の形だったのかな?と思ったら、やはりなかなか良く出来ているな~と思いましたし、総合的な印象も素晴らしかったですね…!

 

神戸公演での織田さんとのインタビューをすでに聞いているので、織田さんが羽生選手から振付を指導されるときに、「だーかーらー!」って何度も怒られたという

エピソードを思い出しながら見ていたら、この群舞の演技は、とても笑えてきて楽しく見させてもらいました…!

確かに、羽生選手は渾身の思いを込めて、完全に入り込みながら滑っているのが見ていてもよくわかって、振付も完璧に頭に入っているような動きであり演技でしたけど、

織田さんのほうは、ちょっと戸惑いつつ、「僕、まだ覚えきれていません!」といった風で、(こうかな?)みたいな、羽生選手を意識した雰囲気が漂っていたので、エピソードを知っている今見ると、なるほど、と思える部分が確かにあり、

このお二人のギャップが、初日の群舞のコラボ演技は見ていてとても面白かったです。 (笑)

 

宮原選手のオープニングで登場した時のスパイラルが、とてもきれいで目を引きました!

あと、オープニングで個別紹介で出てきたときの、プルシェンコさんの存在感のすごさは、やはり別格でしたね。

 

羽生選手のケミストリーとのコラボ演技 「Wings of words」も、先に放送された2日目のものとは、またちょっと違っていて、

でもとても良い笑顔での演技で、トリプル・アクセルはもう完璧に美しく決まりましたし、羽生選手も気持ちよく滑っているのが見ていてわかりましたね! 

やはり初日だから、動きの一つ一つが丁寧で、姿勢もよく、凛として演技されていました。

最後のインタビューを聞いたら、羽生選手は初日はやはり、それなりに緊張したようですね・・・! 

ジャンプが久しぶりでしたからね・・・! 

 

以下、幕張初日を終えた後の、羽生選手のインタビュー全文です。

Q:初日を終えてどうですか?

「そうですね、本当に自分自身、緊張する場面が多々あったんですけれども、それでも、歌手の皆さんとか、または見に来て下さった方々の力のおかげで、何とかこうやってジャンプも含めて無事 滑り切ることが出来たなと、今ホッとしています。」

Q:ジャンプはオリンピック以来でしたけど…?

「やはりその点では緊張しましたけど、皆さんの力が僕をここまで引き上げて下さったんだなということを非常に感謝しています。」

Q:美しいトリプルアクセルで大歓声が起きましたね?

「そうですね、すごい集中してやりましたし、あのそれプラスこのコラボレーションということで ショーならではの演技だとか表現だとか そういったものに非常にこだわってやらせて頂きました。」

Q:去年はオリンピックシーズンの曲を披露し、そして今年は連覇して戻ってきてどんな気持ちですか?

「そうですね、なんというか… うーん… とにかく 結果としての目標は叶えることが出来て本当に良かったなという風にホッとしている気持ちが大きいです。(笑)」

Q:明日以降どんな風に演技を?

「毎日毎日絶対に同じ演技というものはないと思いますし、絶対に全てのお客さん、全ての…なんですかね、全て同一の環境というものはないと思いますし、その中で私の演技というものも同じものというのは一つとしてないと思うので、一日一日、一つ一つ気持ちを込めて滑っていきたいと思います。」

Q:明日以降も楽しみにしています!

「ありがとうございました!」

 

7月29日追加:

幕張公演の最終日分の感想です。

羽生選手は、オープニングで3回転アクセルをあっさりと成功させたと思ったら、そのままもう一つ3回転アクセルを跳びにかかり、3回転アクセルの連続ジャンプにしようとして、ちょっと回転不足になってしまい結果的に着氷で転倒。そのせいか、その後のオープニングの動きは、いつもよりちょっと元気のない感じというか、大人しめというか、控えめというか… 「がっかりモード」に見えました。(笑)

羽生選手は、やはり冒頭のジャンプが決まらないと、かなりご自分で納得がいかないようです。3回転アクセルの連続跳びは、怪我前の羽生選手は余裕でしたから、このオープニングの転倒で身体的に軽くダメージがあったとは思いますが、精神的にもご自分でちょっと意気消沈しちゃったのかな、と見えました。

やはりこの幕張3日目(最終日)は、特にオープニングとフィナーレについては、全体に羽生選手、そもそも疲労がたまっていた印象というか、あまり食べていなかったのでは…? 髪型のせいかもしれませんが、初日と2日目と比べると、ちょっと痩せた感じに見えた気もしました。

この前には公開練習があったそうだし、この直後に、トークショーもあったので、色々気苦労が絶えなかったのかもしれませんね。

トークショーで、五輪で足をかなり無理させた話になった時に、ちょっと目がウルっとした時があったのですけど、そういった色々な様子の理由が、この最終日の映像を見たら、よくわかった気がしました。

まあでも、この後羽生選手はどんどん元気になっていくし、どんどん楽しそうになっていくのを知っていますから、安心ですね。

この後数日後に、国民栄誉賞も決まりますしね。(笑)

 

ケミストリーとのコラボ「Wings of Words」は、そうですね、2日目と比べると全体的に、理性的に演じているように見えました。この演技中は、全く疲労感などは感じさせませんでしたし、全力を注いでいるのはよくわかりました。 途中、部分部分では、かなり熱唱しながら熱く演技していたのが、しっかり映像で確認できましたね。(笑)

2日目にちょっと感情をこめすぎてよろけちゃったところは、この3日目はとてもよくコントロール出来ていて、キレイにビシッと決まっていましたね。

フィナーレの最後の一芸披露では、久しぶりに、レッツゴー・クレイジーの時にやっていた「ズサー!」をやってくれましたね。

(でもこれもトークショーで言っていましたけど、アイスショーの氷だと、かなり足が傷だらけになるらしいです。)

ハビエル選手が、4回転トウ+3回転トウを成功させたのを見て、まだそこまでできる状態じゃない羽生選手は、胸に何か去来するものがあったような表情に見えました。多分この幕張最終日は、ちょっとだけ体調に不安を感じていたのでしょうね。

 

以下、幕張公演最終日の羽生選手の、演技後のインタビュー全文です。

Q:お疲れ様でした。同じ振付でも日によって一つずつ違うということで、「今日の演目」だったと思うんですけど…

「そうですね、まあでも本当に、自分の中では、あのー… 感情を込めすぎると、やはり独りよがりになっちゃうかなという気持ちがしていたので、なるべく音を聴いて、歌詞を冷静に聞きつつ、その表現を自分の心の中からしようということを すごく心がけてやらせて頂きました。」

Q:日を追うごとに、だいぶ一体感が出てきている感じがすごくしたのですが…

「そうですね、やっぱり、迷惑かもしれないんですけれども、あのー、リハーサルの時も、(スケート)靴は履けていないですけれども、ちょっと音合わせの時に、えー… なんとなくでも振付を(ケミストリーのお二人に)覚えて頂けるように、なんとなくやってみたり、または自分の中でも、ケミストリーさんたちが歌っている姿を見て、どういう流れで歌うのか、どういう意識をして歌っているのかっていうのを、拝見させて頂きながら、また自分で覚えながら、イメージしながら滑っているので、徐々に良いものは出来てきているかな、とは思います。」

Q:最後の「ありがとう」はすごく力強く聞こえたんですけれども…

「(笑)まあ、千秋楽でしたし、やっぱり、力いっぱい、感謝の気持ちを込めてやらせて頂きました。」

Q:この演目も、次の金沢公演でありますけれども、金沢公演へ向けて一言

「まあ、あの、一呼吸おいてからまた金沢になるので、それまでに自分自身もしっかりと休みながら、またプログラムの見直しだったり、聴き直しだったり、そういうものをして、また円熟味のあるものにしていきたいなと思っています。」

Q:ありがとうございました

「ありがとうございました。ありがとうございます。」

 

 インタビューでも、金沢までに「自分自身もしっかりと休みながら」って答えているので、やはり疲労を自覚していたのでしょうね…!

この直後の、トークショーも、明らかにお疲れがたまっているところを、頑張って無理して出てきました!って感じの羽生選手に見えましたからね。(笑)

P&Gさんには、既に来年のトークショーキャンペーンまでやられていますけど、どうか羽生選手に無理ない工夫をしてあげてほしいと強く思いました。

来年は国別対抗戦もあって、それに出たら、確実に4月半ばまで試合があるわけなので、またもや休みなしのスケジュールが今から確定してしまっているように見えて、さすがにちょっと気になります。

(シークレットゲストがプルシェンコさんだと、羽生選手の疲れも吹っ飛んで、元気になりそうですけどね…!(笑))

羽生選手にとって、無理のない、最適なペースやスケジュールで、これからのシーズンと、残りの現役生活を送っていくことができますよう、心よりお祈り致します…!

 


ソチ五輪・銅メダリストのデニス・テン選手の訃報、心より哀悼の意を表し、御遺族様と関係者・ファンの皆様に天来の慰めがありますように…

2018-07-22 | 管理人のひとり言

7月21日:一部情報を追加・追記しました

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本当に信じられない、驚きのニュースが入ってきました。

こちら、毎日新聞記事より

 

ソチ五輪で銅メダルを獲得した、カザフスタンのデニス・テン選手。

 

ニュースによれば、「テンさんの車からミラーを盗もうとしていた2人組と争いになり、刃物で右脚を刺された。病院に運ばれたが、出血が多く、間もなく死亡した。」

との情報…

別のニュースでは、3リットルの出血があったとの情報も…

 

車のミラーを盗もうとした泥棒と鉢合わせして、争いになって刺され、出血多量でお亡くなりになった、ということのようです…

強盗殺人の被害者になったと。

 

追記:犯人は23,24歳のミラーを狙った窃盗犯だったようですが、車の所有者のテン選手本人に見つかってしまい、太ももを刺して逃走したとのことです。刺した相手が自国の有名人 デニス・テンさんだったことは、逃げた後にインターネットで知ったと 供述しているとか。

その車というのは、ソチ五輪の銅メダル獲得を祝って、カザフスタンから贈られた車だったということで、テン選手には特別な思いがあったのかもしれません。 

 

本当に言葉もありません。

その御生涯、スケート人生を偲び、心よりお悔やみ申し上げ、デニス・テン選手に哀悼の意を表します。

 

御遺族さまと、関係者、及びテン選手のファンの皆様に、

天来の深き慰めがありますように…

 

 

 

そして、羽生選手、大丈夫でしょうか…

ショックはいかばかりかと。

 

 

羽生選手の心身と安全、そしてその生涯を、この世の全てをご存知の全知全能の神様が徹底的に、あらゆる形でお守り下さいますよう、心よりお祈りしております。

少しでも 心穏やかに過ごせますように…

 

誰よりも、神様が本当のことを全てご存知ですから、大丈夫。

主イエス=キリストの御名によって。Amen.

 

 

追記:オーサーコーチが、羽生選手の名前を筆頭に、クリケット連名で追悼文を出しました。こちら

「私たちはデニス・テン選手の悲報に接し悲しみに沈んでいます。スケート界は美しいスケーターを失いました。私たちの想いは彼の家族と共にあります。その情熱は生き続けるでしょう。」

 


新潟公演2018・羽生選手の心のこもった「春よ、来い」演技動画と感想、インタビュー内容

2018-07-16 | 羽生選手の出演した「アイスショー」での演技動画とインタビュー、ニュース集

7月15日: 一部、判明した部分を書き換え、感想を追加しました。

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ファンタジーオンアイス2018の「新潟公演」の映像とインタビューです。

神戸公演の演技と一緒のページに載せていたものは、新潟のものだけを、こちらに移しました。

BSフジで放送された新潟公演のものは、新潟総合テレビで放送されたものと、全く同じ演技、映像でしたね!

解説によれば、新潟公演3日間分の中から、厳選して1時間にまとめて放送されたようですので、初日、2日目、3日目のものが色々と混ざっていると思われますが、羽生選手の出ていた映像のほとんどは、3日目のものだったようです。

 

さすがに3時間半のものが1時間にまとめられると、あっと言う間に終わってしまいますね。

それでも羽生選手の演技は、何度見ても、改めて見惚れる素晴らしさでした。

放送された「春よ、来い」の演技は、新潟3日目のものと確定。 ( 理由は下の感想部分に書きました。)

新潟2日目のものがまだ映像で全然公開されてないと思うので、 そこは残念でしたが…

 

 

新潟総合テレビ(NST)の放送で流された映像より (BSフジも同じ映像)

羽生選手へのインタビュー

 

Q: 「春よ、来い」を選んだ理由ーーー

「あのー、季節だけじゃなくて、日本語では「春」ってすごく色んな意味があって すごくきれいな言葉だと自分は思っているので」

「辛い過去とか または楽しいこととか そういったものを含めて なんか自分なりに解釈して それが皆さんの中でも 何か… なんだろう、前を向くきっかけというか、春が来るきっかけになっていたらいいなって思います。」

Q: 新潟公演に込める思いーーー

「僕のプログラムに関しては、生のピアノ演奏で弾いていただけるので、そういった意味でも、その時その時 僕と清塚さんが思っているものが出来たらな、とは思ってやっています。」

「僕が最後に滑ることになるので ある意味皆さんが『やっときた!』っていうような気持ちになりながら僕の演技を見ることになると思います。 

そういう意味でもその期待を裏切らない、素晴らしいものにしたいなと自分自身思っているので、しっかりと気持ちを込めて、日々滑りたいなと思います。」

 

さわやかな笑顔で答えてくれました。(笑)

確かに、羽生選手目当ての人は圧倒的に多いとは思いますし、実際、「やっときた!」と思っている人も多かったことでしょう。

でも、それをしっかり分かったうえで、期待に応えようとしているところが、さすが羽生選手というか…

実際 かなり素晴らしかったので、何も言うことはありません。(笑) 

 

羽生選手の「春よ、来い」の演技時間は、2分とちょっと(8秒くらい?)。

https://www.youtube.com/watch?v=ODch5CvgspA

 

この映像のオープニングは、会場上に、赤い数字で時計の時刻が表記されていて、

「13:05」となっていたので、13:00開演だった、日曜日(新潟3日目)の映像と判明しました。

羽生選手は、元気いっぱいでしたね。(笑)

 

フィナーレは、新潟公演の 2日目と3日目のものが混じっているものと思われます。フィナーレで羽生選手が客席に突っ込んで転倒したのは2日目だけど、フィナーレで5人が同時にバックフリップをやったのは3日目のみだったということなので。

ただ、フィナーレメインの「ダイアモンド」の映像は、「16:35」との時計がまた見えるので、これも3日目の日曜日の映像とわかります。

このインタビューは、内容から、確実に3日目(新潟最終日)のものでしょう。

今回放送された「春よ、来い」の演技も、同じ3日目(最終日)のものと確定。理由は、やはり 羽生選手の演技中に、背後で時計が映っていたのを見つけ、「16:27」と赤い数字で表示されていたので、3時間半の公演でトリを務めている羽生選手がこの時刻に演技するということは、13:00開演だった日曜日のものと断定できるからです!(笑)

 

この新潟公演の演技(3日目の演技と確定)はまた全然違って、ピアノの音色も素晴らしかったし、丁寧で、その一つ一つの音にあわせて、羽生選手の動きも技も表情も、スピードの強弱も緩急もしっかりと同調させてあって、さらに一つ一つが滑らかで柔らかく優しく、全てのあまりの美しさに、最初に見た時は鳥肌がずっと立ちました!

ラストのほうの、滑らかな着氷にアレンジされたディレイド・アクセルから、一気にレイバック・イナバウアーで弧を描いてスピードを上げて滑り切るところ、この映像では途中レイバックになるところから上半身しか映っていないのが勿体ないですが、それでもスピードがわかるほど。本当に心のこもった凄い演技でした!何も言うことなしです…!

 

また神戸とも、この後に続く静岡での演技とも全然違っていて、これはこれで本当に「史上最高」という言葉がパッと浮かぶような素晴らしさでした!! 

ものすご~~く美しかったですね!(羽生選手の演技も、ピアノの音色も) 全てが滑らかでした。特に圧巻だったのは、ハイドロの後、最後までの一連の滑らかさとダイナミックさとラストのものすごいスピード感、それでいて演技がとても優しくて美しい。

足元が映っていない時があるのが残念でしたけど、上半身だけでも、そのものすごいスピードと高い技術力がよくわかり、なおかつ、上半身をしなやかに反らせて美しく魅せながら、大きな弧を描いてダーッと滑り抜けるラストのレイバック・イナバウアーが特に、今までになく大変素晴らしいと思いました!

 

 

演技終了後の、羽生選手へのインタビュー (最終日のものと思われます)

Q:新潟のスケートのファンの印象はいかがでしたか

「すごく温かくみていただけるんで、すごい自分自身も、滑っていてすごく心地よいですし、皆さんがすごく気持ちを込めて 見て下さっているのがすごく伝わってて

とても…滑っていて… 自分自身も 気持ちを込めたものになれたと思っています。」

Q:新潟公演を終えて

「まあ、まだまだ… 発展途上だなって自分の中では思いましたし、あのー皆さんも、多分、もっと出来るんじゃないかって、改めて期待して頂けたんじゃないかなって思っているので

これからさらに いろんなことを吸収して 色々と沢山学んで さらに強くなっていきたいなって思っています。」

Q: ファンに一言メッセージを

「いつも応援ありがとうございます。まだまだ足りないところも沢山ありますし、自分がこれから目指していくものも まだ遠いものがあります。

これからさらに努力して みなさんがいつ見ても 笑顔になっていただけるように、いつ見ても、素晴らしかったなって思って頂けるような演技を目指して、これからも頑張っていきます。これからも応援よろしくお願いします。

本当にありがとうございました。」

 

 

 

こちらは、羽生選手の、新潟公演の演技の一部とインタビューの入った、別のニュース動画です。

https://www.weibo.com/tv/v/GmTweBtuC?fid=1034:4254565898336787

 

 この演技も、3日目のもののカットなのかどうか…

羽生選手の表情が、輝いていますね。

私が思うに、これは清塚さんのピアノの素晴らしさと相乗効果をあげていて、互いの良さをさらに引き上げているように思います。羽生選手のキラキラと輝いている感も凄いけど、清塚さんのピアノのきめ細やかさや、華やかさ、しっとり感、そしてキラキラ感もかなり凄いですよね…!

羽生選手と清塚さんが、お互いにこだわり抜いて、何度も直しに直して作り上げたそうで、現時点では音源のない、その時限りのピアノ演奏を行っているそうで、羽生選手と互いに合わせて作り上げているようなので、なんといっても、お二方の、互いの「本気度」が最高に素晴らしいと私は思います…!!

 

私としては、毎回の、全部の演技を見てみたいですね。(笑)

神戸公演、新潟公演、静岡公演の、それぞれ3日間の、全部で9つ分を。

(もちろん、映像があれば、ですけど。(笑))

 

上のニュースの中で、新潟公演の演技終了後のインタビューで羽生選手が答えた内容はこちら。

(内容や雰囲気から、初日か2日目のインタビューかな?と思いますけど…着替えた後なので、いつのか不明です)

Q:どういう想いを込めて、日本のファンの皆さんに演技されていたんですか?

「日本人が、思っているその『春』という意味について、色々と考えながら滑っていて、よく失恋した後に『春が来ないかな』みたいなこととか言ったり、または本当に季節的な春、桜が散って卒業の季節だったり入学だったりだとか、そういった色んな節目であったり、そういう前向きな言葉であったり、色んな意味の『春』を、なんか皆さんの中で、思ってもらいたいなっていうのが、このプログラムの大きな趣旨です。」

Q:アイスショーっていう存在は、羽生選手にとってはどんな存在?

「やはりアイスショーとなるとすごく(客席との)距離感が近くて、また顔の表情とか、一つ一つ、テレビじゃなくても、あのー、一つ一つの細かいところまで見て頂けるっていうのが、すごくアイスショーの良いところだと思うので、やっぱり皆さんに届けたい、そしてそのきっかけで、何か前向きな気持ちだったり、色んな・・・なんか人生の節目とか、人生の転換点みたいな感じになってくれれば嬉しいなって思いながら滑っています。」

Q:4回転ジャンプの調子はいかがですか?

「まだはっきり言って精度は高くないです。オリンピック直後に関しては特に、全くジャンプを跳ばないで、スケートにも上らないでっていう時間がものすごく沢山あったので、まだブランクは感じているところですね。あの徐々に人前でも4回転を跳べるところを見て頂いて、やっぱり4回転跳んだってなると、皆さんも嬉しくなると思いますし、やっぱり見てて、すごく他のジャンプとは違うなっていう感触は色んな方でもあると思うので、是非見て頂きたいなと思ってやっています。」

 

 

 こちらも、新潟のローカル局が流したニュース動画。

 

 

上のニュース動画1:30~から、羽生選手の「春よ、来い」の演技が一部だけ映っています。 こちらはどうやら、新潟公演初日のものだったようです。

 

新潟公演の放送で流された、プルシェンコさんの「ニジンスキーに捧ぐ」は、時計の時刻が「17:27」と表示されていたので、プルシェンコさんの演技は、2日目の土曜日の映像が使われたとわかりました。

確かに迫力のある、良い演技でしたね…! 放送する側は、土曜日の演技が良いと思って、選んだのでしょうか。

 

安藤美姫さんの「ジュリアン」は、かなり安藤さんが嬉しそうな表情で滑っていましたし、「You raise me up」を演じた、アイスダンスの金メダリスト、テッサ&スコット組は、テッサ選手の演技中の様子がとても素敵でした…!

無良さんも、美女と野獣の曲で滑りましたけど、無良さんは、この曲の演技は本当に良いですね…!「Continues with Wings 」の時から思っていましたけど、とても似合っています。

 

羽生選手は、「これからは自分の滑りたい曲を滑っていく」と事前に発言していたので、「春よ、来い」はデビッド・ウィルソンさん振付だそうですし、ご自分で選んで、わざわざ振付てもらった曲だろうと思っていましたが、

清塚さんが別の番組で、羽生選手が清塚さんの「春よ、来い」のピアノのアレンジ版を聴いて、清塚さんに頼んできて、さらに二人でアレンジを加えて、このショーのために練り上げて作り上げたと語っていました。

羽生選手と一緒にアレンジしたことで、清塚さんにとっても「宝物」になった、と。

今シーズンの試合後のEXになるのかどうかは、ピアノの清塚さんが「現時点で 音源はない」と語っていたし、特別仕様だと語っていただけに、まだちょっと不明ですけれども…

 

いずれにしても、羽生選手の演技の今後が、楽しみですね…!

 

羽生選手、新プログラムに向けて、一歩一歩、無理なく頑張って下さい…♪

 

 


長野五輪20周年記念「Heroes&Future 2018 in Nagano」で、今までにないショー版「Hope&Legacy」を披露した羽生選手の演技動画と全体の感想

2018-07-09 | 羽生結弦選手のおススメ演技動画集

 7月8日: BS朝日で放送された、9日の羽生選手の演技動画(撮影角度がまた少し違うもの)とインタビュー内容、他のスケーターたちの演技の感想等を追加しました!

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2018年6月8~10日まで、長野五輪(1998年開催)から20周年を記念したイベントが長野で行われ、アイスショー「Heroes&Future 2018 in Nagano」に、9日と10日の2日間だけ、羽生選手も出演。

(8日は、日本オリンピック委員会の表彰式に出席のため、出演は出来ませんでした。)

 

9日のオープニングで、羽生選手はプルシェンコさんと2人で嬉しそうに登場!

羽生選手は、プルシェンコさんの動きをずっと見ながら、ピッタリと合わせようとしている様子がうかがえましたけど、そのせいかジャンプの着氷に失敗。そのまま土下座して観客に謝罪した羽生選手。(笑) 

プルシェンコさんのほうは、途中までは羽生選手をチラッと見ていたものの、ジャンプの時にはご自分のジャンプに集中していて成功させました。

その後ずっと照れ笑いだった羽生選手、失敗で照れているのか、プルシェンコさんと一緒に登場できて嬉しくてたまらないのか、さてどっちだったのでしょう。多分、両方かな。(笑)

 

羽生選手の演技を、長野朝日放送が放送して下さった演技動画が、こちらです。

9日(初日)の羽生選手の演技 

 

この演技の開始前に、「当時3歳だった彼(=羽生選手)は、初めてスケート靴を履きました。」と解説されています。

長野五輪ブームの後で、スケート教室に初めてついて行った時の話でしょうか。 

羽生選手が正式にスケートを習い始めるのは、翌年の1999年で、4歳になってからのようですが、初めてスケート靴を履いたのは1998年の3歳の時だった、ということですね。

 

こちらは、BS朝日が流してくれた、同じく9日(土)の羽生選手の演技と、演技終了後の長いインタビューです! 

(上の長野朝日放送の映像とは、一部の撮影角度が違っているものが採用されていて、その影響で、さらに素晴らしい映像となっています!)

 

 

BS朝日で放送されたこちらの映像は、カメラマンさんの撮影角度が一部違うものが採用されていて、観ていて気持ちの良い、見やすくて素晴らしい演技動画となっています! 特にジャンプの印象がかなり変わりましたね。

同じ演技でも、見る角度によって、印象が大きく変わることがありますけれども、これは良い意味で印象が変わり、より「素晴らしさが増した」と私は感じました!!

また、羽生選手の演技中、氷の上に、ガーベラのような花の模様のライトが沢山敷き詰められていて、さらに、そこに複数カラーのライトが重なっているのか、自然を表しているのが良くわかって、とても素敵でしたね…!!

最初に跳んでいるのは3回転ループ、次に転倒してしまったのは4回転トウループからの連続ジャンプですが、ジャンプミスもほとんど気にならないくらい、他の表現面が素晴らしい、とても印象深い演技となっています。

羽生選手が、インタビューで答えた内容は以下の通りです。(管理人書き起こし)

Q:まさか本当にここで、長野の関連でこの曲を滑るとは…

羽生選手:「はい、あの… 当時のこの曲を覚えている方もいらっしゃいますし、また自分自身がこのプログラムをやった時に、合唱の… 合唱コンクールとか、学校で歌ったとか、そういう想い出のある方々もいたので、そういった意味では、ちょっと懐かしい思い出に浸れた方もいらっしゃったんじゃないかなと思っています。」

Q:長野オリンピックの時のメダリストの皆さんと一緒に滑られて、今どんな気持ちですか?

「そうですね、やはり僕自身そんなに記憶があるわけではないんですけれども、(管理人注釈:だってまだ3歳ですものね!)やはり何回も見た思い出のオリンピックですし、あの… やっぱり自分が一番憧れていた頃のスケーターが… 憧れていた「世代の」スケーターが沢山いるショーでもあったので、非常に感慨深いものがありました。」

Q:ここで世界最高(得点)を出したリンクだって、それ以来ですよね?

「そっか。…そうなんですね?(笑) そうですね、やはりあのオリンピックマークっていうのは、やっぱりいつ見てもいいものがあるなって思いますし、この氷を一つ一つ感触を感じながら、まあ自分自身も思い出がいっぱいあるので、そういう意味でも自分も浸りながら滑れたらな、と思っています。」

Q:特にこういう思いを込めて滑りたいっていう思いはありますか?

「やっぱりこの曲自体に、先ほども言ったように、思い出がある方もいらっしゃる、その方々が、色んなことを思い出して、色んな気持ちに浸れる、そんな瞬間になるような本当に流れるようなプログラムにしたいなと思っています。

あの、もちろん試合じゃないんですけれども、ただやっぱりこの曲を滑る時は、やはり自分もあの当時、ヘルシンキ(世界選手権)だったり、ファイナルであったり、そういった当時の闘っていた時の自分の記憶が蘇りますし、やはりそういったイメージでこのプログラムには臨まなきゃいけないな、という風にも思っているので…

もちろん、編曲も違いますし、編集も違いますし、曲自体、振付自体も変わっているところもありますが、またヘルシンキとは違った、僕のこのプログラムにしたいなと強く思っています。」

 …確かに、ヘルシンキ世界選手権の時の演技(フリーの世界最高得点記録の演技)とは、またかなり違ったプログラムになっていて、本当に素晴らしいと思いました!

羽生選手が語っていたように、編曲を一部変えてあって、長野パラの時のテーマ曲であり、合唱曲にもなっている「旅立ちの時」(Asian Dream Song)の、曲そのものの元のイメージを大事にして、このために作り直されているとすぐにわかりました。

その「旅立ちの時」という曲を、生まれながらにして両腕と左足がなかった、パラリンピック出場経験もある元・水泳選手(世界障がい者水泳大会で金メダルを獲得)で、ゴスペル・シンガーでもあり、長野五輪の開会式でも歌った、レイナ・マリアさんが日本語で歌ったバージョンの動画がこちらです。

 

合唱バージョンと歌詞の動画はこちら

 

作曲者・久石譲さんが創った、「Asian Dream Song」の元の曲の動画はこちら

 

 

10日の羽生選手の演技 (長野朝日放送の映像)

 

 

 

9日は、3回転ループを久々に皆さんの前で披露した演技となっていて、ループを痛みなく跳べるところまで戻ってきた、ということが伝わって、多くのファンもホッとしたのと思うのですが、

10日は、前日は3回転ループだったところを、やはり本当に3回転フリップを跳んでいたんですね~! 一部の報道から、ループを跳んだのかな?と思ったのですが、映像を見ると確かにフリップに変わっていますし、羽生選手もそう答えています。

10日の演技後の、羽生選手が答えたインタビュー内容がこちらです。

「そうですね、今日初めてフリップ、練習でも…あの、ダブル(2回転)も跳んでなかったんですけど、やっぱりこの曲で、ループをやるっていうことになると、ちょっとやっぱり曲とイメージが違ってて、表現の面でもちょっと違うなってずっと思ってたので、まあ、本当に… ちょっと無理したかもしれないんですけれども、急遽フリップをやらせて頂きました。まあ、きれいなフリップではなかったんですけれども、でも、ちょっとでも… 表現の一部としての大好きなフリップを、皆さんの前でこうやってやれて良かったな~って思ってます。

あと、トウループに関しても、やっと皆さんの前で、そこそこ納得できるジャンプが、そして曲の中で出来たことは、やはり一つ、大きな前進かな、と思っています。

まあ、毎週ショーがあると、どうしても自分の調子の浮き沈みが露呈してしまって、皆さん、観ているほうも、「ああ調子悪いのかな」とか「足大丈夫かな」とか「無理してないかな」とか多分心配になることも、喜びと同時にあると思うんですね。

だから、それは、いちパフォーマーとして、いちスケーターとして、申し訳ないなと思うのと同時に、少しでも良い演技を毎日全力でやっていけたらいいなという風にも思っています。」  「ありがとうございます。」

 

インタビューによれば、「ちょっと無理した」ということだったようですけど…

ループだとどうも(曲に)合わないと感じて、フリップはダブル(2回転)さえも跳んでいなかったけど、ちょっと無理して跳んでみたということのようです。

…羽生選手~!(涙) いきなり3回転フリップ跳んだとは、痛みが出なかったのなら良かったのですが…。リハビリで許可が出るまで、ファンは待ってくれますよ。色々とこだわりは、もちろん本音ではあるでしょうけれども… 

でも、跳べたことで、ちょっとは自信と希望にはなったのかな?

 

インタビューを聴くと、前日の失敗が、心に残って、観客の皆様に申し訳ないと思っていたようですね。

しかし、3回転ループが痛みなく跳べるようになった、それだけでも、この時点では十分です!!(笑)

この後の神戸公演でも新潟公演でも、「春よ、来い」できれいな3回転ループを跳んでいますから、ループは痛みなく跳べるように戻ってきた、ということのようで、良かったですね!!

 

確かに、1日目より2日目の演技の方が、演技に余裕がある印象はありますが、前日まで東京で表彰式で、そのまま長野に来て、翌日のお昼過ぎからもう本番だったのだから、練習時間もほとんどなくギリギリだっただろうというのは、簡単に想像が出来ます。

だけど、1日目の演技も、試合でこの演技をしていた当時、つまり優勝したヘルシンキ世界選手権の時の演技よりも、表現面では確実に良くなっていたと私は思いましたし、明らかに良かった点も多々あり、心にジーンと伝わってくるものがありました。

羽生選手自身が、表現面にかなり意識を集中させていたからだと思います。

表現そのものを見入る感じの演技になっていましたから、私は、とても良かったと思いましたけどね…! 

3回転ループは、確かに一度身体を逆方向に捻るので、あそこの音楽とのリズムがちょっと狂うのだろうと思いますが、その他の部分が、試合でやっていたころの演技よりもさらにずっと良くなったと思ったので、それほど気にはなりませんでした。あ、ループにしたんだね、という感じで。(笑)

ちょっとしたところの、一つ一つの小さな表現の積み重ねで、総合的な印象というのは、大きな差が出てくるものだと思います。初日の演技は、とても穏やかな気持ちで滑っているように見えましたし、すごく優しい演技になっていて、曲とはイメージがとても合っていた演技だったと私は思いました。

後半の3連続ジャンプは、最後の3回転サルコウまでしっかり跳べていましたし、最後のアクセルも成功しています。

1日目の 演技では、途中、今までになかった場所で、何かを天に向けて手放すような片手の表現が入っていましたよね? あれは初めて見た気がしてハッとさせられましたが、なかなか素敵でしたね!

2日目の演技は、フリップに変えて確かに流れはスムーズになったし、4回転トウ+3回転トウの連続ジャンプもきれいに成功し、全体にもすごく良かったんだけど、最後の最後だけ、アップにされちゃった顔がちょっと怖いですね。(笑)

今日はジャンプやったぞ!よし! …みたいな感じでしょうか…? (笑)

3連続ジャンプの最後のサルコウが2回転になりましたけど、試合じゃないから特に問題ないです。

 

フィナーレでは、またもやプルシェンコさんと同時に登場して、2人でコラボしながら演技を見せてくれました!

なかなか良かったですね! 同じような動きをしているのだけど、羽生選手とプルシェンコさんの動き方の違いも、観ていて面白かったです。

何より、羽生選手が本当に嬉しそうでしたね!! プルシェンコさんと同時に二人で…という演出は、誰が担当したのでしょう。 

まるで、少年時代の羽生選手の、長年の夢を実現させて下さったような演出でしたので、阿部コーチかしら?と思ったり・・・ いずれにしても、幸せそうで良かったですね!!

 

 フィナーレで、「WAになって踊ろう」を熱唱している羽生選手の様子がよくわかりましたね! 

解説の八木沼さんが、これを聴くと長野五輪を思い出す!と騒がれていました。

八木沼さんが、「ファンもこんなに増えて、フィギュアスケートにとって本当に良い時代になった」としみじみと語って下さっていて、私もちょっと感慨深いものが…

(チケットの競争率の異常化だけは勘弁願いたいですが。)

 

さて、他のスケーターさんたちの感想を少し。

山本草太選手は、ご本人がこだわり抜いたとテレビで説明されていた衣装が、肩回りの白い布といい、デザインと言い、なんとなく羽生選手の「Wings of Words」の衣装を彷彿とさせて、目を引きました。

「G線上のアリア」を今シーズン滑るそうですけど、期待しています!

 

須本選手は、やはり男子のジュニアでは群を抜いて上手いですね! スタイルと言い、滑りと言い、しなやかさといい、色々と羽生選手の印象に似てきたな…と思っていたら、今回の演技の振り付けは、阿部奈々美先生だったそうです! なるほど!!(笑)

しかし、やはり目玉は、長野五輪の時、日本男子の代表だった本田武史さんでしょう!! 本当に久しぶりに、ソルトレイクシティ五輪で4位だった時のフリー「アランフェス協奏曲」を披露して下さいました!  やはりこれは本田さんの代表的な演技ですよね! トリプルアクセルに挑み、ちょっと失敗しましたけど、本田さんはやはり滑りはとてもキレイで、違いがよくわかりますね。

フィナーレの時に着ていた衣装こそが、本田さんがアランフェスを滑っていた当時の「赤(エンジ?)」の衣装でしたから、それで滑ってほしかったような気も…(笑)

 

友野選手は、やはり上手かったですね…! 彼もリズム感に長けていてノリが良いので、面白い振付でも、氷上で見事にこなしていましたね。

 

女子では、宮原選手の五輪時のショート「SAYURI」がやはり良かったですね!壁側にお花のライトが映っていて、それが音楽に合わせてゆっくりと昇っていくのが素敵でしたし、かっこよくて凄い演出だなと思いました! 今回のこの長野では、ライトの演出もなかなか凄かったですね…!

インタビューで答えられていたように、宮原選手はノビノビ滑っていて、とても伝わってくるものがありました!

 

樋口選手は、明らかに自信がついてきたのか、なかなか堂々とした迫力のある演技でした。特にスピード感とパワフルさが素晴らしかったですね!

 

エルビス・ストイコさんは、なんと18年ぶりに来日したのだそうです!

かなり印象的な日本的なプログラムを、長野五輪でやったんですよね。

 

驚くべきはやはり、キャンデロロさんで、いくつになっても、バックフリップが余裕そうなのには、本当に驚かされますね。

長野五輪当時から人気の高かった「ダルタニアン」は、そもそも音楽がかっこいいですが、演技も、むしろ昔より印象が良くなっているところもあったくらいで、そこはすごいですね。

 

アイスダンスのアリシナ組は、やはりレベルが高くて、全然違った印象でした。フラメンコを研究したと語っていましたね!!

宇野選手は、衣装と顔のペイントが凄すぎましたけど(笑)、ヤグディンさんのかつての強烈エキシビションを思い出しましたし、なんとなく、五輪シーズンのザギトワ選手のトラEXと、どこか通じるものがあるような…。 (しかし、フィナーレの時に着ていた衣装の方が、やはり宇野選手にはお似合いだと私は思いました… これも、面白いですけどね。(笑))

以前は恥ずかしいと良く思っていたのが、だんだんそういう気持ちがなくなってきた、と語っていましたので、今回のルール変更もあって、どんな演技を見せてくれるようになるのかも、楽しみですね。

 

羽生選手の渾身の「Hope&Legacy」 は、改めて見ても、やはりフリーの世界最高得点を記録している演技なだけはありましたけど、

ヘルシンキ世界選手権や、グランプリファイナル4連覇だった当時の、羽生選手の演技とはまた違った、さらなる成長のわかる演技、表現面がさらに向上した演技を見せてくれて、とても嬉しかったですね…!

しかし、今見ると、この演技がさらに、この1週間後に出てくる「春よ、来い」の演技にもつながっているのだな、とわかりましたね!

 

また今後、CSテレ朝ちゃんねる2で、この長野のアイスショーが3日間分放送される予定です…!

これは、と思うものがあったら、今後もこのページに追加していきます!

 

 


祝・「仙台平」を着た羽生選手、史上最年少で国民栄誉賞を受賞!インタビュー一問一答と表彰式等動画

2018-07-05 | プロアスリート羽生結弦・羽生選手関連ニュース

 

7月2日、政府から、羽生選手に、個人では史上最年少で、国民栄誉賞が授与されました!  本当におめでとうございます!!

こちらの記事より

国民栄誉賞と共に贈られる記念品が何になるのかなどが話題になっていましたけれども、

羽生選手は、まだ現役選手であることにより、また、「皆さまの代表として」の受賞であって、自分の想いをあまり出したくない、との理由から、記念品は自ら辞退したとのことです。

そうでしたか… さすがですね。

こちらが、国民栄誉賞を授与された時の表彰式の様子。フジテレビ公式ニュース動画

 

こちらは、その後の映像と羽生選手の発言部分のニュース動画 

 

国民栄誉賞授与式と受賞後インタビューの映像の入ったTBSニュース公式動画はこちらです

 

こちらも、動画です

 

確かに凛々しくて、紋付羽織袴姿が似合っていますね!

分かってはいましたけど、今回の姿は、今までで一番良いかも。

羽生選手、貫禄が出てきましたね。

しかし、あの「春よ、来い」の衣装が似合うことの方が、さらに奇跡と個人的には思いますが…(笑)

どんな格好しても似合いますね、と安倍総理に話しかけられた羽生選手は次のように答えました。

「いえ、やはり何か… 本当はもっと… 伝統ある所作をしなくてはいけないかな、という風には思っていたんですけれども、やはり自分はスケーターであるので、

またここで表彰されることも、やっぱりスケーターの一人として表彰されるということもあるので、まあ自分らしさもあってもいいかな、と思い、あの、ちょっと立ち姿とかそういうものが伝統的なものではないかもしれないんですけれども、スケーターとして、羽生結弦として、ここにいられたら、と思いました。」

「殿!利息でござる!」を見たという安倍首相。 これからのことを聞かれた羽生選手が答えたのはこちら。

「まずは、試合にいくつか出て、それまでにしっかりと準備を整えてからですけれども、自分が達成したいこと、達成したい技、色々まだありますので、そちらを優先して、自分の身体を磨きつつ、頑張っていけたらな、という風には思っております。」

 

どうかお身体に気を付けて、目標へ向けて、楽しく頑張っていってほしいと思います…!!

羽生選手、本当におめでとうございます!!

 

こちらは、国民栄誉賞の表彰状の文面を拡大写真にしてくださったもの。(スポニチ公式インスタグラム・長久保カメラマン撮影)

 

 

囲み取材での羽生選手の一問一答の様子・動画です。

 

 

こちらはテレ朝ニュース動画・国民栄誉賞受賞・羽生選手喜びの会見ノーカット版その1

こちらはテレ朝ニュース動画・羽生選手喜びの会見ノーカット版 (その2)

「本当にこういった賞というのは、自分だけでとれるものではないですし、また、ここまで切り開いて下さった方々が沢山いらっしゃる中で、こうやって代表として、多分僕は、環境にも恵まれながら頂いた賞だと思うので、本当にこの賞と、そして皆様の期待と共にこれからも進んで行きたいなという風に思っています。」

 

記念品辞退の理由について。

「自分の中でみなさまを代表して、という気持ちがすごくあり、みなさまとともにだからこそ取れた賞という気持ちがすごくあったので、僕個人の気持ちとかそういうのは、あまり出したくないなと。そういった意味で記念品というものは、辞退させていただきました」

 

羽生選手が着ていたものは、「仙台平」だというのはわかっていましたけど、

なんと、こちらのデイリー記事によれば、

「これは江戸時代に仙台藩で生まれた最高級絹織物「仙台平」の人間国宝、甲田綏郎氏から贈られた袴」だったのだそうです!!

羽生選手によれば、

「甲田様が直々に贈ってくださったもので、伊達藩の藩主の方々が使っていたこともあって、非常に素晴らしいものです。自分は袴とかには詳しくないのですが、本当に快適に身に付けさせていただいてます。羽生家の紋をつけさせていただきました」

人間国宝の方が『直々に贈って下さった』って、プレゼントだったということでしょうか…?!

凄いですね。 

良かったですね…!! 

 

羽生選手に仙台平を贈った人間国宝・甲田さん自ら、提供を打診したそうです。こちらの記事より

 「復興の象徴だし、仙台市民として着てほしい」として、完成までの30工程は本来なら半年かかるところを、短期間で急ピッチで仕上げたそうです。

「羽生くんに似合うものが作れてうれしい」「羽生さんの個性が魅力的。華麗なスケーターを続けてほしい」とのコメントまで!

うわ~、羽生選手、良かったですね!!

半年かかるところを、ほぼ1か月で仕上げたというのも凄いですね。

羽生選手もかなりの職人気質なので、職人さんにはより共感されやすいのかもしれません。

 

 

次の五輪について聞かれた羽生選手は、こちらの記事によれば

「特に考えていません」と回答。

「今、自分が思っていることは今、自分がやりたいこと、自分がスケートを通じて磨いていきたいこと、成長していきたいこと、そういったことを自分が納得できるようにしたいと思っている」

「このように素晴らしい賞をいただけるということは、普通ではいけないんだなって自分の中ではちょっとけじめをつけている」

「これからも私生活含めて、いろんなことに気を遣って、後ろ指さされないような生き方をしていきたい。それは自分のスケート観においても一緒で、これからも全力で自分の名に、そしてこの国民栄誉賞という素晴らしい名に恥じないようなスケートをしていくことが、まずは大事かなと今は思っている」

 

最年少受賞については、

 「自分の中では最年少という気持ちは大きくなくて、ずっと自分の気持ちの中ではここまで応援してくださった方々も含めて、みなさまの思いが背中を押してくださったと思っている。最年少というよりはみなさんがそばにいてくれて、ここで自分が受け取ることができたのかな、と感じている」と謙虚に話した、とのこと。

 

写真特集はこちらからどうぞ

 

羽生選手の一問一答。

 ―率直な感想を。

 「こういった賞というのは、自分だけで取れるものではないですし、また、ここまで切り開いてくださった方々がたくさんいらっしゃる中で、代表として、たぶん僕は環境にも恵まれながら頂いた賞だと思うので、本当にこの賞と、そしてみなさまの期待とともに、これからも進んでいきたいなという風に思っています」

 ―きょうの袴姿について。

 「袴が仙台平という、人間国宝である甲田(綏郎)さまが直々に贈って下さったもので、伊達藩の藩主の方々が使っていたということもあって、非常に素晴らしいものですし、自分はちょっと袴とか、そういったことには詳しくないんですけども、身につけていて本当に快適に身につけさせて頂いています。羽生家の家紋もつけさせていただきました。」

 ―記念品を辞退した。

 「やはり、自分の中でみなさまを代表して、という気持ちがすごくあり、みなさまとともに、だからこそ取れた賞という気持ちがすごくあったので、僕個人の気持ちとかそういうのはあまり出したくないなと。そういう意味でも、記念品というものは、辞退させていただきました。」

 ―今後の目標は?

 「競技会に向けてしっかりとまずは準備していくことが大事かな、と。ケガの具合も少しずつ良くなって、できるジャンプ、できる技がだんだん増えてはいるので、そういった中で、自分の体と相談しながら、試合に向けて準備を着々と進めていければと思っています。」

 ―最年少の受賞について。

 「自分の中では、あまり最年少という気持ちは大きくはなくて、やはり、ずっと自分の気持ちの中では、ここまで応援してくださった方々も含めて、みなさんの思いがこの背中を押して下さったと思っているので、… なんか、最年少というよりは、なんか… みなさんがそばにいてくれて… ここで自分が受け取ることができたのかな、という風に感じています。」

 ―国民栄誉賞の受賞者としてどういう人生を送っていきたいか。

 「ここまで、つい昨日までアイスショーなどを行ってきました。そういった中で、受賞が決まった時に、やはり、たくさんの方々からおめでとうという言葉を頂きましたし、日本の方々だけではなくて、一緒にアイスショーで滑っていた海外のスケーターの方々からも、やはり「おめでとう」という言葉が聞けたのが、すごく印象的でした。だからこそ日本人として、誇りを持って、これから、日本だけじゃなくて海外にも目を向けて、僕はスケーターとして滑っていきたいと思っていますし、海外の方から見ても素晴らしい賞であるからこそ、せっかくいただけた賞の名を背負って、これからいろんな活動のきっかけとなるような機会になっていたらな、と思っています。」

 ―どんなスケーターになっていきたいか。

 「スケーターとして、人間として、このように素晴らしい賞をいただけるということは、なんていうか… 普通ではいけないんだなっていう風に、自分の中ではちょっとけじめというものをつけています。これからも私生活含めて、いろんなことに気を遣って、一人の人間として後ろ指さされないような生き方をしていきたいと思っていますし、それは自分のスケート観においても一緒で、これからも全力で自分の名に、そしてこの国民栄誉賞という素晴らしい名に恥じないようなスケートをしていくことが、まずは大事かなと今は思っています。」

 ―次の五輪への意気込みは。

 「特に考えていません。とりあえず今、自分が思っていることは、今、自分がやりたいこと、自分がスケートを通じて磨いていきたいこと、成長していきたいこと、そういったことを自分が納得できるようにしたいなっていう風に思っています。」

 ―仙台の被災者へメッセージを。

 「僕は仙台のスケートリンクで当時、練習中に被災して、それから本当にたくさんの方々にご支援していただき、様々な形でもお力をいただきました。そういった意味で、被災地の方々からも応援されていた立場だからこそ、やはりみなさんの力になればという思いで今もいますし、また、僕は何かを作ったり、直接的に何か手助けをできる立場ではないので、本当に… 実質的な復興の力にはなれていないかもしれないんですけれども、スケーターとしてフィギュアスケートをやっている人間として、やっぱり自分のスケートだったり、自分がこうやって国民栄誉賞をいただいたことで、少しでも希望を抱けるようなきっかけだったり、自分を通じて、みなさまの心が1つになるような存在であったり、そういう風になっていきたいなという風に思います。」

 ―スポーツ界での自分の役割、やりたいこと。

 「将来的には日本だけではなくて、本当にトップに立ちたいと思っている選手は全世界にあふれているので、そういった方々の支援ができるような立場になれればな、という風に思っています。やはり、こういう賞をいただけたからこそ、日本人としての誇り、文化、考え方、そういったものにもしっかりと思考を巡らせて、そういう立場に立ちたいなという風にも思っていますし、こういう五輪2連覇であったり…

そういった みなさまの評価というか、そういった結果をいただけたからこそ、できることって絶対にあると思うので、僕にしかできないこと、僕しか感じてこられなかったこと、僕しか学べなかったことを伝えていけるような存在になりたいと思っています。」

 ―あらためて、授与が決まった時、どんな気持ちだったか。

 「まず、大変恐縮な気持ちが多くありました。ただ、国民栄誉賞をいただけると聞いた時に、やはり自分は、自分の報道とか自分の結果とかスケートとか、そういったものを通して、みなさまの力がみなさまに還元されているんだなっていう風に思えたので、そういった意味でも今回の明るいニュースがみなさまにとって、やっぱり明るい光になっていただけたら嬉しいなと思ったし、そういう存在にこれからもならなくてはいけないとあらためて思いました。

だからこそ、言葉で表すのはすごく難しいけど、1人の人間としてだけじゃなくて、1つの存在として、羽生結弦っていう存在として、みなさまの力が僕に注がれていて、その力がみなさまにまた巡っていってということになるためには、やはり、その期待に応えなくてはいけない。そして、その期待に応えられるだけの努力、技術、芸術を持っていなくてはいけないという風に強く思っているので、これからもさらに身を引き締めて頑張っていきたいなという風に思っています。ありがとうございます。」

「ありがとうございました。」

 

大変な決意ですね… !

でも、羽生選手はいつも通りに頑張っていれば、それで大丈夫と思います。

 

その後、羽生選手は復興庁にスーツ姿で姿を現し、感謝状を贈られたとのこと。

こちらの記事より

吉野正芳復興大臣に「被災地に夢と希望と元気と感動を与えてくれた。復興の力となってくれた」と感謝状を贈られると、

「大変恐縮な気持ちです。復興の力と言っていただけるのは、僕を応援してくださる方々のお力があってこそだと思います」と笑顔を見せ、

「仙台のスケートリンクで練習中に被災して、その後支援をしてくださった方々、本当にたくさんの方々のお力添えがなければ、スケートを続ける選択肢がなかったかもしれない」と振り返り、今後については

「スケートが皆さんにとって幸せな気持ちになるものになればと思います。皆さんの心が一つになるきっかけになるようにこれからも努力していきたいと思っております」

と答えたそうです。

こちらが、その動画です

 

羽生選手は、受け答えも本当にしっかりしていますけど、何を言っても何をしても、勝手に後ろ指さす人たちや、文句をつける人たちも必ず世の中にはいたりするので、そこのところは、あまり気にしないことですね。

この受賞があまりプレッシャーにならず、気負い過ぎず、ただ、今後のやる気につながっていくといいですね!

 

全知全能の神様からの守りと、大いなる祝福とが、今後も豊かに羽生選手に注がれていきますように…!! 

そして日本中への祝福につながっていきますように…!!

主イエス=キリストの御名によって祈ります。アーメン!